続いてのご質問は……これまた面白い「グッドクエスチョン!」ですね。
#52:2025年8月25日 20時ごろ

例の、ボロ雑巾をしぼるかのごとくご紹介いただけていた、たぬかなさんによるブログ宣伝回での一コマですね。
より正確には、僕からの求婚に関して、「何が違ったら応じてたかもしれない?」というコメントでの問いかけに対し、たぬかなさんは、
「クソ長いメッセージとか一切寄越さず、黙って金だけ投げててくれてたら、もしかしたらアメリカに行ってた可能性もあったかもしれんな」
というような返しをしていた、というお話だったと記憶していますが……
まずは、全く関係ない#52さんに、発狂するぐらいの興奮を覚えるほどの感情移入をしていただけて、大変ありがたい限りです(笑)。
(…と思いきや、#52さん自身は「少しドキドキ」程度で、発狂は「もし僕の立場だったら」という仮定のお話でしたが(笑))
せっかくネタ振りをいただけたのでちょっと脇道に逸れさせていただきますと、「ヒストリエばりの発狂」というのは、インターネッツではおなじみの、この漫画作品を読んだことがない方でもどこかで見たことがあるであろう、このコマのことですね(↓)。

これ、「よくもだましたなアアアア!!」と思っている方が多いと思うんですけど、実は「よくもだましたアアアア!!」なんですよね(「な」なし)。
「な」がある方が自然に思えるんですけど、一応流れとしては、この絶叫の前に、
「よくもよくもぼくをォ!!
なんであんな……
あんなに……」
という前段があるので、それを踏まえると、「な」なしの方が、より率直な怒りを表した素直な表現といえるかもしれません。
(まぁ、「その流れでも、『よくも僕を!よ!く!もっ!!だましてくれたなアアアア!』の方が自然では?」って気もしますけど(笑)、その独特な台詞回しがあるからこそ、ジョジョ然りヒストリエ然り、ミーム画像として受けているのかもしれないですね。)
というか、その前には普通に「よくもぼくをォ!!だましたなァ!!」というセリフもあることはあるので…

