こないだクレカ記事で、「年会費無料じゃないカードは、自分は要らない。見栄とかステータスに価値を見出せないので」とか書いていたのですが、「自分が対価を払って持つ意味がない」ことと「デザインはどうでもいい」ということとは同一ではないのです。
むしろ僕は割とデザインとかセンスは気にする方なのですが、でもそこにコストをかけるほどのこだわりはなく、いかにローコスト(ノーコスト)で自分の好きなデザインのものを手に入れるかが、合理主義者の腕の見せ所になるわけです。
まぁそんな御託はどうでもいいんですけど、ブラックカードうんぬんの話を出したとき、「一番ラグジュアリーなカードはなんじゃらほい」と気になったので、調べてみることにしました。
ひとえにラグジュアリーといっても、見た目みたいなのは人によって評価はまちまちでランキングなどつけづらいですから、ここは客観的に数値化のできる「重さ」を比較して、物理攻撃力最強のカードを探してみよう、って感じが良さそうだといえましょう。(そうかぁ?)
実際、重厚感のあるカードなら、胸に入れておけば銃弾をガードしてくれる可能性もありますから、全く無意味とはいえないわけです。
…まぁ、銃弾で撃たれることなんてありませんけどね(笑)(当たり前)。
油断すると御託を並べ続けてしまうので、とにかく今回は重いカードを見てみる、というテーマです。
クレジットカード・インサイダーなる、クレカ情報専門っぽいサイトから、「2021年、最重量級カード16選」という記事があったので、こちらを参考にさせていただくとしましょう。
www.creditcardinsider.com
記事を見ると、ずばり、一番重いカードは22グラム!
…っていわれてもあんまり分かりませんが、単三電池1本が23グラムということなので、ちょうど電池1本分!!
…まぁそれを聞いても軽いのか重いのかよぉ分かりませんが、普通の一般的なプラスチックカードが5グラムらしいので、ザコカード4枚分の攻撃力があるということですから、結構なものといえましょう。
同率首位で22グラムのカードは3枚あったのですが、年会費低・中・高とありました。
どれもマスターカードのプロパーカード(クレカ会社が発行してるカード)だったんですけど、まぁせっかくなので順番に見てみましょうか。
チタンカード(マスターカード)
・年会費195ドル
・特筆すべき特典はなし、ただ重いだけ
・工業的なステンレス系加工&裏面はカーボンブラックでカッコいいけどね
⇒まぁ、実用的な利は特にない、見栄張り用のカードっぽいですが、こんな見た目じゃあんまり見栄も張れてないような気もするのが玉に瑕でしょうか。
ブラックカード(マスターカード)
・年会費495ドル
・これもただ重いだけだけど、一応、年会費払う価値はあるぐらい、他の同年会費の旅行系クレカと同等の特典はあり
・ブラックPVD加工(参考例:シチズンのサイト)がとってもおしゃれ
⇒いわゆるブラックカードって、これじゃないよね?と思いましたが、調べてみたら、やっぱりこれじゃないですね。
ブラックカードは、アメックスのCenturionカードのことだそうです。
こいつは、ブラックカードと名乗ってはいますが、パチモンですね。恥ずかしいので、こんなのを持つのはやめましょう。
(いやそんなの個人の自由なので、冗談ですが(笑)。お持ちの方がいらしたらすみません。)
ゴールドカード(マスターカード)
・年会費995ドル
・24金コートされた、まさに金塊スライスカード!
・ただし、年会費に見合う特典はなし。重厚感のある、ゴールデンカードを持ちたい人向け
⇒まさに成金的な、見栄っ張りカード!さすがにこれぐらい清々しく堂々とセレブ感を出されると、尊敬の眼差しを向けたくなってしまいますね。
見かけたら絶対「おぉっ!」と注目してしまいそうです。…まぁ僕は年会費無料でも要りませんけど…。
しかし、やはり、年会費を払う必要のあるクレカは邪道なのです。
年会費無料の重いカードはないのでしょうか?
16枚中、1枚だけありましたね!
それがこちら!
