DHAを筆頭に、身体に良い(というか生きていく上で必須)脂肪ことオメガ3脂肪酸にまつわるあれこれを見ていましたが、「そもそもオメガ3とはどう良いのか?」という記事を今更ながら見てみようかと思ったものの、何だか既に何度も触れていた気がする似たような内容が目に付いた(パッと見でも、「魚の名前と、オメガ3含有量」のまとめ表という、前回の水銀記事でも載っていたものがまたあった感じです)こともあり、まぁ2回連続似たようなものもなぁ…と思えたため今回はパスして、これも関連記事でリンクが貼られていた、「最高に健康的な魚・最悪に健康的じゃない魚3選ずつ」という、とても興味深いものを今回は見ていこうかなと思います。
普通に3つずつ挙げられているだけの簡単なまとめ記事でしたが、「最高」な方はともかく、「最悪」な方は、勝手に漁獲しておいて「最悪」とか、なんと人間は勝手なものよ……と思えると言いますか、
「魚は美味しいから食べるの!不健康だからやめるべきとかバカバカバカ、ヤな奴ヤな奴!もう知らない!」
と、相変わらず僕の心の中のホリエモンが色めき立ってしまいますけど(何かサツキと雫ちゃんが混じってますけど(笑))、実際、魚ならたとえちょっと良くなくてもいいタンパク源だと思うけどな…と思えるものの、とりあえず何が挙げられているのか、早速本文を見て参りましょう。
3つの、最も健康に良い(そして最悪な)魚(3 Healthiest (and Worst) Fish For Your Health)
以下のバリエーションから、タンパク質の選択肢を広げましょう
イワシからサバまで、魚にはオメガ3脂肪酸からタンパク質にわたる複数の有益性が存在します。しかし、他の魚と比べてより体に良い種類がいくつかあるのです。登録栄養士のジュリア・ズンパノRD/LD(登録栄養士/管理栄養士)が、もっと注目されるべき3種と、避けるべき3種の魚をご紹介くださいます。
ベスト
1. イワシ(Sardines)
イワシには多様な効能があります。
「イワシを選べば間違いありません」とズンパノ栄養士がおっしゃっています。「オメガ3脂肪酸の素晴らしい供給源であり、天然で獲れ、しかも値段も安いです。」
イワシは、3オンス(約85グラム)あたり2グラムの心臓に良いオメガ3系脂肪酸を含んでおり、これはあらゆる魚の中でも最高レベルのオメガ3系脂肪酸と最低レベルの水銀となっています。カルシウムとビタミンDも豊富なので、骨の健康もサポートしてくれます。栄養強化製品以外に、ビタミンDを含む食品は他にほとんど存在しません。水、トマトジュース、あるいはオリーブオイルと一緒にパッケージされていることが多いです。ラベルを読んで、ナトリウムと脂肪の1日の制限値を超えないように気を付けましょう。
「イワシは持続性のある方法で漁獲されている可能性が高いので、妊娠中や授乳中の女性にも安全な選択となっていますよ」とズンパノ栄養士が注釈を加えています。
頭まで丸ごと、魚全体と向き合うことが不安ですか?現在では、食べられる部分だけが含まれています。イワシにレモン汁と小さじ1杯のオリーブオイルをかけたり、刻んだトマトとバジルや、オレガノもしくはその他イタリアン調味料を添えたりしてみてはいかがでしょうか。手軽なおつまみには、イワシを全粒粉のクラッカーに乗せて召し上がれ。
2. ニシン(Herring)
ニシンのような脂質に富んだ魚は、1食分3オンス(約85グラム)あたり約1.5グラムのオメガ3系脂肪酸を含んでいます。ニシンも、サーモンやマグロよりも多くのオメガ3脂肪酸を誇っています。オメガ3脂肪酸は体内で作ることができないため、人間の健康には必須のものとなっています。
ニシンは、マグロ、キングサバ、メカジキ、オヒョウといった、オメガ3脂肪酸を多く含む他の魚に比べて、水銀含有量が少ないです。
「冷やして、白ワインビネガー、赤タマネギ、そしてディル(※イノンドとも呼ばれる、ハーブ・香辛料)を軽くマリネして食べてみるのはいかがでしょう」とズンパノ栄養士がご紹介くださっています。「ニシンをマスタードとディルで和えるのも人気ですね。」
3. サバ(Mackerel)
アラスカ産のアトランティック(大西洋)サバと、アトカサバ(ほっけ)は、炎症と闘うオメガ3系を多く含み、水銀が少ないですが、全てのサバが一押しなわけではありません。西大西洋とメキシコ湾産のキングサバは、水銀含有量が多いです。ズンパノ栄養士は、水銀の懸念から、スペインサバ(サワラ)も制限するよう提案しています。
「サバを焼いたり、茹でてサラダに加えたり、グリルした野菜を添えたりしてみてください」とズンパノ栄養士が付記しています。
ワースト
一方、以下の人気な魚を注文したり、スーパーでカートに入れたりするのは、よく考えてからにしましょう:
