前回デルタ航空でのマイルの貯まる仕組み、それから上級会員であるメダリオン取得資格についてちょっと見てみましたが、何回か取り逃したものの、帰省の度に一応マイルを貯めている僕は今現在、いくらぐらい貯まっているのか、せっかくなので大公開してみるとしましょう。
クッソ微妙すぎるマイル保有量で、こんなもん見せられても反応に困るレベルでしかない気もしますが…。
10桁の会員番号は伏せておきましたが（まぁこんなもん伏せる必要もない気もしますけど）、その横に表示されている通り、現在の保有マイルは2万1424マイル！
ま、日米往復何回か分なので、ゼロ同然の少なさではないけれど、特に目を見張る大きさでもない、実に意味のない保有ポイントですね。
飛行機に乗らない＆マイ活（マイル獲得活動）に興味のない人のマイル残高なんて、こんなもんです。
肝心のマイルの使い方ですが、もちろん他の航空会社の場合は違う方法があるかもしれないんですけど（でも、多分どこも同じですかね？）、デルタの場合は、「航空券の購入」「シートのアップグレード」等、基本的に飛行機旅行に使えるだけの存在みたいですね。
「その他のやり方」として、「デルタギフトカード」というのもあり、「これは商品券みたいなものかな？もしかしたら自由に他の買い物で使える感じ？？」と思ったら、贈答用の、他の人がデルタでの買い物で使えるショップカードのようで、結局デルタ限定の用途に限られる感じですね。
やはり、キャッシュバック的な、現金として手元に返ってくる感じではなさそうです。
まぁ、還元率自体は極めて高いといえるので、自由度の高いキャッシュバックではなく、航空会社での再利用限定ポイントになってしまうのも、仕方ないかな、という気はしますが…。
（もちろん、このカードもマイルも、機内カタログのお土産とかにも使えるようなので、空の旅ではなく形あるモノとして還元することも可能ですが、割高で品揃えも少ない機内商品なんてなんだかなぁ、って気もしちゃいます。）
…まぁ、マイルはともかく、先ほどの自分のアカウント画像で驚いた点として、なぜかMQMが存在している点が目につきました。
前回旅行したのはコロナ禍の前だったので、もう1年以上経っているのに、MQMが残っているのはなぜだ？！と思って調べたら、MQMはロールオーバー（年を跨いで繰り越し）されるものだったようです。
例えば、ある年に3万MQMを稼いでいたら、2万5000MQMに届いたのでその年にシルバーメダリオンをゲットして、残り5000MQMは次の年に繰り越しになり、翌年は5000MQMからジャンプスタートができる、という仕組みなんですね。
ただし、ロールオーバーされるのは、何らかのメダリオンをゲットした人限定で、シルバーにすら届かなかった人のMQMは年明けごとに破棄されるとのこと……
…って、いや待てよ、シルバー会員にならないとロールオーバーされないなら、なぜ僕はロールオーバーされているんだ？シルバーメダルなんてゲットできた記憶はないぞ！手違いで実はゲットしていたのか…？！
…と思いきや、注意深く仕様を読んでみると、2020-2021年のみは特例だったようで（恐らくコロナのおかげで）、何のメダリオンに届かなかった人でも特別にロールオーバーがされたということでした。
まぁ、せっかくロールオーバーしてもらえましたが、どう考えても今年もシルバーメダルをゲットすることはないと思うので、無駄な繰り越しになりそうですね…(ｶﾞｯｶﾘ)。
（しかも、ロールオーバーの特例のみならず、メダリオン会員資格自体も、この年だけは1年で剥奪はされず、そのまま資格が延長されたようです。まぁ、飛行機自体あんまり飛んでなかったですしね。）
話があっちゃこっちゃ飛んで（飛行機ネタだけに）恐縮ですが、マイルの使い道には、航空券の購入以外に、シートのアップグレードというものもよく知られています。
シートのグレードといいますと、エコノミー＜ビジネス＜ファーストというのが真っ先に浮かびますが、今の時代はエコノミーの中にも多少ランク分けがあるんですね。
デルタですと、エコノミーの上位クラスとして、
Comfort+（コンフォートプラス）
pro.delta.com
と、それより上（ビジネスより下）に、
Premium Select（プレミアムセレクト）
というクラスが存在するようですね。
優先搭乗権、ドリンクやスナックがつくといった些細な点に加え、プレミアムの方は機内食もビジネスクラス相当に格上げ（ただし、コンフォートプラスはエコノミー同等みたいです）といった点もさることながら、最大のメリットは、座席が広い、この点に尽きるでしょう。
僕は当然、飛行機は絶対にエコノミーだけを使うエコノミックアニマルですが、一度だけ、隣が空席のことがあったんですけど、あり得ないぐらい楽で驚愕でしたね。
