ノロウイルスは体外でどのくらい生き続けるの?

色々な興味深いネタを見て回っております衛生シリーズ、前回は「なあに、かえって免疫力がつく」は本当なのか?…といった話を見ていましたが、この記事でもいくつか脱線できそうな程良い長さの関連記事は目に付いたものの、時間不足の日が続いているため、以前別の記事で貼られていた、より短めのネタから消化していこうかなと思います。

 

今回は、完全にシーズンとは外れてしまっていますが、それでも、真冬が流行の極致とはいえ梅雨時だろうと年間を通して存在はし続けており、普通に発症する可能性もある、ノロウイルスについての記事を取り上げさせていただきましょう(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

まぁノロについては、既に以前取り上げたことがあったわけですが(↓)…

 

con-cats.hatenablog.com

 

こちらはノロがどういったものかを解説してくれる医学用語説明メインのHEALTH LIBRARY記事でしたから、より実践的な話は今回のhealth essentials記事の方が詳しい感じではないかと思うので、こちらも参考にしてみる形ですね(まぁ、例によって、短めだったので重複を気にせず取り上げるだけですけど(笑))。

 

記事タイトルにした生存期間に関しては普通にhealth essentials記事のタイトルで答えられている通りですが、上述の通りこれから暑くなっていく時期でも罹る可能性はあるものなので、しっかり注意していきたい限りです。

 

ノロウイルス病原体は、物質の表面に付着しても2週間は生存可能(Norovirus Germs Can Live on Surfaces for up to Two Weeks)

汚染された食べ物、水、飛沫などから、この感染力の強いウイルスをもらう可能性があります

 


ノロウイルス―胃腸風邪と呼ばれることもあります―は、不快であるのと同じくらいしつこいものです。この厄介な病原菌は、人体、物質表面、および食物の上で2週間も生き延びることができるのです!

ノロウイルスは物凄く感染力が強いので、わずか数個のウイルス粒子に触れるだけで感染してしまうんです」と家庭医のチャールズ・ガーヴェンMD(医師)が説明しています。病気になると、ウンチや嘔吐物の中に何十億というウイルス粒子が排出されます。そして、あまり考えて楽しいことではありませんが、その粒子はあらゆる場所に行き着く可能性があるのです。

人との接触だけでなく、汚染された表面や食べ物および飲み物に直接触れることでもノロウイルスは感染します。ノロウイルスの潜伏期間は12~48時間です。つまり、症状が出る前にノロウイルスに感染している―そして感染を拡げる―可能性があるわけです。

でも、ちょっと待ってください!事態はさらに悪化します!

「多くの人が近くにいる場所―クルーズ船や学生寮など―で誰かが咳やくしゃみ、あるいは嘔吐をしている場合、ノロウイルスは空気感染することさえあるんです」とガーヴェン医師が付け加えています。

 

ノロウイルス菌から自分と家族を守る方法

ノロウイルスに関しては、攻撃は最大の防御となっています。また、ノロウイルスは「胃腸風邪(※英語ではstomach fluなので、『胃腸インフルエンザ』ですね)」と呼ばれることが一般的ですが、インフルエンザとは全く関係ありません。つまり、インフルエンザの予防接種では(あるいはいかなるワクチンでも)、感染を防ぐことはできないのです。

ガーヴェン医師が、胃腸風邪の感染と蔓延を防ぐために推奨する方法を共有してくださいます。

 

ブリーチ(漂白剤)で表面を消毒する

ノロウイルスは極めて回復力が強いです。そのため、どんな洗剤でも良いというわけではありません。アメリ環境保護庁(EPA)が、ノロウイルスに有効な抗菌製品のリストを作成しています。シンプルに済ませたい場合は、代わりにアメリカ疾病対策予防センター(CDC)のガイドラインに従うことも可能です。病人がウイルスを撒き散らしてしまった場合、やらなければならないことは以下の通りです:

  • 1ガロン(※約3.79リットル)の水に大さじ5杯から25杯の家庭用漂白剤を混ぜる。
  • エアロゾル化したノロウイルスにさらされないよう、手袋とマスクを着用する。
  • 乾いたペーパータオルや雑巾で、できる限り汚れを拭き取る。下痢や嘔吐物に触れすぎると漂白剤の効果が切れる可能性があるため、消毒剤を入れる前に表面が綺麗に見える状態にしておくと良いでしょう。
  • 漂白液を汚染部位につけ、少なくとも5分間放置する。
  • 消毒液を拭き取る。
  • 汚れた衣類、雑巾、リネン類は、高熱で長時間洗濯する。
  • 使い捨てでない掃除用具を洗浄・消毒する。
  • ペーパータオルや使い捨て手袋など、汚染されたゴミを出す。
  • 徹底的に手を洗う。

