前回、僕は水しか飲まないという、「おめぇはホタルの成虫か何かか!」という衝撃の激白をしていましたが(いや本当に水しか飲まないホタルと違って、物は食べるので(当たり前)、ホタルよりはマシですけど(笑))、家ではBRITAを使ってキレイな水を得ていると書きました。
では、外ではどうしているのか?
実はアメリカの施設には、「なんか法律で定められてるのかな?」ってぐらい、至る所にウォータークーラーが設置されています。
学校、病院、役所、図書館、もちろんスーパーにも…。
日本でも色々な施設で見かけますが…
(こういうのですね↓
個人的に印象深いのは、中学時代の通学路にあった郵便局のやつで、 キンキンに冷えててめっちゃ美味しかったので、帰り道友達と、いっつも「水飲ませてくださーい」(ゴクゴク)「あざっしたー」といって水だけ飲んで立ち去るクソガキを演じていました(笑)。
いやでも、僕は「餓えは余裕だけど渇きは我慢できない」タイプなので、本当に真夏の帰り道なんかは救われてましたね。買い食いはもちろん、水筒の持ち込みすらなかった時代だったので…(いや流石に許可はされてたかな?でも重かったし、基本持っていかなかった記憶があります)。この場を借りて、通学路の郵便局にはお礼申し上げます。)
…と、但し書きが長くなりましたが、日本ではまぁたまに見かけるぐらいのこれ、アメリカでは、どの施設にも必ずあるレベルで設置されていて(画像に示した据え置き機ではなく、壁に設置されてる備え付け型がほとんどですが)、今いる大学では、病院併設タイプなので余計にかもしれませんが、廊下を歩いて1分ごとに見かけるぐらい、とにかくめちゃくちゃな数があります。
(多分、NIH(アメリカの厚労省…とはちょっと違うけど、医学や公衆衛生の国立研究所)とかが、水分補給の重要性に基づき、大型施設に対してガイドラインとかぐらいは出してるのかな、って気がしますね。それぐらい、本当にどの施設でも必須レベルで見かけます。)
で、正直、このマシーンの仕組みを僕はよく分かってないんですけど、上述の通り僕は渇きを蛇蝎のごとく嫌う人間なので、「飲む用に設置されてるわけだし、多少不衛生だったとしても気にしない、僕は飲むぞ!」と、こういうときは自分に都合良く、悪い情報は一切見なかったことにして気にせず飲んでいましたが、
(一時、この手の水飲み機、「アルミニウムが溶け込んでるから、アルツハイマーになるらしいぞ!」とか噂されてましたが、流石にそれは都市伝説だと思います…。)
…正直、多少冷却されているだけで、特に古い装置なんかの場合、これはぶっちゃけ水道水直飲みと同じぐらいの水の不味さだよなぁ…とは、薄々思っていたのです。
ところが!もう数年前ぐらいですかね?(3年ぐらい前かな?割と最近です)
大量にある学内のウォータークーラーの内、自分のいるフロアにあるものが1つ、めっちゃくちゃ便利で新しく、画期的なものに取り替えられたのです!
(もちろん他のフロアにも設置されてますが、換わったのはごくごく一部なので、ほぼ最寄りのやつが選ばれてラッキーでした)
それがこちら、ELKAY社の、ezH2O!
