前回の記事では「コンタクトはいつまで使えるのか?」という話を見ていましたが、長々と見ていた目に関する健康シリーズもとうとうネタが尽きたので、また別の溜まっていた面白そうな記事に戻り進んでいこうかと思います。
まずは、確かこないだ見ていた「ものもらい」に関する感染記事のどこかで出て来ていたものだったはずですが、目に続いて今度はこれまた顔にある粘膜として大切な、口周りに関する話を見て行きましょう、ズバリ、リップについて!
まぁ「リップ」と言っても唇そのものではなく、日常語でもそうであるようにリップクリームについての話なんですが、まさに↑のリンクカードのタイトルにもある通り、英語の場合、Lip Creamとは決して言わず(絶対通じないことはないと思いますけど)、普通はLip Balm(リップ・バーム)またはChapstick(チャップスティック)と呼ばれる感じですね。
リップは実際、唇に塗るものですし舐めてしまうこともあるわけですが、これが身体に悪いことはないのかという話は、そういえば気になります。
その答を求めて、世界最高峰の医療機関の呼び声高いクリーブランド・クリニックのまとめ記事に、今回も早速参りましょう。
リップクリームは体に悪いの?そして中毒性はないの?(Are Lip Balms and Chapsticks Bad for You? And Could They Be Addictive?)
お気に入りの製品に含まれる成分―そして使用頻度に注意しましょう
唇には多くの負担がかかっています。水分不足になったり、ひび割れたり、舐めたり、噛んだり、皮を剥いたり、こすったり。そのデリケートな皮膚が、時折少し気難しくなるのも無理はありません。ほとんどの人は、リップバームやチャップスティック(※以下まとめて「リップクリーム」とします)でダメージを元に戻すように教えられてきました。しかし、それは正しい判断なのでしょうか?みんなが唇に塗りたくっている製品は、実は問題を悪化させている可能性があるのでは?たとえ健康的だったとしても、どれくらいの頻度で使うべきなのでしょう?また、リップケア製品中毒になることもあるというのは本当なのでしょうか?
皮膚科医のメリッサ・ピリアングMD(医師)にその答をお聞きしました。ピリアング医師が、いくつかのリップクリームの俗説を破壊し、スキンケアのルーティンでリップクリームが果たすべき役割を理解する手助けをしてくださいます。
リップクリームとは何?
リップクリームには様々な形、大きさ、成分のものがあります。ワックスタイプのスティックもあれば、軟膏やクリームのようなものも存在します。光沢を出すもの、薬用のもの、色付きのもの、風味のあるもの、香りのするものなどなどがあります。値段も様々です。
リップクリームについて深入りする前に、チャップスティック®というブランドがある一方で、「チャップスティック」という言葉自体は一般的に幅広いリップケア製品を表す言葉として使われていることを補足しておきます―ちょうど、バンドエイド®という商品名が、「バンデージ」を意味するもの全般の代名詞的に使われているのと同じ形です。この記事はリップケア製品全般に関するものであり、特定の製品やブランドに関するものではありません。
リップクリームは唇をよりカサカサにする?
中には、リップクリームを塗ると、唇の周りの自然な潤いを出す力が失われてしまう、と言う方がいらっしゃいます。それは迷信に過ぎません、とピリアング医師が言及しています。実際には、使っている製品の成分が全てです。
「フェノール、メントール、およびサリチル酸などの成分を含むリップクリームは、実際に唇を乾燥させます。なので、より塗りたくってしまうことで、悪循環に陥ってしまうわけですね」とピリアング医師が説明しています。
こういった製品の中には、塗ったときにピリピリするものもあります。これは炎症を引き起こすか、あるいは角質除去剤のように肌の表皮を剥がしてしまうことにつながります。そうなると、保護機能が低下し、環境要因の影響を受けやすくなり、より多くの製品を塗らなければならなくなるわけです。
「ということで、そういった成分を含むリップクリームは避けてください」とピリアング医師がアドバイスしています。
しかし、気を付けなければならないものは、フェノール、メントール、サリチル酸だけではありません。一部の香り成分や香料に含まれる化学物質も、肌を刺激したりアレルギーを引き起こしたりする可能性があります。人工着色料も同様です。
「こういった成分は肌を乾燥させ、カサカサ感を残しかねませんから、少ないほど良いものです」とピリアング医師が付け加えています。
リップクリームを選ぶ際に見るべきポイント
リップケア製品に関しては、とんでもなく沢山の選択肢が目につきます。では、実際に唇の潤いと健康を保ってくれるリップクリームを使えているかどうかは、どうすれば確認できるのでしょうか?ピリアング医師が、2つの提案を紹介しています:
- シンプルな石油ベース(ワセリン)の製品を探す。これらは、唇の潤いを保ち、ひび割れを起こすのではなく、防いでくれるためお勧めです、とピリアング医師がおっしゃっています。
- 少なくともSPF(紫外線保護効果)30のリップクリームを使う。そして、リップグロスや口紅も、SPF30以上のものを探すことが重要です。長時間外にいる時、あるいはスポーツをしている時もしくはプールやビーチにいる時は、絶対に唇に日焼け止めを使うべきですとピリアング医師が付記しています。
リップクリームが中毒になることはないの?
リップクリームは、ひび割れた唇を癒してくれるように感じるかもしれません。しかし、中々やめられない悪い習慣になってしまうこともあり得るものです。
ですが、本当にリップクリーム中毒になる可能性はあるのでしょうか?
