英語だと周期表はどうやって覚えるんだろう?

例外なくしょうもないフレーズになりがちな周期表の語呂合わせ的覚え方を紹介していたのが前回の記事でした。

 

もちろん僕自身が覚えている前回の語呂フレーズ以外にも、人によって様々な覚え方がある(どれも例外なくバカバカしいですけど(笑))のが周期表ですが、しかし、そういえば英語圏の人ってこういうのどうやって覚えるんだろ…?と気になったので、ちょっくら調べてみましたよ。


「periodic table how to memorize」(周期表 覚え方)で検索したらトップにヒットしてきたのがこちらの記事(↓)でしたが…

 

www.memorize.academy

「トップ5テクニック」として紹介されているもの、どんないい覚え方があるのかと思いきや…

 

1. とにかく繰り返す - 周期表をゆっくり記憶する方法

 

2. フラッシュカード - 周期表を少し速く覚える方法

(※注:例えば表に「H」、裏に「水素」と書いたカードを用意し、ひたすら表と裏の対応を連続でやりまくるタイプのトレーニングですね)

 

3. 頭字語・アクロスティック - 少数の元素を覚える方法

(※注:これが語呂に近いやつですね)

 

4. 歌 - 繰り返しを退屈しないようにする方法

 

5. メンタル・イメージ - 記憶のロックスターのように周期表を覚える方法!

(※注:いわゆる「ストーリー記憶法」ってやつですね)


…という、引用させていただいて失礼千万ですが、うーんこれは屁の役にも立たねぇ…!と思える感じの話に終始しちゃってる気がしますね…!!


1番の「とにかく繰り返そう」って、それテクニックって言わねぇから(笑)

(とはいえ、結局の所それが一番近道とも言えるのかもしれませんが…本文であった通り、「アルファベット(日本語でいえば五十音でしょうか)をどうやって記憶したかなんて覚えてる?ひたすら繰り返し、繰り返し、繰り返していつの間にか覚えていたんだよね」みたいなのは、本質を捉えているのかもしれません)


一方、2番のフラッシュカード系、こういうとにかく大量に浴びて呪文的に染み込ませるタイプは、個人的には記憶の取っ掛かりとして悪くないとは思えるものの、でも周期表の並びを覚えるのには向いてない気もしますね(各元素の名前を覚えるには良いと思いますが)。


そして本題の3番、英語圏の語呂合わせ的なものですが、例として挙げられていたのは、

Here He Lies Beneath Bed Clothes, Nothing On, Feeling Nervous”

というもので、ギリギリ意味の通る英文を作ることで、頭文字に元素記号を並べるというパターンですね(このタイプの覚え方をacrosticと呼ぶようです)。


…全然簡潔さもリズムの良さもなさすぎて、ゴミみたいな覚え方でワロタ(笑)


いやまぁ「水兵リーベ…」もよく考えたら似たようなもんかもですが、やっぱり、アルファベットと平仮名・漢字の1文字の情報量の多さの違いから、英語はどうしても語呂合わせみたいなのがマジで苦手なイメージがありますねぇ。


よく「日本は九九があるから素晴らしい」と言われますけど、ぶっちゃけ九九というより、これは詰まるところ結局、日本語の性質的に極めて簡潔なリズムを作りやすい、ってことに過ぎないのではないかな、なんて思います。


「にさんがろく」と「Two times three equals six.」のリズムの差たるや!


…ってまぁ、それは英語をリズミカルに言えないからそう感じるだけで、言う程そこまでの圧倒的な差はないのかもしれませんが、しかしやっぱり「コンパクトにまとまってる」感は日本語にしか出せないような気がしますね~。


九九のうた、子供の頃車の中でめっちゃ聴いていたので今でもソラで全部歌えますが(ってまぁ所詮九九なので、逆に歌えなかったらもう痴呆始まってるぐらいかもですけど(笑))、あのメロディ、もしかしてYoutubeにある…?と思ったら、おぉ~!

 

www.youtube.com

まぁ各段の間に、「♪くっ、くっ、九九のうた 楽しく歌おう九九のうた♪」ってコーラスが入っていたので微妙に僕の聴いていたのとはちょっと違いますが、主旋律のメロディはほぼ完全に記憶の通りで、しかもお姉さんの声も似ているので、これは懐かしい!!