1. ティラピア(Tilapia)
「確かに、ティラピアは無駄な脂身のないタンパク源ですが、サーモン、マグロ、ニシン、イワシといった脂肪分の多い魚に比べ、オメガ3含量に欠けています」と語るのはズンパノ栄養士。
ほとんどの人は、オメガ3を食事で十分に摂っていません。魚を楽しむなら、この必須栄養素を多く含む魚を選ぶのがベストですね。
2. マグロ(Tuna)
「新鮮なマグロは、オメガ3の非常に良い供給源ですが…」とズンパノ栄養士が語ります。「しかし、寿司を食べたいという皆さんの欲求が、私たちを水銀中毒の危険にさらしているかもしれません。」
高濃度の水銀にさらされると、認知障害やその他の健康問題のリスクが高まります。ツナ缶も、必ずしも安全ではありません。ビンナガマグロはアメリカで非常に人気のある魚のひとつですが、メチル水銀の濃度が常に高いのです。
「各缶の水銀濃度をチェックしている会社から購入しない限り、ライトツナ缶でも同じです」とズンパノ栄養士が続けています。「しかし、現在このような特別な措置を執っている会社はほとんどありません。」
3. 輸入ナマズ(Imported catfish)
ナマズは90%が輸入品で、汚染された水域で生産されることが多く、危険な化学物質や抗生物質が含まれている可能性があります。ナマズがお好きなら、アメリカ水域で養殖された品種を選ぶか、似たような味を持つアジア産のコイをお試しあれ。
次に夕食を選ぶ際には、オメガ3を多く含み、水銀が少なく、安全な水域にて持続可能な漁法で捕獲された魚を選ぶための、こういったヒントを参考にしてみてください。魚の缶詰を購入する際は、BPAフリー(※プラスチック製品に含まれる化学物質ビスフェノールAを含まない)であることを確認しましょう。きっと、今まで試したことのないメニューが楽しめるはずですよ。
ワーストで最悪の魚は、ティラピア!
…ティラカス涙目顔真っ赤(笑)……って、ティラピアなんて聞いたこともない魚でしたけど、ウィッキー先生いわく、「非常に美味」だそうですね(↓)。
しかし、脂身が少なく高タンパク質とのことですし、ω3が少ないだけで「最悪」のレッテルも可哀想と言いますか、「魚は別にオメスリのためだけに食べるわけでもなくない?」って気はするかもしれません。
むしろ、「なぜかオメガスリーが少ない、良くない油まみれでギトギトの魚」みたいなのが選ばれると思っていたので、高タンパクであっさり美味しい魚が選ばれるのはやや意外でした。
とはいえ何だか逆に気になりますし、一度食べてみたい気もします(笑)。
一方、ワースト2位は、日本人の大好きなマグロ(ツナ)でしたが、これはやはり水銀が懸念とのことですね。
ワースト3位のナマズも、「そんなん食べる奴いるのかよ(笑)」と思える感じでしたが、「似た味の鯉」なんて書かれていましたし、カープなんて日本では食用じゃないにも程がありますから、メリケンさんたちの魚レベルはあまりにも低すぎてホトホト嫌になっちゃうかもしれません(笑)。
そんなわけで最悪の魚はそこまで最悪でもなくない?…と思えましたが、ベストの方はイワシにニシンにサバと、まぁ何となく納得のラインナップに思えるものでした。
サーモン大好きアメリカ人だし、サーモンが入るかと思ってましたが、やっぱり青魚が栄養面では勝っているのかもしれませんね。
食に興味のない僕は、名前を言われてもイマイチピンと来ないのですが、でも、おでんだか味噌汁だかに入っていたイワシのつみれ、あれはめっちゃんこ好きでしたねぇ~。
基本的に、健康意識とかそういうの抜きに、僕は昔から油っこいものよりも何というかタンパク質的な味気ないものの方が好きですし、「自分が好きなものはみんな健康」みたいなイキリをしたいわけではないものの(笑)、「イワシ is No.1」は嬉しいというか、納得のランキングにも思えます。
ただそういえばイワシはサンマみたいに焼き魚で食べた記憶がなく、あの「ただの肉塊」のつみれの記憶しかないので元の姿形すら想像つかないんですけど(笑)、それもあって、まぁやっぱり僕は「好きな魚は?」であえて選ぶならサンマかなぁ、などと思えるものの、「中国人がサンマの美味さに気付いて、乱獲されてしまい最近は値上がり気味」なんてニュースも以前見た気がしますし、このままアメリカ人の皆さまにおかれましてはサンマの美味しさを知らずに死んでいっていただけましたら幸いに存じます(笑)。
…まぁそれは冗談ですが、基本的に魚が健康なことには変わらないと思うので(改めて、ピラティス…じゃなくてティラミス…でもなく、ティラピアでしたか(笑)、ティラさんも、決して不健康な食材ではないと思います)、最近めっきり魚を食べていませんし、気ままに缶詰コーナーでも覗いてみようかなぁ、という気分になりました。
魚のパワーは偉大、ってことですね!