それでは前回の続きに参りましょう。
前回は取り上げたマシュマロが途中までになっていたので、後半のご質問の所からですね。
該当のマシュマロ#48を再掲しておきます。
#48:2025年8月24日 1時ごろ

妊活中心の婚活という面白いご提案をいただいた後、「子育て観は?」というご質問をお尋ねいただいていた形であり、ここにお答えしていく所からですね。
そうですねぇ、改めて聞かれると難しいのですが…
これは特に無いんですよね。相手に合わせたいです。
…はッ!
#58:2025年8月30日 9時ごろ

…って、これは単に、
「次にお前は『〇〇〇』という」
「〇〇〇……はッ!」
というジョジョネタを使いたかっただけなんですが(笑)…
(参考:↓のニコニコ大百科など)
…まぁ冗談はその辺にしておくとして……しかし実は例によって、僕は何か将来に関する、「今事前にアレコレ考えたところで、何か具体的なことができるわけでもない」類のことは本当にな~んも考えていないので、実は#58さんは本当にジョセフだった可能性があるぐらい、
「具体的な考えは特にない、相手・子供次第である」
ってのが、何気に僕の意見全体の要約だったとは言えるかもしれません。
とはいえ、#48さんには具体的にいくつかの観点を挙げながらご質問いただいていたので、「その点についてあえて聞かれたら、具体的にどういう考えがあるか」というものをお答えしていこうかなと思います。
まずは答がパッと浮かびやすかった、「お受験への考え方は?」という点について……
これは、改めてあくまでも僕自身の考え方であり、お相手の方の考え方や他ならぬ子ども自身の適性などにも大きく依りますけど、僕個人的には、
「やらんでいいよそんなもん」
という気はしちゃうかもしれません。
というのも、これはちょっと上から目線といいますか偉そうで鼻につく傲慢意見になってしまいますが…
やはりお受験ってのは「最終的にいい大学に入るため」に行うものだと思うんですけど、他ならぬ僕自身が、いわゆるお受験(=小学生時点で、名門私立中学を受ける、あるいはもっと早期に、私立小学校を受けるなど)はしておらず、普通の公立小中、特に中学校なんて「地域で一番荒れてる」ともっぱらの評判だった、学力的にも底辺とされている所に通ってたんですけど、大学受験なんて余裕でパスできましたからね……
正直、
- 本人に「学校のお勉強への適性」があれば、マジで幼少期からそんな受験対策とかしなくていいよ、どの道を通ろうと、少なくとも全員が受験することになる高校に入る時点では適切な所に入ることになると思うし、最終的には自分の力で必ず行くべき所へ辿り着けるから
…と、そんなことを思っているので…
(むしろ、以前も少し書いたことがありますが、その荒れてる中学校は、もちろん多くの友人達がいわゆる学校のお勉強はてんで苦手・大嫌いな感じでしたけど、本っ当にみんな面白くてたくましい人ばかりで、3年間めっちゃ楽しかったです。
鶏口牛後なんてこともよく言われますが、僕は転勤族だったのでたまたま小6からその学区に来た、みんなとは幼少期からの付き合いではない、いわば外様的な存在でしたけど、お勉強に関して言えば本当にズバ抜けてよく出来たので、一目置かれて神童扱い…まではいかなくとも、
「紺助はスゴイ」「短編マンは別格、あれは天才だね」
と、友達や先生に信頼される感じだったのも、思春期における自尊心の形成なんかにおいては経験としてとてもいいものだったと思っています。)
…そんなわけで、必ずしも「私立・国立名門校に早く入ることが唯一の正道」なんてこたぁないんじゃないかな、と生意気にも思える感じです。
とはいえ、大学に入って出会ったクラスメイトで、正直やっぱり、筑駒・灘・桜蔭出身の子たちは、平均してもトップのレベルを見ても、また層の厚さも、全てが
「これは別格…!」
