前回、ミルミルとカツゲンという究極にして至高な神ドリを紹介していましたが、引き続き、まだ僕が小学校に入るか入らないかぐらいの頃の、懐かしのドリンクについて触れていくとしましょう。
鉄骨飲料・熱血飲料
サントリーのこちら鉄骨飲料、画像を抜粋した上記読売新聞オンラインの何か昔を思い出しているみたいな記事によると発売は1989年で、1年間で1億5000万本以上売り上げたとのことです。
流行ってましたね。
♪そ~れそ~れ 鉄骨飲料~というメロディ、今でもよく覚えています。
幸い、YouTubeに懐かしCMを貼ってくれてる方がいらっしゃいました。
…あれ、覚えてたつもりが、ちょっと記憶と違いましたね。
僕の記憶では、♪そ~れそ~れ鉄骨飲料~から、マイム・マイムのメロディが続くと思ってましたが、むしろそこで終わりでしたか…。
ちなみにマイム・マイムはこれですけど…
僕の中ではマイム・マイムには歌詞がついていまして、この曲を聴いたら即、自動的に、頭の中に歌が流れてきますよね。
何って、当然これですよ。
♪牛丼、親子丼、中華丼、麻婆丼
♪ウマ~イム・ウマ~イム・ウマ~イム・ウマ~イム、うま~いどんぶり!(×2)
…っていうかこれ、全人類共通ですよね?
何なら小学校とかのフォークダンスが、丸美屋のこの曲をパクってるのかと思ってましたよ~。
こちらもちゃんとあるじゃあないですか、マイム・マイム公式歌詞こと、うまいどんぶりの動画が!
流石はYouTube、頼りになるぜぇ~。
まさに記憶どおり、一字一句たがわず覚えていましたね。あまりにも完璧すぎる自分の記憶力の良さがニクイぜ…(いや、最後の方、ちょっとあやふやでしたけど(笑))。
つまり僕の記憶では、♪そ~れそ~れ 鉄骨飲料~、からの、♪牛丼、親子丼、…と(まぁ歌詞はともかくメロディは)続くようなイメージでしたが、やっぱり人間の記憶などあやふやなものですね。
…っていうか改めて頭に浮かべていたら、♪そ~れそ~れ 鉄骨飲料~、からの、
♪なんじゃこりゃ、なんじゃこりゃ、なんじゃこの歯ごたえ!(×2)
♪ナタデココ、ナタデココ、フジッコ、フジッコ、フジッコ~の、ナタデココ!(迫真)
…と続くような気もしてきたので、結局色々な印象深いCMの曲がごっちゃになってるだけなのかもしれません。
フジッコのやつもちゃんとありますね!
まぁ元TVっ子ですから、色んなCMが頭に残ってしまっている感じですね。
(っていうか、このナタデココのCM、これもマイム・マイムのアレンジといえるんですかね?違うかな?音楽の素養がなさすぎて判別つかないのですが、流石にアレンジどうこう以上の違いでしょうか…)
…って、まぁ丸美屋やフジッコはともかく、この鉄骨飲料、ほのかなグレープフルーツ風味で、でも苦くなくてスッキリした甘さがあり、とても美味しかったですね。
一大ブームを起こしましたが、あまりに大きすぎるブームが起こると下火になるのも早いのか、程なくして市場からは姿を消してしまった印象です。
調べたら2010年に一度復活はしているものの、特に話題になることもなくその再販も終わり、今はもう販売されていない状況ですね。
再販時は、当然ペットボトル入りだったみたいですが、デカデカとトクホであることが前面に謳われているパッケージで、僕は昔の方が好きですかねぇ。
ちなみに最初に貼った画像にもトクホの帯がついていましたが、流行当時「トクホ」という制度自体がまだ存在しなかったので、あの画像は恐らく復刻版か何かですね。
YouTube動画にあるとおり(そしてその部分はペットボトルと同じように)、オリジナルのラベルは鉄骨・飲料が2行にわたってボトルの大半をカバーしている形でした(どうでもいい~)。
まぁ僕は味も好きでしたが、やっぱりトクホ認定を受けるぐらい体にいいということで、「体にいいものを好きになる」「自分が好きなものは、都合よく体にとてもいいことが判明する」という僕の特性が大いに発揮されていたのかもしれません。
(いやそもそもトクホではなくても元々「体にいい」ことが売りでしたし、別に自分が好きなもの全てが体にいいわけでもないですし、ガバガバ理論にも程がありますけど。)
…あ、こないだの記事で、「薬をグレープフルーツジュースと一緒に飲んではいけない」→「グレープフルーツジュースなんて飲む奴おらんでしょ」とバカにしてましたが、これは鉄骨飲料のことだったのか!
成分を確認したら、確かにグレープフルーツ果汁が含まれていたようです。
体に良くてしかも美味しい鉄骨飲料なら、薬と一緒に飲む人もいなくはないかもしれませんね。
気をつけるようにしましょう(まぁもう売ってないので、誰に言ってんだ、って話ではありますが)。
なお、鉄骨飲料の成功に気を良くしたのか、サントリーはしばらくして熱血飲料という公式パチモンみたいなのを発売していました。
www.youtube.com
うーん、こちらは、CMはあんまり印象になし!
