青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その44:著者について・奥付

前回のセクションは、章タイトルを「付録5」としてしまっていましたが、こちらは付録ではなく独立した章だったので、ミスでしたね。

Frankさんからのメールで気付きましたが、訂正しておきました。


また、同じメッセージで、日本語文献の表記の仕方について、こちらは本全体の参照文献リストなので、英語文献を日本語原典に置き換えてしまうと本文中で引っ張っていた英語文献ページとの一貫性がなくなり、読者にはちょっと不便かも…という懸念等もいただいていまして、実際、こないだの索引同様、日本語の項目があると掲載順が脈絡のないしっちゃかめっちゃかな形になるといえることもあり、英語版の文献名も併記(というか、日本語版を併記)する形に改訂しておこうと思います。

こないだのキャラ索引の順番改訂とは違い、こちらは直す前のデータに価値はありませんから(索引の方は、先述の通り、英語版と同じ順番で並んでいることに一応の意味はあるので、アルファベット順のこないだのパターンと、追加で完全に五十音順に並べ替えた索引も、また新しく投稿する予定です)、特に新記事でまた改訂版を投稿し直すということはせず、前回の記事をそのまましれっと改訂しておく予定です。

…まぁその辺は細かすぎるのでどうでもいい点ですね。

 

そして今回は、ついに最終ページ(ページ番号的には271ページ、ただし最初の方はローマ数字で番号が振られており、先頭から通し番号になっていないので、実際の枚数的には285ページですね)まで辿り着いてしまいました!

Frankさんからは、「『著者について』の次に、『翻訳者について』というセクションを作り、ブログへのリンクやその他自己紹介など、好きなことを記していただければと思う」というメッセージをいただいていたのですが、まぁ僕は奥床しいシャイボーイであるため、何か恥ずかしいから自分のセクションを追加するのは「あ、いっす…」と固辞することにしました。

自己紹介についてはブログで散々語っているということもありますしね(全然関係ないネタばかりで、あんまり語ってないかもしれませんが(笑))、他所様の場で自己アピールとかはやっぱりちょっと気が引けてしまうので、しゃしゃり出るのは遠慮して、謎の存在のままでありたいという、勝手でワガママな感じですね。

 

翻訳版本文内での宣伝とか特にそういう直接的なものはなくとも、本当に素晴らしく楽しい経験でした。

(というか、既にもうブログをめちゃくちゃ宣伝させていただけた感じですしね。)

圧倒的なボリュームで硬派な興味深い考察を見せてくれたFrankさん、そして本書を紹介してくれた……というよりそもそもの『青い花』の産みの親でいらっしゃいます志村さんには、心から大感謝の限りにございます。

…とはいえ前回も書いた通り、次回以降もまだもうちょい関連ネタが続く感じですね。

 

記事トップ画像は引き続き英語版・放浪息子の裏表紙からの拝借ですが……

今回は我らがさおりん!

英語版『放浪息子』6巻裏表紙、https://www.amazon.com/dp/1606997076/より

前回がマコちゃんで、もちろん悪くはないんですけど、「え?千葉さんを差し置いて…?この裏表紙の人選、かな~り謎すぎるぜぇ~!!」と思えたのも正直な所でしたが、志村さんキャラクター人気投票No. 1だった我らが千葉さんが、ようやくご登場ですね!

7巻も残念ながらAmazonに画像がなかったんですけど、まさかの7巻も千葉さんが裏表紙を飾っており、3-4巻のニトリンに引き続き、さおりん様が2冊連続での登場のようです。良きかな。

個人的には7巻裏表紙の、アンニュイな千葉さんの方がより好みなんですが、Amazonの公開画像にはないこともあり、貼れなくて大変残念ですねぇ~。


…と、今回は中身が短いので前置きが長くなりましたが、最終二章、早速いってみましょう。

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That Type of Girl(そっち系のひと)
志村貴子青い花』に関する考察

著/フランク・へッカー 訳/紺助

 

(翻訳第44回:269ページから271ページ(完)まで)

著者について

著者が日本のものに興味を持つようになったきっかけは、何年も前に日本を訪れることになった、仕事での出張であった―偶然にもその旅では、将来『青い花』の舞台となる場所の近くで2週間を過ごしていた。漫画やアニメに興味を持ったのは、もっと最近のことである。

 著者は、他の漫画やアニメ、あるいは日本の大衆文化全般に関する本は書いていないし、また書く予定もない。その他の記事については、frankhecker.comで参照可能、またはTwitter@heckerをフォローいただければと思う。Eメールでの連絡は、frank@frankhecker.comへどうぞ。