概要欄に「定番のメロディです」とあるように、これが一番王道九九のうたなのかもしれませんね。

 

ちなみにあんまり関係ないですが、僕は幼稚園入る前ぐらいから九九のうたを楽しみながらよく聴いていましたけど(当時はカセットでしたが、そういえばB面は「あいうえおのうた」が2種類入っていて、こちらも良いメロディでした。残念ながらこっちは覚えてる歌詞で検索しても見つかりませんねぇ…!)、それというのも恐らく姉が2人いたからそんなに早くから聴けていたという面もあり、少なくとも学校のお勉強という点において、上の兄弟姉妹がいるってのは個人的に凄まじいアドバンテージだったと思えます。


また、何気に初めて書く情報になると思いますが、僕は早生まれでして、いわば学年のほとんどが自分より年上という感じでした。


末っ子かつ早生まれということで、基本的に僕の周りには人生の先輩ばかりで、個人的には「自分より進んでる人たちを追いかけ続ける」のがとても好きというか自分の性に合ってるとでもいいますか、よく、

「早生まれは子供のことを考えていない!小さい頃の、何ヶ月もの年齢差がどれだけ発育に影響を及ぼすか分かっているのか……背も、運動も勉強も、常に周りより遅れてしまうから、落ちこぼれになる確率が高いよ!早生まれになるタイミングで産むって、もう一種の虐待だろ」

…という話を目にしますけど(特にネットでは)、少なくとも僕自身のことを鑑みると、

「絶対に早生まれ=みんなより年下感覚の存在でよかった。常に周りが先を行っていて、具体的な追いかける目標があるという状況はとても良いものです」

などと思えてやみません。


まぁもしかしたらそのせいで「引っ張るタイプ」ではなく、何というか末っ子体質とでもいいますか、自分が組織の一番下の立場というのが一番心地いいし、先輩になるのとかマジ苦手…って思えるタイプになったともいえるかもしれませんけれども、少なくとも僕は姉弟で「常に一番下」という状況だったことに感謝しているし、早生まれにも本当に誇りをもってる感じですね…!

(ちなみに、僕の母親は若さとかそういうのを気にするタイプなので、「早生まれ、自分だけクラスメイトより年取るのが遅くていいじゃない」とかよく言ってた気がしますけど、まぁ実際大人になったらそれもあるかもしれませんね。

 その数ヶ月の差が何なんだよ、って話ではありますが(笑))

 

早生まれ論争は、プロスポーツ選手とかが引き合いに出されて、

「ほとんどのプロスポーツ選手が、早生まれではない…どころか4月5月生まれが多い。これは、幼い頃から周りより発達が早く、自信を培えた証拠であろう」

…みたいな話もよく目にしますが(確か、競技によっては有意に違いはない、みたいなこともあった気もしますけど、確実に「本当だ、4-6月生まれのプロ選手は多いね」と思えるデータもあった気がします)、とはいえ、もうだいぶ古い話ですが巨人の桑田投手とか、衝撃の4月1日生まれ(学年で一番遅い誕生日)ですしね、それで高1から甲子園の大エースやってたとか、結局やっぱ才能なんよ、天才に生まれのちょっとした差なんて関係ねンだわ…みたいなのが、早生まれ肯定派としてはお好みの結論かもしれません(笑)。

 


おっと、無駄に話があらぬ方向に脱線してしまいました。


九九のうたの思い出からそんな話に逸れてしまったものの、何気にテクニック4番には「歌」が挙がっていますね!

記事内に具体的な歌が挙がっていたわけではなかったですが、「歌って覚えるのもいいですね」などとありました。


せっかくなので、どんなものがあるのか、検索してトップに来ていた「The Periodic Table Song(周期表覚え歌)」を貼り付けさせていただきましょう。

 

www.youtube.com

お、これは運動会でおなじみ「天国と地獄」のメロディに乗せて元素を順番に歌っていくもののようですが……正直、1ミリも脳内に残らなさそうでワロタ(笑)

 

…とはいえそれは英語が分からないからだけで、母国語なら、これは案外悪くないかもしれませんね、まさに僕を含め純真なキッズ達が九九のうたで九九に親しむことができたのと同じように…!


