それでは傷・ヤケドシリーズも一通り面白そうな記事は見終えた所で、途中の記事で取り上げられていた興味深い話を順次見ていこうと思います。
まずは、こないだワセリンを塗りたくるトレンド美容「スラッギング」(意味:「ナメクジベトベト化」的な感じ)なんかも見ていましたが、それと関連して、保湿剤について!(↓)
ページ内のスクロールバーがかなり短い=かなり上下幅がある長い記事だと思ってたんですけど、案外箇条書き1行数単語レベルの部分も目立ち、思ったほどは長くなさそうなんですが、まぁそんなことはともかく、保湿剤ってのは、温暖湿潤な日本といえども特に冬は乾燥して肌がひび割れたりトラブルになったりしますから、気になる話だと言えましょう(シーズンは完全に過ぎてしまいましたが)。
世界最高峰の呼び声高いクリーブランド・クリニックがどんなものを推奨しているのか、今回もhealth essentials記事を参考にさせていただく形です。
乾燥肌にベストな保湿剤は?見るべきポイントと使い方がこちら(The Best Moisturizer for Your Dry Skin? Here’s What To Look For and How To Use It)
体にはクリーム、顔にはローションを選び、香料や植物成分は避けましょう
乾燥肌で悩む方にとって、その苦しみは本当に辛いものです。健康を保ちたいので、頻繁に手を洗ったり(グッジョブ!)、急ぎのときには消毒剤を使ったりしていらっしゃることでしょう。しかし、特に寒い季節には、基本的な衛生行動でさえ肌をつっぱらせたり、痒みを感じさせたり、不快なほど乾燥したりすることがあるものです。
キーとなるポイントは?乾燥肌に合った正しい保湿剤を選び、肌を清潔かつ潤った状態に保つために皮膚科医のアドバイスに従うことです。
しかし、お店にはスキンケア商品―どれも「史上最高の肌」を謳うもの―があまりにも多く存在する中、どの保湿剤が自分の乾燥肌に合っているのでしょうか?皮膚科医のアレハンドラ・エステマリクMD(医師)が、保湿剤について深掘りしてくださいます: 探すべきポイント、塗り方、そしてその他の乾燥肌ケア方法についてです。
なぜ乾燥肌に良い保湿剤が重要なのか
保湿剤の最も大きな役割は、肌のモイスチャー(水分)バリアを潤すことです。
モイスチャー・バリアとは何なのでしょう?
「肌のバリアとは、皮膚の最も外側の層のことです」とエステマリク医師が説明しています。「これは、内側の細胞を損傷から守る鎧のようなものなのです。」
寒い天候、強い石鹸、過剰な角質除去やその他諸々は全て、この硬い外殻を傷つけ、肌に乾燥、粉ふき、または痒みを引き起こし得ます。
乾燥肌に合った保湿剤の選び方
正しい保湿剤を使うことで、この大切な鎧の層に水分を与え、肌の健康を保てます。CeraVe®(セラヴィ)、Aveeno®(アビーノ)、Avène®(アベンヌ)、La Roche-Posay®(ラロッシュポゼ)、Eucerin®(ユーセリン)、Cetaphil®(セタフィル)といったブランドの保湿剤は、エステマリク医師が特に推奨しているものです。
乾燥肌向けの良い保湿剤が、他より優れているのはどんな点なのでしょうか?乾燥肌向けの効果的な保湿剤を選ぶポイントを見ていきましょう。
1. 体にはクリームを選ぶ
体の乾燥には保湿クリームが効果的です。ローションではありません。両者には違いがあります。
「肌に水分を与えるものは全て保湿剤とされます」と説明するのはエステマリク医師。「ただし、『ローション』と表示されている製品は、クリームよりも水分とアルコールの割合が高いのです。ですから、ローションの方が、より肌を乾燥させてしまう可能性が高いんですよ。」
顔にはローションが良い選択肢ですが、それは後ほどまた見ていきましょう。
2. 香料は避ける
