前回幼少期の思い出の飲み物としてミロを挙げていましたが…
(そういえばミロの評価を忘れてましたが、まぁ作るのがめんどいので星4.5★★★★☆、って所ですかね。でも、昔はドリンクで売ってるミロ(ミロオレとか)もありました(今もあるのかな?)。当然、粉末より割高だと思いますけどね。でも、自分で作るより断然美味しかった気がします。)
…もちろんこれまで挙げたもの以外にも色々な飲み物を飲みながら(当たり前)、ついに僕も小学生になるわけです(当たり前)。
前述の通り小学校に入ってしばらくはまだ北海道にいたのですが、その後引っ越しました。
で、北海道にいたため、僕は当時泳げなかったのです。
(いや別に北海道の小学生が全員泳げないわけじゃないので、それはただの責任転嫁かもしれませんが。)
引っ越したのは夏で、「泳げないのはまずいぞ」ということになり、スイミングスクールに通うことになったのでした。
プールは結局2-3年ぐらい通ったと思いますが、当然すぐに泳げるようになったし、むしろクラスでトップレベルに速いぐらいのスイマーになりましたが、僕は完璧なるスプリントタイプの人間でして、短距離を全力でビューンはかなり速いのに(それでももちろん、本腰入れてトレーニングとかはしたことないので、大会に出るような人たちのレベルではなく、素人にしては速い、という感じですが)、マラソンとか、長距離を泳ぎ続けるとかみたいなのは、マジでからきしダメなのです。
筋肉には速筋と遅筋があり、トレーニングで両方ある程度鍛えることはできるものの、それらの割合は先天的に、生まれながらにしてどちらがどの割合かは決まっているといわれているわけですが、僕は圧倒的完璧に速筋優位のタイプ、ってことですね。
200メートル個人メドレーの試験とか(いや全然長距離じゃないですけど、子供にとってはかなり長かった)、「えぇ~、死なずに泳ぎきれるかなぁ…。生きて帰れるだろうか…」と、とにかく不安というか恐怖を覚えていました。
そんな感じで、段々泳ぐ距離も長くなり、周りの友達もやめていくことが多く、自分もそこまで水泳が得意でも好きでもないしなぁ…ということで、泳げるようになるという目的は達成したこともあり、本格的な選手育成カリキュラムみたいなのに入る前にやめてしまった感じです。
…とまぁそんな話の前段というか関係ない雑談みたいなのはどうでもいいんですけど、スイミングスクールあるあるで、めっちゃ怖い先生にあたると死ぬほど怖い(空気がピリピリしてる)ということもあったりで、結構キツかった記憶もあるものの、やっぱりいい思い出ではありますね。
そんな思い出のプールですから、当然、思い出のドリンクもいくつかあるわけです。
まずはまだ学校の友達も多くいた初期の頃、特に土曜の午後がやっぱり一番登録している生徒が多く、みんな集まってワイワイやってた記憶があるので、土曜の昼下がり、プールが終わってみんなで2階のラウンジ(プールが見渡せる)で飲んでた印象が強いですが、当時の子供達に大人気だったこれが、一番思い出されますね。
ライフガード
えぇ~っ?!当時は缶でしょ!そりゃペットボトルもあったのかもしれないけどさ…と思いましたが、缶のボトルヒストリーは見当たらなかったので、泣く泣くペットボトル画像を貼ってみました。
(最新の缶は、まるで印象が違ったため、ペットボトルでもこっちの方が思い出に近かかったので。
…というか、調べてたら目につきましたが、ライフガードは、いち早く小型ペットボトルタイプを採用した飲料として有名だったんですね。僕らは、自動販売機で350 mL入りの缶を買っていましたが。)
そう、この迷彩柄の缶が、なんか軍隊みたいでカッコいいじゃん!と少年達の心を鷲掴みにしたのです。
しかし、上記の公式リンクを見ると、ライフガードって微炭酸だったんですね。割と刺激も強い、コーラ同様完全なる炭酸飲料だと思ってましたが、まぁどう考えても体にすごくいいわけはないんですけど、ネーミングと、デザインの勝利で、飲むたびに強くなってるような、ライフがガードされまくってるような気がしていましたねぇ。
(いやまぁそう思い込みたかっただけで、明らかに甘くて美味しいただの炭酸飲料ですから、「これ絶対体に悪いだろ(笑)」とうっすら誰もが思ってたわけですけど(笑))
味自体は、ぶっちゃけオロナミンCと似たようなもんというかほぼパクリという名のオマージュでしょう(まぁ、同じコンセプトなら、大体同じような商品に帰着するとはいえ)。
とはいえ、当時の僕達にはライフガードが大人気でした。
オロナミンCとかいうクソセコサイズの小瓶より、たっぷり入った缶の方が楽しめますもんね(まぁオロCはあんまり子供が自ら手を出すタイプの商品ではなかった、ってのもありますが)。
調べたら、カフェイン含有量は、オロナミンCより単位量あたり少ないので、カフェインに敏感な子供にも優しい飲料だったといえるのかもしれません。
