意外とチーズは不健康…?!

今回も引き続き、ここ最近見ていたダイエット記事で挙げられていた各食品にまつわる蘊蓄記事から、前回はミルク、前々回はヨーグルトと乳製品を見ていたので、今回もそれに倣いまして、これまた僕は毎日必ず食べています、チーズ

 

health.clevelandclinic.org

 

こないだ見ていたダイエット記事で何度か、意外なことに結構「悪者」として登場していた印象がありました。

 

例によって、何と書かれていようと、僕の心の奥底に潜むホリエモンが「チーズは美味しいから食べるの!」とぶち切れる未来しか見えないわけですが(笑)、しかし、やはり乳製品として健康的なイメージが強かったチーズ、気を付けるべきものなのかどうか、今回も早速参りましょう。

 

チーズは体に良いの?(Is Cheese Good for You?)

適量が鍵です: カルシウムとタンパク質の良い栄養源ですが、カロリーやナトリウムも高くなっています

 

 

ドロッとしているかもしれません。ネバネバしていることもありましょう。シャープな味、バターのような味、しょっぱい味もあり得ます。これらは、チーズの味というものを、そう、「ゴーダ」たらしめる要因のほんの一部に過ぎないものです。

チーズボードを作ろうが、ハンバーガーにスライスを乗せようが、一切れをスナック感覚でつまもうが、チーズ―ゴルゴンゾーラ、カマンベール、ペコリーノ・ロマーノのように、何千種類もあるものです―は、私たちの生活に遍在しているものと言えますね。

しかし、チーズは健康に良いのでしょうか?

「イエスであり、ノーでもあります」と登録栄養士のアレクシス・スパンMPH/RD(公衆衛生学修士/登録栄養士)がおっしゃっています。「チーズは素晴らしいメリットも確かに持っていますが、飽和脂肪酸やナトリウムの量など、マイナス面もあるんです。」

それでは、チーズの健康効果について(そして毎日食べてもいいのかどうか)スパン栄養士が説明してくださいますので、今回は少しチーズなムードになってみましょう。

(※「cheesy」は「安っぽい、低俗、ベタな」というややネガティブめな意味がメインですが、この文ではあまり相応しくないので、「チーズなムード」で「おかしいぐらいにバカ騒ぎする」「恥ずかしくなるぐらいに感情が高ぶる」的なことを言いたい感じなのかなと思います。)

 

チーズの健康メリット

確かにもちろん、チーズは台所の主要食品と言えますが、体内ではどのように作用しているのでしょうか?スパン栄養士が、いくつかの健康効果について論じてくださっています。

 

歯の保護に役立ち得る

チーズで歯を磨くべきではありませんが(気持ち悪い!)、チーズを食べることは、いくつかの異なる方法で虫歯を減らすのに役立つかもしれません。チーズを噛むと、口の中の唾液の流れが促進されます。唾液は歯垢を分解し、糖分を除去する一助となるものです。

またチーズを食べると、チーズに含まれるカゼイン(チーズの主なタンパク質)と乳清(ホエイ)タンパク質のおかげで、口の中の虫歯菌を減らす役にも立っているかもしれません。

「これは、チーズを食べることの意外な利点です」と語るはスパン栄養士。「複数の研究で、乳製品は実際に歯に対してある程度の保護作用を有することが示されています。」

 

血圧を下げる可能性がある

チーズを含む乳製品が血圧を下げるのに役立ち得ることを示した研究が複数報告されています。アンジオテンシン変換酵素を阻害する生理活性ペプチドが、血圧の調節に役立つと考えられているようです。

「こういった研究は疑ってかかった方がいいとはいえるかもしれないですね」とスパン栄養士は注意を促しています。「チーズには血圧を下げる作用があるかもしれませんが、チーズに含まれるナトリウムは血圧を上げる作用もあるんです。ですから、血圧を下げる方法として、チーズを食べ過ぎたり摂取し始めたりすることを、私ならばしないでしょうね。」

 

心臓病や糖尿病の予防に役立つかもしれない

ブリー、チェダー、それからブルーチーズといった一部のチーズには、乳製品や牛肉に含まれるオメガ6脂肪酸である共役リノール酸(CLA)が含まれています。

CLAについてはまだ分からないことが多いです。初期の研究では、CLAが脂質パネル(※各コレステロール値などの、空腹時脂質レベルのこと)の改善や血糖値の低下に役立つ可能性があると示されている一方、ヒトを対象とした研究はあまり行われておらず、CLAの悪影響については議論がなされている状況です。

しかし、チーズやその他の食品からCLAを摂取するほうが、CLAサプリメントを摂取するよりも良いかもしれないという研究結果も存在しています。

「CLA、それから一般的なチーズについて知っておくべきことのひとつに、牧草飼育された動物由来のチーズを食べると、より豊富な栄養素とより多いCLA量を摂取できる傾向がある、ということが挙げられますね」とスパン栄養士が語ります。

ラベルやパッケージには、通常、100%牧草で飼育された、つまり牧草だけを食べた牛由来の牛乳で作られたチーズであることがはっきりと明示されています。

 

