ダイエット系ドリンクは大丈夫なの?その2:実は太る

それでは前回の「ダイエット飲料と脳卒中との関連」についてまとめられていた記事に続き、今回はもう少し長めの、一般的な健康への悪影響についてまとめられていた記事を見てみようと思います(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

冒頭の一文だけ既に目に入って来ていましたが、記事タイトルにした通り、どうもカロリーゼロのダイエット系ドリンクは体重増加につながるとのことで、これは、「ダイエット」を謳っている商品にしては由々しき問題かもしれません。

 

どういうことなのか、今回も早速クリーブランド・クリニックによるhealth essentials記事の方に参りましょう。

 

悲しいけれど真実: ダイエットソーダは健康に悪い(Sad but True: Diet Sodas Are Bad for Your Health)

ダイエットソーダは体重増加に結び付いており、インスリンの混乱を引き起こす可能性さえあります

 


もしかしたら、ついに常飲していた炭酸飲料の習慣をやめられたのかもしれません。(もしそうでしたら、おめでとうございます!)

あるいはもしかしたら、あなたは1990年代の子供で、人生でずっとダイエットソーダしか飲んでこなかったかもしれません。

いずれにせよ、定期的にダイエット飲料に手を伸ばしているとしたら、いったい何を体に入れているのか、そして砂糖入りのものと比べてどうなのか、疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

「普通の炭酸飲料からダイエット系の炭酸飲料に切り替えると、短期的にはカロリーがカットされるかもしれませんが、しかし、体は長期にわたって騙されてはくれないんです」と、登録栄養士のスーザン・キャンベルRD/LD(登録栄養士/管理栄養士)が語っています。「研究により、ダイエットソーダに含まれる人工甘味料を含む特定の非栄養食品を摂取することで、健康を害する可能性のある方法で体が実際に反応してしまうことが示唆されているのです。」

以下、キャンベル栄養士が、ダイエット飲料を完全にやめることが重要だとおっしゃる3つの理由を見て行きましょう。

 

ダイエットソーダは体重増加に関係している

いくつかの研究によると、脳は人工甘味料に対して、甘いお菓子に対するのと同じような反応を示すのだそうです。人工甘味料を頻繁に摂取すると、高カロリー食品への欲求が高まり、体重増加のリスクを高めてしまう可能性があるということです。

別の研究では、過体重や肥満の方がダイエットソーダに切り替えた場合、普通のソーダを飲んでいる過体重または肥満の方よりも、より多くのカロリーを摂取してしまう可能性が高いことが判明しました。実際、ダイエットソーダを飲んでいるグループの方が、BMIが高かったのです。

 

ダイエットソーダインスリンの混乱を引き起こす可能性がある

通常、脳は「甘いもの」をカロリーと結びつけます。人間の生理学の領域では、それは良いことです。糖の付き添い役であるインスリンを細胞に分泌させ、燃料を作り出すことになるからです。以前は、人工甘味料を摂取した場合、カロリーが甘味に追随していないため、このプロセスは起きないと考えられていました。

しかしある研究で、このプロセスはいずれにせよまさに起こり得るものだということが分かったのです。この研究では、特定の人工甘味料スクラロース)を摂取したグループは、インスリンと血糖値の両方が上昇していました。インスリンの頻繁な上昇は、インスリン抵抗性と2型糖尿病のリスク上昇に関連しています。

 

ダイエットソーダは、甘さに対する脳の反応を変える可能性がある

いくつかの研究で、ダイエットソーダを飲む人は、脂肪や糖分の多い食品を摂取したいという欲求に関連する脳の領域の活動がより高くなっているということも示されています。ダイエットソーダを飲むと、脳の甘味を感じる報酬中枢が変化することが見受けられたのです。これはつまり、ダイエットソーダは、高カロリー食品への欲求に対する脳の反応を変えてしまう可能性があるということを意味しています。

 

加糖の炭酸飲料も、良くない

ダイエットソーダに対する健康上の懸念がある以上、普通の、砂糖入りのソーダを飲む方がいいのでしょうか?

そうとも言い切れません。添加された砂糖は(たとえそれが「本物」であっても)健康に悪いというデータはいくらでも存在します。それは、特別な日にシュワシュワの美味しさを楽しむことも絶対に許されない、というわけではありませんが、それが一体どんなことを意味しているかはご承知のことでしょう。

健康増進が目的なら、今こそ炭酸飲料の習慣を断ち切る時だということです。

それは決して簡単なことではありません。こういった飲み物の多くはカフェイン入りであるだけでなく、脳の甘いものを感じる報酬中枢を変化させてしまいます。まさに砂糖と同様、こういった物質にも中毒性があるのです。

 

ダイエットソーダをやめるには

ダイエットソーダを手離す覚悟ができたなら、以下が、その移行を楽にするためにできることのいくつかです:

 

ダイエットソーダの代替品を試す

フレーバー、カフェイン、炭酸: ダイエットソーダには、沢山の魅力があります。良いニュースとしては、このどれも、より健康的なドリンクで補えるのです!

