「後で読もう」と開いてあるクリーブランド・クリニックのhealth essentials記事がかなり溜まっているため、正直もうどの記事で開いたものだったのかすら定かではなくなっているものも多いんですけど、今回はごく最近、前々回見ていた日焼け止めパウダー記事で触れられていたものですね。
記事タイトルにもした通り、「スキンケアの正しい順番」というものですが、前回の「化粧品の中の日焼け止め」記事でもちょろっと触れられていましたし、改めて、僕を含め化粧をしないほとんどの男性には全く無関係レベルのあまり気にならない話ではあるものの、まぁ洗顔と、化粧水というか最近は保湿クリームだけなんですが、クリームを塗ることはしているので(マジでその2つに気になる順番なんてあるわけないんですけど(笑))、世界最先端医療機関の推奨手順をせっかくなので参考までに見ていくといたしましょう。
とはいえ、こういう確固たる科学的な知識が関わってくるわけではない美容全般みたいな話って、正直そういうお堅い公的医療機関よりも、ビジネスとして本気でリサーチしている企業とかそういったよりプライベートな発信元の方が遥かに情報の質が高い印象はあるかもしれません。
(もし僕が女性だったら、厚労省のまとめるスキンケア記事なんかより、絶っっ対に資生堂とかファッション雑誌で自分の好きな人気読モとかが丁寧にレクチャーしてくれてるやり方を信用するというか実践してみたいと思うであろう気がしますもんね(笑)。)
がしかしまぁ、一応皮膚科医もプロっちゃプロですし、科学的な信頼度としては間違いない情報だと思うので、クリ・クリのまとめも参考にさせていただきましょう、珍しく、途中に画像まとめがありましたが、画像スライド形式の表示はブログでは難しいので、やや冗長ですがステップ画像を全部スクショして順番に貼ろうかなと思います(実際に貼ってみたら、あまりにも無意味な画像で愕然としましたが(笑))。
スキンケア製品を塗る正しい順番がこちら(Here’s the Right Order to Apply Your Skin Care Products)
スキンケア習慣に必要なのは、正しい順番でいくつかのステップを踏むことだけです
世の中にはスキンケア製品の選択肢があまりにも大量に存在しています。どれが自分の肌に合うのか、どうやって決めれば良いのでしょうか?また、どのような順番で塗るべきなのでしょう?自分自身で思考錯誤をするのはとても大変なことです。
美容および外科皮膚科医であるキヤンナ・ウィリアムズMD(医師)が、皆様の肌特有のニーズに合った、日々のルーティン(※日課・決まった手順)の始め方を見つけるためのお手伝いをしてくださいます。
なぜスキンケア製品の順番が重要なのか
各製品を塗る順番によって肌がそれを吸収する能力が決まるため、肌に乗せる各製品の重たさに基づいて塗るようにすると良いわけです。
「一般的には、一番軽めのものから一番重たいものへと順番につけていくのがよいでしょう」とウィリアムズ医師がおっしゃっています。「本当にきめ細かく軽いローションをお使いでしたら、そこから始めてください。それからクリームをつけ、その後、セラム(※細胞再生を促進させる「血清」を意味する美容液の一種)を使っているのならそれに行く形ですね。」
しかし、実際はもう少し複雑だそうです。
「何と何を混ぜれば良いのかに関しては、非常に具体的な話になってきます」とウィリアムズ医師が語っています。「沢山の製品を使い、沢山の質問をお持ちの場合は、皮膚科医に予約を取って相談するのが一番良いでしょう。」
スキンケア製品を塗る正しい順番
まず第一に: スキンケア製品がずらりと並んだ化粧品キャビネットを用意する必要は、実はないのです。
「基本的なものに絞るのが一番だと思います」と語るのはウィリアムズ医師。「ほとんどの方は一種類以上の製品を必要としていませんし、一般的に、セラムやトナー(※化粧水)、また同じ製品を複数揃える必要はないんです。」
それでも、市場に出回っている多くのスキンケア製品の全てを分析して、その全ての使い方を理解しようとするのは、ウンザリしてしまうかもしれません。ウィリアムズ医師が、昼と夜の基本的なスキンケアのルーティンと、それぞれに含まれるべきものを説明してくださいます。
朝のスキンケア・ルーティン
起きて、輝きましょう!フレッシュな身体と顔で一日を始めるには、シンプルで分かりやすいスキンケアが一番です。実際、大抵の方は、たった3つの製品で十分なのです。
1. 洗顔料(Cleanser)
