ミルクに関するチョイネタを見終えた所で、口周りのスキンケアに関する話がちょこまか残っていたためそちらを見て行こうと思いますが、まずは、口に限らずスキンケア全般に関する面白そうな記事(↓)があったので、こちらからピックアップしてみようと思います……トレンドになっているらしい、「スラッギング」とやらについて!
記事内でも当然説明がありますが、スラッギングというのは「slug=ナメクジ」が由来の言葉で、ワセリンを塗りたくってナメクジのようにベトベトになって保湿をする…というものだそうですけど、こないだ見ていた、この記事がリンクで張られていたリップ記事でも出てきていたわけですが、ワセリンとは一体…?
まぁ有名っちゃ有名な物質ですし、ご存知の方もいるかもしれませんが、ワセリンは地味に生命科学・生化学の実験でもたまに使われるもので、僕は研究で使うから馴染みがあるものの、実験で使ったことがなかったら出会うことはなかった気がするな…と思えるので、ご存知ない方もいるのではないかと思います。
検索したら、トップに来ていた健栄製薬の解説記事がめちゃくちゃ分かりやすいものだったので、「こちらをご参照ください」で十分そうですね(↓)。
最初の「ワセリンってどんなもの?」の段落だけ、引用コピペさせていただきましょう:
ワセリンとは、石油から得た炭化水素類を脱色、精製した保湿剤です。石油が原料になっていると聞くと、肌に悪いのでは…?と感じる方もいるかもしれませんが、石油自体がもともと天然由来の成分です。
ワセリンには、肌内部へ浸透する働きはありませんが、肌の表面をしっかりとコーティングするという特徴があります。そのため外側からの刺激を防ぐとともに、水分を皮膚の内部にとどめることで、保湿することができます。
日々のお手入れにはもちろん、乾燥肌や皮膚炎、傷ややけどの患部を保護する優秀な保湿剤として使用されています。
そう、まさにべっとりとした、グリスみたいなベタベタな油クリームみたいなもので(グリスもグリスで、プラモデルとかを作らない方はご存知ないかもしれませんが…。また、「クリーム」というほどふんわりはしておらず、かといって固まった脂身よりはもっと薄く伸びる性質のものですけど、まぁ本当に「グリース」って感じの物体ですね。ちょうど、見た目は今回の記事画像にある通りです)、保湿以外にも機械の防錆や潤滑なんかでも使える、本当に万能物質だと言えましょう。
スラッギングなんて聞いたこともありませんでしたが、果たして最新医学の立場からはどんなものなのか、今回もクリーブランド・クリニックのhealth essentials記事を参考にさせていただこうと思います。
スラッギング: このスキンケアトレンドは効果あり?(Slugging: Does This Skin Care Trend Work?)
保湿力を高めて肌の修復を助けるために、思いきってベトベトになってみましょう
この時代、誰しもSNSで見たことを鵜呑みにしてはいけないと知っていることでしょう―特にTikTokは、健康に悪いアドバイスで溢れていることもあります。ですが、スラッギングとして知られるスキンケア習慣を試してみたいと思っているのでしたら、朗報です: これは実際に肌を劇的に変えてくれる可能性があるものなのです。
このスキンケア・テクニックは、水分を閉じ込める手助けをしてくれ、乾燥してカサカサの肌にとって非常に効果的なものとなっています。また、肌バリアへのダメージの保護と修復にも役立ちます。
皮膚科医のエイミー・カッスーフMD(医師)が、スラッギングのメリット、それを避けるべき人、そしてこれを成功させるためのプロのアドバイスについてご説明くださいます。
スラッギングとは何?
カタツムリやナメクジが動くときに残す、あのネバネバした粘液の跡はご存知ですね?そう、それにちょっと似ているもの―それがスラッギングという名前の由来なのです。
では、スラッギングとはどんなものなのでしょうか?基本的には顔(または、場合によっては爪)に石油系ゼリー(※ワセリン)をたっぷり塗って一晩過ごすというものです。SNSのスキンケア愛好者たちは、これによって「美しいツヤ肌」を手に入れたと主張しています。では、これはどう機能するのでしょうか?
「ワセリンはシンプルで非常に閉じ込め力の強い軟膏なんです」とカッスーフ医師がおっしゃっています。
つまり、肌の表面に保護膜を作り―そしてその保護膜が水分をシールして閉じ込め、肌の乾燥を防いでくれるという仕組みなのです。
スラッギングは肌にどんな効果があるの?
ワセリンが作る保護層は、顔の表面から水分が蒸発するのを防ぐバリアの役割を果たします。スラッギングのメリットには以下が含まれます:
- 保湿効果:「保持された水分は表皮にスポンジのように染み込み、表皮を厚くして、柔軟性や弾力性を高めてくれるんです」とカッスーフ医師が話しています。
- 保護効果:このバリアは水分を内側に閉じ込め―そして有害な物質の侵入を防いでくれるのです。「外部の分子が肌に入り、刺激や免疫反応を引き起こすことを防いでくれますよ」とカッスーフ医師が付け加えています。
- ダメージ修復効果:肌が乾燥している場合、夜にワセリンを塗ることで水分の喪失を防ぎ、自ら修復する手助けになります。
皮膚科医はこのスキンケアトレンドを推奨してるの?