どうせ着く時間は変わらないんだから、ビジネスクラスなんて無駄の極み、僕は仮に5000兆円持っていてもそんなの絶対使いませんよ、ビルゲイツさんもそういってたしね……とか思ってましたが、座席にゆとりがあるだけであれほど変わるとなると、到着後の残存体力が変わってきますし、プレエコ系の座席を使ってみるのも悪くないのかも…って気もしちゃいますね。
…でもまぁ多分使わないかな、正直、そこまでの価値は感じないし…タダなら使ってやらんでもないけど…と思ったのですが、こういうときこそマイルの出番かもしれません。
チェックしてみましょう。
デルタ公式にて、ディズニーワールドでおなじみフロリダ・オーランドと東京の往復航空券、4/10-4/30の日程で、必要マイルをチェックしてみました。
おぉ～っ、コンフォートプラスへは1万2000マイルとかそのぐらい、プレミアムセレクトには4万8000マイルを使って、アップグレード可能！
つまり、2万マイルあれば、フロリダ⇔東京であれば、上手くもう少し安いのを選べば、コンフォートプラスに往復乗れそうな感じですね！
（でも時間帯によっては1万8000マイルのもあるし、多分往復分には少し足りない気もしますが…）
正直マイルは多分僕の場合放っておいたら一生使わないですし、こういう用途で使うのもありかもしれませんね。
ちなみに、シルバーメダル会員であれば、フライト前日にまだ空きがあれば、無料でコンフォートプラスにアップグレードできるとのことです。
結構いいですね！
でもまぁやっぱり、マイルも上級会員も、すごくよく旅をする人向けのものであって、僕はどっちも要らない（＝マイル貯めや会員ステータスアップに執心することは絶対にない）かな、と思います。
もちろん、熱心にマイルを貯めてる人を笑ったりバカにしたりしているわけではありません。
よく飛行機を使う人であれば間違いなくお得な制度だと思いますし、仮に「マイル貯めることそのものが目的になってて、何だか本末転倒じゃん」みたいな感じであったとしても、それは、ちょうど自分が「多少手間をかけてでも、1円でも安いスーパーを使う」のと同じで、合理性うんぬんより、お得感を楽しみたい、今の旅が次の旅につながるのが嬉しい、みたいなそういう気持ちがあってのものだと思うんですよね。
誰に何といわれようと、その人が楽しんでやっていることは、その人の中でとても価値がある、本当にそう思います。
だから、僕の琴線には触れなかったけど、これだけ多くの人がマイル集めを楽しんでいる以上、この制度はとてもいいものだと思う、と、心からそう思えてやみません。
あと最後、参考までに、マイルを航空券にする場合、国内旅行ですと、2万マイルあれば、東京名古屋神戸といった各都市から、北は北海道、南は沖縄まで、全国どこでも往復ができるんですね！
| 必要マイル数 | 区間 |
|---|---|
| 15,000マイル | 福岡 (FUK) - 那覇 ( 沖縄、OKA) |
| 羽田 (HND) - 神戸 (UKB) | |
| 神戸 (UKB) - 茨城 (IBR) | |
| 神戸 (UKB) - 鹿児島 (KOJ) | |
| 神戸 (UKB) - 長崎 (NGS) | |
| 神戸 (UKB) - 那覇 ( 沖縄、OKA) | |
| 20,000マイル | 中部国際空港セントレア ( 名古屋、NGO) - 那覇 ( 沖縄、OKA) |
| 中部国際空港セントレア ( 名古屋、NGO) - 新千歳 ( 札幌、CTS) | |
| 羽田 (HND) - 福岡 (FUK) | |
| 羽田 (HND) - 鹿児島 (KOJ) | |
| 羽田 (HND) - 長崎 (NGS) | |
| 羽田 (HND) - 那覇 ( 沖縄、OKA) | |
| 羽田 (HND) - 新千歳 ( 札幌、CTS) | |
| 茨城 (IBR) - 新千歳 ( 札幌、CTS) | |
| 神戸 (UKB) - 新千歳 ( 札幌、CTS) |
1人分のチケットとはいえ、無料で移動できるとなると、やっぱりマイルを貯めるのはお得な気がしますね。
マイルは本当に全然意識してませんでしたが、少なくとも年会費無料のクレジットカードは十分な価値がありそうなので、次回の高飛びの際には作ってみようかなぁ、などと改めて思いました。
（いや、でもやっぱり、マイルが増えるより、結構な額のする航空券代だし、数％でもキャッシュバックしてもらえた方がどちらかといえばいいかな…？）
しかし、まずは旅行もしづらいこの状況が、早く以前通りになってくれることを願いたい限りですね。
あと飛行機ネタで、その他いくつか触れてみたかったものもあったんですけど、小ネタすぎるので、またいつか機会があれば、という感じで、次回はクレカネタに戻ってみようかと思っています。