歌の途中には、ちゃんと電子が電子殻に入っていく様子も紹介されているなど、案外本格派でした。

 

アイキャッチ画像が特になかったので、スクショを使わせていただきましょう…

https://www.youtube.com/watch?v=VgVQKCcfwnUより

…「♪電子が追加され~右に移動~」って感じですね(笑))


しかし、これは2015年のもので、前回見ていた原子番号113番「ニホニウム」がまだ正式名称を得る前の仮称「ウンウントリウム」であるなど、ちょっち古い感じといえるかもしれません。

同動画、終わり間際より

って、そもそもこの「ウンウントリウム」という名前もかなりインパクトがあって笑える元素名なのですが、これはもちろんウンウン頷いているとか唸ってるわけではなく、以下の命名ルール記事にて解説されている通り…

ja.wikipedia.org

…1をUnでウン、3がtri(トリ)ですがこれで終わる場合は名前似「~ウム」を付ける決まりになっているので、普通に「113」をそのまま「ウン・ウン・トリ・ウム」と並べただけなんですね。


現在の最後は118番オガネソンですから、まだ正式名称の決まっていない119番以降は、ウンウンエンニウム(9=enn)など、似たようなおもろい仮名のやつはまだまだいる感じです(笑)。

ja.wikipedia.org

ウンウンなんちゃらはともかく、無味乾燥な文字列は全くダメでも、歌なら覚えられるってのは非常によくありますし、むしろ英語の勉強にもいいかもしれませんから、最初ちょっとバカにしてしまったものの、案外侮れないかもしれませんね、この覚え方は…!


最後、とっておきの方法として「5. ストーリー記憶法」が挙げられていましたが、これは割と有名な暗記テクですね。

 

検索したらトップに出て来た記事を参考までにご紹介しておきましょう。

workport.co.jp
覚えなきゃいけないものを、完全自己流のメチャクチャな流れでもいいので、とにかく無理やりにでもストーリーを作って覚えると、不思議なほどしっかり記憶することができる…というもので、元記事の周期表の話では、こんな感じでした↓

例えば、「hydrogen(水素)」は「hydrant(消火栓)」と音が似ているので、周期表のポスターに包まれた消火栓をイメージすれば、「水素」を思い出せるでしょう。続いて大きなヘリウム風船が消火栓を持ち上げて飛び立つ様子を思い浮かべると、「ヘリウム」が思い出せますね。そして、風船が「lithp(リスプ)」(舌足らずの人=lispが発音する感じ)という音を出し始めたら、「リチウム」が浮かんでくるわけです。

 

割と記憶系のアスリートみたいな方も実践されている強力な手法に思えるものの、個人的にはこの方法に頼ったことは一度もないといいますか、ぶっちゃけそのナンセンス混沌ストーリーを思い浮かべるのがバカバカしすぎて恥ずかしくなってきちゃうんですよね、正直(笑)。


僕は幸い記憶力は人より極めていい方だったので、脳内ストーリー系は試さずとも試験や今までの人生は乗り切れたものの(とはいえ語呂も、ある意味これに近いやり方で、語呂合わせ自体は僕はかなり好きなんですが)、確かタモリさんとかもいいとものコーナーとかでこの方法を使ってバリクソすげぇ短期記憶を披露していたことも記憶にありますし、「結構な量のものを、意味なんてなくてもいいからとにかくどうしても覚えなくてはいけない」ような場面では、この方法は実際非常に有効であるのは間違いないと思います。


とはいえ周期表の場合、結構縦のつながりやその他身近な元素の存在なんかで意味のある覚え方も可能ですし、あんまりこの方法に頼る必要もないんじゃないかな、と思えるかもしれません。


…と、「5つのテクニック」の記事なのによく見たら6つ目もありましたが、そちらは教材の宣伝だったので省略させていただきましょう(笑)。

(気になる方はリンクをチェックしていただきたい限りですが、アニメーション教材のようで、やはり日本語話者にはきつそうです)

 

おっと、英語ネタは単なる前振りで、周期表の続きに行くつもりが、またしてもこれだけでかなりの長さになってしまいました。

周期表に関する最後の補足(という程でもなく、もうおさらい程度ですが)を次回して、またご質問の方に戻っていこうと思います。

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