CAといえば…?

前回で、唐突に始めていた一連のイマドキの若者英語スラング55語シリーズを終えていました。

前回終わりにもチラッと書いていましたが、各記事に毎度アンさんより(公開ではないものの)コメントをいただいており、いくつかご質問を含むものも溜まっていたため、今回はそのご質問を振り返って、ちょっくら広げられそうな部分の話を広げていこうかと思います。


実際このシリーズ以前の記事へのご質問もかなり溜まっているのですが、キリがいい部分として、まさにちょうど唐突にスラングシリーズを始めることにつながっていた、その前の英略語シリーズの記事宛にいただいていたご質問を見ていたこの記事(↓)に対して更にいただいていたご質問(ややこしいにも程がありますが(笑)、まぁそんな流れはどうでもいい点ですね)から振り返ってまいりましょう。

con-cats.hatenablog.com

では、ご質問に関する部分の抜粋引用です。

改めまして、アンさんには毎度大変温かなメッセージをご送信いただけておりますこと、心よりの感謝およびお礼を申し上げたい限りにございます。

 

自分で質問しておいて、WDYMBTって何だっけ?っていうくらいになっちゃってましたが笑、、

やっぱり「書き文字を減らすため」の略語なので、読み方は略されていない(逆に読みにくくなるし笑)感じなんですね。

そう言えば、カナダのブリティッシュコロンビア州のことをBCと略してビーシー州って言いますもんね。


NYもそうですが、アルファベットで読んだ方が簡単ならそう読む場合もあるっていう感じでしょうか。

CAはキャビンアテンダント?って思ってしまいますが、キャビンアテンダントのことをCAとは略さない感じですか?

ちなみに、CaliforniaのCAは、最初の2文字でCAですか?

まぁ、読み方も書き方も、わりと適当な感じしますよね笑


略語ではない若者言葉ということですが、

OMGやONGは結局略語じゃないの?っていう気もしますけど、、違うんですか?

あぁでも、「激しく同意!」がONGっていうのは、略語じゃないんですかね? 

これから登場する感じでしょうか…?

 

⇒まず最後の部分は、(その後スラングシリーズが続くことで、既にこの次の記事あたりで「あぁ、略語じゃない若者言葉ってそういうことでしたか!」というコメントをいただいていましたが、)もちろんOMGもONGも(一見「ONGって何やねん(笑)。OMGのパチモン?」と思えましたが、そういえば「On God」の略で「マジ命かけて」「禿同」みたいな意味になる、そんなやつもいましたね(笑))ある意味略語の一種ですけど、「Turnt」とか「Smash」とか「Netflix and chill」とか「Karen」とか、全く略語ではない普通の単語・フレーズ(たまに造語)で若者特有の意味・使われ方がされるものがある、っていう話だった感じですね。

 

一方最初の話に戻ると、WDYMBT、こいつもこれで振り返り登場してくること実に3度目になるわけですが、これまた毎度「何やコイツ」としか思えないイミフにも程がある文字列ですけれども(笑)、「お前がどういう意味だよ(笑)」という突っ込みとともに、流石にちょっと考えれば思い出せるようにはなったものの(「What do you mean by that?」の頭字語で、「どゆこと?」的な意味ですね)、パッと見では全然そう読めませんし、やはり使わないものは身につかない、って話だといえましょう。


続いてのNYを「ニューヨーク」と読むか「エヌワイ」と読むか、CAを「キャリフォーニア」と読むか「シーエー」と読むかは、改めて、これは厳密な決まりなどないし完全に人それぞれに過ぎない話であり、日本人的にはアルファベット読みの方が簡単に思えるものの(特にカリフォルニアは)、これらは英単語としてあまりにも耳馴染みがあり、また英語を英語として読むことに慣れているネイティブにとっては、むしろフルスペル読みの方が楽&早く言えることすらあるかもしれない話に思います。

(英語の音節は日本人が考えるより遥かに少ないので、例えば(以前も紹介していた、マーク・ピーターセンさんが書かれていた話になりますが)Petersenという苗字の場合、日本人的には「ぴいたあせん」と6音の長い名前ですけど、英語だと、(日本語だと書きようがないものの、あえて書くと)「P・ラ・寸」各1音ずつで言う感じで、わずか3音節しかない単語なんですね。

 そんな感じで、アメ公さん達は英単語を早く読むのは非常に得意というわけです。…だからこそ、我々は英語の聞き取りが中々できないともいえましょう。)

 

一方続いてのご質問、Californiaの2文字コード「CA」の「A」についてですが、これはまぁ普通に考えて、最初の「a」が使われてのものじゃないかな、と思います。


というのも、2文字コードよりもうちょい分かりやすい各州の一部省略表記法がこちらのサイトなんかに掲載されていましたが…

www.factmonster.com
カリフォルニアの場合、「California → Calif. → CA」なんですね。

なので、まぁ断言はできないものの、常識的に考えたら最初の2文字を取っているのではないかと思います。

(あぁでも、フロリダは「Florida → Fla. → FL」なんですね。とはいえこれも最初の二文字ですし……と思いきや、「Georgia → Ga. → GA」「Iowa → Iowa → IA」「Louisiana → La.  → LA」「Pennsylvania → Pa. → PA」とか、全然「末尾A採用」の州も目立ちますねぇ。