健康な腸をサポートする

カッテージチーズ、プロボローネ、スイスチーズは、健康な腸内細菌叢を維持したり作り上げたりするのに役立つ善玉菌を意味する、プロバイオティクスを含むチーズの一種です。

「腸の健康に役立つ特定のチーズもあります」とスパン栄養士が話します。「チェダー、パルメザン、ゴルゴンゾーラ、ゴーダといった選択肢は、善玉菌を供給し、腸内環境を良好に保ってくれるという点で、どれも大変優れたチーズですね。」

 

オメガ3脂肪酸の良い摂取源である

オメガ3脂肪酸は、体の様々な部分に有益な働きを及ぼし得ます: 脳、心臓、目、免疫系、そして消化系などが挙げられます。

不飽和脂肪酸は人間の体内で効率的に生成できないため、一般的には魚などの食品から摂取することになるものです。アメリカ農務省(USDA)は、成人は1週間あたり、脂がのった魚を8オンス(約227グラム)以上摂るよう推奨しており、これは約250ミリグラムのオメガ3脂肪酸群に相当します。

「オメガ3脂肪酸を含むチーズは実際たくさんあります」とスパン栄養士が語ります。「ここで注意しなければならないのは、牧草で飼育された乳製品は人間にとって少し良い傾向があるということです。標準的なアメリカ人の食生活では、オメガ3脂肪酸の摂取量が少なすぎますから、食事でもっと摂るようにしたいところですね。」

 

チーズの栄養

では、チーズは健康的なのでしょうか?

チーズにはカルシウム、脂肪、タンパク質が含まれており―そして、ビタミンAとB12、それから亜鉛リボフラビンも含まれています。チーズには免疫系を助ける抗酸化物質である、セレンも含まれています。

「多くの方々にとって、チーズは食生活における主なカルシウム源です」とスパン栄養士が続けています。「カルシウムの必要量を満たすのに、チーズは素晴らしい方法になり得るものなんですね。チーズからはタンパク質も摂取できますが、これはあまりみなさんが食べるときに意識していないものかもしれません。しかし、筋肉を強く健康に保つためには、タンパク質が必要なのです」。

そして、カルシウムを摂取する最善の方法は、サプリメントからではなく、食事からであることを努々忘れないようにしましょう。

サプリメントからの摂取が必要だと感じたら、サプリメントを追加する前に必ず、かかりつけの医師に相談するようにしてください」とスパン栄養士が付け加えます。

さて、欠点です: チーズはカロリー、飽和脂肪、塩分が高く、食物繊維が少ないことが挙げられます。

「重度の心臓病で血圧を真剣に気にしていらっしゃる方は、飽和脂肪酸とナトリウムの量が多いので、念のため安全を期してチーズを大幅に制限するか、あるいは完全に控えたほうが良いでしょう」とスパン栄養士が言及しています。

 

チーズを毎日食べるのは悪いことなの?

では、誰しもが疑問に思っていることに触れていきましょう: チーズは毎日食べてもいいのでしょうか?

これは完全に、他の食事がどのようなものなのかによります。

「一般的に、飽和脂肪酸とナトリウムが非常に少ない食事をしているのであれば、1日に2~3オンス(約57~85グラム)のチーズを食べることは、安全とは言えそうです」とスパン栄養士がおっしゃいます。「健康的な食生活を心がけていたり、心臓に不安を覚えていたりする方は、1日1オンス(約28グラム)、あるいはもしかしたらそれより少ない量を週に数回だけ、良質なチーズを食べるようにするのが良いでしょう。」

妊娠中の場合、医師はソフトチーズを食べないようにアドバイスしています。そういったチーズは殺菌されておらず、リステリア菌が含まれている可能性があるためです。乳糖不耐症の方に向けては、ミュンスターやパルメザンのように乳糖の量が少ないチーズもございます。

「でも、乳糖不耐症の方は、チーズを食べる量を制限するのが本当に一番です」とはスパン栄養士の言。「食べ過ぎは腸に悪影響を及ぼしかねませんよ。」

では、デメリットを考慮した場合、チーズは過剰な宣伝文句に相応しいだけの価値があるのでしょうか?

「チーズには明確な利点があります」とスパン栄養士が語っています。「マイナス面もあるので、チーズを食べる量には注意すべきですが、適度にチーズを楽しむことは間違いなく適切なことだと言えますよ。」

 

…案外、そこまで悪し様には言われてなかったといいますか、何か漠然と「何事も適量がベストです」みたいな、言わなくても当たり前すぎる情報量ゼロの無価値な記事だったようにも思えちゃいましたけど(毎度勝手に参考にしておいて酷い言い様ですが(笑))、こないだの地中海式ダイエットの記事(↓)では、明白に「控えた方がいい」と書かれていたわけですけれども…

con-cats.hatenablog.com

…多分、この記事の語り手であったズンパノ栄養士が単にチーズ嫌いのチーズアンチだっただけで、今回のスパン栄養士的には「そんな、そこまでダメじゃないよ」という感じだったのかもしれませんね(そんな個人の好みで天下のクリーブランド・クリニックが記事を通すわけもないので、そんなことはない気もしますけど(笑))。