カーペットやファブリック(布張り製品)の上を掃除する場合は、蒸すこと(スチーム)が最も安全な選択です。ノロウイルスは華氏145度(摂氏62.77度)の高温にも耐えることができるので、作業に適した道具を使うようにしましょう。

ノロウイルスは、プラスチックのような硬い表面でも2週間以上生き続けることができます。そのため、皆が元気になった後も、ドアノブやテレビのリモコンなど、接触頻度の高い表面は毎日消毒するようにしてください。カーペットやファブリックのような柔らかい表面でも、ノロウイルスは数日から1週間は生存可能です。

 

良い手指衛生の実践

ノロウイルスは非常に感染力が強いため、ガーヴェン医師は、以下の場合に手を洗うようアドバイスしています:

  • トイレの後やおむつを交換した後
  • 食べ物の準備、食事、または配膳の前
  • 咳、くしゃみ、または嘔吐した後
  • 薬を飲んだり、誰かに飲ませたりする前

もしかしたらご存知ない事実かもしれません: 手を乾かすことは、手を洗うことと同じくらい重要なのです!手が濡れていると、雑菌が移りやすくなります。数秒かけて手をしっかりと乾かすことが、感染予防につながります。

 

ハンドサニタイザーはスキップする

これを読んでいて胃が痛くなったなら、ハンドサニタイザー(手指消毒剤)に手を伸ばしたくなるかもしれません。しかし、ここでもうひとつ、ご存知ではないかもしれない事実です: ハンドサニタイザーは、ノロウイルスにはあまり効果がありません。

COVID-19の大流行以来、ハンドサニタイザー産業は成長し続けています。ハンドサニタイザーのブランドの中には、ノロウイルスを殺すと謳っているものもあるのは確かです。しかし、2022年に行われた8つのブランドの調査では、どのブランドもノロウイルスを完全に除去することはできませんでした。

「ハンドサニタイザーは、手洗いの合間に、あるいは手洗いに加えて使用するには最適です」とガーヴェン医師が明言しています。「しかし、石鹸と水で20秒間念入りに擦ることに取って代わるものではありません。」

 

(可能ならば)距離を取る

胃腸風邪は罹りやすく、殺すのは難しいものです。しかし、ソーシャルディスタンスを取ることは、蔓延を食い止めるのに役立ち得ます。ノロウイルスに罹った場合、ガーヴェン医師が以下のことを勧めています:

  • 少なくとも症状がある間は家にいること。可能であれば、通常の生活に戻るまは、症状がなくなってから2日間待つようにしてください。
  • 可能なら、自分を別の部屋に隔離する。バスルームや寝室が複数ある場合は、それを利用しましょう。「症状がなくなるまでは、キッチンなどの共有スペースはできるだけ避けましょう」とガーヴェン医師が促しています。
  • マスクをするノロウイルスの飛沫やエアロゾルが空気中に出ると、しばらくの間そこに留まることがあります。ですから、病気に罹っている間―あるいは発病後数日から数週間―大勢の人のそばにいなければならない場合は、マスクの着用を検討しましょう。咳、くしゃみ、または嘔吐の際に、マスクがあればウイルスを撒き散らすリスクを減らすことになります。

 

結言

ノロウイルスはスーパー感染力を備えています。そのため、ソーシャルディスタンス、衛生管理、およびその他の予防策でできることは限られています。しかし、たとえ小さな影響であっても、やる価値はあるものです。

これらの対策を組み合わせることで、合併症に罹りやすい地域の方々を守る手助けとなり得ます。胃腸風邪に罹ったことのある方なら、それが価値ある違いであることをご存知のことでしょう。

 

2週間も感染力を維持しているってのは、やはりスーパーウイルスならではですね。

 

最初に貼っていた、以前ノロ記事を見てから一冬が過ぎましたけど、幸い今シーズンも僕はノロバージンを貫けました。

 

上から下からマーライオンになるのも、一生に一度は経験してみたい気もしてしまうものの……まぁしない方がいいっすねそんなの(笑)。

 

繰り返しですが、暖かい季節だろうとノロに罹る可能性はあるので(もちろん、一般食中毒の方が可能性は高いですが)、十分気を付けるようにしていきましょう。

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