同世代で、覚えている方もいらっしゃるとは思いますけどね。
(いや僕も覚えてはいるんですけど、鉄骨飲料とか、うまいどんぶりとかナタデココみたいに、今でも夜な夜な口ずさむレベルで自分の中に染みついてはいない、って感じです。……って、夜な夜な口ずさんでるのかよ、そっちの方がヤバすぎだろ(笑))
こちらは鉄骨飲料とは違い、ほのかな(結構濃い目の)桃色の清涼飲料水で、鉄骨飲料が好きだった僕ははじめて手にしたときワクワク期待して飲んでみたのですが、期待しすぎたせいか、ピンク~赤な色合いも相まって、何というか血の味(つまり鉄の味)が強い感じがして、こちらはイマイチ(ダメではないし、冷蔵庫にあったら美味しく飲むけれど、どっちか選ぶなら僕は絶対鉄骨飲料が好き!と子供心に強く誓いを立てていましたね)だった感じです。
熱血飲料は味もあんまり良くなかったですし、恐らく期待に反して大コケで、鉄骨飲料のブーム終焉にも一役買ってしまったのではないかと思いますが、どうなんでしょうか…。
同じ第一次健康飲料ブーム(いや自分が勝手にそう思ってるだけで、そんな定義付けはされてないと思いますけど)ですと、熱血飲料と比べるなら、僕は断然ファイブミニの方が好きでしたね。
ファイブミニ
そうそう、同じピンクの液体で比べるなら、熱血飲料より断然コレですよ……って、あれ、ファイブミニってこんな色だったっけ?いや絶対違うぞ、記憶が改竄されたか…?!と思ったら、割と最近ファイブミニはリニューアルされてたんですね!
上記公式サイトの隣にあるファイブミニプラスも、ちょっとオレンジみが強すぎて違います。
昔のファイブミニ画像を発掘してみると…楽天のページにまだ残ってましたね、旧バージョンの画像↓
これこれ!
このほのかなオレンジ色の透明な液体とラベル、滑らないように細かいモザイク模様があしらわれたガラスボトル、そして大塚製薬お得意の、キュポンッとはずすタイプのフタ(オロナミンC型ですね)、これこそがファイブミニですよ!
微炭酸で、名前の通り食物繊維豊富で栄養もバッチリ、味は、これもなんと形容していいのか、「ファイブミニ味」としかいえない気もしますが、色的にも微妙にニンジンとかトマトっぽい風味もあった気がするものの、全く野菜野菜していない、当時野菜嫌いだった僕でも満面の笑みになるような、程よい甘さのクセになる美味しさでした。
ピンクのも美味しそうですが、想像する限り、何となく、オレンジの方が美味しそうだなぁ、って気はしますね。
でもそれは単なる想像なので、これもいつか飲んでみたい限りです。
また、上でチラッと話に出したファイブミニプラスですが、こちらは透明度のない完全にオレンジ色で、まさに微炭酸オレンジジュースって感じです(だった記憶)。
物珍しさのかけらもなかった感じなので、せっかくファイブミニを飲むなら「ファイブミニ味」を楽しめる方がいいな、という考えで、僕は断然無印派でしたね。
ただ、CMは圧倒的にファイブミニプラスの方が印象に残ってます。
♪手~軽にベータカロチン ファ~イブミニプラス
www.youtube.com
あれ、「手軽に」って歌詞はなかったかもしれませんが、まぁ似たようなもんでしょう(この部分の歌詞の主役は、「♪と~りませ」だったんですね)。
これ、めっちゃ耳なじみあるんですけど、何かクラシックとか民謡とかの替え歌じゃなくて、まさかのオリジナルソングなんですかね?
っていうか、ファイブミニプラスのCMはこうしてパッと浮かびますが、ファイブミニのCMってそういえば浮かばない気がします…。
検索しても最新の以外は特に出てきませんし、CMを打たずとも売れるファイブミニより、プラスの方に力を注いでいたのかもしれませんね。
…っていうか、ファイブミニは鉄骨飲料で火がついた健康ブームに乗っかった後追いタダ乗り野郎かと思ってたら、何気に、こちらは1988年発売なので、ファイブミニの方が1年先輩だったんですか!
売れ始めた(大ブームになった)のは鉄骨飲料が先な気がしたので敬意を表して鉄骨飲料から触れましたが、やはりオロナミンCから一貫して栄養も兼ね備えた美味しいドリンクを発売している大塚製薬、栄養機能系飲料のジャンルでは先見の明も貫禄もあった、って感じですね。
(ファイブミニもトクホですし、あえなく姿を消した鉄骨飲料と違い、今でもリニューアルまでして続いてるわけですから、やっぱり流石です)
総合すると、これらトクホ飲料、鉄骨飲料とファイブミニはまさにどちらもナイス、両方大好きの同格で星4.5★★★★☆、熱血飲料はまぁちょっと劣って星3★★★ぐらいですかね。
えっ?!もう4000字オーバー…。
またしても2品で終わってしまった…。
乳酸菌飲料にトクホと、まぁ何か子供の頃から栄養健康を気にした可愛げのないやつに映るかもしれませんが、別に普通のジュースも愛飲する、可愛らしい少年だったんですよ、ということは次回明らかになるかと思われます。
印象的なCMソングつながりで次のももう出しちゃいたかったですが、次回へ続くとさせていただきましょう。