申し上げにくいのですが、そのクレンジングワイプ(※拭き取るタイプのシート)は洗顔にはなりません。旅行中やピンチの時には、何もしないよりはマシではありますが―しかし、原則として、洗顔には水を使うべきだと言えます。
自分に合った洗顔料を選ぶには、自分の肌タイプを考慮しましょう。「顔が乾燥しやすい人は、泡立ちの良いクレンザーは避けた方がいいですね」とウィリアムズ医師がアドバイスを続けます、「そして肌が敏感な方は、『gentle(肌に優しい』とか『for sensitive skin(敏感肌用)』と書いてあるクレンザーを探してみてください。」
マイクロビーズやその他ザラザラした質感の粒子といった物理的なスクラブ剤入りの洗顔は、刺激や炎症を引き起こす可能性があるため、ウィリアムズ医師は避けるよう勧めています。「その代わりに、グリコール酸のような成分を含む化学的なスクラブ剤がお勧めです」とウィリアムズ医師が話します。「こういった製品は、より優しく、均一なスクラブ効果をもたらしてくれますよ。」
2. 日焼け止め(Sunscreen)
若さの泉となるスキンケアがあるとすれば、それは日焼け止めです。しかし、SPF付きの保湿剤を塗っているから大丈夫と思っているのでしたら、考え直してください。それだけでは実際に肌を守るには不十分だとウィリアムズ医師がおっしゃっています。
「一年中、冬でも毎日SPF値30以上をお勧めします」とウィリアムズ医師が続けています。「それから、ゴルフやビーチなど、太陽の下に出ることがあらかじめ分かっている場合は、SPF値50以上の製品を塗ってください。」
日焼け止めを顔に塗ることを考えたときに思い浮かべるような、ぶ厚くて糊のような粘着性があるわけではない、色付きのミネラル・サンスクリーン製品を試してみてはいかがでしょうか。
3. 保湿剤(Moisturizer)
年を取れば取るほど、肌はより乾燥していきます。保湿剤は、肌が失ったものを取り戻すチャンスを与えてくれるものです。
「年を取るに従い、失っていっている水分を補っていきたい所です」とウィリアムズ医師が説明しています。「ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿剤は、水分を補うのに役立ち得ますよ。」
待って、トナーは?
この手の収斂剤は、毛穴を縮めるのに役立つと考えられています。もし使うのでしたら、洗顔の後、日焼け止めと保湿剤の準備をするための第二段階として使ってください―しかし、実際はほぼ必要ありません。
「残念ながら、毛穴を縮小させるために顔に塗るものは、実際、存在しないんです」とウィリアムズ医師が注釈を加えています、「ですから、私はトナーには無関心です。」
夜のスキンケア・ルーティン
ウィリアムズ医師が最小限の製品を推奨している夜は、ほとんどの場合、日焼け止めを塗らなくても大丈夫です。一日を終える前のスキンケアについて、ウィリアムズ医師によるコツをご紹介します。
一日を洗い流す
ここでも、メイク落とし用のワイプでは効果が十分ではありません。寝る前に、洗顔料と水を使って、その日の汚れを洗い流しましょう。
もう一度保湿をする
中には保湿剤を2種類使う人もいらっしゃいます―軽めのデイクリームと、濃いめのナイトクリームです。「日中は顔の重たい感じが嫌いな人もいらっしゃいますが、寝ている時はそれほど気になりませんもんね」とウィリアムズ医師が話しています。
夜はレチノールの時間
レチノール(ビタミンA)やレチノイド(ビタミンA由来成分)を含む製品は、細胞のターンオーバー(代謝)を促進し、肌に若々しい輝きを与えてくれます。
しかし、こういった製品は夕方以降にのみ使用するべきです。「日光によって失活してしまうものもあるので、夜つけることが大切なんですね」とウィリアムズ医師が強調しています。
吹き出物をケアする
ニキビを一晩で治したいですって?「過酸化ベンゾイル配合の製品が私のお気に入りです」とウィリアムズ医師がお話しくださっています。「過酸化ベンゾイルクリームやレチノイドクリームを少しつけておくと、乾燥しにくくなりますよ。」
ニキビパッチ―小さな親水コロイド(※ジェル状の物質)のステッカーで、一晩中ニキビに貼っておくもの―は、うっかり摘んでしまった吹き出物や、自然と弾けてまだ治っていない吹き出物の対処に役立ちます。
フェイスマスク(※パック): 問題ないけれど、それほど役に立たない
