前回は飛蚊症という、目をこすった時に視界にチラつくようなものが常時飛び交っている、主に年を取るとともに出てきがちな症状(しかし僕は幼い頃から付き合っていますが)を見ていました。
もう目の話は終わりかなと思ったものの、開いてあったタブに、ハロー現象に関する記事があり、まぁ正直そこまで気にならないし、めちゃくちゃ短い記事ではなく、health essentials記事にしてはやや長めだったので省略しようかと思ったものの、まぁせっかくだし、身近なネタでもあるから…と、ピックアップしてみることにしました(↓)。
何度も登場する度に記事内の注意書きで触れていましたけど、ハロー現象というのは、むしろ「ハレーション」という形で聞くことの方が多い気もするものの、↑のサムネ画像にある通り、特に夜間の街頭とかで、光がぼやけてリングのように見える現象ですね。
というかむしろ、夜間に光がぼやけるのなんて当たり前では…?逆にぼやけず直線状にしか見えないなら、それ明るくならんじゃん…とも思えるものの、でもまぁそういえば実際昼間に蛍光灯を見ても特にぼやけてはいませんし、やっぱりリング状にぼやぁ~っとなるのは目の悪さが原因なのかもしれません。
その辺、正常ならどう見えるかとかが語られているかは分かりませんが、時間もないので、早速参りましょう。
街灯がぼやけて見える?ハロー・ビジョン(輪状視)かもしれない理由(Streetlights Looking Blurry? Why You May Have Halo Vision)
目の状態によっては、夜間により顕著な影響を及ぼすことがあり得ます
それは、特に年齢を重ねると、よくあることです。夜道を運転していると、突然ハンドルを強く握っている自分に気が付きます。いつもより目を細めることになるでしょう。より良い視界を確保するために前傾姿勢になっているかもしれません。街灯が、ハレーションを放っています。そういえば、対向車のヘッドライトも、以前より大きくぼんやりしているような…。
ハロー現象―光源の周りに明るい円や輪のようなもの―が見えると、戸惑うことがあるものです。そして、夜間の安全運転に、本当に大きな影響を与える可能性があります。
「視界にある程度のハローが見えるのは、全く正常なことです」と、眼科専門医のニコール・バジッチMD(医師)がおっしゃいます。「しかし、ハローがものの見え方に影響するような場合、特に運転が危険な状況になるような場合は、検査を受けるべきと言えますね。」
なぜ視界にハレーションが起こるのか、そしてそのとき目には何が起こっているのか、バジッチ医師が説明してくださいます。
何が視界にハロー現象を引き起こすの?
(※ここにはバジッチ医師によるポッドキャスト動画がありましたが、恐らく記事と同じ内容なので省略します。)
視界のハロー現象がどこから来るのかを理解するために、まずは目の仕組みの基本から始めましょう。
角膜は目の一番前にある層です。バジッチ医師はこれを「目のフロントガラス」と呼んでいます。
通常、角膜はなだらかに傾斜し、目の中央で丸みを帯びています。ちょうど、コンタクトレンズかボールを半分に切ったような形です。
「人によっては、その傾斜が極端なものになっていたり、少しずれていたり、コーン(円錐)の形やその他の形をしていたりします」とバジッチ医師が語っています。「多くの光線収差(光線がすべて同じ点に収束しないこと)は、角膜の形や曲率に関係し得るんです。」
つまり言い換えると、角膜の形や目の中の他の構造によって、光の進み方が変わり、ハローのような歪んだ視界を残していくことがあるわけです。
注目すべきは、視力に影響が出るのは夜間だけではないということです。しかし、暗い背景に明るい光を当てると、ハローを浮き出て見せますから、いくつかの視覚トラブルは、夜間により顕著になり得る形となっています。
角膜の形が崩れ、それゆえ、夕方になるとハローが見えてしまうのは何によるものなのでしょうか?バジッチ医師がいくつかの理由を挙げています。
近視(近眼)
近眼は近視症とも呼ばれ(※日本語ではほぼ違いはないですが、英語だとmyopiaとnearsightednessという全然別の呼び名が存在しています)、遠くのものを見るのに苦労する状態です。アメリカ検眼協会によると、近視はアメリカ人口の30%近くが罹患しているとのことです。近視の方は、視力を矯正するために、眼鏡やコンタクトを着用する傾向があります。
20/20(※日本でいう1.0)の視力があっても、「夜間近視」と呼ばれる状態があり、これは、暗い所を見るために瞳孔が自然に大きく開くことで、夜間だけ視界がぼやけてしまうことがあるものです。
「目がより大きく開くと、より多くの周辺光線が入ってきます。光は眼球内の水晶体のさらに周辺部に当たっていくため、物の見え方に大きな変化が生じてしまい得るわけですね」とバジッチ医師が説明しています。
乱視
「乱視」とは、目の形が完全には球形ではないこと―つまり、角膜や水晶体が必要以上に湾曲していることを意味します。このような横長の形状は、光線の入射や透過に影響を与え、ハローや視界のぼやけを引き起こします。
乱視のある方の多くは眼鏡やコンタクトを着用していますが、中にはしていない方もいらっしゃいます。しかし、乱視は時間とともに悪化することがあり得ます。そのため、過去に矯正レンズが必要なかった方でも、年齢を重ねるにつれて矯正レンズが必要になることはあるかもしれません。
慢性ドライアイ