奥付

本書は、Markdown言語の派生であるkramdown*1で書かれたプレーンテキストのソースファイル群を対象に、Electric Bookのワークフロー*2によって作成された。

 PDF版および印刷版のテキストとして、本文部分には源ノ明朝を*3、章題等には源暎ゴシックPを組み合わせて用いた*4。表紙テキストには、ヒラギノ明朝を用いた*5

 表紙画像は、オーラ・タラカノーヴァ*6のオリジナルイラストを、画像処理ソフトPixelmator Proを用いることで作成した*7

 本書のテキスト部分を成すMarkdownファイルは、PDFおよびEPUB出力ファイルの作成手順やその他のファイルとともに、公開リポジトリhttps://gitlab.com/frankhecker/that-type-of-girl)で入手可能である。修正案については、リポジトリに対するissueとしてGitLab上へ投稿するか、著者にEメールでご連絡いただければ幸いに思う。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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Frankさんが2週間程度、鎌倉近辺に出張でいらしていたとは、これまた不思議な偶然ですね。

やっぱり何だかんだいって、日本は本当に素晴らしい国だと思います。

言葉の壁さえなければ、誰しもが暮らしてみたい憧れの地ではないかと思えますけど、でも日本語と東方最果ての島国であるというそのことこそが日本を日本たらしめている気もするので、このやや排他的な独立性も、それはそれで僕自身はかなり好きなんですけどね。

間違いなく、一昔前と比べて緩やかに日本の力が落ちてきてしまっているのは否定しがたい事実とはいえ、漫画やアニメといった文化は、今でも比肩すべきもののない圧倒的断トツの力を持っているのも確かなことに思えますから、これからもクリエイターの方には世界中の人を魅了し続けていただけたらとても嬉しいとともに、いつまでも多くの人が漫画とか好きなことの話を楽しくワイワイ語り合える平和な日々が続いて欲しい限りです。


いやぁ~、それにしても、とうとう本編が終わってしまいましたね。

正直、一生「あーちゃんがさぁ、ふみちゃんとさぁ、あーちゃんあーちゃん」とかくっちゃべり続けながら生きていきてぇ~…と思えてなりませんが、本当にまだ語り足りないぐらいに改めて『青い花』は素晴らしい作品でした。

なお、Frankさんからは、「英語版PDFの誤字脱字等を修正して再アップする・日本語翻訳版も整い次第アップするとともに、少し段落を追加した第二版を作ろうと思っている。もしそちらも翻訳していただけたら、本当にありがたい限り」という旨のメッセージをもらっていたので、先述の僕自身が引き続きアップする予定のオマケのオマケ的なネタの他に、また追加でいくつか新しい話を読ませていただけるようです。

今回の章の本文にもあった通り、他の作品についての考察をされる予定はないというのは残念極まりないですが、新しいネタも楽しみに待たせていただきましょう。


とりあえず当面は、五十音順の索引や、キャラクター関係性分析に関する記事、あとは勝手に作ってたキャラテーマソングの続きや、Frankさんオススメ二次創作の翻訳とかで時間をつぶしていきたいですね。

二次創作のテキストは、そういえば翻訳して公開してもいいのか不明なので、作者の方にコンタクトを取ってみようと思います。

もし許可が得られたら、こちらで訳を公開させていただこうかな、と思っています。

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*1:“kramdown,” Thomas Leitner, updated January 2019, https://kramdown.gettalong.org

*2:“The Electric Book workflow,” Electric Book Works, accessed March 21, 2020, https://electricbookworks.github.io/electric-book/index.html

*3:「源ノ明朝」、Adobe, https://github.com/adobe-fonts/source-han-serif.

*4:おたもん、「源暎ゴシック」、oconeya.jp, accessed May 29, 2022, https://okoneya.jp/font/genei-gothic.html.

*5:ヒラギノフォント」、 SCREEN Graphic Solutions, accessed May 29, 2022, https://www.screen-hiragino.jp/.

*6:Ola Tarakanova, “Watercolor Blue Flowers Stock Illustration,” iStock by Getty Images,accessed December 24, 2021, https://www.istockphoto.com/vector/watercolor-blue-flowers-gm1148509305-310182255

*7:“Pixelmator Pro,” Pixelmator Team, accessed December 7, 2021, https://www.pixelmator.com/pro