ふと脱線して見始めていた断食ネタ(→間欠的断食など)から、各種ダイエット(…といっても、日本語の「減量」を意味するダイエットよりも、より原義に近い「食事法」という意味合いの強いものですが)の記事を見ていましたが…
(→5:2ダイエット、PSMFダイエット、パレオダイエット、フレキシタリアンダイエットなどなど)
…もう一つ、ダイエットの目玉と言える「地中海式ダイエット」というのが控えているわけですが、大人気の食事法だけあって無駄に長い、スクロールするだけでうんざりするようなボリュームの記事だったので、時間のない今回はちょっと横に置いておきましてぇ……
他に、「減量のためのベストダイエットは?」という面白い記事が、こないだ見ていた断食・ダイエットネタのどこかでリンク付きで貼られていたため、今回はこちらの記事を参考にさせていただこうかと思います(↓)。
こちらは逆にめっちゃ短い記事でありがたい限りなのですが、「科学的に裏付けのあるダイエット法」とのことで、これまた大変興味深いですね…!
今回も上記health essentials記事を丸っと翻訳引用させていただきます、早速参りましょう。
最高の減量ダイエットは何?(What’s the Best Weight-Loss Diet?)
科学的裏付けのある、3つの減量方法
体重を数ポンド落としたい―そして今度こそ、健康的な習慣を長続きさせ、永続的に体重を落とそうと固く決心するのです。そのためには、どこから始めれば良いのでしょうか?炭水化物を抜くべきか、それとも全粒穀物を取り入れるべきか?肉を抜くのか、あるいは高タンパクにした方がいいのか?
正解はひとつではありません、と登録栄養士のアンドレア・ダンRDがおっしゃいます。「最善のダイエットは、続けられるものなんです」とダン栄養士は語ります。「皮肉で言っているのではありませんよ!全ての方々のニーズ、性格、ライフスタイル、食の嗜好に合うダイエット法というのは、決して存在しないのです。」
科学的裏付けのあるダイエット法
流行のダイエット法は昔から存在し続け、そのほとんどが、ある1つの理由で、現れては消えて行きます: 長期的に作用しないのです。もし体重を落としたいとお考えでしたら―そしてそれをキープしたいのでしたら―ダン栄養士は、確かな科学に裏打ちされた食事プランから始めることを推奨しています。
ダン栄養士のトップ3チョイスがこちらです:
地中海式ダイエット
厳密には、地中海式ダイエットはダイエット(食事法)ではないのです、とダン栄養士がお話しくださいます。「どちらかというとライフスタイルなのです。」こちらは、地中海沿岸地域の典型的な食習慣に基づき、植物性食品を多用する食事プランになります。
基本: 野菜、大豆、およびその他の豆類を多く摂ります。赤身肉の代わりに、魚介類を週に2、3回食べましょう。甘いものにはフルーツを、おやつにはナッツ類を食べるようにしてください。主な脂質には、オリーブオイルを使うことになります。
メリット: 地中海式ダイエットは心臓発作や脳卒中のリスクを減らし、体重減少にも役に立つという複数の研究結果が出ています。
こんな人におすすめ: 地中海式ダイエットは、あまり大量の肉を食べるわけではなく、野菜、果物、豆類、全粒穀物が好きな方に素晴らしいチョイスとなっています。
適度な(※)タンパク質プラン
(※原語では「moderate」という語で、これは「適度な」「中程度の」「程々」「控えめ」といったぼんやりした意味を持ち、ここで何と表記すべきかはやや難しいですが、あんまり専門用語っぽくないものの、「程々な」が一番ニュアンスが近そうなので、以下「程々な」としようと思います。)
ダン栄養士がよく勧めるのは、程々なタンパク質摂取プランと呼ばれる食事法です―しかし、これは程々な炭水化物摂取プランとも言うことができるものなのです。このプランでは、やはり全粒穀物と農産物を重視し、加工食品と砂糖の添加を制限します。しかし、肉食志向の方には、動物性タンパク質を多めに摂ることが認められています。