  • カフェインは他で摂る。カフェインが欲しくなったら(程々に)、普通のコーヒーや紅茶を飲むのがよいでしょう。ただし、クリームや砂糖を入れすぎてはいけません!
  • 飲み物に自然な風味を加える。ダイエットソーダを選ぶ理由がフレーバーにあるのなら、ラズベリー、キュウリ、ミント、レモン、ライムなどを氷で凍らせたものを加えて、ほのかな甘みを加えてみてはいかがでしょうか。
  • 炭酸が鍵。ダイエットソーダを飲む方の多くは、ソーダの炭酸を甘さ以上に楽しんでいます。もし同意されるのであれば、炭酸水やスパークリングウォーターにフルーツを入れて、ソーダの泡の魅力を再現してみましょう。また、ダイエットソーダの代用になるようなフレーバーのついた炭酸水やスパークリングウォーターも色々と販売されています。
  • 新しいものを試してみる。世の中には沢山の代替飲料があります。紅茶キノコは試されましたか?ココナッツウォーターは?最近では炭酸入りのリンゴ酢飲料もあります!炭酸飲料のない新しい生活に乾杯する前に、原材料だけは確認するようにしてくださいね。

 

生活習慣を変える
  • 空腹になりすぎないようにする。朝食を抜くタイプですか?1日3食、きちんとした食事を摂ることにこだわりすぎていませんか?それでは、日中に甘いものが欲しくなる可能性が高くなり、成功につながりません。
  • 気を紛らわせる。急に炭酸ジュースを飲みたくなったら、炭酸ジュースを飲まないで済む何か別のことをしましょう。コップ一杯の水を飲んでみます: 喉が渇いているだけかもしれませんね。10分ほど歩いてみましょう。友達に電話をするのもいいですね。可能性として、その渇望は頭の片隅に流れていき、やがて消えることが期待できるでしょう。
  • それに合わせて計画を立てる。近所のバーベキューには、炭酸飲料の代用品を持っていくようにしましょう。冷蔵庫に冷たい水やアイスティーを用意しておけば、忙しい一日の終わりにヘルシーな選択をしやすくなりますね。欲求を予測し、前もって計画を立てておくことで、その欲求に直面したときの負担を減らすことが可能となりますよ。

 

結論

清涼飲料水メーカー各社は、ダイエットソーダを砂糖たっぷりの飲料に代わるヘルシーな飲料として長い間宣伝してきましたが、それは医学的に正確ではありません。ダイエットソーダは同じように悪者です―しかし、少し違った意味で悪者なのです。ダイエットソーダは、体重増加やインスリンの混乱を引き起こし、甘いものに対する脳の反応を変えてしまう可能性さえあるのです。

習慣をやめるのは決して簡単ではありませんし、あらゆる種類のソーダには中毒性があるものです。しかし、専門家によれば、炭酸ジュースを完全にやめれば、体重にも健康にも大きな影響を及ぼしてくれるということですよ。

 

何となく、「脳が騙されて甘いものが欲しくなり、結果として甘い物ドカ食いにつながる」みたいな、「それダイエット飲料じゃなくて、結局甘いものがダメなんじゃん」と突っ込みたくなるような話かと思いきや、実際に血糖値やインスリンが上昇するデータも示されているとなると、これは医学的にも「ダイエット飲料を飲んだら、実は太る」と結論付けて文句のつけようがない、直接的な証拠と言えそうです。

 

以前どこかの記事でも触れたことがあったはずですが、糖を摂ったらなぜ太るかというと、糖が脂肪に変換されるからで、では糖はどうやって脂肪に変換されるかというと、これはインスリンがその命令を下しているという風に簡略化できますから、カロリーどうこうよりも、実は血糖値とインスリン濃度の方が「太るか否か」にはより直接的な要因になっているわけですね。

(もちろん、カロリー自体が血糖値とインスリン分泌にも影響を与えるので、どちらも切っても切り離せない関係の話ではあるわけですが)

 

まぁ例によってその論文自体はまだ直接じっくり読んでいないので受け売りに過ぎませんが、本当に体重を気にするのであれば、少なくとも「ダイエット飲料も無敵ではない」ということを意識するのが大切だと言えそうです。

やはり、普段飲みするのは水やお茶が一番かなぁ、って気がします。(もちろん、「美味しいものが気晴らしになっている」というメリットも、長い人生を送る上で非常に重要なことなのも間違いないんですけど、やっぱりどうしても健康の代償がつきまとう話になってしまっているものだと言えましょう。)

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