まだまだあるかと思っていた目の健康シリーズですが、意外と気になるネタはもうあまりなく、あっても無駄に長すぎるものが目立ち、時間のない今ちょっと見ている暇がなさそうなこともあり、今回は似たような話でやや面白みに欠けそうなものの、まとめ的な概説記事でかなり短めのものをピックしてみることにしました(↓)。
「最も一般的な眼病5つ」ということで、一般的なだけあって恐らく既に何度も話に出てきていたものばかりだと思いますが、気を付けるに越したことはないので改めてクリーブランド・クリニックによるまとめをおさらいしておこうと思います。
最も一般的な視覚の問題5つとその予防法(The 5 Most Common Vision Problems and How to Prevent Them)
視力を守り、維持するためのポイント
目が見えることは、当たり前のものだと思いがちです―何かそれを脅かすようなことが起こるまでは。これにより、視覚の重要性が浮き彫りにされるのです。今回は、眼科医のリチャード・ガンズMD(医師)が、視覚に影響を及ぼす最も一般的な5つの症状について説明し、視力を維持するためのポイントを共有してくださいます。
1. 白内障 (Cataract)
問題点: 視界にある物体から放たれる光線が網膜の光を感じる細胞に届くためには、水晶体を通過しなければなりません。白内障が水晶体を濁らせると、視界が曇り、光がハレーション(※ハロー、光が輪のように滲んで見える現象)を起こしてしまいます。
予防のポイント: UVAとUVBの両方をカットするレンズで目を保護し、喫煙を避けるようにしましょう。血圧をコントロールし、体重に気を付け、糖尿病を管理することも大切です。
2. 糖尿病網膜症 (Diabetic retinopathy)
問題点: 網膜は光を脳が処理できる信号に変換します。糖尿病は網膜を膨張させ、血管からの漏れを引き起こしたり促進させたりして、視界のかすみ、閃輝暗点、飛蚊症、痛み、および圧迫感を引き起こし得ます。
予防のポイント: 糖尿病に関連した目の問題を早期に発見し、視力低下を防いだり遅らせたりするために、年に1回、拡張眼科検診を受けましょう。血糖値と血圧をコントロールすることもキーとなっています。
3. 黄斑変性症 (Macular degeneration)
問題点: 中心視野と呼ばれるものは、網膜の中心部である黄斑部にある光を感知する細胞に依存しています。加齢黄斑変性症(AMD)では、黄斑部の組織の破壊や血管の拡張により、顔を見ること、読むこと、および運転することなどが困難になります。
予防のポイント: 加齢とともに黄斑変性症のリスクを倍増させる、喫煙をやめましょう。定期的に運動し、血圧とコレステロール値をコントロールするようにしてください。また、葉物野菜や魚をたくさん食べることも大切です。
4. 緑内障 (Glaucoma)
問題点: 眼球内の空間を満たすには、適切な量の液体を必要としています。多すぎる液体は視神経を圧迫し、これによりやがて周辺視野と中心視野が奪われてしまいます。
予防のポイント: 眼科医と協力して眼圧を上手くコントロールし続け、視野を失わないようにしましょう。
(※ここには、「メアリー・チウ医師が緑内障に関するよくある質問に答える」という動画がありましたが、緑内障に関する記事は日本語でもいくらでもありますし、今回も動画については省略します。)
5. 屈折異常 (Refractive errors)
問題点: 光線が曲がって(屈折して)網膜に到達し、そこから脳へと到達するためには、眼球、角膜、および水晶体の形が適切でなければなりません。このプロセスが上手くいかないと、視界がぼやけてしまうわけです。
屈折異常の場合、光線は曲がらず、眼球内のあるべき場所に到達しません。屈折異常には以下が含まれます:
- 近視: 光線が網膜に届かない。
- 遠視: 光線が網膜を飛び越してしまう。
- 乱視: 光線が網膜の表面で不均一に届く。
- 加齢による近距離ピント合わせの困難さ(老眼): 光線が網膜に過剰に到達するため、読書やその他近くで行う作業が困難になる。
矯正のポイント: 18歳以前および65歳以降は年1回、それ以外の年齢では2年に1回の眼科検診が推奨されています(頻繁に眼科検診を必要とするような疾患や目の病気がある場合を除きます)。
…まぁ、特にコメントすることもないぐらい常識的というか知ってれば当たり前な話ではありましたが、もちろん深刻さは上位4つの方が大変ですけど、身近さでいうと、最後のシンプルな「視力の低下」系のものが一番な気もしますね。
最後のこれだけ「予防のポイント」ではなく「矯正のポイント」となっていましたけど、むしろ予防のポイントでも矯正のポイントでもない、単なる「眼医者に行きましょう」というしょうもなさすぎるポイントすぎて面食らっちゃいましたが(笑)、改めて、大掛かりな外科手術以外には、これといった予防法は今の医学・科学技術をもってしても存在していないことの裏返しという感じでしょうか。
自分自身でも気を付けられることといえば、やはり紫外線防御・非喫煙・食事と運動といったもので、これらは目の健康に限らない話にも思えますが、こういったことは少しでも意識するとより長く鮮やかな視界を楽しめる人生につながるのは間違いないと言えそうですね。
では、今回の記事で他に広がりそうなネタがなければ、また少しずつ溜まっていたネタに戻っていこうかなと予定しています。
