歯医者恐怖症への対処法

引き続き、前回の「無痛歯科治療」同様、歯医者への不安を和らげるための方法をまとめてくれているのであろう、health essentials記事(↓)を見ていこうと思います。

 

health.clevelandclinic.org

 

まだ1文も読んでいない段階で、まぁ読む前からこんなこと言うのも何というか失礼極まりないですけど、「そんなんで不安が解消されたら世話ねぇやね」と思えそうな、あっさいうっすい内容でしかなさそうではあるものの(ボリューム自体もかなり短いため)、何かナイスな妙案が出てくることを期待して、今回も早速クリーブランド・クリニックの記事を参考にさせていただきましょう。

 

歯科治療不安に対処する方法(How To Deal With Dental Anxiety)

コミュニケーションを取ること、ストップ・サインを出すこと、更には音楽を聴くことも役に立ち得ます

 

 

歯医者には定期的に通うべきだということはどなたもご存知でしょう。しかし、歯医者の予約をカレンダーに入れるのが大変な場合もあります―それは、単に忙しいからということだけが理由ではありません。

消毒されたにおい、奥から聞こえてくるブーンという音やドリルの音、あるいは誰かに口の中を間近で見られてしまうと思うことなんかで、歯医者に行くことは不快でストレスがたまるものだと感じられるものです。実際、3人に1人が歯医者に行くのが不安だと回答した調査も存在しています。

もしそれがご自身のことであると感じられるのであれば、不安を最小限に抑え、対処する方法がありますよ、と歯科医のベティ・ハーバーカンプDDS(歯科医師)がおっしゃっています。

 

歯科治療不安って何?

歯科治療不安とはどのようなものなのでしょうか?ハーバーカンプ歯科医によると、歯科治療不安とは、次回の歯科受診予約について、不安や心配を持っているときに感じられるものだとのことです。

「歯科治療不安は、歯科恐怖症よりも深刻ではありません」とハーバーカンプ歯科医が明確にしています。「歯科治療不安のある方は、歯医者に行くことを不快に感じられるかもしれませんが、予約をキャンセルしたり、そのことで体調を崩したりすることはないのです。」

 

歯科治療不安への対処法

担当の歯科医療従事者にご自身の恐怖心や心配事について話すべきかどうか迷っているのでしたら、その答えは間違いなくイエスです。担当の歯科医にどんな恐怖心があるのかを知ってもらえば、その不安を和らげ、より快適に治療を受けられるための最善の方法を一緒に考えてくれることでしょう。

以下は、ご自身で対処するのに役立ついくつかの戦略です:

  • 担当の歯科医に、受診や処置の各段階で何が起こっているかを説明してもらい、これから起こることに精神的に備えること。
  • 手を挙げるといった、今やっていることをすぐに中止してほしいことを歯科医に伝えるための、ストップ・サイン(中止の合図)を決めておくこと。不快になったとき、口をゆすぎたいとき、あるいは息を整えたいときなどに、この合図を使ってみてください。
  • 「音が気になる場合は、患者さんにイヤホンを使って好きな音楽を聴くように、私はよく伝えているんですよ」とハーバーカンプ歯科医が提案しています。「注意が必要な場合は、肩を叩くようにしています。」
  • 不安感が深刻な場合は、担当の歯科医が亜酸化窒素ガスや静脈内鎮静法を使って落ち着かせることを勧めてくることがあるかもしれません。

 

なぜ人は歯医者を恐れるのか?

人々が歯医者を避ける理由は、以下を含むいくつかの理由があります:

  • 過去の辛い経験や不快な経験。歯科治療への恐怖心は、子供の頃に始まることが多いです。それは、過去に歯医者で不快な思いや痛い思いをしたことや、他人やメディアから聞いた怖い話に根差したものなのかもしれません。長年にわたる歯科治療の大きな進歩のおかげで、今日の歯科治療のほとんどは痛みが大幅に軽減されており、全く痛みを感じないことも多くなっています。
  • 針への恐怖。歯科治療というと、多くの方が針を怖がります。また、麻酔が作用しなかったり、処置が始まる前に麻酔が効き始めなかったりすることを恐れる方もいらっしゃいます。
  • 歯の型取りへの恐怖。以前は、ナイトガードや睡眠装置、それから診断用模型やその他の矯正治療具を作るには、歯の周りでゆっくりと固まっていくグチュグチュしたものを噛むしかありませんでした。今はそうではありません!「かつてのネバネバした材料は、今ではデジタル技術で置き換えられているんですよ」とハーバーカンプ歯科医がおっしゃいます。「今では多くの歯科医が3Dスキャナーを使うようになり、ほとんどのケースで印象(型取り)材が不要になりました。」
  • 恥ずかしさ。歯の痛みを長引かせてしまったり、自分自身の歯が恥ずかしいと感じられたりすることで、歯科医に診断されることや、恥をかかされやしないかということを恐れる方もいらっしゃいます。あるいは、悪いニュースを受けることを恐れているのかもしれません。
  • コントロールの喪失。多くの方が、歯科医や歯科衛生士が物理的にあまりにも顔の近くで作業することに不快感を覚えます。また、歯医者の椅子に座り、口を大きく開け、何が起こっているのか分からない状態になると、人目が気になったり、感情をコントロールできなくなったりする方もいらっしゃいます。

 

歯科恐怖症とは何?

もし歯のクリーニングや施術のことを考えるとパニックになったり恐怖を感じたりするようでしたら、それは歯科恐怖症のサインかもしれません。歯科恐怖症の方は、歯医者に行くのを避けるためにあらゆる手段を尽くします―恐らく、尋常じゃない問題が発生した場合にのみ、受診することでしょう。この恐怖が不合理であることは分かっていても、それを変えるためにできることはあまりないのです。

歯科恐怖症のその他の徴候には以下が含まれます:

  • 歯医者の予約の前夜に眠れない。
  • 歯医者の待合室で緊張感が増していく。
  • 歯医者に着いたのに、中に入れない。
  • 歯医者に行くことを考えるだけで、泣いたり気分が悪くなったりする。

歯科治療不安、あるいは更に歯科恐怖症をなおもお抱えの方は、行動医学の専門家に相談すると効果的なことがあるかもしれません。

 

…うーん、まぁ……やっぱり正直、本当に怖がっている人には気休めにもならなくないか…?と思えてしまえたものの、「好きな音楽を聴いてください、治療中イヤホンを使ってもらって結構ですよ」というのはいいかもしれませんね。

 

ただ、幼い子供だとそんなお気に入りソングなんてあんまりない気もしますし、もっとゲームとか、アミューズメント施設みたいなめっちゃくちゃ楽しいアクティビティが歯科医院内に用意されていたら、それを楽しみに、むしろ積極的に通いたくなるのでは…?…なんて一瞬素人考えで思えたものの、いやそんな豪華施設誰が用意するんだよ、そもそもそんな全子供を虜にするようなゲームがあるなら、我々が欲しいわと思うゲームメーカーもいそうだしで、現実的ではなさすぎるといいますか、世の中そんなに甘くはないのかもしれません。

 

とはいえ、記事内にも挙げられていた通り、技術の進歩でそもそもの歯科施術全般に痛みもなくなってきているとのことですから、段々「歯医者は怖いもの」というイメージも小さくなっていくような気もします。

 

歯医者側も努力してると思いますし(僕が子供時代に通ってた所も、絵本や漫画がいっぱいあって待ち時間に読むのも楽しみでしたしね)、実際言うほど大したこたぁないことが多い気もするので、怖がらない人が増えてくれることを期待したい限りです。

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