基本: この食事法では、以下を目標にします:
- 1日のカロリーの30%をタンパク質から
- 30%を脂肪から
- 40%を炭水化物から摂取する
メリット: 多くの方々にとって、高タンパク質食は空腹感を減らしてくれますから、これはダイエットを長続きさせやすくしてくれるものだと言えます。
こんな人におすすめ: このダイエット(食事法)は、エクセルで管理表を作ったり、食べたものを全て記録できるアプリを使ったりするのが好きな人に素晴らしいチョイスと言えましょう。「数字が好きな方にはぴったりのプランです」とダン栄養士が語っています。
DASHダイエット
Dietary Approaches to Stop Hypertension(高血圧を止めるための食事療法アプローチ)の略語であるDASHダイエットは、高血圧を抑えるための研究食として始まりました。「この食事スタイルは、コレステロール値の低下や減量にも役立ち得るものです」とダン栄養士が話します。
基本: DASHダイエットは、各食品群からどの程度の量を食べるべきかを示すものです。
メリット:DASHダイエットは血圧を下げる効果がありますが、コレステロール値を下げる効果は更に高いことが複数の研究で判明しています。
こんな人におすすめ: この食事法は、食品分類を中心に食事を計画するのが好きで、カロリーを計算するのはしたくない人に最適です。
自分にとってベストのダイエット法(食事法)を見つけよう
中には、他のダイエット法の方が自分に合っていると思う方もいらっしゃいます。高脂肪、低炭水化物のケトン食ダイエットを好む方もおりましょう。他には、1週間の内の特定の曜日や、1日の内の特定の時間帯に食事を制限する、間欠的断食に誓いを立てる方もいらっしゃいます。
ダン栄養士は、全食品群を禁止するような計画は避けることを推奨しています。同様に、週に1~2ポンド(約0.5~1 kg)以上の急激な体重減少を約束するダイエット法もパスした方が良いでしょう。「あまりにも良い話すぎると思えるものは、間違いなく裏があるのです」とダン栄養士がおっしゃいます。
そして、新しいダイエット法が本当に長期にわたって続けられるものなのか、よく考えてみるようにしてください。「ご自身のライフスタイルと、自分の好きな食べ物、そして、ひもじいとか奪われたとか感じることなく、長期間、ご自身にとってベストに作用するであろうものとをマッチさせることが大事なんですね」とダン栄養士が言葉を加えています。
あまり詳しい説明はなく、3つほど優れた食事法を挙げてくれていた形の記事でしたが、やはり筆頭に来ていたのは地中海式ダイエットでした。
世界最先端医療機関のメンバーの方々に、めちゃくちゃ好かれている感じですねぇ~。
これが「ベストダイエット」と言えそうですけど、うーん、個人的には、納豆やヨーグルトを使った、発酵食品ダイエットの方が絶対強いと思うけど……と思えてしまいますが、まぁアメ公さん達に納豆の素晴らしさに気付かれて、品薄&価格高騰とかになってもコトですし、黙っておこうと思います(笑)。
そして、「程々タンパク質ダイエット」、そしてよりキャッチ―な名前である「DASHダイエット」なるものも挙げられていましたが、「程タン」は、三大栄養素をカロリー基準で「3:3:4」で摂るという、大変分かりやすいものですね。
一方DASHダイエットは、記事内にリンクが全く存在しなかったのですが、検索したらちゃんとhealth essentials記事がヒットしてきました。
地中海式ダイエットほどではないにせよ、こちらもそこそこ長い記事に見受けられて「やめちくりぃ~」と思えてしまったものの(笑)、まぁその分しっかり丁寧に記述された役に立つ内容になってるのかもしれません。
正直面倒くさいですが、せっかくなので地中海&DASHダイエットがそれぞれどんなものなのか、次回以降また追って見ていこうかなと思います。