特に乾燥肌、敏感肌、またはアレルギーがある方は、香料や植物由来成分を含む製品は避けるのが望ましいです。
「特に敏感肌の方の場合、香料や植物成分は、アレルギー性物質になりやすくなっています」とエステマリク医師が指摘している通りです。「香料入りの製品を使うと、これは肌のアレルゲンですから、最終的には炎症を引き起こします。そして炎症は粉ふきや痒みにつながるのです。」
「天然」「オーガニック」な植物成分は、自然界に存在するものですから肌に良いと思われがちです。しかし、エステマリク医師が付記している通り、ツタウルシ(※触るとかぶれる強い毒性のある植物)も自然界に存在しています。「香料は砂糖のようなものですね。誰もが惹かれるけれど、肌には悪いんです。」
エステマリク医師が、以下の香料・植物成分を、避けるべきものとして挙げています:
- フレグランス・ミックス(※香料の混合品)
- ペルー・バルサム(※ペルー産のマメ科植物から得られる樹液)
- シナマル(※シナモンの香り成分)
- オイゲノール/イソオイゲノール(※ローリエなどに含まれる芳香油)
- ラベンダー
- レモンまたはリモネン
- ライム
- 柑橘系オイル
- オレンジ
- ハッカ油(ペパーミントオイル)
- ローズオイル
- ティートリーオイル(※オーストラリア原産植物由来の抽出物)
- トコフェロール(※ビタミンE)
- タイム(※ジャコウソウ、ハッカの一種)
- イランイラン(※フィリピン原産の花から抽出される芳香油)
そして、仮に「無香料」と表示されている製品であっても、アレルゲンが含まれていないわけではありません。
「皆さん香料フリーを低アレルギー製品だと考えていらっしゃいます。しかし、こういった植物成分が含まれている保湿剤は、低アレルギー性とは全く言えないんです」とエステマリク医師が付け加えています。
3. 正しい成分を選ぶ
保湿製品を選ぶときは、成分表示―価格ではなく―を最初に見るようにしましょう。
「スキンケア製品の価格には物凄く幅があります。しかし、高ければ安い物よりもより良く効くというわけでは全くないんですよ」とエステマリク医師が強調しています。「成分の組み合わせの方が、お値段よりも、効果の有無を判断する上で遥かにずっと大切です。」
乾燥肌、粉ふき肌、またはウロコ肌に有効な成分は以下の3つのクラスに分類されます:
- 保湿剤(ヒューメクタント)
- 閉塞剤(オクルーシブ)
- 柔軟剤(エモリエント)
「良い保湿剤は、これら3つのクラス全ての成分を含んでいます」とエステマリク医師が話しています。
この乾燥肌向け成分を、詳しく見てみましょう。
保湿剤(ヒューメクタント)
ヒューメクタントとは、皮膚の内側(真皮)から外側(表皮)に水分を引き上げる成分です。また、古い角質を落とし、空気中の湿気を使って肌を潤す手助けもしてくれます。
代表的で有効な乾燥肌向け保湿剤のヒューメクタントには以下が含まれます:
閉塞剤(オクルーシブ)
オクルーシブは、ヒューメクタントと横並びで作用します。水分が逃げるのを防ぐことで、保湿剤の効果を持続させてくれるのです。
以下のような成分をご覧ください:
- ジメチコン(特に手の乾燥に効果的)
- ラノリン
- ペトロラタム(※鉱油=ワセリン)
柔軟剤(エモリエント)
エモリエントは、穴だらけの道路を補修するアスファルトパッチのようなものです: 乾燥による肌のひび割れを埋め、肌を滑らかにしてくれます。中にはオクルーシブとして働く成分もありますから、以下を含む保湿剤を選べば一石二鳥となります:
セラミド
表皮の約半分は天然セラミドでできています。これは脂質で、水分を閉じ込める役割があるものです。
合成セラミド入りの保湿剤は、この天然セラミドによる潤いブースト機能を補ってくれます。
保湿剤中の、以下の一般的なセラミドを探してみてください:
顔用の良い保湿剤は?