 

いずれにせよ、まぁ「塩分・脂質が高い」ってのは予想できた話で、僕は具体的にチーズの種類が挙がって「これは良くないです」と説明してくれるかと思っていたのですが、そういった話はなくてやや残念だったものの、しかし、チーズの種類もよく分かんないですよね。

 

日本はやはり欧米に比べてそこまでチーズは普及&慣れ親しまれているものじゃないですし、「スライスチーズ」とか「6Pチーズ」とか「さけるチーズ」とか、形しか書かれていないものばかりで、そういやあいつらは種類で言えば一体何なんだよ、と思えるわけですけど…

 

…おなじみ雪印のスライスチーズ、こちらの製品情報を見てみましたが…

 

www.meg-snow.com

 

…「プロセスチーズ」とあるだけで、どんな名前のチーズが使われているのかはやっぱり書かれていない…!

 

「何を加工したチーズなのか知りたいのに…」と思ったのですが、ちょうど、僕が日本にいた頃は見た記憶が全くない、割と新しい製品なんでしょうか、「4種のとろけるスライス」という製品(↓)は、見事にその4種が何なのか書かれていましたね!

 

www.meg-snow.com

 

リンクカードの説明文にもある通り、これはチェダー、ゴーダ、モッツァレラ、カマンベールが混ぜられたものということで、まぁこれを食べたことがないので何とも言えませんが、恐らくこの辺が日本人好みの、あの「子供の大好きなチーズです」って味のやつらな気がしますね!

 

ちなみに僕はチーズも好きなんですが、アメリカのチーズはどうもイマイチ好みに合わず、ずっとスライスチーズを買ってたんですけど(ちなみにそれはチェダーだった気がします)、そもそも日本にいた頃も「さけるチーズ」(僕が子供の頃は「ストリングチーズ」って名前だったので、僕はそっちの方が馴染みがありますけど)が正直一番好きだったため、微妙にスライスチーズよりもグラム単価が高いので結構長い間ずっとそっちにこだわり続けていたものの、ある日、「こっちのスライスチーズは何かイマイチの極みだし、ストリングチーズを買ってみよう」と思って買ってみたら……

…これは、まさに日本のさけるチーズと同じで、とても美味しい!

 

正直値段もグラムあたり数セント程度の違いだった気がしますし、これは確実に値段以上の価値があると思えたので、以後ずーっとストリングチーズを買ってるわけなんですが……

…まぁ「詳しくない」とは書いたものの、その時ちょっと調べたことがありまして、ストリングチーズはどうやら「モッツァレラチーズ」で出来ているとのことなので、僕が好きな、何というかクリーミーで弾力のある日本人受けするチーズの代表は、やはり名前もおなじみモッツァレラチーズな気がしますね!

 

ちなみに、僕はあのスティックを1日1本食べてるんですけど、コストコの48本入りのやつがこないだセールで、確か9.8ドルとかそこらで中々お買い得になっていたため、調子に乗って4袋とか買ってしまい、冷静に考えたら「流石に賞味期限内に消化しきれないや(笑)」と気付いたため、最近は1日2本も食べてるんですけど、まぁそんなこたぁどうでもいいですね(笑)。

 

しかし、納豆は日本より1桁違うレベルで高いですが、チーズは逆に、需要が圧倒的なのか、アメリカの方が断然安いので…

(例の、雪印の青いパッケの2本入りさけるチーズを調べてみたら、1パック250円とかで、通販の12パックセットとかでも2980円なんかが底値っぽいですから、僕が買ってる48本セットだと、まさかの1万円超えでワロタ、どんなブルジョアチーズだ(笑)。

 しかもさけるチーズ、昔よりかなり小さくなってますしねぇ…)

…結局国によって得意不得意はある感じですね。

 

何か死ぬほどどうでもいい話で長くなってますが、幸いさけるチーズことモッツァレラは子供舌の僕にもピッタリでありがたいんですけど、その他のチーズは本当に、全般的に全くおいしいと思えないんですよねぇ~。

「ワインにはチーズ」みたいな感じで、カビの入ったものとか、何かぱさぱさなやつとか逆に無駄にネトーっとしたものとか、乳製品好きの僕でも「臭いだけじゃん」と思えうやつとか、まぁ色んなチーズを楽しむのは大人の嗜みかもしれないんですけど、正直申し訳ないんですが、何か意識高い変なチーズをありがたがって食べる人とは、僕は仲良くできる気があまりしないかもしないっすねぇ…!

 

…いやチーズごときで交流関係を狭めるとか、頭チーズにも程があるかもしれませんけど(笑)、「分かりやすいチーズなら好きだけど、意味分からんチーズは普通に意味分からん、まさにお子様テイストの持ち主ですんません…」という自己紹介的な話でした。

子供の頃に不味いチーズを食べていたら嫌いになってたかもしれませんし、日本人向けの製品を作ってくれた日本企業に感謝と言いますか、美味しいチーズをメイン展開してくれてありがとう、の一言です!

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