ハンディファンは可愛いけれど

ここ何回かの記事では、「着るクーラー」「着るエアコン」としてチョイダサシャツをいくつか紹介していましたが、ペルチェ素子による冷却効果を用いたそういった最先端ハイテクの製品は(デザインに目を瞑れば(笑))冷却効率も中々のもので今後よりポピュラーになっていくこと間違いナシにも思えるんですけれども、やはりお値段も結構しますし、仰々しさ・大袈裟さからも、あまり気軽に使えるものではなかったかもしれません。


そこで、より気軽に使えて、また「映え」の効果もあるイマドキのものといえば、やはり携帯扇風機、いわゆるハンディファンというものではないでしょうか。


僕は見たことがないのですが、まとめサイトの情報で、「道行く人で小型扇風機手に持ってる人(特に女性)、マジで増えたよな」なんて話も目にした記憶がありますから、まとめサイトの情報だけで流行を追っている立場からしますと、「信頼できる筋がそう言ってるならそうなんだろうな…」…ということで、僕の中では「ハンディファンはインスタ女子に大人気」という認識となっています。


…もし間違っていたら恐縮です、所詮ひねくれたまとめサイトのクソ情報だったわ……と、責任をソースになすりつけたい次第ですが(笑)、その話題になっていたネタは何だったのかを思い出してみたら、ズバリ、「あまりにも気温が高すぎるとハンディファンは危険、逆効果!」という話だった気がしますね。


まとめサイトではなく、その話に関するニュース記事になりますが、検索したらトップにはモデルプレスの記事が出て来ました(↓)。

mdpr.jp

連日のあまりの猛暑っぷりに、警視庁警備部災害対策課が注意喚起を流したものだったようですけど、その、親方日の丸ピーポくん(あぁ、警視庁は東京都の組織なので、親方日の丸ではなかったかもですが(笑))による投稿をせっかくなので引用させていただきましょう。

 

 

…まぁ、「体温よりも高い温度の風は逆効果」というのは、実際直感的にも「そらそうでしょうね」と思えるわけですけど、「汗が熱を調節する前に乾いてしまい、体温が下げられなくなってしまう」ってのはどうなんですかね…?


汗が乾けば気化熱が奪われるので、乾く以上、体温はまぁ下がるようにも思えますし、そういう理由なのかな…?とも一瞬思えましたが、「…とのこと」となっていますし、もうちょい他のソースも探ってみた所、ITmediaの方も、これに先んじること8月の頭に、より詳しい関連記事を出してくれていました(↓)。

 

www.itmedia.co.jp

一次ソースとしてはどうやらアメリカの環境庁的な所が出していたもののようで、記事内の記述を参照させていただくと…

理由について同社は、米国環境保護庁(EPA)が作成した猛暑対策ガイド「Excessive Heat Events Guidebook」の記述を挙げる。これは「熱指数温度(heat index)が華氏99°f(日本の基準に換算すると気温が35℃、湿度40%以上)を超えるときに携帯用扇風機だけを使用すると、皮膚表面に理想的な体温よりも暖かい空気を吹き付けることによって、身体が反応しなければならない熱ストレスが実際に増加する」という内容。ひいては熱中症の危険も増すという。

 

…やはり、ピーポくんの「汗が熱を調節せずに乾いてしまい…」というより、「体温よりも高い風が当たることで、結局は気化熱を考慮しても身体にかかる熱のトータルがプラスになってしまう」という至極真っ当な理由が実際に語られていたもののようで、これなら納得といえますね!

 

個人的には、「多少暑く(熱く)とも、でもやっぱり風を起こす方が気持ちいい気がするけどな…。実際、風を浴びることによる気化熱は相当のものだし」なんて思えますけど、こういうのは極論を考えてみるのがよく、例えば200℃の熱風とかを吹きかけられたら気化熱うんぬんを考えるまでもなく、体調を壊してしまうどころか湿度によっては死んでしまいますから、

「あまりにも高温の風が逆効果となるのは明らかだ。しかし普通の夏の日に、風を浴びると心地よいのは間違いない。

 ではどこが境界線かというと、偉い人の調査によるとやっぱり体温と程近い、35℃ぐらいってことなんだね」

…という感じで納得いくのが一番でしょうか。


ちなみに似たような風のネタで、未だに覚えている基本的な話があるんですけど、高校生の頃、例の親友のバイオくんとカキ氷を買って食べようとしていたときだったと思いますが、クーラーの効いているそれなりに涼しい部屋で、買ってきたカキ氷を僕は扇風機の前に置いたんですね。