このスキンケアトレンドは、皮膚科医も賛成できる数少ないものの一つです。
「これは乾燥する冬の時期には非常に役立ちますが、暖かく湿度の高い季節にはあまり必要ないものではありますね」とカッスーフ医師が付記しています。
スラッギングを避けるべきなのはどんな人?
ですが、スラッギングは誰にでも適しているわけではありません。カッスーフ医師によれば、以下のような肌質および状態の方は避けるべきとのことです:
- 脂性肌。「脂性肌は既に十分か、むしろ過剰な脂質層を保持しており、さらに脂質を追加する必要はありません」とカッスーフ医師が語っています。
- ニキビができやすい肌。こちらも、脂性肌と同様のことが言えます。スラッギングはニキビを改善どころか悪化させる可能性があります。
- 感染した肌。感染や開いた傷口がある場合はスラッギングを避けましょう。「感染の回復を妨げる可能性があります」とカッスーフ医師が警告しています。
スラッギングの手順ガイド
スラッギングはとてもシンプルです。夜のスキンケア習慣に組み込む方法は以下の通りです。
1. 肌を準備する
「スラッギングは清潔な肌でのみ行うべきですので、まずは洗顔、角質除去、そして保湿といった夜のルーティンから始めてください」とカッスーフ医師がアドバイスしています。
α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸、およびレチノイドのような成分を含むスキンケア製品は避けましょう。こういった成分がワセリンのバリアの下に入り込むと、肌を刺激する可能性があります。
Vaseline®あるいはAquaphor®(※ヴァセリン・アクアフォー、どちらも代表的なワセリン含有の商品名)を使うべきなのでしょうか?そして、スラッギング専用のスキンケアを使う必要があるのでしょうか?
カッスーフ医師によると、スラッギングを試すなら、純粋なワセリン(ヴァセリン)か、アクアフォーやCeraVe®(セラヴェ)のような、最小限の成分しか添加されていないワセリンを使うのが良いとのことです。後者はどちらもセラミドとヒアルロン酸を含んでいます。特別な製品は必要ありません。
2. ワセリンを少量塗布する
スラッギングではヴァセリンやその他の石油系ゼリーが必須です。ワセリンは厚くてベタベタするため、少量で十分です―そして顔全体に塗る必要はありません。まぶたや唇のような、特に乾燥しやすい部分にだけ塗るのでもOKです。
3. 寝る30分前に塗布する
塗ってから寝床に入るまでは30分ほど時間をおき、肌に浸透させましょう。この時、枕カバーをタオルで保護したり、髪が顔にへばりつかないようにナイトキャップ(カクテルのことではなく、髪用のもの)を被るのも良いですね。
4. つけたまま寝る
このステップはごく簡単なものです。ぐっすり眠ってください。良質な睡眠は肌にも(健康全体は言うに及ばず)良い影響があります。
5. 朝、洗顔する
起きたら常に顔を洗うべきですが、この場合は、ベタついたワセリンにくっついた汚れなども取り除けることになります。「肌は生きた臓器で、古い角質や皮脂、それから細菌を排出する必要がありますから、洗顔は重要です」とカッスーフ医師が説明しています。
肌のタイプに合った洗顔料をお選びください。「石鹸は乳化作用に優れていますが、乾燥を引き起こす可能性もあります」とカッスーフ医師が続けています。「敏感肌の方はスラッギングが効果的ですが、泡立ちのある優しい洗顔料がお勧めですね。」
スラッギングはどのくらいの頻度でやるべき?
スラッギングは毎晩やってもいいのでしょうか?カッスーフ医師によれば、どの頻度で行うべきかに厳密なルールはないとのことです。ご自身のスキンケアのニーズによって判断しましょう―乾燥や水分不足を感じたら、スラッギングが役立つ可能性があります。
「数日連続で行うと良い場合もありますが、毎晩のルーティンにする必要はまずありません」とカッスーフ医師がおっしゃっています。「スラッギング後に赤みや刺激を感じたら、皮膚科医に相談するのが賢明です。」
スラッギングをするべきか否か
特に最新のスキンケアトレンドに関して言えば、SNSの影響を受けやすい時代です。しかし、ご自身の肌質や状態をよく考えることが重要です―脂性肌、ニキビ肌、または感染中の肌を持つ方はスラッギングを避けましょう。
最近、肌が乾燥気味だったりうるおいが足りないと感じているのでしたら、スラッギングは水分保持とバリア機能の回復と保護に役立つかもしれません、とカッスーフ医師が語っている通りです。
心配や不明点がある場合は、スラッギング―あるいはその他どんなスキンケアでも―を試す前に、遠慮なく皮膚科医に相談するようにしてくださいね。
とても分かりやすい記事でした。
正直、「いやべたつくじゃん!そんなベトベトンな状態で寝るとか、何か不快そうだし、そもそも布団や枕がべっちょり汚いことにならない?」と思えますけど、まぁそのために「塗ってから30分おけ」という話なのかもしれませんし、確かになじんでしまえば、別に人間の肌にだって皮脂はあるわけで、そこまで布団をめちゃくちゃな大惨事にしてしまうことはないのかもしれませんね。
季節的には完全に外れてしまっていますが、乾燥する冬には試す価値のある、ナイストレンドだと言えそうです。
