目にできる小さな白い粒…ものもらいとは違うの?

目の中…というか目玉・眼球に関する視覚関連の健康ネタは一通りあらかた見終えていた形ですが、前回はクマについての話を取り上げるなど、そこから今度は目の周りの話に脱線していました。

 

今回は、そんな前回の記事で取り上げられていた中から、「霰粒腫 vs ものもらい」という、いわゆるまぶた付近にできる出来物に関する話をピックアップしてみようと思います(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

まぁ霰粒腫(さんりゅうしゅ)などとイカツイ名前をしていますが(リンクカードは別のランニングタイトルが採用されていましたが、記事自体のタイトルにもあるように、英語ではChalazion(カレィジォン)というこれまたスタイリッシュな名前です)、こいつは何てこたぁない、まぶたの縁とかに出来ることのある、小さい白い粒のようなアレのことなんですね。

 

ものもらいはもっと何と言うか大げさな、フランケンシュタインみたいにまぶた全体がボワーンと腫れぼったくなることもあるものですけど、それとあの白い粒はどう違うのか、今回も世界最高峰の医療機関クリーブランド・クリニックによるhealth essentials記事を参考にさせていただきましょう。

 

霰粒腫 vs ものもらい: この目の上の出来物は何もの?(Chalazion vs. Stye: What’s That Bump on Your Eye?)

霰粒腫もものもらいも、どちらもまぶたの突起物として現れるものです―しかし、ものもらいは一般的に痛みを伴います

 


目が覚めたとき、目に小さな赤い出来物ができていて、これは一体何だろうと思ったことはありませんか?

ものもらいでしょうか?それとも霰粒腫?そして、これらへの対処法は?

眼科医助手であるジャスティーン・フィリペリPA-C(認定医療助手)に、類似点と相違点についてお尋ねしました。

 

霰粒腫 vs ものもらい

霰粒腫(※「chalazionの複数形がchalaziaになる」という説明もここでされていました)もものもらいも、まぶたの脂腺が詰まったときにできる盛り上がった隆起物です。霰粒腫はまぶたの脂腺が刺激され、炎症を起こしたときに現れます。ものもらいは、局所的な細菌感染によって起こります。

「ものもらいは、まつ毛の脂腺が感染したときに起こるのです。霰粒腫は感染によるものではなく、脂腺が詰まったもので、炎症を起こし、硬質化した突起ができます」とフィリペリ助手が説明しています。

霰粒腫もものもらいも伝染はしません。他人にうつすことはないわけです。また、他の人からうつされることもありません。しかし、細菌感染を防ぐためには、手指衛生をしっかり行い、タオルや化粧品の共有を避けることはそれでもなお重要であると言えます。

 

霰粒腫とものもらいの見分け方

目にできた赤い隆起物の原因が何なのかを知ることが、適切な治療を受けるための第一歩です。以下、霰粒腫とものもらいの見分け方を説明します。

霰粒腫

  • これは通常、まつ毛から離れた、まぶたの裏側にできます。上まぶたか下まぶたのどちらかにでき、まぶたの内側か外側かにできるものです。
  • 最初は少しの痛みや圧痛があるかもしれませんが、苦痛さはありません。「霰粒腫は、目を開けられないほどの痛みや、視力に影響するほどの痛みではありません。しかし、その隆起が圧迫感や不快感を引き起こすことはあり得ます。とはいえ、通常は我慢できる程度です」とフィリペリ助手が説明しています。
  • 数ヶ月続くこともあり得ます。

ものもらい

  • こちらは通常、まつ毛の生え際に現れます。上まぶたにも下まぶたにもできる可能性があります。まぶたの外側にできることもあれば(外麦粒腫)、内側にできることもあります(内麦粒腫)(※ものもらいの正式な医学用語は麦粒腫です)。
  • 痛みを伴うことがあります。
  • 1~2週間で自然に治ることが多いです。

ものもらいと霰粒腫は同時に起こることもあり得ます。

「まつ毛の毛包が感染してものもらいができると、そこの脂腺も影響を受けることがあります。そのため、ものもらいが治った後、硬くて小さい隆起―霰粒腫が残ることがあるんですね」とフィリペリ助手が説明しています。

 

霰粒腫はものもらいよりも良くないの?