www.elkay.com
もう何年か経っているので、公式サイトに全く同じモデルは見当たりませんでしたが、多分これと同系なのかな?(見た目は一番近い)
こんな感じで壁に設置されていまして…
こちら拡大画像にある通り、ボトルを近づけるとセンサーが感知しまして、上からフィルターに通された高クオリティの冷たい水が、かなりの勢いで注がれるのです。
ちなみに、フィルターの状態は緑黄赤のランプの3段階でモニターされており、また、「環境に配慮する」ことが今の時代どの企業でもあまりにも大切なことですから、「トータルで【00022866】ボトル分、ペットボトルの消費を抑えました!エコです!」的な数字(水を使うごとに、数字は延々と累積されていきます)が、前面にデカデカと表示されている感じです。
初めて飲んでみたときの感想は…
「うっわ全く嫌なニオイがしない!さわやか!今まで飲んでいたのはサビまじりの水だった!!」
と、フィルターのあまりの高性能っぷりに感動しましたね。
ブリタと完全に同じか、恐らく微粒子のトラップという点に関しては、ブリタ以上の性能かと思われます(活性炭より、フィルターの方が確実性が高いので)。
しかも程よい冷たさで、この手の浄水器・水飲み機にありがちなチョロチョロ水ではなく、凄まじい勢いで出てきてくれますから、大したものです。
そしていうまでもなく、最も素晴らしいのが、センサー感知機能により、装置に全く触らずに水をゲット可能ということに尽きますね。
特に感染が危険視される昨今、不特定多数が触れるものに全く触れずに飲食物を手にすることは重要で、意味があることだといえましょう。
(いやまぁ改めて考えたら、最初の高校の画像にもある通り、足で踏むタイプのペダルがあれば、事実上何も触らずに給水可能ではあるんですけど…。
逆にこのタイプだと、ボトルやコップが手持ちにないと、センサーの恩恵に与かれない(上からの水を、直接顔近づけて飲むのは絶対無理)、って点もありますし…。
でもまぁやっぱり、何か画期的であることには違いないでしょう!(無理やり))
ちなみに、僕は夕食後、ちょうど食べ終わったヨーグルトの空きカップに注いで飲んでいます。
これは、洗い物が出ない(と同時に、使い続けてるカップではないいわば新品容器ですから、衛生面でもパーフェクト)、しかもカップ内壁に残ったヨーグルトが溶け込んで、1ミリグラムも残すことなくヨーグルトを消費できる(=カップをペロペロする必要がない!…と同時に、出すゴミを洗うことにもなってるので、ゴミ回収の人にも優しい)という、およそこれ以上ない完璧なやり方なのです。
まぁ、唯一、なんか貧乏っちいという大いなる欠点はありますが、実際上記の通り合理性にはあふれてますから、そんなもん気にしていてはいかんのです。
…とはいえやっぱり微妙に恥ずかしいので、ヨーグルトのカップに入れて飲んでるときは「頼むっ!誰も来ないでくれぇぇー!」と毎回神頼みしてますけど(笑)。
いやそこまで恥ずかしがるようなことかよ、って話かもしれませんが、僕は必ず毎食後6オンス=170 gのヨーグルトカップ4杯分なみなみと注いで飲んでるので、超速ボトリングとはいえ、注いで、飲んで、また注いで…としていると、結構時間がかかるのです。
当然誰かが使いに来たら、途中でももう終わったフリして退散しますね(笑)。(その後誰もいなくなった機を見計らって、また続きを飲み直しに行きますが(笑))
ただ、僕が夕食を食べ終える頃には、多くの人はもう帰宅して大学にはいませんから、これまで僕の恥ずかしい姿が何者かによって捉えられたことは、ほっとんどありません。
これからも僕は闇に紛れて、超ピュアウォーターのおこぼれをヨーグルトカップに注ぎつつ、お腹チャプンチャプンになるまでガブ飲みし続けるのであった…。
ということで、画期的なウォーターディスペンサー、ezH2Oについてでした。
あ、タイトルでは「便利、欲しい!」と書きましたが、途中でもちょっと書いていた通り、冷静に考えたら、自宅にこんな大層なものがあっても無意味ですね。
家の中なら不特定多数が触るわけでもなし、センサー式のメリットなんて特にない気もします。
ちなみに書き忘れてましたが、センサー式はメリットばかりでもなく、扱いの悪い人が水をちょうどセンサー部に撒き散らしたりしますと、汚れ(水垢とか)が付いて、ボトルを近づけても「汚れています。センサーをキレイにしてください」というメッセージが表示され、水が出てくれないこともままあります。
センサーが反応しなくても強制的に水を出す方法ないのかな、と探しているのですが、装置を見回しても、また検索しても見つからないので、まぁ結局、いわれた通りセンサー部を拭ってキレイにしてやるのが一番正攻法な感じがしますね(粘ればその内出てくるので、それすらしないことが多いですが…)。
上記画像を見ると、約20万円で設置可能…。
ただ、フィルターも定期的に交換しないといけませんし(まぁそれはあらゆる浄水器がそうですけどね。もちろん、今使っているのは、大学が一括して契約しているので、ランプが赤くなったら自動的に業者に交換してもらえますが、個人で買ったら自分でやる必要がありそうです)、やっぱりこういうのは施設にあってこそで、自宅で使うものでもないですね。
家では、大人しくブリタを使うのが賢そうです(それか、もちろん蛇口設置型とかも、普通に便利そうですね)。
多分このELKAYネタは短くなりそうだったので、他の水・飲料ネタにも触れようと思ってましたが、思いの外長くなってしまったため、次回もう一回だけ続く、とさせていただきましょう。