こないだから水について語っていますが、今ではBRITA & ezH2Oというフィルターろ過系の水を飲んでいるんですけど、昔(学生時代中盤以降)は専らミネラルウォーターを飲んでいました。
ミネラルウォーターについてちょろっと書いてみようかなと思ったのですが、色々考えていたら飲料全般についての思い出を語ってみたくなりまして、ちょっとつらつら書いてみようと思い立った次第です。
割と僕はセンスがおかしいのか、販売中止に追い込まれて今ではもう売っていない商品が目立つ気もしますが、概ね人生で出会った順に、印象深い思い出のドリンクについて触れてみようと思います。
ミルミル
一発目はまだまだ現役バリバリのこれ、ヤクルトのミルミルです!
…と、現役バリバリと思ったのですが、一度2005年に製造終了し、その後2010年にリニューアルして再発売されたという歴史があるようです(まぁ実は知ってましたけど)。
これを初めて飲んだのは幼稚園に入るよりも前、恐らく3歳かそこらのお子ちゃまでしたが、ストローぶっ挿しグビっといったら、それはもう衝撃を受けましたね。
「ウッッッマ!こんなに美味しい飲み物がこの世の中には存在するのか!生まれてきてよかった!!」
と、生まれたことに感謝するレベルの、驚天動地の美味しさでした。
たった100 mLの小パックでは数秒で飲み干してしまって、物足りなさを感じてしまうのが、ミルミル唯一の欠点といえてしまうぐらいでしょう。
何が凄いって、これだけ美味しくて、しかも体にもいいってんですから、まさしく神の飲料といっても過言ではありますまい。
「くぅ~、ミルミル、いつかジョッキでガブ飲みしてぇ~」と思いながら幼少期を過ごしていましたが、つまらない毎日に忙殺されていつしかミルミルのことも忘れてしまい、ついぞその夢は叶わぬまま大人になってしまいましたね…。
…といっても実は、一人暮らしを始めてからも、たまにミルミルのことは思い出していたのです。
そう、最初に「そういえばミルミル!」とふと思い出したのは、まさにちょうど発売が終了していた時期で、「ミルミル…もう会えないのか…」と三日三晩、枕を濡らして(←ミルミルを思い出したヨダレで)過ごしましたが、2010年、ミルミル復活のニュースを聞いたときは胸がときめきましたね。
もちろん、買ってみた記憶がありますが、自分が大人になって世の中の酸いも甘いも知り尽くしてしまったためか、あの頃のミルミルと何か違う…。
調べてみたら、自分が変わったのではなく、リニューアルされて以降は、やっぱり昔と微妙に味が変わってしまったようですね。
もぐナビにもこんなやり取りが見つかりました↓。
mognavi.jp
もちろんリニューアル後も十分美味しい飲み物ではあった気がしますが、以前のミルミルと比べると、うーんちょっと違うな…という感は否めないかもしれません。
一度も飲まれたことがない方に向けて、ミルミルはどういう味なのかを形容するのはとても難しいのですが、もうまさに「ミルミル!」って感じで、ミルミル味なんですよ(情報量ゼロ)。
いやでも本当に、多分僕が初めて名前も知らされずにこの液体を飲まされたとしても、恐らく完飲直後「ミルミル!」って叫んでいたぐらい(んなわけあるかい(笑))、マジで「ミルミル」なんですよ!
もう名前も完璧なんですね。
程よい甘さ、程よいミルク・ミルキー感、さっぱりしながらもどこかしっとりしていてコクがあり、それでいてしつこくなく、なめらかでかつマッタリとした豊かな風味を醸し出しながら、初めて飲んだ人にもノスタルジーを感じさせる母なる優しさを備えており、さりとて飽きの来ることもない、いつ飲んでも新鮮な感動を味わえるポストモダニズムのような、印象派でありロマン派でありルネサンス革命…これはもう全てを内包する飲料界のレオナルド・ダ・ヴィンチ、それがミルミルなのです。
あ、でも、それは旧時代のミルミルなので、今飲んでもあの時の感動を味わうことはできないでしょう…。
昔のミルミルが100点だとしたら、今のミルミルは7点ぐらいです(久々にそれかよ(笑)。…いや流石にそれは言いすぎで、「昔のミルミルが10点としたら、今のミルミルは7点」ぐらいですね)。
いずれにせよ細かい点数はともかく、昔の方が圧倒的に美味しかったのは、上のリンクの料理っ子♪さん含め、世間の声が立証してくれているように思います。
哀れ旧ミルミルを知らない令和っ子よ、君たちは永久に劣化したミルミルを口にして、文献上にしか存在しない、かつての神ミルミルの幻影を追い続けるしかないのだ…。その点だけは、年の功で僕の勝ちだな、フハハ!
