激辛料理は健康に良くない…?

目の健康にまつわる話は一通り見尽くし、前回は口周りに移動して、「リップクリームは体に悪いのか?」という記事を見ていましたが、地味にこの記事にも色々面白そうな話がチラホラ目に付いたため、また順に取り上げさせていただこうと思います。

 

まずは、「辛い物は、唇の潤いには良くありません」という部分でリンクが張られていた、「辛すぎるものの健康への影響」について語られている記事をピックしてみました(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

実は英語では「辛い」という語は「Spicy」よりも「Hot」という語の方が圧倒的に使われる印象なんですけど、今回の記事タイトルではスパイシーという語が使われており、もしかしたら「辛さ」よりも「スパイス全般がふんだんに使われている、ヒリヒリするもの」を指しているのかもしれませんね。

 

本文中にはhotも使われていましたし、区別が難しいので全部「辛い」で統一しますが、まぁ用語の用法はともかく、あんまり辛すぎるのは体にも良くなさそうな気はするものの、天下のクリーブランド・クリニックはどうまとめてくれているのか、今回も早速参りましょう。

 

激辛料理を食べることの健康リスク(The Health Risks of Eating Extremely Spicy Foods)

潰瘍の原因にはならないものの、超辛い料理は緊急治療室のお世話になってしまう可能性があります

 


どれくらいの辛さに耐えられますか?パーティーの席で、辛いサルサに挑戦するよう唆してきた友人に、そんな質問をされることがあるかもしれませんね。あるいは、激辛料理を食べる様子を記録したSNSチャレンジを目にすることもあるでしょうか。その報酬は?動画のクリック数と自慢する権利、そして時には食道のヒリヒリ感ですね。

救急診療医のアラン・ケイピンMD(医師)のような専門家は、極端に辛いものを食べることは、特に慣れていない場合、健康上のリスクがあると警告しています。その危険性と、食べ過ぎた場合に口の中の灼熱感を和らげる方法について、ケイピン医師が説明してくださいます。

 

辛い食べ物を辛くしているのは何?

唐辛子では、カプサイシンという脂性の物質が辛さを産み出しています。カプサイシンが多ければ多いほど、唐辛子は辛くなるのです。食品に含まれるカプサイシンの量は、スコヴィル・ヒート・ユニット(SHU)で測定されます。

カプサイシンに対する反応は人によって完全に異なります、とケイピン医師がおっしゃっています。「遺伝により、生まれつきスパイスに強い方もいらっしゃいます。そういった方々は、生まれつきカプサイシンに対するレセプター(受容体)が少ないため、辛さに対する耐性が備わっているのです」。また他には、カプサイシンに対する体の痛み受容体の反応の仕方が時間とともに変化していく方もいらっしゃいます。基本的に、こういた方々はより高いスパイス耐性を発達させることが可能となります。

 

激辛料理を食べるリスクはある?

激辛料理を食べる最大の健康リスクは病気になることで、以下のような場合に起こりやすいです:

  • 辛いものに慣れていない。
  • 胃腸(GI)に問題がある。
  • 遺伝的にカプサイシンに敏感である。
  • カプサイシンを含む食品を大量に食べる。

カプサイシンの摂取量が多ければ多いほど―辛いものを大量に食べた場合であれ、激辛のものを少量食べた場合であれ―より反応が強くなる可能性が生まれます。

カプサイシンには、皮膚にある熱受容体を刺激するユニークな能力があり―これが、神経系を騙して体がオーバーヒートしていると思わせてしまうのです。このシグナルは、脳に、冷却メカニズムを作動させるよう指令します。つまり、辛い食べ物は単に味わうだけはでなく、それを感じてもいるのです!

カプサイシンの熱を、ケイピン医師は炎に手をかざすことに例えています。手が炎から遠くにあるときはマイルドな熱を感じ、これはマイルドな辛さの食べ物を食べているのと似ています。しかし、手を炎に近づければ(カプサイシンを食べれば食べるほど)、不快感が増すことになります。火傷をすることさえあるかもしれません。

辛い食べ物は、体内で刺激、炎症、および痛みを引き起こす可能性があります。身体はカプサイシンを毒素とみなし、それを取り除こうとしているのかもしれませんね。その結果は?以下があり得ます:

  • 腹痛
  • 焼けるような下痢
  • 胸痛
  • 頭痛
  • 激しい嘔吐

激辛なものを食べると、救急処置が必要なほどの身体的損傷や激痛を引き起こすことさえあるのです。嘔吐による胃酸が食道や喉を焼くこともあり得ます。

「ほとんどの方はそのレベルの辛さに慣れておらず、極端に辛いトルティーヤチップスを食べる『ワンチップチャレンジ』のような真似をすると、0から一気に100になってしまうのです」とケイピン医師が付記しています。「準備ができていなければ、胃の中に爆弾を入れるようなものですよ。」

 

辛い食べ物は潰瘍の原因になるの?