 ただやっぱり、カリフォルニアの場合、「Califを更に簡略化してCA」と考えたら、これは最初の2文字と考えていいように思えます。)

 

一方今回記事タイトルにもした本題ネタとして、「キャビンアテンダントのことをCAとは略さない?」ってのは面白いポイントですねぇ~。

こちら、僕はそんなに旅慣れマンでもないので、そこまで飛行機・空港系になじみがあるわけではないものの、個人的な印象ですと、「Cabin attendant」という語は、(決して和製英語ではなく、使われることがなくはないものの)英語だとそれより「Flight attendant」の方がより使われる印象があるし、Cabinを使う場合は「Cabin crew」の方がより聞くんじゃないかなぁ、って気がします。


念のためWikipedia先生を訪ねてみたら……

ja.wikipedia.org

キャビンクルー、キャビンアテンダントCAフライトアテンダントFA)と呼ばれることが多いが、前二者は船舶でも同じ名前のクルーが居ることから、後者で呼ぶほうが誤解を与えない。

…とあり、あぁこれはかなり説得力のある説明ですね。


実際ウィキペ先生は略語も併記してくれていた通り、フライトアテンダントの場合はFAと言うこともままあると思いますけれども、キャビンクルーには「CC」表記がないように、これをCCと呼ぶことは確かに、なぜかないようにも思えます。

まぁこれも、例によって英語は単語をかなり早く言えるため、「キャビクルゥ」って感じで(笑)、「スィースィー」と呼ぶよりむしろその方が楽に言えるからなのかもしれませんね。

 

とはいえ日本の場合は、いつの頃からか「スチュワーデス」呼びが推奨されなくなったため、今では「CAさん」呼びがメジャーですし、英語でも通じなくはない(改めて、あまり使われないとはいえ、少なくとも文脈が明らかなら確実に通じると思います)ので、英語で使うのも問題ないと思います(でも再度改めて、比べるなら、「FA」を使う人の方が多いかな、って気はします)。

 

ちなみに僕の幼少期の頃はまだ完全に「スチュワーデスさん」でしたし、個人的にはそっちの方が可愛らしくていい気がするけどなぁ…などと思えるものの、やはりその辺の性差別を含みかねない表現は変えていくのが時代の流れといえそうですね。

…正直、率直な意見をいえば、名前・呼称なんてマジでどうでもいいと思うんですけど(単なる呼び方に差別の意図なんてあるはずもない)、しかし、自分自身はどうでもいいからこそ、それで嫌な思いをする人が少しでもいる可能性があるならば、やっぱり変えていく方が正しいようにも思えてなりません。


話を戻して「CAといえば」ですが、日本語的にパッと考えてみたら、なぜか「サイバーエージェント」が浮かびましたけど(アメブロを使ってるならまだしもはてなブログを使ってるわけですし、Abema TVは日本国外だと見れないこともあり、面白いサービスをいっぱい提供されている印象ではあるものの個人的にはお世話になっていないため、全く縁もゆかりもないのですが(笑))、一応公式でもCA呼びがされることはあるようですね(↓)。

www.cyberagent.co.jp

とはいえ日本人的には、やっぱりアルファベットの略語はあまり一般的ではないので、「CAさん」以外は他にあんまり浮かんでこないかもしれません。


では、頭字語の本場・英語で「CA」といえば、どんな語の略として使われているのでしょうか?


こちらのThe Free Dictionary記事(↓)に、CAと略される言葉が大量に並んでいたため、ちょっと参考にさせていただきましょう。

acronyms.thefreedictionary.com

(必ずしも利用頻度順ではないかもしれないものの)TOP 10を引用してみると……

CA  Canada (top level internet domain) 
CA Computer Associates International Inc.
CA California (US postal abbreviation)
CA Circa
CA Central Air
CA Class A (TV call signs)
CA Columbia Association (Columbia, MD)
CA Central America
CA Control Access
CA Change of Address


…トップのカナダ、そして3位には我らがカリフォルニアが来ていましたが、他、全然知らねぇ~(笑)。


なお、Cabin attendantは、319項目中、167番目に一応登場はしていましたね!

とはいえやっぱり真ん中より下ということで、あまりアメリカでは馴染みのない呼び方といえてしまいそうです。

 

…と、せっかく見てみたCAの略語からもうちょい話を広げたかったものの、時間不足につき「知らねぇ~(笑)」の一言で終わってしまいました(笑)。


(一応、2位は日本法人もある、かなり大きなコンピュータ企業(↓)ですね。

ja.wikipedia.org
…元は「CAインターナショナル」だったようですが、現在は「CAテクノロジーズ」に社名を変えているようです。)

スクショ画像もないため、アイキャッチ画像を別途用意したい所ですが、天下のいらすとやを「CA」で検索してみたら……

一応男性CAさんのイラストも6項目中1つだけあったものの、女性CAのいらすとがやっぱり多かったですね。


まぁ、CAというとついつい女性が浮かんでしまうのはまさしく差別なのかもしれないものの、女の子の憧れの職業の筆頭といえますし(それもやや古い概念かもしれないものの…)、やっぱり女性の絵の方が華やかとはいえますからね、「『CA』といってすぐ女性が出てくるのはよくない!」という苦情はいらすとやにお願いします…という感じで逃げさせていただくといたしましょう(笑)。


次回もまたご質問を見ていく予定です。

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