フェイスマスク(COVID-19でつけるようなものではありません)は、顔に水分を戻すのに役立ちます。「肌をブドウとレーズンに例えて考えてみてください」とウィリアムズ医師が語ります。「レーズンをしばらく水につけておくと、膨らみ始めます。フェイスマスクは基本的にそれを目指しているのです。フェイスマスクが本当に役に立つかどうかは定かではありませんが、夜遊びの後にレーズンを膨らませたいのであれば、やって損はないでしょう。」
※以下、「正しいスキンケアの順番」のスライド画像まとめです。
奇跡を謳うスキンケア製品にご用心
シワを防いだり、クマを消したりするといった効果があると語る製品に、多額のお金と労力を費やす方もいらっしゃいます。しかし、ウィリアムズ医師は、万能薬に騙されてはいけないと述べておいでです。
「一般的に、本当だったらあまりにも都合が良いように聞こえるものは、ほぼ間違いなく真実ではありません」とウィリアムズ医師がおっしゃいます。「こういったことやその他の懸念を改善するための製品は確かに存在します。しかし、あまり合理的に聞こえないことを約束している製品を目にされた場合、それはきっと上手くいかないことでしょう。」
その代わりに、ウィリアムズ医師は、ご自身の肌にとって何がベストかをハッキリさせるために、皮膚科医に予約を取って相談することを勧めています。「もし行き詰まっていると感じていらっしゃるのでしたら、かかりつけの皮膚科医が個々の製品に含まれる具体的な有効成分や、その使用を裏付ける臨床データについて説明してくれますよ。」
このトピックに関してウィリアムズ医師の話をもっと聞きたい場合は、Health Essentials Podcastのエピソード、「How to Start a Skin Care Routine」をお聴きください。Health Essentials Podcastの新しいエピソードは毎週水曜日に公開されます。
うーん、順番というか、「女性のスキンケアってもっと大変じゃないの?!僕はNANAの作中、メイク落としの貸し借りをする場面で、そう習ったんやが…」とか思えましたが(笑)、マジで事実上、こんなん日焼け止めがないだけ(パックやレチノールやニキビ薬も使ってませんが…)で、僕のやってることと同じというか、当たり前すぎて順番も何もないじゃん!…と思えましたねぇ~。
とはいえまぁ、僕はファンケル製品を使っていた学生時代は、律義に化粧水と乳液を順に使っていましたし、試供品というかおまけでついてきたフェイスパックを使ったことも1度か2度ありますけど、正味ぶっちゃけ、そういう追加のものって、一切何の意味もなかった気はするかもしれません。
ファンケルを使わなくなった今は、仲良くしている元同僚のアサカさんが贈ってくれたことがきっかけで、Clinique(クリニーク)とかEstée Lauder(エスティ ローダー)のクリームを使ってますけど(というか、それで全く問題というか違いがないと分かったので、「ファンケルはもう卒業でいいか」と決心がついた感じでした)、マジで化粧水・乳液の類は、どの製品使っても、少なくとも僕自身は全く1ミリも何も変わらない気しかしないですね(笑)。
もちろん、丸一日メイクをして肌にダメージがある女性の場合はまた別なのかもしれませんが、若い頃と違ってもうニキビもできませんし、日光もほとんど浴びないことから特にこれといって何のダメージもない僕は、特に冬場に乾燥しすぎないように、どんな製品でもクリームなり乳液なりをつければもうそれだけで十分な気がしています。
しかしまぁ高いスキンケア商品を使うと、それだけで気分も盛り上がりますし、そういうメンタル的な効果は決してゼロではないと思いますから、「絶対ムダ」だともまた思いませんけどね。
とりあえず、世界最先端医療機関のスキンケアまとめは、驚くほどシンプルなものでした。
「化粧水すら不要」というのも意外と言いますか、まぁまさに僕自身がそうしているので「また時代が自分に追い付いたか…敗北を知りたい……」とか思えましたけど(笑)、それは単に面倒くさがりでそうしていただけで、本当ならやっぱ付けた方がいいと思っていたものの、
「洗顔と保湿は、1種類のものをやりゃそれでいいよ」
というのは、実際するしないはともかく、心強いアドバイスかもしれませんね。
「いやでも、ホンマかいな…」と思ってウィリアムズ医師を検索してみたら、実際すこぶる肌が綺麗なマダムではいらしたので、まぁ説得力は一応ある感じと言えましょう(笑)。
時間の節約にもなりますし、最低限やればそれで十分なのは間違いないと思いますから、「単純化してみる勇気」を持つのもいいのではないかと思えます。