辛いものが潰瘍の原因になるという噂を聞いたことがあるかもしれませんが、それは真実ではありません。辛い食べ物そのものが潰瘍の原因になることはないのです。むしろ、実験室での研究によれば、潰瘍の原因となるピロリ菌の繁殖を阻止することで、潰瘍の予防に役立っていることが知られています。また、カプサイシンアルカリ性(酸性の反対)なので、酸の産生も防ぎます。

しかし、すでに潰瘍がある場合は、辛いものを食べるのは避けた方が良いでしょう。胃潰瘍の原因にはならないかもしれませんが、すでにある胃潰瘍を悪化させる可能性はあるためです。

 

辛いものを食べて死ぬことはある?

「ゴーストペッパーのような世界で一番辛い唐辛子は、人を殺す力があるかもしれません。しかし、その可能性は極めて低いです」とケイピン医師が言及しています。「大量に食べなければなりません。例えば、体重が150ポンド(※約68 kg)の人であれば、ゴーストペッパーを3ポンド(※約1.36 kg)食べなければ、死に至るような反応は起こりません」。ケイピン医師によると、経験則では、自分の体重の50分の1以上の唐辛子を食べないようにすべきだそうです。

 

辛い食べ物に反応してしまった場合の対処法

辛いものを食べた後に酷い症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診してください。でも、例えばちょっと辛すぎるものを食べただけだとしましょう。口の中が熱くなり、目が潤み、鼻水が出ています。

水に手を伸ばしてはいけません。カプサイシンは脂性の物質なので、水を飲んでも痛みは軽減しないのです。口の周りに広がってしまうだけです。火を消すために、ケイピン医師は以下を勧めています:

  • パン
  • レモネード
  • 牛乳

 

辛い食べ物は避けるべき?

炎症性腸疾患(IBD)、消化不良、あるいはその他の消化器系の問題を抱えている方は、辛いものを食べるのを避けるべきです。それ以外であれば、大抵の方はある程度の辛さに安全に耐えることができます。実際、好きな辛いものを楽しむことは、体に良いことなのです。
 

辛いものを食べることのメリット

では、これだけの注意があるのだから、辛いものを食べることは完全に避けるべきなのでしょうか?全くそんなことはありません!実際、適度に食べれば、辛い食べ物には多くの健康効果があるのです。以下を可能にしてくれます:

  • 体重管理に役立つ。
  • 心臓の健康を促進する。
  • ガンのリスクを減らす。

ですから、ぜひどうぞ―辛さが自分の許容レベルであることだけはしっかり確認してから、カレー、チリ、またはサルサに手を伸ばしてみてください。

また、適度に辛いものを食べるのは体に良いですが、高レベルのカプサイシンに慣れていない方は、激辛チャレンジは避けた方が良いでしょう。

しかし、スパイス・アップしたくてうずうずしているのでしたら、徐々に辛いものへの耐性をつけていくことが可能です。ただしゆっくりと、自分の体の声に耳を傾けるようにしてください、とケイピン医師がアドバイスしています。「誰にでも耐えられる限界というものがあります。辛いものを食べると痛みがあるようなら、止めるようにしてくださいね。」

 

例によって当たり前すぎる話が目立ったと言いますか、「辛いものは味だけじゃないんです、身体で感じるものでもあるんです!」とか、「んなもん、わざわざビックリマークつけて強調することにビックリだわ(笑)」と思える話でしかなかったですが、無理をしなければやはり辛いものは代謝を促進して健康効果があるというのは間違いないようですね。

 

ヒリヒリした口の中には牛乳が一番いいというのも常識ですが、まぁでも本当に痛い時に完全に収まるわけではないレベルではありますけど、他に挙げられていたレモネードなんかも、確かに効果がありそうな気がします。

パンも、まぁ多少の効果はありそうな気もするものの、それならお米の方が効きそうですし、やはり液体で中和するのが基本かなと思えます。

 

僕は、辛いものはそこまで大好物でも逆に全く苦手というわけでもないですけど、改めて、程々なら良い刺激になるという話ですし、適度に食事に取り入れるのはとても良さそうなのがスパイシーフードという感じですね。

無理せず、楽しめるレベルで辛いものを満喫しましょう。

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