ウリナルの秘密

前回はニーハオトイレから始まり、男性用小便器の知られざる秘密について大暴露していました。

もっとも、知られざるなのは女性にとってのみで、我々男性陣には「魚を食べたら頭が良くなる」ぐらいに当たり前なことでしかなかったわけですが(あんまり当たり前でもないじゃん(笑))、やはり女性にとってはヴォイニッチ手稿ばりに謎にまみれた不可思議な極秘機密事項になっていたのか、ネタ提供元のアンさんからは、

わだす、そっだらチェッグメイトだ新すぅ便器だぁいわれでも、何のごどだがよぐ分がんねがっだべや?

…という旨のコメントをいただいていました。
(いやもちろんいきなりズーズー弁になってたわけではないですけどね(笑))


チェックメイトについては、『何が?』と思われながらもその後の文を読んで、

あ、隣に立たれるの、そんな嫌なんだ?  って笑

マジマジ見られるのはもちろん嫌だろうけど、見えてしまうのは大丈夫っていうか、もう諦めというか、そーゆうもんだと納得してるというか、まぁ、そんな感じで勝手に思っとったさかいねぇ。

…とのことですが、まぁ、意外とメンズも繊細、って感じなのかもしれません(笑)。

僕も、努めて見ないようにするし、できれば見られたくないですねぇ、やっぱり(笑)。


一方、新型便器の方は、『何が違うのか、マジでさっぱり分からんかったぞなもし』とのことでしたが、あぁ!

これ、我々野郎連中にとってはあまりにも当たり前のものすぎるので記事内では一切触れてませんでしたけど、いわれてみれば、何の説明もないと、マジで意味不明にも程がありましたね…!

あれはズバリ、旧型と比較しても、あまりにも隣から丸見えだ、ってことだったんですねぇ~。

でも実際、言うほど旧型の便器でも隠せてるか…?とも一瞬思えはするものの、まぁ実際使ってみての印象は、やっぱり結構…いや大分違う、「これを設計した人、死になさい」と思えるぐらいの差はあった気がしますね(笑)。


しかし、相手の立場・気持ちに立って説明することを信条とする僕としては、完全に自分の立場・常識で、「画像を見せれば分かるだろ」的な傲慢な姿勢で文章をしたためてしまったことがショックだったというか、甚く恥じ入るばかりです。

便器があったら入りたいぐらいの屈辱・廉恥・慙死の念に堪えませんが(いやそこまでの話かよ(笑))、でも実際男子トイレの常識なんてものは、どうやらビックリするほど世の半数の方には通じないようで、そのカルチャーショックは大変面白いというか興味深いものでもありますね。

ってなわけで、もうちょい男子トイレネタを見繕ってみるといたしましょう。


当初、一瞬「男の花園の秘密、大公開!」というタイトルの記事にでもしようと思いましたが、何かキモかったので却下としたというか、そもそも大公開するほどのネタも残ってなかったので表題の通りのもっとシンプルな記事名にしたんですけど、まぁウリナルってのは、urinalで小便器のことですね。

そもそもurineというのが尿という意味の英単語で、uri-やure-という形でそれ関連の派生語が多く存在するわけですけど、実験でよく使う&化粧品とかにもしばしば含まれている化合物である尿素はureaで、日本語だとウレアと呼ぶ人もいますがより原語に近い発音だと「ユリア」になりまして、ゆりあさんという名前の方って結構いらっしゃると思うんですけど、英語だとちょっと尿的な感じの響きがあって、少々嫌な感もあるかな…って感じかもしれないですね。
(もっとも、そのままおしっこの尿ではなく、あくまで尿素ですし、アクセントも名前の場合りあさんですがureaはユアなので違いますしね。
…ってまぁ、多分、Yuriaという名前を英米人が呼ぶ場合、絶対ユアって発音で読まれそうではありますが…。)


まぁそんなわけでウリナルというかユリナルというのは小便器のことだという小ネタでしたが、何か唐突に無理くりそんなネタを追加したのは、前回貼ったチェックメイト画像にはもっと沢山のバリエーションがあった記憶があるのに、「urinal joke」とか「urinal meme」とかで検索しても、どうも沢山あったと思っていたネタ画像が全然ヒットせず、イマイチ思ってたよりネタが広がらなさそうが故の、苦肉のネタ水増し的理由によるものでした。

こないだの排尿方法のアスキーアートみたいに、愛すべきおバカ野郎どもが色んなネタをガンガン披露してくれていた面白記事とか確実に見た記憶があるんですけど、いつの間にかネットの海に消え去ってしまったのかもしれませんね。


(また全然関係ないですが)最近思うんですけど、よく、「一度ネットに上がった情報は永遠に消えないぞ、個人情報をアップするのとかはよくよく注意するんだな!」という感じのことがいわれていますし、僕も実際そのスタンスですけど、何気に、ネットの情報って、普通に結構消えますよね。

近年ではYahoo!ジオシティーズがサービス終了し、多くの古きよきネット遺産が失われてしまった…というニュースもありましたが、(↓参考記事)

www.itmedia.co.jp

こういう大規模な一括サ終に限らず、サーバー上にデータを保存するのだってタダじゃあありませんから、むしろ永遠にネットの大海に残るなんてことは逆にあり得ないとすらいえるぐらい、情報というのは日々代謝を続けており、古いものは普通に淘汰されているようにも感じられます。


