引き続き、ありがたいことにまだまだ溜まっておりますマシュマロ質問の方に参りましょう。
今回まずは、こちらから…
#27:2025年8月11日 10時ごろ

おぉっとこれは、仕事に関する話で、まぁこんなので個人の特定につながることもまずないんですけど、具体的な話はなるべくぼやかそうとしている立場からは少し答えにくいご質問ではあるのですが……
とはいえせっかく聞かれた話ですし、回答させていただきましょう。
具体的なタイトル(肩書き)の方は伏せさせていただきたいのですが、お尋ねいただいた点に関して言えば、教員の立場で、ただ、テニュアは取得していません…!
「いや、テニュアトラックって何やねん」というのはこの業界には縁がない方全員が感じられる疑問かと思いますが、テニュアというのは、定年までその大学での身分が保証される、いわゆる「終身雇用」の権利のことで…
言うまでもなく、テニュアを取得すると期限なしに定年まで半永久的に身分が保証されるという安心感(生活する上でも、研究する上でも)がありますし、それが得られるということは、
「この人は研究者として生涯大学に貢献してくれる人材だ、ぜひ永久契約をしたい」
と大学の側から言ってもらえたということですから、テニュアの取得がいわば一流研究者の証とも言えるもので、この取得を当面の目的にしている若手研究者も多いわけですが…
…とりあえず、僕はテニュアを取得していない感じです。
と、ここで「テニュアも持たないクソザコ、半端な半人前研究者です」と自虐をしようとも思ったのですが、僕自身のことを落とすのは全然いいんですけど、そう書くとテニュアを持たない研究者の方全員を悪く言ってしまうことになるので、それは控えておきました。
実際、もちろんテニュアを取得している研究者は皆さん本当に優秀で、素晴らしい業績を残されているのは間違いないんですけど、とはいえ、テニュアの枠は本当に限られたもので、特に最近はどんなに優秀であっても取得できないことがままあり、僕の周りでも、テニュアはないけれど本当に掛け値なしに優秀で、質・量ともに文句ない数の論文を書かれている方も、複数人いらっしゃいます。
その内1人は、「別に大学に一生残るつもりじゃないから」という感じであえてテニュアトラックに乗っていない方もいますけど、「取りたかったけど、枠もあって及ばなかった」という方もやっぱりいらっしゃると思います(それはご本人から聞いた話ではないので、勝手な推測かもしれませんし、まだ取得するチャンスはある方も大勢いますが…)。
この業界(アカデミック=学問研究)も、日本はもちろん、長らく世界を牽引してきたアメリカでさえも、特に今年に入ってからのトランプ政権による予算カットの都合で本当に急激に厳しい状況になっており、正直、
「テニュアがあっても一生安泰とは限らない」
というレベルにすらなりつつあるように実感しているのですが(実際、州によっては、テニュアトラックを完全に廃止した大学もあると聞いています(これは別に必ずしもトランプ政策によるものではありませんけどね))……
と、「テニュアがなくても、ダメな研究者とは限りません」みたいな言い訳をツラツラ書いてますけど、僕個人に関して言えば、正直、普通にお世辞にも一流研究者とは口が裂けても言えない、凡研究者です(笑)。
iPS細胞みたいな世界を変える発見なんてしたことがないしこの先することもまずあり得ませんし(まぁiPSなんて、100年に1回レベルの大偉業で例に出すのもおこがましいですが(笑))、こんなブログを毎日書いていることからも明らかな通り、「人生の全てを科学研究に捧げている」という訳ではまったくない、お気楽研究者にも程がある感じです。
(既にとっくにテニュアの取得も終わってる友人・知り合いなんかは、やっぱり「研究が人生の9割」というタイプが多いように思います。)
…と、婚活自己アピールの場じゃなかったら「へへっ、道楽研究マンでどうもスイヤセン(笑)」とかチョケて終わっても良かったのですが、一応人生がかかってる場とも言えるのでちょっとカッコつけたことも書かせていただくと……
テニュアを保有してはいないので身分としては流動的なわけですが、仮に今の立場を追われることになったとしても(アカデミック界隈の急激な財政難で、テニュアを持たざる者は本当に誰でもクビになる可能性がある状況になりつつあります)、対外的な業績は実はそこそこあり、また研究遂行能力も問題ないレベルであるのは間違いなく、何より誰からも愛される人柄があるので、僕は確実に研究員としてどこでもやっていけると言いますか、ポジションがなくなってもすぐに引っこ抜かれる(誘われる)自信はあります。
というか、まぁこれはやったこともないのにあんまり偉そうなことは言えませんけど、研究者じゃなくても、何をやらせても僕なら多分かなり上手いことこなせると思うので、何と言いますか、「仕事の心配」とかそういうのは、本当に楽観的にも程がありますけど、僕はまったくしていない(=「絶対にどうあっても強く上手く生きていける」という自信がある)というのが正直な本音です。
(「いや、婚活ブログ、全然上手くこなせてへんやん」と言われたら「…すんましぇーん!」としか言えないのですが(笑)、まぁでもこれも、何だかんだで上手く成功させられるんじゃないかと、僕は勝手に自分に期待しています(笑))
そもそもの研究の方も、先ほど「お気楽・道楽で…」とはふざけて書いたものの、一応少なからず科学研究にしっかり貢献している自負はありますし、何より楽しんで毎日仕事をしているので、「誇りをもって働いている」というのは間違いありません。
でもまぁテニュアすら持ってませんし、研究者としては正直五流と言えるので、あんまり偉そうなこと言うのも本当に優秀な研究者の方々に申し訳ないですから、大人しく隅っこで縮こまっていようと思います(笑)。
改めて、より一般的な感じでまとめると…
僕は、良く言えば、
「仕事が全てで家庭を一切顧みない社畜マンではなく、日々の生活も大切にしている男です」
という感じで、とはいえそれは同時に、悪く言えば、
「本業で誰にも負けない、『最高の結果をバリバリ残して世界に貢献している逸材』では決してない、半端者」
(まぁこの書き方だと「世の中の99.9999%がそうじゃん」となるので、極端すぎるかもしれませんが…)
とも言えてしまうのが実際の所ではある感じです。
(わざわざそんな極端なことを書いてることから推察されるかもしれない通り、「本当はそういう男にもなりたかったな」という気持ちは、実は結構あります。
タラレバと言いますか後悔と言いますか、「もっとやれたのでは…」みたいな後ろ向きな思考はほとんどしない僕ですけど、これに関しては、そういう妄想をしちゃうことはごくまれに、週2ぐらいである感じです(いや多すぎだろ(笑)、もちろんそれは冗談ですけどね(笑)))
…と、今回もサクッと終わらせて次のご質問に行こうと思ったのですが、次も結構長くなりそうといいますかしっかり語っておいた方がいい内容だったので、今回はこの話ひとつでおしまいとさせていただきましょう。
引き続きマシュマロは絶賛大募集中です!