怪し気な響きもあるCBDオイルは、効果があるの?!

長々と見ていた食用油シリーズ、前回MCTオイルに続き今回もアルファベット3文字ネームですが、食用としても用いられている油に関してはこれで一通り見終えた感じになりそうです……その最後を飾るのは、CBDオイル!(↓)

 

health.clevelandclinic.org

 

CBDというと、化学物質に詳しい方ならピンと来るものだと思いますが、カンナビジオールを略したものであり、カンナビジオールというのは麻に含まれる成分のことで、より俗っぽい表現をすれば大麻マリファナの主成分の1つと聞くと、「えっ?ヤバ。危なそう」と思われるかもしれないものの、もう一つの大麻の主成分であるTHCとは違い、こちらは中毒性を産むものではなく、むしろ医学的な薬効も広く知られている、お役立ち化合物として近年脚光を浴びる形となっているものですね。

 

(最初期のサプリ記事でも触れたことがありました(↓)、CBDサプリも人気のようです。)

con-cats.hatenablog.com

 

サプリは良さ気でしたが、CBDオイルというのはどういうものなのか、今回も天下のクリーブランド・クリニックによるまとめ記事を参考にさせていただくといたしましょう。

 

CBDオイル―主張されている効能は、あまりにも良すぎて怪しい?(CBD Oil — Are the Benefits Claimed Too Good To Be True?)

研究によると、CBDには幅広い効能がありますが、1つか2つ注意点があります


最近では、多くの人、特に、慢性的な痛み、圧倒される不安症、ガンに関連した症状、かつ/または治療が困難な神経疾患と闘っている方々が、奇跡の万能薬を求めていがちです。ですから、CBDオイルが検索結果に出てくるのも不思議ではありません。しかし、CBDオイルが望むような形で症状にポジティブな影響を与えることは、本当に期待できるのでしょうか?内科専門医のポール・テルペルクDO(オステオパシー医師)が、CBDオイルは望むほどの効果がないかもしれない理由について説明してくださいます。

 

CBDとは何?

CBD、またの名をカンナビジオールは、カンナビス・サティバ植物(※和名:大麻草)に見出される100種類以上の化学物質のひとつに過ぎません。しかし、多幸感を与える大麻の主な精神活性化合物なのは、CBDではなくTHC(テトラヒドロカンナビノール)なのです。

CBDは、THCの含有量が非常に少ない大麻草の一種であるヘンプ(麻)から抽出されるため、これによりハイになることはありません。CBDオイルは、CBDエキスとココナッツオイルのような油を含む製品で、通常は外用薬です。

2018年の農業法案の施行以来、THCの含有量が0.3%未満であれば、アメリカ国内でのCBD製品の生産と販売は連邦レベルで合法化されていることを知っておくことは重要です。しかし、一部の州法ではまだ違法となっています。

加えて、市場はCBD製品―入浴剤からグミ、ローション、クリーム、チンキ剤(※生薬をアルコールにつけて溶かし出したもの)、オイルに至るまで―で飽和状態にありますが、どれも食品医薬品局(FDA)の認可を受けておらず、100%純粋なCBDではない可能性があります、とテルペルク医師が説明しています。2021年12月中旬現在、FDAが認可しているのは、大麻由来製品1種類と大麻関連製品3種類のみで、いずれも認可を受けた医療従事者の処方箋があれば安全に入手可能です。

「CBD製品の大部分には、規制当局からの監視がありません」とテルペルク医師が語っています。「お店で買えるCBDのほとんどは、100%CBDオイルだという厳格なマーケティング・キャンペーンと品質管理がされていない限り、THCを含む他のカンナビノイドで汚染されている可能性がかなり高いのです。」

 

CBDの健康効果にはどんなものがある?

しかし、純粋なCBDの効能には、広い範囲でプラスの効果があるかもしれないということを、複数の研究が示しています。これらの効能を理解するためには、人間の中枢神経系の発達に重要な役割を果たしている酵素群と神経伝達物質と受容体とから成る複雑なシステムである、体内のエンドカンナビノイド系について知ることが重要です。このシステムは、痛み、運動制御、記憶、食欲、炎症などを含む様々な機能を調節するのに役立っています。こういった特定の領域におけるCBDの効果を更に学ぶことで、CBDが様々な症状や障害にどのような影響を与えるかをより良く理解できるかもしれません。

 

神経関連の障害に役立つ

FDAは、デュベ症候群およびレノックス・ガストー症候群として知られる2つの稀な障害を含む、いくつかの発作性障害の治療薬としてエピディオレックスを承認しました。いくつかの症例研究では、CBDが抗てんかん薬に抵抗性を示す患者にも有益であることが示唆されています。「てんかんでは、脳が興奮し発作を起こす閾値が存在しており、それを超えると発作が起こるのです」とテルペルク医師がおっしゃっています。「CBDはその閾値を高めてくれるのです。」

他の研究では、CBDには神経保護および抗炎症作用があるため、多発性硬化症パーキンソン病、およびアルツハイマー病の症状管理にも有用である可能性が示唆されています。しかし、CBD単独ではなく、CBDと他のカンナビノイドとの組み合わせがこういった症状の多くを軽減するのに役立つ可能性があると示唆している研究も多いため、更なる研究が必要です。