ドライアイは本当に厄介なもので、人によっては目のかすみやハロー効果を引き起こすこともあり得るものなのです。
「著しいドライアイの場合、目の表面の潤滑が十分でないため、光線がどのように目に伝達されるかに影響しかねません」とバジッチ医師が話しています。「ドライアイの全ての方がハローを見るわけではありませんが、正常な状態からの逸脱は確実にハロー効果を引き起こし得ます。」
多焦点レンズの着用
年齢を重ねると、遠くを見たり、近くを見たり、中間距離でも別の位置のものを見たりするのに手助けが必要になることはよくあることです。しかし、それぞれの距離に合わせて何種類ものメガネを使い分けるのではなく、多くの方が多焦点メガネやコンタクトレンズを利用しています。
こういったレンズは、複数の異なる度数を1枚の透明なレンズに統合して作られています。レンズの上部は遠くを見るのに役立ち、中間は中間距離を見るのに役立ち、レンズの下部は近くのものにピントを合わせるのに役立つものになっています。
しかし、こういった様々な「帯状の」度数は、ある度数から次の度数へ移行する際に、光を分散させる可能性があるのです、とバジッチ医師が付記しています。そして、それはハロー効果を引き起こす可能性があるわけです。
レーザー眼科手術の効果
光屈折矯正 (PRK)®やレーシック®のようなレーザー眼科手術は、近視、遠視、および乱視を矯正するために使用されます。こういった手術はレーザーを使って角膜の形を変え、光を網膜に正しく反射させるものです。これにより、眼鏡やコンタクトを使用しなくても、普通に見ることができることを可能にしています。
これらの手術は角膜の形状を意図的に変えるため、手術後は夜間視力やハロービジョンに問題が生じる可能性があります。ある研究によると、レーシック手術が成功した後、最大20%の方が 「新たな視覚障害、特に夜間の運転時の問題」を経験する可能性があるとのことです。
白内障
「白内障は、加齢によって起こる目の中の水晶体の自然な混濁です」とバジッチ医師が述べています。
この混濁により、目は、以前のように光を取り込むことができなくなります。白内障になると、視界がぼやけたり、霧がかかったり、フィルム状になったりします。また、光に過敏になり、グレア(※光がぎらついてまぶしく感じる現象)やハロービジョン、そして複視(※ものが二重に見える現象)の原因になることもあり得ます。
円錐角膜
円錐角膜は乱視と似ていますが、どちらも角膜の形が崩れている状態です。しかし、円錐角膜の場合、その影響はより顕著となります。
「円錐角膜の場合、角膜は時間の経過とともに円錐状になっていきます」とバジッチ医師が話しています。「そのため、不規則な乱視が大きくなり、光線の眼への入射に劇的な影響を与え、より明らかなハロー効果を引き起こしてしまうのです。」
円錐角膜は時間とともに悪化し続けます。角膜の形状の変化は、数年かけてゆっくりと進むこともあれば、特に若い方の場合、急速に進行することもあり得ます。未治療の円錐角膜は、永久的な視力低下につながる可能性があります。
フックス角膜内皮ジストロフィー
角膜の最も内側の層は、角膜から体液を排出するポンプのような働きをしています。人によっては、その役割が止まっていることがあります。角膜が腫れ、目にくぼみや小さな水ぶくれができることがあります―フックス角膜内皮ジストロフィーと呼ばれる症状です。
「角膜の腫れは光の入り方に影響し、ハロー・ビジョンになることがあり得ます」とバジッチ医師がおっしゃっています。
フックス角膜内皮ジストロフィーは、一日中視界がぼやけたり、目の痛みやかゆみを引き起こすこともあるものです。
狭隅角緑内障
緑内障は、目の奥にある視神経がダメージを受けている病気です。
開放隅角緑内障の方がより一般的な疾患です。こちらの緑内障の進行は緩やかで、長い時間をかけて眼球液が蓄積し、視神経を圧迫します。
稀な狭隅角緑内障では、瞳孔が変化し、極めて急速に拡大していきます。このため、排液管がふさがれ、眼球から液体が出なくなり、眼圧の上昇につながわるわけです。狭隅角緑内障は突然発症することがあり得ます。
「眼圧が非常に高くなり、角膜が混濁し、これがハローとして目に映ることもあり得るわけです」とバジッチ医師が付け加えています。
典型的に言えば、狭隅角緑内障には無視できない症状がついて回ります。頭痛、吐き気、嘔吐、あるいは痛みなどの症状とともにハロー・ビジョンが見える場合は、速やかに眼科医に連絡することをバジッチ医師が勧めています。
眼科検診を受けるべき時
眼科学会は、40歳以上の方は全員、年に1回眼科検診を受けることを推奨しています。これは、視力が適切であることを確認するためだけでなく、特定の眼疾患をスクリーニングするためにも重要です。また、夜間視力の問題を含め、視力に問題があれば、眼科医に相談する機会にもなります。
更に加えて、目の痛みや著しい視力の変化があった場合は、眼科医の受診予約を入れることをバジッチ医師が強調しています。
「痛みやその他の目の問題を無視することは本当に危険ですから、何か問題に気付かれた際は、チェックを受けることが常により良い選択になっていますよ。」
ハロー現象というより、目の仕組みおよび眼疾患全般の振り返り記事のような感じで、まとめとしてちょうどよかったかもしれません。
まだ今回の記事のリンクに面白そうなネタがあればそちらに脱線しようと思いますが、特になかったら、また少しずつ以前のネタの方に戻っていきたい限りです。