と思える圧倒的な凄さがあったので(単純な学力だけでなく、総合的な人間力みたいなのが本当に出来た強い人が多かったです)、子供が望むならそういう学校に入ることはめちゃくちゃプラスになるだろうなぁ、とは思っています。
(もちろん上記3校に限らず、名門私立中高一貫校出身の人はやっぱり、何かいわゆる「育ちの良さ」が出ていることが多かったイメージですね。)
ただやっぱり、受験勉強なんてかなり適性次第なものがあるので、そこまで適性がない子に、鞭を打ってまでして死に物狂いで名門中受験をさせるっていうのは……
…いやまぁその子の将来を考えたら、実はそっちの方が人生長いスパンで考えた場合、本当にプラスになる可能性もあるかもしれないんですけど…
僕が子供本人だったら、例えば自分に適性が全くないサッカーのジュニアリーグとかに強制的に参加させられて、
「お前なら絶対プロになれる、応援してるから頑張れ!」
と過剰な期待をされてしまったとしたら、何かちょっとキツイというか、仮に家族の強力な協力のおかげでプロになれたとしても、正直あんまり嬉しくないというか、何か素直に真っ直ぐ成長できないんじゃないかな、なんて気がしてしまいますしねぇ…。
まぁあとは、ぶっちゃけ塾なんて通わずとも、
「僕が全部教えるわ、もし子供本人が自分と同じように好奇心の塊のような子だったら、どの段階であろうとも大学合格なんてガチでヨユー」
というそんな自信もあるので、あんまりお受験に躍起になる必要はないような…と思えるのが正直な所です。
「おっさんいつの話してんだよ、今は専門的な対策をしないと中受なんて絶対ムリだし、そこに乗れなかったらガチで人生詰むよ?
二極化が進んで、『鶏口牛後で、荒れてる学校での経験もまたいいものとなる』とかないから。協力しない親は、虐待してるも同然」
と、まぁそれは流石に言い過ぎといいますかそんなこたぁないでしょうと思えるものの(僕が勝手に想像で書いただけで、実際マジでそんな極論言う人なんて存在しないと思いますけどね(笑))、時代は変わって、もっと本気で子供のお受験は考えなければいけないものになってるのかもしれませんが……
一応そのゴールである大学で働く立場としては、やっぱり正直、
「あんまり、お受験は、人間の総合力を高める良い教育法ではないんじゃないかな」
なんて気はしてしまうので、そこよりもっと大切なものを育んでいけたらいいなぁ、と思えるのが、僕個人の本音です。
ただこれは、僕自身が受験という面では間違いなく成功した側の人間であり、しかも物凄く得意で「何度やってもこんなの余裕でクリアできる」と鼻持ちならないことを思っていることによる過小評価がすぎるのかもしれず、そういった「お勉強が得意なタイプ」ではない子の場合は、
「本当にもっと真剣に考えてあげて」
という話になってるものではあるのかもしれません。
(徹頭徹尾、何とも上から目線の極みの発言で本当に恐縮ですが…)
でも僕も、「本当に時代を代表する頭脳をもった神童」などではまったくなく、「教わったことを素直に愚直に吸収する力に優れていた」だけの、いわゆる学習型の秀才なので、できない子の躓きポイントや「何が分からないか」を見抜くのなんかも得意だと自負しているため、
「分からない子の気持ちが分からない」
というのは全くなく、自分の子供がどんな学力であろうとも、自分がサポートすれば、その子がいける最高地点まで到達するお手伝いは絶対にしてあげられるようには思っています。
なので、まとめると、
- お受験にはあまり興味がないけど、大学で働く受験エリートの僕が支えれば、どんな子であっても心配はないと思う
というのが、子供の受験に対する現時点での僕の考えですね。
ウザすぎる自慢交じりの話ばかりになってしまい、誠に申し訳ありません…。
お受験観だけで長くなってしまったので、他の点はまた次回にまわさせていただこうと思います。