まぁ、読んだことがない方は「この少年はどんだけキレてんだよ(笑)」と思われるかもしれませんが(笑)…
(ちなみに、既読の方の中には「そりゃキレるよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は正直、「いやそないそこまでキレんでも」と思えた気がしますね(笑))
…いずれにせよあの画像のコマで使われている大トリの絶叫は「だましたアアアア」なので、間違えたらヒストリエ警察が飛んでくる案件ですから、間違いないようにご注意ください。
(とはいえ、この大トリコマのすぐ次のコマにも実は「だましてくれたなアアアアア!!」というセリフが続いているので、「な」の有無、「ア」の数を間違えても、ヒストリエ警察は大目に見てくれることもあるかもしれません(いやそもそも何者だよヒストリエ警察(笑))。)
それだけでは何なので、せっかくですしまた漫画について語らせていただきますと、このヒストリエ、僕は4巻が本当に死ぬほど好きで好きで……
4巻は、このだまされ少年・エウメネスが少し成長し、ボアの村という小さな集落に流れ着いて、その後、何やかんやあって、そこで起こった村同士の小競り合いからの小さな戦で指揮をふるうことになる様子が描かれているのですが……
…詳しくは書きませんけど、これが、とにかく良すぎる…!
どのくらい良いかというと、極めて濃密な作品だから刊行ペースはかなり遅いものの既に12巻まで出ているのですが、傑作中の傑作で今でも本当に最高レベルに面白いのは間違いないものの、ハッキリ言って僕の中では4巻が頂点と断言したいぐらいに、あまりにも好きな展開すぎたぐらいです。
…って、そう書くと「そこから右肩下がり」と作品をディスってるようであんまり良くないですけど(笑)(というか、去年発売の最新12巻はそういえばまだ読んでないので、読んでおこうと思います!)、その後の展開も本当に何度も何度も読み返したくなる深さ・面白さがあるので、未読の方にはぜひオススメですね…!
なお、僕は1巻初読時、正直ぶっちゃけ視点がコロコロ変わりすぎて何かよく意味が分からず、
「寄生獣の作者ってことで期待しすぎたか…これは何かあんまよく分からんな……」
と思った記憶があるんですけど、そこで一旦リタイアしたものの、またしばらく後になって改めて2巻まで一気に読み直したら、もうノンストップでその時出ていた最新刊までページをめくる手が一切全く止まらなかった感じでした!
ちなみに、出版社もそれを分かっていたのか、実はヒストリエって1巻2巻同時発売という珍しい形態だったんですよね(笑)。
なので、これから読まれる方は、仮に1巻が「何かよく分かんないや」と思われる感じでも、絶対に気にせず2巻まで一気に読まれることを強く推奨します。
確実にハマれるのではないかと思います。
そして4巻では、「うぅ…サテュラ……」と、僕と一緒に涙を流しましょう(笑)。
…と、あまりにも本題と1ミリも関係ない話に逸れました、大変申し訳ございません。
ご質問の、たぬかなさんコメントですが……
これは正直、ぶっちゃけ、
「んなわけあるかい(笑)」
と一笑に付していた感じですね(笑)。
いや強がりとかそういうのではなく、長く話していた当事者だからこそ絶対に分かる……
「金だけ投げてくれてたら、アメリカ行ってたかも」
とか、こんなもん、マジでいきなりそんなしょうもない質問されたから咄嗟に口から出てきただけのデマカセ、ガチで単なるマウスサービスってやつでしかありませんよ(笑)。
「何がどうあっても、私はこいつとはくっつかんかったかな」
と言うのも、ずっと健気に応援してくれていた相手に失礼にあたりますし、僕を傷つけまいとするための優しい嘘と言いますか…
…あぁ、#52さんのような方が「Fu~↑↑ ドキドキンコ~!!」みたいに思ってくれるであろうことを見透かして、配信を盛り上げるために適当にでっち上げたネタとでも言いますか、もう100%断言しますけど、これはリップサービスでしかない感じですね。
ハッキリ言って、たぬかなさんは「金いっぱいくれたら結婚するわ」とかそんな女じゃありませんよ。
…と言うか、ずーっと「面白い男しかアカン、ゲームが強い男以外は絶対無理」っておっしゃられてますし、それで「金だけ黙って投げてりゃ…」なんてあまりにもおかしすぎるってこと、たぬかなリスナーであったら気付いて欲しかった所ですねぇ~(笑)。
なのであれは100%間違いなく確実にネタ発言であったため、「ちくしょうめぇ!」とか思うことは僕自身は一切なかったというのが偽らざる本音なんですが…
逆に、リアルな条件で「if」があるのだとしたら、これは確実に道は1つだけで、
- 「鉄拳をプレイして、全世界大会オールストレート優勝」みたいなぶっちぎった力を見せつけることができていたら、逆にたぬかなさんから求婚されていた
ってのが、マジレスするなら「それ以外には、絶対にあり得る道はなかった」と断言できる話かなと思います。
とはいえ僕は、例の炎上後復帰配信での、
「もらってくれる方、募集してま~す🧡」
という発言を真に受けて立候補していたわけですが、しかしその後たぬかなさんは、配信で何度も、
「リスナーと付き合うなんてことがあるわけマジでないやろ、頭イカれとんのかお前ら!」
とかおっしゃられていたので、立場的には、
「よくもだましたアアアア!!」
と叫ぶ資格は一応あるわけですけど(笑)、僕は、それはマジで本当に心の底から一切これっぱかしも思っていない感じです。
「そんなもん自業自得に決まってるだろ」という至極当然な部分もありますが、それ以上に、
「『だまされた』とかそんな感情が浮かぶわけないじゃん。
好きな人に直接好きと伝えられるのなんて実際なかなかできないことで、本当に素晴らしい最高の経験だったし、楽しい思い出しかない……マジで感謝の気持ちしかないよ」
ってのが、僕の本音・本心からの正直な気持ちですね…!
というわけで、ご質問の本題からは少しズレたかもしれませんが、たぬかなさんと結ばれなかったことに対しては怒りや発狂などあろうわけもなく、本っっ当に心の底から「良い思い出です」の一言になります。
こうして次の形にもつながっていますし、多くの方に「キモいおっさんの自爆」的なもので笑いも提供できていた気がするので(笑)、
「全てが良かったな」
と、それ以外にはない感じですね……サンキュー、たっぬ!!