肉体的な意味では、その可能性はありません、とピリアング医師が言い切っています。しかし―他のどんなものでもそうですが―リップクリームが心理的な拠り所になってしまう可能性はあります。
「間違いなく癖にはなり得ます」とピリアング医師が話している通りです。「リップクリームを塗ると唇が落ち着き、気持ちがよく、とても快適になります。これは、ストレスや不安を解消する、無意識な癖につながりかねません―ちょうど、髪をクルクル巻いたり、爪を噛んだりするのと同じようなものですね。」
リップクリームを使う頻度に注意し、自分が本当に保護や保湿の必要性からリップクリームを使っているのか、それとも他の理由からリップクリームを使ってしまっているのかしっかり確認することをピリアング医師が勧めています。
まだ確信が持てないですか?ピリアング医師が、リップクリームに心理的依存があるかどうかを判断するために、自分自身に尋ねることが可能ないくつかの常識に関する質問を用意してくださいました:
- リップクリームを頻繁に塗りますか?
- リップクリームを常に持ち歩かないと気が済まないですか?
- あちこちにリップスティックを隠し持っていますか?(財布の中?車の中?寝室?洗面所?)
- リップケア製品にお金をたくさん使いますか?
- 友人や家族に、リップクリームを頻繁に使ったり買い過ぎたりしていることについてコメントされたことがありますか?
- 唇のことが気になって、集中できなかったり、人生を楽しめなかったりしませんか?
このリストで「はい」と答えた質問が多ければ多いほど、リップクリーム依存である可能性が高くなります。でも、朗報があります: 唇を危険にさらすことなく、使用量を減らすことが可能なのです!
ひび割れた唇のためのその他の治療法
大好きなリップスティックに頼るのを減らしたいけれど、乾燥が気になるですって?以下、リップクリームに代わる、唇の潤いと幸福感を保つのに役立つものをいくつかご紹介しましょう:
- 内側も外側も水分をたっぷりと。水をたくさん飲む理由の長いリストに、ふっくらと潤いのある唇を加えましょう。
- 加湿器を使う。夜、寝室に加湿器を置いておくと、特に寒く乾燥した日には、肌に必要な潤いを与えることが可能となります。
- 辛い食べ物は避ける。唇の皮が剥けたりひび割れたりしている場合、辛いものを食べると本当に痛いです。もし唇がまだカサカサしていなくても、タコス・チューズデーの後にはカサカサになってしまってもおかしくありません!香辛料はおいしいですが、唇のデリケートな皮膚を刺激し、水分が失われやすくなる可能性があるものなのです。
- 唇を舐めないように。唇を舐めるのは自然な衝動ですが、唇を舐めるとより乾燥が進み、余計に傷つきやすくなってしまいかねません。
- 歯磨き粉を変える。歯磨き粉に何が入っているか気にしたことはありますか?日頃から唇の乾燥と戦っていらっしゃるなら、そろそろチェックする時期かもしれません!多くのリップクリームと同様、歯磨き粉にも様々な成分が含まれています。これらの成分のどれかにアレルギーがある場合、口唇炎と呼ばれる反応を起こす可能性があります。
- 角質除去剤を自分で使わない。リップスクラブ、ポリッシュ(ツヤ出し)、エクスフォリエーター(角質除去剤)は、ソーシャルメディアではよく使われていますが、病院の診察室では全く使われていません。デザイン上、刺激を産んでしまうのです!スクラブ系製品は唇の表皮の保護層を剥がし、これにより皮膚の保護機能を低下させ、最終的には唇を乾燥させてしまいます。
- 唇を剥かないで!唇がカサカサしていると、噛んだり皮を引っ張ったりしたくなる衝動を抑えるのは難しいことです。しかし、皮が自然と剥けるのを待つことが大切です。日焼けで皮が剥けるのと同じように、唇の傷ついた角質には役割があります: 乾燥した空気やその他の刺激にさらされる前に、新しい皮膚細胞を保護してくれているのです。古い角質を早々に取り除いたり噛んだりすると、炎症、乾燥、および感染症を引き起こす可能性が出て来てしまいます。
疑問がある場合は、医療機関に問い合わせましょう
人類は長い間、唇の形、大きさ、色、質感に気を取られてきました。美の基準は時代とともに変化していますが、健康的な唇は常に流行しているものです。
また、大きなビジネスでもあります。つまり、化粧品会社やソーシャルメディアのインフルエンサー、それから自称専門家が沢山いて、完璧な口元になる方法を熱心に教えてくれているのです。間違った情報があふれています。その中には恐ろしいものまであるものです。
ピリアング医師はその一例を挙げています。「リップグロスのツヤは太陽の光をより多く通して、皮膚ガンのリスクを高めるという俗説があります。唇に皮膚ガンができることはありますが、リップクリームにガンを引き起こすものは含まれていません。」
ピリアング医師は、情報過多を避け、唇について疑問に思うことがあれば、皮膚科医に直接相談することを勧めています。皮膚科医は、事実と虚構を区別し、唇を長く甘美に保つために必要なお手伝いをしてくれますよ!
まぁ当たり前っちゃ当たり前ですけど、ちょうど歯磨き粉みたいなもんで、そりゃリップをバリボリ食べたり歯磨き粉をチューチュー吸いまくったら体には良くないかもしれませんけど(笑)、通常使用の量で多少体内に取り込んでしまう分には一切何の害もないものだと考えて良さそうだということですね。
中毒性うんぬんに関しては、「あるわけないやろ(笑)」と思えたものの、そういえば確かに、中毒まではいかないまでも、いつ見ても塗り塗りしてる子とか、いるっちゃいる気がしますね(笑)。
これも、特に害はないわけですけど、単純に、「そこまで塗らなくてもいいと思うよ」という話で、無駄といえば無駄になっているということでした。
リップに関してまた適当に話を広げようかとも思ったものの、意外と記事が長く、また時間もないため、全く大した話でもありませんしまたいつか機会があったらにしようと思います。