ベライゾン・ビザカード
・年会費無料
・スーパーでの買い物&ガソリン、4%バック(!!?)
・17グラム
⇒アメリカの2大電話会社の片割れ(AT&Tとベライゾン。AT&Tの方が規模は大きいですが、携帯分野はベライゾンが上)、ベライゾン提携のVisaカードです。
「スーパーでの買い物4%?Blue Cash Everydayより上じゃん!それマジ?」と思ったら、ベライゾンの支払いにしか使えないベライゾンポイントでのキャッシュバックとのことでした。
「ならいいや、ホッ」と思うも、ベライゾンを使ってる方であれば、食費の4%より携帯代のほうが間違いなく高いでしょうから、これはいいカードかもしれませんね。
デザインも、シンプルでいいじゃないですか。
まぁ、ベライゾンマークのVはなくてもいいかな、って気がしますけど(笑)、しかし、流行りのナンバーレスカードかと思いきや、実物にはどうやらカード番号も名前とかも刻印されるみたいで、そこまでシンプルでシックなカードではないですね。
でも、悪くはないのではないでしょうか、何せ年会費無料ですし。
…と、他には特にめぼしいものもありませんでしたが、下まで記事を読んでみたら、実は招待制のシークレットカード的なものですが、真のNo.1としてラスボスのようなやつが他に存在したようです。
それがこちら!!
JPモルガン・リザーブ
・年会費450ドル
⇒年会費は意外と可愛いもんなのですが、このカードは、JPモルガンのプライベートバンクの顧客になって、かつ招待を受けないと入手できないレア中のレアカードということです。
ちなみに、プライベートバンクの顧客になるには、1000万ドル=約10億円以上の資産が必要とのことですね。
まさに別格!
特典も、一応旅行の買い物でポイント3倍みたいな貧乏っちいものもありますが(このカードを持つクラスの人が、そんなのいるのか?!)、基本的に、顧客それぞれに応じたVIPな特典が付くとのことです。
ちなみにカード自体は27グラムで、1グラムあたり64ドルするパラジウム製とのことなので…
(Chase Palladiumと呼ばれていたカードが、名前を変えてこれになったようです)
…カードだけで、27×64=1728、約18万円の価値があるということになりますね…!
(いや、100%パラジウムではないでしょうから、そこまではいきませんかね、流石に。)
しかし、画像にあるリンクのこのカードの詳細記事を下まで見ていくと、実は、既に新規受付を停止したカードの中には、これ以上に重いものがあったとのこと…!
伝説級のそのカードが、これだっ!!
チェース・リッツカールトン
航空系カードと同じく、一企業のヘビーユーザーなら極めてお得な特典が満載といわれるホテルカード、日本でも高級ホテルとしておなじみの、リッツカールトンとこれまたChaseが提携していたこの黒カードが、28グラムで、史上最重カードの称号を手にしているようです。
(ただし、前述の通り、既に新規受付は停止で、後継カードはあるようですがそちらは別タイプのカードになり、この重量ではなくなってしまったということですね。まさに幻のカード!)
現行カードでもないですし特に詳しい特徴・特典までは見ていきませんが、リンクの11番で重さについて触れてるんですけど、
「28グラムで、重量ランキングNo.1である。必要とあらば、武器として使うこともできるであろう」
…と書いてあって、冗談で物理攻撃力とか書いてたんですが、マジで武器扱いされてて笑っちゃいましたね(笑)。
というわけで、超ウルトラゴージャスセレブリティーラグジュアリーミエッパリーカードの紹介でした。
ちなみに、真の誰もが知る最強カード・アメックスのセンチュリオン(ブラックカード・本物)ですが、こちらは14グラムとのことです。
重さ的にはリッツカールトンの半分というザコですが、本当の本物は、重さでは計れない価値があるってことかもしれませんね。
(年会費2500ドルは笑いますし、招待費も1万ドル=100万円以上するとのことです。)
ってことで、中々興味深い内容でした。
…ま、銃で撃たれることもありませんし、僕には重厚カードは不要ですね。
次回はクレカネタの(多分)ラスト、持っている日本のクレジットカードについて書いてみようと思っています。