(また、サバイバル飲料を謳ってただけあって、各種ビタミンや、ローヤルゼリーなんかも申し訳程度ではあれど入っていて、案外栄養的にもそこまで悪くはないんですよね。まぁそれでもやっぱり、糖分の多さ的に、これを飲みまくって健康が促進されることはない気もしちゃいますが…)
上記公式リンクにあった開発秘話には、セーフガードをアレンジして…とありましたが、何気に、セーフガードの方が生まれが早かったんですね。
僕らはライフガード大好き少年団でしたから、当初プールの自動販売機にはセーフガードがなかったこともあり、情報通の誰かが「実はセーフガードってのもあるんだぜ!」と吹聴するも、みんな「いやライフガードはライフガードでしょ。何だよセーフガードって(笑)。弱そう(笑)」と一笑に付すも、まさかのチェリオ担当者がその会話を盗み聞きでもしていたのか、後日突然セーフガードもラインナップに加わり、「マジじゃん(笑)。でも飲んでみたら不味かった(笑)。やっぱパチモンはパチモン(笑)」みたいな感じで、ライフガード関連では無駄に盛り上がった記憶もあります。
やっぱり子供には分かりやすく甘くて炭酸で美味しくパッケージもイカしてるものが受けるってことなんでしょう(いや、確か大人ぶってセーフガード派に寝返る輩もいた気もしますが…)。僕もやっぱり、当時はライフガードの方が好きでしたねぇ。
ちなみに、小学校に入るまで…というかプールに通うまで、そういえば自分一人で単独行動ってしたことがなく、当然飲み物を自分で買うなんてこともしたことがなかったのですが(もちろん親と一緒に買い物に行って、自分で買う、ってことはあれど、親のいないときに自分ではなかった、という意味で)、よく考えたらこの、スイミングスクールで買ったライフガードが、生まれて初めての自分でした買い物だったかもしれません。
その意味でも、思い出深い飲み物かもしれないですね、このライフガードは。
思い出補正込みで、評価は星4つ★★★★を与えたいところです。
明治ブリック(バナナ オ・レ、いちごオ・レなど)
ライフガードは友達との思い出ですが、それとは別に、他にもプール時代の思い出の飲料があります。
正直CMの印象が極めて強いので明治ブリックとしましたが、明治のブリックというより、バナナオレ、いちごオレといった、各社が出してるよくあるタイプの似たような紙パックのストローつき飲料だったかもしれないんですけど、それですね。
印象的なCMはこちら。
www.youtube.com
♪ブリックブリック、僕はブリック、女の子~にモ~テモテ!バージョンも当時ありましたが、YouTube動画には、むさい男の子バージョンしかありませんでした。
まぁCMはともかく、この手のパックドリンク、こちらは土曜の昼下がりではなく、平日、特に冬の、日が短くなってもう暗くなった帰り道が思い出されます。
平日は当然学校が終わってから、夕方から午後6時半とか7時とかそんな時間のコースを受講してましたが、冬場は、終わる頃にはもう(というか泳いでる途中からもう)真っ暗なのです。
なので、一応自転車で通える距離ではあったものの、基本的に親に車で迎えに来てもらっていて、特にちょうどプールの終わる時間と合っていたのか、父親に迎えに来てもらうことがほとんどでした。
で、その帰り道、ちょうど途中にあるコンビニに必ず立ち寄って、バナナオレかいちごオレを買ってもらったものです。
これ、めっっちゃ美味しくて、飲む度に「ウッッッマ!世の中にはこんな美味しい飲み物があったのか!生まれてきてよかった!!」と、お前それミルミル飲んだときにもいってなかった?って感想をいってましたが、まぁニコニコ飲んでる息子を見て父親もきっと嬉しかったことでしょう。
今でもバナナオレを見かけると、「プール!(実際は施設名呼びですが。) 懐かしいね!」と、昔を思い出して笑いかけてくれますねぇ。
父親と、僕と、お互いにとってのとてもいい思い出です。
(いやまぁそれしか思い出のない親子ではなく、普通に仲良かったので他にもいくらでも思い出はありますけど、毎週必ずバナナオレを買うとか、「何で色々ある中で、毎度必ずそれなんだ(笑)」という少々の可笑しさも含め、とても印象的だった、って話ですね。)
バナナオレ、まぁ正直味的にはミルミルと同等の感じで(系統も似てますよね)、栄養的にはミルミルの方が上だし、どちらかといえばミルミルの方が好きでしたが、思い出込みで、やっぱり星4つ★★★★はあげたいぐらいの、 ノスタルジック・ドリンクですね。
(いや別にこの手の商品は(ライフガード含め)今でもどこででも売ってるので、ノスタルジックでも何でもないっちゃないんですが)。
次回は、ちょうど同時代の続きから、今はなきドリンクを振り返ってみたいと思います。