老眼鏡(累進レンズ)について知っておこう

前回は高齢ドライバーの安全性についての話を見ていましたが、この記事にあったわけではなく、それより前のどこかの記事(多分前々回の眼鏡・コンタクト記事)でリンクが張られていて開いておいたものになりますけど、医療用語解説型のHEALTH LIBRARY記事にしては珍しく結構短めに思えたので、今回はこちらを参考にさせていただきましょう…誰もがいつか必ずお世話になるといわれております、老眼鏡

 

my.clevelandclinic.org

 

正確には老眼鏡ではなく、そこに使われているレンズ、正式用語で累進多焦点レンズと呼ばれるものなわけですけど、まぁ「知っておこう」も何も、こんなもん必要になったら作って、その場で説明を受けたら誰でも使えるものなわけですが(笑)、時間がないので短めの記事ということで採用させていただきました……一応、世界を代表する医療機関による解説記事ですし、何か得られるものはあるかもしれません、早速参りましょう。

 

累進レンズ(Progressive Lenses)

老眼の大人や近視の子供は、遠近両用レンズよりも累進レンズを好むことがあるかもしれません。累進レンズは多焦点レンズとも呼ばれ、1枚のレンズで3つの視界―近方、中間、遠方―を得られるものです。慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。

 

概要

累進レンズは、レンズの特定の部分を通して、異なる距離をより良く見る手助けをします。

(※Distance=遠方、Intermediate=中間、Near=近方)

 

累進レンズとは何?

累進レンズとは、視力を矯正する多焦点レンズのことです。「多焦点」とは、ピントが合う範囲が2つ以上あることを意味しており、これにより異なる距離の物を明瞭に見ることが可能となります。同じ眼鏡をかけながら、読書のような近くの作業、テレビを見るような中距離の作業、そして運転のような遠距離の作業ができるようになるわけです。

多焦点レンズと累進レンズは同じものです。累進加算レンズ(PAL)という別名も存在します。累進レンズは遠近両用レンズ三焦点レンズと同じ働きをしますが、度数が変わる場所を示す線がレンズにありません。累進レンズは、コンタクトレンズでも眼鏡の方でも装着可能です。

 

累進レンズはどのくらい一般的なの?

累進レンズは、40歳以降のほぼ全員に起こることになる、近くを読むのが難しいこと(老眼)を含む、多くの視力問題を治療します。

 

累進レンズには種類があるの?

累進レンズには以下のタイプが含まれます:

  • コンピューター累進レンズ。別名は 「近距離可変焦点レンズ」です。これは、毎日4時間以上室内でコンピューターを使用する方に便利なものでしょう。
  • プレミアム累進レンズ。このレンズは患者さん独自のためにカスタムメイドされたもので、どちらの目が利き目かまでも考慮しています。
  • グラウンドビュー(地上視点)累進レンズ。ゴルファーのように地面を見下ろすことが多い方は、これを好むかもしれません。
  • 標準累進レンズ。このレンズはカスタマイズされていません。検眼士は患者さんの目と目の間の距離を測定しませんし、眼鏡は患者さん個人の顔にフィットするようには作られていません。
  • ショートコリドー(短路)累進レンズ。フレームを小さくしたい場合は、このタイプの累進レンズが必要となるでしょう。視野が小さくなるので、視力に問題が生じる可能性があります。
  • トランジション(遷移)累進レンズトランジションレンズは、太陽光の紫外線(UV)を受けると自動的に色が濃くなるものです。

 

手順の詳細

累進レンズを作る時は何をするの?

どの程度見えるかを調べるために眼科検査が必要となります。眼科専門医が、ご自身の病歴や症状についても質問してくることでしょう。

検査中、担当医がどのタイミングで一番はっきり見えるかを決定していきます。遠方や読書で最もよく見えるレンズの度数を選ぶように言われることでしょう。

 

リスク/メリット

累進レンズの潜在的なメリットは何?

累進レンズの潜在的なメリットには以下が含まれます:

  • 複数の距離を見るのに1つの眼鏡で済む。
  • 老眼鏡、運転用眼鏡、コンピュータ用眼鏡の代わりに、1つの眼鏡を管理するだけで済む。
  • 美容上の利点。累進レンズを使用していることは誰にも分かりません。これは、遠近両用眼鏡をかけるのが恥ずかしいと感じる子供や若い方にとって重要な要素かもしれません。
  • 眼精疲労の軽減。像のジャンプがありません。遠近両用レンズ三焦点レンズでは、視界が線を横切るときに像が突然飛んでしまいます。

 

累進レンズのリスクや合併症は何?

累進レンズにリスクや合併症は全くありませんが、以下のようなデメリットはあるかもしれません:

  • 費用。累進レンズは遠近両用レンズ三焦点レンズよりも費用がかかる可能性があります。しかし、累進レンズは、3つの異なる眼鏡を買うよりは安くなることでしょう。
  • レンズの形やサイズの選択肢が少ない。累進レンズは、非常に小さく正確なスペースに度を入れる必要があります。
  • 周辺視野がぼやける。周辺視野とは、まっすぐ前方以外の全てのものを指します。

 

回復と見通し

累進レンズに慣れるまでどのくらいかかる?

累進レンズに慣れるのにかかる時間は人によって異なります。中には、このレンズに慣れるのに1週間ほどしかかからない方もいらっしゃいます。しかし、より長い時間―2~3ヶ月かかる方もいらっしゃいます。中には遠近両用レンズ三焦点レンズを再び使用することを選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。

遠くを見るにはレンズの上の部分、中間距離を見るには真ん中の部分、近くを見るには下の部分を見るように、自分にしっかり言い聞かせる必要があるかもしれません。

 

医師に連絡する時

いつ医療専門家に連絡すべき?

大人も子供も、定期的に、大抵は1~2年に1度のスケジュールで眼科検診を受けることが肝心です。ご自身またはお子様の視力に変化があった場合は、眼科医に連絡しましょう。眼科医、検眼医、あるいは眼鏡店で適切なフィッティングをしてもらうことをお忘れなく。

低年齢の子供の場合は、目を細めたり、物を見るために近付けたりしていることなど、見え方に問題があることを示すサインを探してみるとよいでしょう。

累進レンズについて興味があれば、眼科医にお尋ねください。

 

クリーブランド・クリニックからのメモ

視力の改善は、常に今現在が最も簡単な状態だと言えます。40歳以上の方は老眼になる可能性があります。(Presbyopia(※老眼を意味する英語)はギリシャ語で 「老いた目」を意味しているのです。)老眼のように見られたくないのでしたら、累進レンズが良いでしょう。累進レンズは、遠近両用レンズ三焦点レンズのような分かりやすい線はなしに、ピントが合うエリアを移動することが可能です。累進レンズは近視の子供にも有効たり得ます。

累進レンズは、最高の視力を得るために正しいフィッティングが必要です。定期的に眼科検診を受け、専門の眼科医に矯正レンズのフィッティングを依頼することが大切です。

 

あぁ、一般的な老眼鏡レンズかと思ったら、伝統的な遠近両用よりも、もっと進化したバージョンだったんですね!

 

そもそも老眼鏡なんてあんまり見たことがないので、「線」と言われてもあまりピンときませんが、やっぱりそういう明らかな「老眼鏡です!」みたいなサインはない方が嬉しい気がしますし、これは有能アイテムな気がします。

 

より慣れるのは大変だそうですが、その辺も技術の進歩でどんどん便利なものができていってくれそうですね、僕も、必要になったらこういうスペシャルレンズの存在を思い出してみたい限りです。

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