…と、話を戻すと、トイレミームとかを調べても全然面白いネタはなく、唯一「あぁ、これはよく聞くというかあるあるだね」と思えたのが、小便器に描かれたハエの絵・的(まと)の絵みたいなネタがありました。

これは、小便器にハエの絵を描くと、男性はそこめがけて尿の放射を行う傾向があり、でたらめな明後日の方向に飛ばして周りを汚す不届き者の割合がぐっと減って、掃除が楽になった…という実際現実世界で確かめられたエピソード(アムステルダムスキポール空港)が元ネタにあるもので……

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http://www.urinal.net/schiphol/より

実はこちらは行動経済学に基づく意外と高尚な話がその根底にあり、リチャード・セイラーさん(↓)はこの概念(ナッジ理論)を提唱した功績でノーベル賞まで受賞しているというのですから、かなり本格的な話でもあるのです(詳しくはウィキペ記事など参考)。

ja.wikipedia.org
とはいえ、ノーベル賞まで受賞して、色々な経済行動にも応用されまくっているこのナッジ理論とハエの絵ですが、僕は話に聞いたことがあるだけで実際にハエ便器に遭遇したことはないんですけど、仮に出会っても、僕ぐらい慎重な捻くれ者になると、「みんながそこを狙うということは、その近辺が最も放射尿を浴びているということか……。ということは、もしも洗浄が足りていなかったら、そこが最も汚れているに違いない……。であるならば、一時的とはいえ尿を噴射することで自分と便器が一つながりに合体することになるともいえるんだから、よりキレイな所を狙うのが行動経済学的に最も優れているといえるぞ、よって自分はあえて誰も狙わない、ハエ以外のポイント向けて噴射したろ」みたいなことを一瞬で見抜き、きっと別の場所を狙うでしょうね(笑)。

まぁそれはちょっと冗談交じりですけど、でも実際にトイレの清掃が楽になった(上記Wikipediaの情報他によると、清掃費が80%も削減?)とのことで、実際、的があると狙いたくなる単純なメンズの方が世の中には多い、ってことなのかもしれません。


あとはネタを検索していてヒットした画像にこんなのもありましたが…

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https://www.shutupandtakemymoney.com/public-urinals-dos-and-donts-comic/より

まあまあ、例の「隣に立つんじゃねぇぞ!」の絵ですが、気になったのは3番の「ズボンを足首まで下ろす」やつ、「いやそれは別にいーじゃん人の勝手じゃん(笑)」とは思えるものの、これは男子トイレというか男子の秘密として、実際、小さい男の子はこうしないと用を足せないことも多いんですよね。

デパートのトイレとかいくと、こういう子を見かけることもままありますが、「おぅ坊や、早く下ろさずに用を足せるようになるといいな!」と思えて微笑ましいんですけど、実際僕も生まれて二足歩行ができるようになった最初期・未就学の頃は、なぜかズボンを足首まで下ろさないと用を足せなかった記憶がありますねぇ~。

下ろさずに用を足せるようになった瞬間は今でも覚えていますが、今までの人生で一番大人への階段を踏み上がったことを実感したというか、「大人になるってこういうことなのか!たった今、自分は新しく生まれ変わった!!」ということをマジマジと感じ取った瞬間だったと断言して構わないでしょう(いやそんなのが一番とか、どんな低みにいる大人だよオメーは(笑))。


あとは、検索して出てきた完全なるネタ記事、これは流石にフィクションだと思いますけど、「んなわけあるかよ(笑)」とクッソ笑えたので紹介させていただきましょう。

kusa.2chblog.jp

リンクカードにも画像が貼られていますが、「絶対飛び散らない小便器」、どんなものか大きい絵を拝借すると…

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http://kusa.2chblog.jp/archives/6959863.htmlより

一見意味不明ですが、冷静に見て仕組みを理解すると、「クッソワロタ、あり得ん(笑)」と思えて笑えましたねぇ~。
(一応説明しておくと、中央に穴が開いているので、男性なら上手いこと利用できる、ってことですね。汚ぇ~(笑))

あと、同記事の下の方には「便器内に、尿を照射すると色が変わるマークが刻印されている」というものもありましたが、これはハエの応用でしょうけど、色が変わるというゲーム性があるだけ、ハエよりもかなりよくできたものだと思います。

僕もこれなら狙いたくなりますね!


最後、男子トイレの秘密でパッと浮かんだネタとして、川崎直孝さん(ペンネームを「ただたか」さんに変更されたようですが)の、超傑作コメディ漫画「ちおちゃんの通学路」のトイレ回を思い出したので、これを紹介して〆とさせていただきましょう。

幸い、ただたかさんご本人が件のエピソードをツイッター上で無料公開されているので、未読の方はぜひご覧いただくとともに、これ以外にもちおちゃんはマジで面白いので、作品自体、本当にオススメです。

漫画の面白さはいうまでもないのであえて触れませんけど、作中で出てきたあの蛍光ボール、最近はとんと見かけなくなりましたが、まぁこれも男子小便器限定の、秘密のアイテムともいえそうですね。

…という所で、相変わらずまとまりのないネタ紹介になりましたが、以上、知られざる男子魔境(と書いてトイレ(あるいはウリナル)と読む)の秘密でした。

もうちょいトイレネタも残ってるかな、って感じなので、順に進めていこうと思います。

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