…と、ゲボカスみたいなミルミルマウントを令和の赤ん坊に取ったところで、大人げなさすぎて恥ずかしい、ミルミルファンの風上にも置けない、これはミルミルの名を汚す行為をしているだけではあるまいか?…とハタと気付いたため、その辺にしておくとしましょう。
もちろん今のミルミルも十分美味しいと思いますし、ちょっと味が変わってしまっても、僕のミルミルを愛する気持ちは1ミリたりとも減ることがありません(いや100点が7点とか、とんでもなく減ってたじゃん)。
しかし、ヤクルト社はミルミルの味を改悪するだけでは飽き足らず、パッケージまで変えてしまったみたいですね。
何か違う!こんなのミルミルじゃないやい!…とまた大人気なくダダをこねそうになりましたが、今はミルミルも、「スッキリ ミルク味」の無印ミルミルと、「ヨーグルト味」のミルミルSの2種類に分かれているんですか…(いや昔もミルミルEとかあった気はしますけど…)。
これは気になりますね、もしかしたら、どちらかは昔のミルミルの味に近づいている、なんてこともあるかもしれません。
残念ながらアメリカではミルミルは売っていないのですが、死ぬまでに改めてパッケージも新しくなったミルミルとミルミルS、試してみたいですね…!
(Yakultは割とあるんですけどね。確か、クソ高かった記憶がありますが…。というか探してないだけで、アジアンショップとかには、ひょっとしたらミルミルもあるのかもしれませんね。今度ちょっとミテミルとしましょう、ミルミルだけに)
えっ?ミルミルだけで、2500字?
これは、「思い出のドリンク」、絶対1回では終わりそうにないですね……(ゲッソリ)。
記事タイトルにも「その1」を付け足しておきましたが、せめてもう1つぐらい思い出のドリンクを挙げておくとしましょう。
2つ目はこちら、まさかの、地方限定商品!
ソフトカツゲン
ここへ来て唐突にブログ初出情報の、ある意味自己紹介ですが、個人特定につながり得る情報はあんまり出さないようにしてたんですけど、まぁこれぐらい問題ないでしょう。
僕は子どもの頃は割と転勤族だったんですが、物心つく前から物心ついてしばらくの間、人生の最初は、北海道に住んでいました。
物心ついてからそんなに長くいたわけではないので(小学校には入学していましたけどね)、そんなに北海道の思い出は沢山あるわけではないのですが、やっぱり北海道はすごくいい所でしたね。
いい所は挙げれば切りがないぐらいありますが、 その筆頭としては、やはりソフトカツゲンがある所ではないでしょうか(いやもちろんネタ込みの冗談ですが(笑))。
北海道を離れてからは一度も口にしていないため、正直記憶もうっすらとしかないのですが、それでも思い出のドリンクといって即思い出したぐらい、とんでもなく美味しい、神の飲料(いや神さん一体いくつ飲料作ってんだよ。暇かよ(笑))であるのは間違いありません。
これの美味しさも、言葉では形容できないですねぇ(まぁ飲食物の感想を言葉で伝えるのはそもそも難しいんですが)。
まぁ、よく言われてる通り、マミー、ビックル、ピルクルなんかに近い感じではありますが、こいつらを100点としたら、ソフトカツゲンは530000点ぐらいありますよね。
まそれはちょっと大げさかもしれませんが、ソフトカツゲンはそいつらより本当にスッキリさわやか、クールでイイ奴なんです。
本当に「さわやか!おいしい!飲めば飲むほど元気になる!」としか言いようがない上、清涼飲料水ではなく乳酸菌飲料(まぁそれは上記3点全部そうですけど)ですから、活力が生まれる元気の源という名前は伊達ではありません。
これだけ美味しくて、しかも体にもいいってんですから、まさしく神の飲料といっても過言ではありますまい(2回目)。
ミルミルとは違って、こちらカツゲンはグビグビゴクゴクガブガブ飲みまくれる、ゆとりあるサイズ感が自慢ですから、これが冷蔵庫にあったら、僕は「ヒョーーウホウホウホ!」(ダムダムダムダム)と、ゴリラのドラミングよろしく両拳で胸をドムドム叩きながら狂喜乱舞していたものです……ってどんな未就学児だよ流石にそんなキチガイ坊主いるかよ。
まず、ソフトカツゲンという名前からしてもういいですよね。ソフトと来て、カツにゲンですから(どういうこっちゃ(笑))。
まぁこれも説明は難しいですが、音のコンビネーション・響き的に、少年時代の僕にとって、名前だけでも何とも美味しそうな音に聞こえたものです。
(誓って言いますが、「飲んで美味しかったから、名前も美味しそうに感じる」ってだけだろ、とかそういう後出しジャンケンではなく、初めて飲む前からマジでそう思っており、「カ…ツ……ゲン!これは美味しそうな響きだ!」→ゴクゴク→「想像通り、オイチー!」という流れだったことを、今ここでハッキリと主張させていただきたく存じます。…って、一体こいつは誰と戦っているんだ(笑))
というわけで、ミルミルとソフトカツゲン、僕が人生の始まりで出会った、最初にして最高の神の究極飲料でした。
どちらも味も栄養もバッチリ最高で、文句なしの五つ星★★★★★、最高評価ですね。
次回、思い出のドリンクの続きで、また懐かしの飲料に触れてみようと思います。