 

痛みの緩和を助ける可能性がある

CBDは中枢神経系の神経伝達物質と相互作用することで、炎症、関節炎、神経損傷(末梢神経障害)に関連する痛みを緩和する可能性があります。ある4週間の臨床試験では、下半身に神経障害のある方がCBDオイルを外用したところ、激しく鋭い痛みが大幅に軽減したことが報告されています。

タイレノール®、アスピリン®、モルヒネ、またはオピオイドなど、鎮痛薬の類は全て、痛覚系の一部分に作用するものです」とテルペルク医師が説明しています。「誰もオピオイド中毒になりたくはないですから、もし、中毒性なしに痛みを抑制できるカンナビノイドがあれば、それは慢性疼痛における聖杯となることでしょう。」

それでも、CBDを鎮痛に使用した場合、長期的に重大な悪影響があるかどうかを含め、研究すべきことは沢山残されています、とテルペルク医師が注意を促しています。

「規制されていない方法でCBDを摂取しているのであれば、CBDがどの程度含まれているのか分かりませんし、特定の痛み以外にどのような影響を及ぼすのかもよく分かりません」とテルペルク医師が話しています。

 

不安障害や気分障害に役立つ可能性がある

うつ病および心的外傷後ストレス障害のような不安障害や気分障害は、日常生活に深刻な影響を及ぼし、身体的および精神的ストレスの両方を引き起こすことが多く、睡眠障害、高血圧、慢性疼痛、および心臓病のような他の基礎疾患につながる可能性があります。CBDが不安障害や気分障害に及ぼす影響の全容を理解するのは時期尚早ですが、個々の研究では様々な肯定的な結果が示唆されているようです。人前で話す模擬テストに参加する90分前に、57人の男性にCBDまたはプラシーボ(偽薬)を経口投与したある研究では、300 mgのCBD投与でテスト中の社会的不安が有意に減少したことが分かりました。

不安障害や気分障害には、様々な治療法―トークセラピーやカウンセリングから、処方薬まで―がありますが、テルペルク医師は、最も重要なことは、その方が経験している不安の根本的な原因を突き止めることだと示唆しています。

「不安は、どの薬で軽減できるかを考えるよりも、生活の中で何が不安の原因になっているかに目を向ける方が、より良いアプローチができるんですよ」とテルペルク医師が語っている通りです。

 

ガンに関連した症状に効くかもしれない

CBDは、ガンの化学療法による吐き気、嘔吐、および体重減少に効くかもしれません。FDAは、これらの症状を緩和し、また他にもエイズ患者の食欲増進を助ける3つの大麻関連製品を承認しています。これらの医薬品は全て、ある程度のTHCまたは合成THCを含んでおり、純粋なCBD単独ではないものです。

しかし、皮膚ガン、乳ガン、および前立腺ガンなどにおいて、CBDが腫瘍を小さくし、ガン細胞の広がりを止めるのに役立つことを示唆する研究も複数報告されています。他の研究分野と同様に、CBDが様々な種類のガンに及ぼす影響を完全に理解するには、更なるヒト臨床試験が必要です。

 

CBDの副作用やリスクは?

CBDオイルやその他の製品をオンラインや近所のお店から購入する場合、危険なデルタ8やTHCのような他のカンナビノイドが混ざっている可能性があるため、使用しているCBDの純度を知る本当の方法はないのです、とテルペルク医師がおっしゃっています。

「CBDはちょっとミステリアスな存在です。皆さんが思っているほど無害ではありません」とテルペルク医師と語っています。「お店で売られているものを買ったからといって摂取すると、実際にTHCが含まれている可能性があるため、薬物検査でTHC陽性になってしまう可能性が非常に高いのです。」

CBDはまた、鎮痛剤、抗うつ剤抗精神病薬など、様々なその他の薬剤に影響を与える可能性があります。また、以下を含み得る複数の副作用を引き起こす可能性も存在します:

  • 協調性の問題
  • めまい
  • 眠気や疲労
  • 下痢

最善のアドバイスは?CBDオイルやその他のCBD製品を検討する前に、必ずかかりつけの医師に相談し、自分にとって安全かどうかを判断して、現在服用している薬と有害な相互作用がないことを確認するようにしてください。

 

やや否定的な冒頭に反して、ポジティブな研究結果ばかりだったように思えたものの……正直研究段階の細かいというか堅苦しい話ばかりであまり面白くない感じでしたが(笑)、いわゆる麻薬成分には当たらないとはいえ、やはりちょっと怖い気もしちゃいますね。

 

とはいえ逆に言えば確かな薬効があるものとも言えますから、症状によっては救世主となる可能性もあるものな気がします。

 

サプリもあるため食用かと思いきや、どうやらCBDオイルは外用塗布がメインのようですけど、口に入れるよりは何となく安心にも思えますし(まぁ経皮吸収されやすい成分なんでしょうし、塗り薬だから安全なんてことはないですが)、もっと研究が進んだら、将来とても使える薬として純度の高いものが出回ってくれるかもしれませんね。

 

という所で、食用油記事は一通り見終えた感じですが、意外に今回のような塗り油に関するhealth essentials記事もちらほら目に付いたため、いくつか面白そうなものをピックアップしてみようかなと予定しています。

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