では、ここで気になるかもしれない疑問点として、どちらが「悪い」のでしょうか?霰粒腫とものもらいは、どちらがより良くないのでしょう?

まず大切なこととして、どちらも命にかかわるものではありません。また、ほとんど全ての場合において、霰粒腫は比較的些細な不便さ以外の何物でもありません。

しかし、痛みが強かったり、他の症状を伴ったり、自然に治らない場合は、霰粒腫もものもらいも、医師の診察を受ける価値があります。

「ものもらいは急性感染症であり、感染が目の周囲や目の奥に広がり、眼窩蜂巣炎を引き起こすことで、視力に永久的な影響を与える可能性はあります」とフィリペリ助手が報告しています。「非常に稀なケースです。しかし、特に腫れが酷くて痛いものもらいに対処しているのであれば、治療を受ける良い理由になります。」

霰粒腫も、数週間以上続く場合は特に、検査を受けることが重要となってきます。目の上のしこり(あるいはどこのしこりでもそうですが)をそのままにしておくのは良くないからです。

「ものもらいや霰粒腫で診察や治療を受けたものの、治療がうまくいかなかったということは、私のキャリアでも経験したことがあります。生検をしてみると、正しい診断ではなく、皮膚ガンだったということが判明したんです。これは非常に稀なことではありますが」とフィリペリ助手が付記しています。

 

霰粒腫とものもらいの治し方の違い

霰粒腫とものもらいはどちらも自宅で治療できることが多いのですが、中には専門家に診てもらった方が良い場合もあります。以下は、試してみるべき方法です。

霰粒腫

  • 1日に数回、温湿布を当ててみる。
  • まぶたを非常にやさしくマッサージすることが効果的なことも。「手をよく洗い、水で薄めたベビーシャンプーを少し使うか、専用のまぶたウォッシュをお使いください。霰粒腫を軽く10~15秒マッサージします。そうすることで、油分が分解され、縮小し始めるはずです」とフィリペリ助手が手順を紹介しています。
  • 霰粒腫がある間は、アイメイクは避ける。
  • つまみ取ったり、破ったりしない。

我慢しましょう。霰粒腫は数週間続くことがあり得ます。しかし、数週間から数ヶ月経ってもこういった処置が効かない場合は、医療機関を受診するタイミングです。霰粒腫を排出する手術を勧められるかもしれません。

ものもらい

  • 1日に数回、温湿布で覆ってみる。布巾をぬるま湯につけ、輪っかにして目に数分間当てましょう。「そうすることで、詰まっている油分を移動させ、縮小させる手助けとなるかもしれません」とフィリペリ助手がアドバイスしています。
  • 痛みに効くアセトアミノフェンタイレノール®)やイブプロフェン(アドビル®)などの市販薬を試してみる。
  • アイメイクは避ける。
  • コンタクトレンズをしない。
  • 触ったり、つぶしたりしない。感染を広げたり、眼を傷つけたりする可能性があります。

こういった手法を行っても数日以上症状が改善しない場合は、医療機関に相談し、抗生物質―飲み薬または点眼薬として―を処方してもらうことをお勧めします。

それでも効果がない場合は、医療機関で油を抜く処置を勧められるかもしれません。

 

やはり大きさから言っても痛みから言ってもものもらいの方が深刻さがあるわけですが、ものもらいは何かの感染が原因ということで、↑の記事では「どっちがより悪いか」という章まであった割に答はなかった気がしますけど、やはりものもらいの方が大変な気がしますね。

今回は、前回のクマとは違い温めて脂分の分解を促すという話でしたが、分かりやすいお話でした。

 

やはり不衛生さが招きやすい症状と言えますから、清潔を心がけるようにしたいものです。

ものもらいは他にもいくつか記事が目に付いたため、せっかくなので次回以降また触れていこうかなと予定しています。

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