前回、前々回は、サングラスがいかに目に良いかについて見ていたわけですが、どこかの記事で、関連ネタとしてブルーライトカットメガネについての記事もリンク付きで紹介されていました(↓)。
こちらもしばしば耳にする製品ですけど、普段から画面を見まくっている僕としては効果の程が気になる所です。
何となく、「意味ないよ」って情報を目にしたことがある気もしますが、医学的にはどういう扱いなのか、今回も世界最先端をいく医療機関であるクリーブランド・クリニックのご意見を参考にさせていただきましょう。
ブルーライトメガネは意味あるの?(Do Blue Light Glasses Work?)
このレンズが、誇大広告と余分なお金を払うのに相応しい価値があるかどうかについて見て行きましょう
一日中コンピューターの画面を見つめた後、目が乾いて疲れたように感じたことがあるのでしたら、それはあなただけではありません。ブルーライトカットメガネをかけるのは良い解決策のように聞こえるかもしれませんが、最近の研究では、デジタル眼精疲労の予防にブルーブロックフィルターの使用を支持する証拠はほとんどないと判断されました。
しかし、ブルーライトは概日リズム(睡眠時間や起床時間を知らせる体内時計として知られるもの)を狂わせるため、睡眠スケジュールを妨害することは分かっています。なので、夜遅くまでスマホをスクロールしている方や不眠症の方には、ブルーライトカットメガネが良い選択肢になるかもしれません。
日常生活でコンピューター、タブレット、およびスマホを使うことから逃れられない多くの人々は、デジタル画面の悪影響にどう対処しているのでしょうか?
眼科医のニコール・バジッチMD(医師)が、ブルーライトカットメガネについて、そしてデジタル眼精疲労を予防する他の方法についてお話しくださいます。
ブルーライトカットメガネとは何?
ブルーライトカットメガネは、デジタルスクリーンから発せられるブルーライトを遮断またはフィルタリングすると言われている、特別に作られたレンズを有すものです。このレンズはしばしば、眼精疲労から目を保護し、ブルーライトに長時間さらされることによる網膜への潜在的な損傷を軽減するのに役立つという高尚な主張で販売されています。
ブルーライトカットメガネは眼精疲労に効くの?
驚くかもしれませんが、デジタル画面によって引き起こされる目の問題の多くは、ブルーライトによるものではないのです。
バジッチ医師によると、多くの人がデジタル画面による目の不快感を経験していますが、実はそのほとんどはコンピューター・ビジョン症候群(CVS)と呼ばれるものに該当するのだそうです。(これは、デジタル眼精疲労と呼ばれることもあるものです。)その症状には以下が含まれます:
- 涙目
- 目の乾き
- 目のかすみ
- 光に過敏になる
- 頭痛
- 首や肩の痛み
- 集中困難
- 目のほてり
- 目の痒み
- 目を開けているのが困難になる
CVSは、眼精疲労や不快感に関する幅広い問題を生じるものです。画面を見ている間、目は常に焦点を移しながら動いています。加えて、グレア(まぶしさ)やコントラストも目の負担になり得るものです。そのため、長時間のパソコン作業で目に違和感が生じているかもしれませんが、目の不快感はブルーライトそのものが直接の原因ではありません。
「デジタル画面や機器をあまりにも長時間凝視しすぎてしまうと、まばたきの回数が減り、これにより角膜が乾燥して炎症が引き起こされます」とバジッチ医師がおっしゃっています。「画面や本など、近くのものに目の焦点を合わせると、目は緊張して収縮し、不快感の原因になり得ます。しかし、遠くのものに目を向けると、目はリラックスするのです。」
ブルーライトカットメガネをかけるのは良くないの?
ブルーライトカットメガネはデジタル眼精疲労の予防には効果がありませんが、かけても一切害はありません。
「一日中かけていても害はないですよ」とバジッチ医師が話している通りです。
デジタル眼精疲労に対処するポイント
ブルーライトカットメガネは役に立たないかもしれませんが、眼精疲労を和らげるためにできることは、以下の通りいくつか存在しています。
光過敏症用メガネをかける
「片頭痛あるいはその他の理由による光過敏症がある方は、ブルーライトカットメガネよりもFL-41ティントがおすすめです」とバジッチ医師が語っています。
FL-41ティントとは、ピンクがかった色からアンバー(琥珀)のような色まであり、青と緑の波長をカットするものです。光過敏症の患者さんにとって、これらの色は刺激が強いものとなっています。ある研究では、片頭痛の患者さんにとって最も厄介な症状として、光線過敏症の医学用語である羞明が挙げられています。
光過敏症用レンズは、オンラインやほとんどの検眼所で入手可能です。FL-41ティントはほとんどの保険でカバーされていないかもしれませんが、加入している保険会社に確認してみると良いでしょう。
20-20-20ルールを実践する
20分ごとに、20フィート(※約6メートル)先のものを、20秒間見るというものです。
「さらにより遠くを見ることで、目を強制的にリラックスさせることができますよ」とバジッチ医師が話しています。「また、まばたきを再び正常な速度で行うようになる手助けもしてくれますね。」
人工涙液を使う
一日を通して目薬を使用することで、コンピューター作業中の目の潤いを保つ手助けとなり得ます。
人工涙液に含まれる防腐剤に目が敏感に反応する可能性があるため、通常の人工涙液の使用は1日4回までにすべきです。もしもそれ以上の頻度で使用する必要がある場合は、防腐剤を含まない人工涙液に切り替える必要があります。
「人工涙液は、リップクリームやローションのように使うものです: ほとんどの方には全く必要ありませんが、より快適に過ごすために、必要に応じて日常生活に取り入れる必要がある方もいらっしゃるわけですね」とバジッチ医師がおっしゃっています。
スクリーンから腕の長さ(約25インチまたは63 cm)だけ離して座る
ほとんどの方はコンピューターに近づきすぎており、眼精疲労を経験しています。後ろに下がって、読みやすくするために画面のフォントサイズを大きくしてみてください。
「どなたもスクリーンから快適な距離を取って座るべきです」とバジッチ医師が話しています。
では、ブルーライトカットメガネに投資すべきでしょうか?眼精疲労を防ぐには、お金は使わず、代わりに一日を通してスクリーンを使う際の良い習慣を身につけることが一番です。しかし、夜遅くまでスクリーンを使っていて、なかなか寝付けないという方には、ブルーライトカットメガネは良い選択肢かもしれませんね。
やはりサングラスほど推されてはいませんでしたが、害はないということですし、特に、片頭痛と密接な関係があるというFL-41ティントというものは初耳でした。
日本のアマゾンでも普通にいくつか売られていましたし…

…色合いも中々オシャレじゃあないですか!
まぁ僕は片頭痛に悩んではいないので、サングラス同様今すぐ買うことはないですけど、片頭痛にお悩みの方は、何気に光が原因かもしれませんから、こういったアイテムを試してみるのも良いのではないかと思いました。
それでは次回もまた、目に関する話をもうちょびっつ続けていこうかなと思います。