そしたら彼が「いや扇風機の前に置いたら氷が融けちゃうじゃん、やめなよ」と言ってきて、僕は(特に意識して置いたわけではなかったんですけど)「え?扇風機の風浴びたら涼しく感じるんだから、そんなこたぁなくない?」と反論したんですけど、彼は冷静に「いやいや、カキ氷にとっては、この部屋の空気なんて熱風だろ。それ浴びせられたら、めっちゃ融けやすくなるに決まってるじゃん」と言ってきまして、「…確かに!」と心から納得いった感じでした。


まぁ、高校生にもなって温度の相対性を意識できていなかった僕が愚かだっただけなわけですが(笑)、結局人間へのファンで起こした風も、これと同じ話になっている感じだといえましょう。

 

とはいえ成長した今では気化熱の重要性なども意識できるようにはなりましたし、真夏の良い対策法としては、警視庁もこれは正しい情報を伝えてくれていた通り、濡れタオルを使えば、多少体温より高い温度の風でも発生する気化熱が非常に大きいものになりますから、トータルの温度の取り分はマイナスになるため、これは非常に効果的なものだといえる感じですね。


…が、濡れタオルを巻くのも、何というか「裸の大将かよ」と思えて微妙ですし(…って、検索してみたら、大将は麦わらにランニングなだけで、別にタオルは巻いてませんでしたが(笑))、本当に真夏の炎天下ですと、濡れタオルは一瞬で乾いてしまいますから、長続きしなさそうな気もするかもしれません。

まぁ、その後汗をかいて汗を吸ったものがまた乾いて…となるかもしれないものの、「汗の乾き」のみなら結局タオルを介してよりも肌表面から直接乾いて体温を奪った方が効果的でしょうし、それ以上に「汗を含んで乾く」というのが繰り返されるとタオルがべたついてきて単純に不快感も増すかもしれませんから、前回の水冷ベスト同様、「濡れタオルが乾いたら、冷たいペットボトルの水なんかをまたかける」ってのが一番いい対策といえる感じでしょうか。


いずれにせよハンディファンを濡れタオルのヘルプなしに直接使うことは、体温を超えてくる真夏の炎天下にはやや危険で(ITmediaの記事の最後に、「目に風が当たると目の水分が飛んでしまい、ドライアイになる危険性も高い」とありましたが、案外これもバカにできないですね)、気をつけた方がいい点といえますね。

(まぁ、流石に猛暑日の連続記録は止まった今の残暑程度の状況であれば問題なく、むしろ今ぐらいがちょうど一番活躍してくれるぐらいにも思えますが。)

 

しかし、ハンディファンが本当に流行っているとして、まぁそれなりに効果がありそうだとはいえ、個人的にはやっぱりUVをカットする日傘の方が効果的なんじゃないかなぁ、なんて気がします。


…そんなことを考えていたらふと、「どうせ片手で持つなら、日傘とファンを融合させた、ファンブレラなんてものを作ってみたらどうか…?これは大ヒットの予感、特許出願すべきか…?!」とかニワカに色めき立ったんですけど、素人が3秒で思いついた製品なんてとっくのとうに流通済みで、しかもAmazonの☆的に、クッソ評判が悪い感じでした(笑)。

 

https://www.amazon.co.jp/s?k=扇風機付き日傘+ランキングより


まぁ、餅は餅屋で、日傘なら日傘、ハンディファンならハンディファンで、それぞれ別のものを買った方がいいのかもしれませんね(でも、片手で済む利点もありそうですが…)。

 

一方その「映えハンディファン」ですが、実際どんな可愛いのがあるんだろう、と思って検索してみたら、我らがBIGLOBE(個人的には懐かしい名前ですが、元々はNECの提供するプロバイダの名前だったと思いますけど、今ではKDDIの子会社になってたんですね)の贈り物サイトに、可愛いキャラファンのランキングがあったので、最後に紹介して終わりとしましょう。

 

gift.biglobe.ne.jp


1位は流石の我らがディズニーでしたが…

https://gift.biglobe.ne.jp/rankings/33795/より


…「顔の部分が扇風機って、これ可愛いのか?むしろ不気味ぃ~」とちょっと思えてしまいましたけど(笑)、USB充電もできるってことで便利ではありますね。


個人的には、3位にあったマイメロのやつなら、これは可愛らしくてナイスだと思います。

https://gift.biglobe.ne.jp/rankings/33795/より


先ほどのミキカスのような、枠から耳と被り物が出てるだけのやつじゃなくてよかったです(笑)。

…まぁ、マイメロはちょっと「痛い子」のイメージが強くなりすぎているキライもあるのでちょっと危険かもしれないものの(笑)、個人的には可愛くてナイス映えに思えます。

 

…というところで、またしても映えディファンの人気ランキングを見てキャッキャ言ってたら完全に時間切れとなってしまいました。

もうちょっとだけ温度ネタを続けようと思っています。

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