顔に使う乾燥肌向け保湿剤はノンコメドジェニック、つまりニキビを引き起こさない製品を選ぶようにしましょう。
「顔の皮膚は体より薄く、より敏感です」とエステマリク医師が説明しています。「顔用の保湿剤はやや軽めであるべきです。ジェルやローションタイプが一般的に適していますね。ただし、重度の乾燥肌の場合は例外です。」
また、SPF(紫外線保護指数)30以上の日焼け止め入り保湿剤を一年中使うようにしましょう。SPFは、太陽光の有害なUVAおよびUVBから守ってくれ、これは皮膚ガンおよび太陽光による老化効果を防ぐために重要です。
「酸化亜鉛や二酸化チタンといった、ミネラル成分のSPFが含まれているものが私のお気に入りです」とエステマリク医師が例示しています。
ビタミンCやレチノールなど、アンチエイジング成分も顔用保湿剤に含まれているとより良いです。
乾燥肌の潤いを維持し続ける方法
OK、正しい保湿剤を手に入れました。しかし、それをどう使うかというのも、製品そのものと同じくらいに重要なことなのです。
意外にも「ただ塗ればいい」わけではありません。
エステマリク医師が勧める乾燥肌の保湿方法は以下の通りです。
シャワーを減らす
驚くかもしれませんが、乾燥肌の方は、毎日シャワーを浴びない方が良いのです。1日おきくらいにしてみましょう。
「シャワーを頻繁に浴びすぎると、皮膚のバリアにやがて小さな損傷が生まれてき得ます」と語るのはエステマリク医師。「そのダメージは何日も何ヶ月も蓄積します。これが乾燥やひび割れを引き起こし、発疹の発症や皮膚感染に罹りやすくなってしまうのです。」
傷ついた皮膚は、アレルゲン、刺激物、それからウイルスやブドウ球菌のような細菌を含む病原体に対してより無防備になってしまいます。
「洗いすぎが、湿疹の子供をイボやウイルス性皮膚感染症に罹りやすくしてしまうのもそのためです」とエステマリク医師が付け加えています。
お湯はぬるめに
熱いシャワーが好きな方には申し訳ないですが、シャワーは熱湯ではなく、ぬるま湯にしてください。
水分は肌の保護バリア―つまり刺激物を排除し、潤いを保つ、天然の脂分を剥がしてしまいます。さらに、火傷しそうなほど熱いシャワーを浴びると、肌から水分が蒸発し、状況は更に悪化してしまうのです。
短く済ませる
お風呂やシャワーでダラダラするよりも、短時間で効果的なシャワーを浴びた方が、肌は喜びます。できる限りシャワーは短め―最大でも5~10分程度―にとどめ、脇の下、鼠径部、それから足など、「汚れた部分」を重点的に洗うようにしましょう。
完全に拭き取らない
シャワー後は軽く水分を拭き取るだけにしましょう。
「シャワーを終えたら、滴るほど濡れていない程度に軽くタオルを当てて、肌には少し水気が残るようにしてみてください。」とエステマリク医師が勧めています。「その後、水分を閉じ込めるために、3分以内に保湿剤を塗るようにしましょう。」
毎回保湿する
保湿剤はコンスタントに使わないと意味がありません。ベストな効果を得るためには、入浴・シャワーの後は毎回必ず使用するようにしてください。
「シャワーを浴びた後、保湿剤が失った脂分を補い、肌を守る手助けをしてくれます」とエステマリク医師が強調しています。「一貫して使い続けることがキーです。特にアトピー性皮膚炎や湿疹の方であれば、コンスタントな保湿剤の使用により、症状の頻度や重症度を軽減できますよ。」
もし保湿剤と入浴習慣を変えても改善しない場合は、皮膚科医などの医療従事者にご相談ください。肌がもっと心地よくなるお手伝いが可能です。
まぁやはりやや長めでしたが、後半の「保湿法」は、保湿剤の塗り方どうこうというより完全にただシャワーの話だけになっており何か笑えましたけど、「毎日浴びるな!」はやっぱり、高温多湿&お風呂大好き国家の日本では、ちょっとどうかなぁ、と思える点かもしれませんね。
とはいえ、乾燥に悩むのは真冬ですし、まぁ真冬ならシャワー・入浴を隔日にしてみるというのも、本当にドライスキンが酷い場合には実際効果的なのかもしれません。
保湿剤そのものは、まぁやはり何だかんだ、有名所の伝統的な製品が間違いないんじゃないかなぁ、なんて気がします。
まぁ好みもありますけど、成分表を見て、上記挙げられていたものがしっかり入ってるものを選ぶのがベストと言えそうですね。
