最近見続けています目の健康シリーズ、前回は、「こすっちゃダメ!」という話に触れていましたが、これは何気にケガをした目についてのお話で、まぁ当たり前といえば当たり前すぎる内容でした。
こちらもほぼ同じ話ではありますけど、より一般的な「目の痒み」について触れていてくれそうな記事も目に付いていたため(↓)…
…せっかくなので今回も「続・目掻き」として、こちらを参考にさせていただくといたしましょう。
まぁ、何と言われようと、僕は痒い時は目を軽く擦ることはし続けますけどね(笑)、一応、確実に手が汚れている可能性がある場合は絶対に触れないようにする、といった最低限の衛生知識はあるのでヨシとさせていただきたい所ですが、改めて、天下のクリーブランド・クリニックによる注意喚起のお達しに、しっかりと目を通すだけは通してみようと思います。
痒い目をこすってしまうことの危険性(The Dangers of Rubbing Itchy Eyes)
角膜を傷つけて網膜を破ってしまうことから、アレルゲンを持ち込んだり感染症を引き起こしたりすることまで、目を掻きむしることにはその価値がまるでありません
目をこすること: 一日に一度―あるいは数回―誰しもが無意識にやってしまうことです。親にそう言われたから、目をこすってはいけないということは誰でも知っています。それでもやってしまうんですよね。これは、目が疲れていたり、痒かったり、違和感があったりするからやってしまうものです。泣いていたり、バーベキューの煙の近くに立ちすぎていたりするからというのもそうですね。何時間も見つめていたノートパソコンの文字がぼやけてきたからという理由でも、こすってしまいます。しかし、玉ねぎを刻んでいるときや、有名なマンゴー・ハバネロ・サルサを作っているときは、絶対に目をこすりません。よく分かっているからですね!それは非常に悪い結果になりかねません!
しかし、これがポイントです: 目をこすることは、常に悪い結果を招きかねないのです。
そんな訳で、検眼医のウェストン・チューテンOD(検眼医師)が、目の周りのデリケートな皮膚や眼球に触れる際は、いずれも細心の注意を払うべきです、とおっしゃっています。目をこすることがなぜ体に悪いのか―そしてなぜ、とにかくついついやってしまうものなのか―チューテン医師が説明してくださいます。
目をこするのは悪いことなの?
一言で言えば: イエスです。目をこするのは悪いことです。そして、洗っていない手で目をこするのはより悪いことです、とチューテン医師が付け加えています。
目はデリケートな器官であり、目をこすることは肉体的な損傷や病気の原因になりかねません。では、一体なぜ私たちは目をこすってしまうのでしょうか?
そんなに悪いことなのに、なぜそんなに気持ちいいの?
残酷な運命のいたずらで、目をこすることは体に悪いのですが、中々めちゃくちゃ気持ちがいいのです。それは、人間の目がその感覚に反応するようにできているからなのです。目に圧力をかけると、涙管が刺激されます。余分な涙が分泌されることで、乾燥や違和感が緩和され得ます。アレルゲンを洗い流してくれる手助けをしてくれるかもしれません。
しかし、それだけではないのです!人間には眼筋反射(OCR)と呼ばれるものもあります。眼球に直接圧力をかけると、三叉神経と迷走神経が脊椎から心臓に信号を送り、安全であることを知らせようとします。その結果は: 心拍数と血圧が下がり、これによってリラックスにつながるわけです。これで、イライラしたりストレスを感じたりしたときに目をこすってしまう理由がお分かりいただけたことでしょう!
目をこすりすぎるとどうなる?
指が触れない状態が、目が最も健康的であることは説明しました。しかし、もし気にせず目をこすり過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?運がよければ何も起こりません。しかし、それを続けていると、将来起こり得る問題のリストがずらりと並んでしまうことになります。
アレルギーの悪化
アレルギーは、目をこすってしまう最も一般的な理由のひとつです。しかし、チューテン医師によれば、それは自滅的な場合もあり得るそうです。目を刺激するほどのホコリ、花粉、あるいはペットのフケが漂っているなら、きっと手にも付着していることでしょう。つまり、目をこすることで、さらにアレルゲンを目に加えている可能性があるわけです。
さらに、チューテン医師によれば、目をこするとヒスタミンの産生が促進され、充血、腫れ、炎症をより進行させてしまうとのことです。
角膜の問題
「角膜をこする際に爪で引っ掻いてしまい、擦り傷になる可能性があります」とチューテン医師が説明しています。「まつ毛の向きが間違えて生えてきてしまうこともあり得ます。そうすると、まばたきの度にまつ毛が角膜を突き続けることになってしまいます。」これは痛いっ!
重要な点として、慢性的なアレルギー、近視、強迫性障害(OCD)、およびダウン症など、特定の症状が強迫的な目のこすりを引き起こすことがあり得る、ということに注意する必要があります。
「時間を重ねるにつれ、こういった目をこする行為はどれも、角膜の強度の低下につながり得るのです」とチューテン医師が付け加えています。
目をこすりすぎると、角膜乱視や近視を引き起こす可能性さえあります。これは円錐角膜と呼ばれるもので、基本的に角膜が膨らんでいる状態です。
「角膜が弱くなると、滑らかなドーム状ではなく円錐状になっていくことがあります。この円錐は光を間違った方向に曲げるので、眼鏡をかけても視力は矯正されません」とチューテン医師が状況を明確にしています。円錐角膜の方は、20/20の視力(※日本でいう1.0の、正常視力のこと)を得るために、特殊なコンタクトレンズを使わなければなりません。
網膜裂孔
網膜裂孔や網膜剥離を起こすには、かなり強く、かなり頻繁に目をこすらなければなりませんが、起こる可能性はあります。網膜裂孔や網膜剥離は自然治癒することはありません。専門医による治療と侵襲的な修復処置が必要です。
ピンクアイ(結膜炎)とその他の感染症
自分の手がどこにあったか、思い出すことができますか?手指の衛生状態には文句のつけようがないかもしれませんが、だからといって手が無菌器具になるわけではありません。目をこすれば、ウイルスや細菌、その他あらゆる種類の不気味な生物に目を曝すことになるのです。その結果、厄介な感染症に罹ることも大変よくあります。
最も一般的な目の感染症は結膜炎で、「ピンクアイ」とも呼ばれています。その他にも、眼瞼炎、ものもらい、蜂巣炎、眼内炎が含まれます。
代わりに何ができる?
目をこすりたくなる誘惑に負けたことは誰にでもあるものです。完璧な人間はいません(※どうでもいい点ですが、ここは「Pobody's nerfect」と、意図的にスペルを間違えることで(ちょうど「人璧な完間はいません」みたいな感じですね、日本語だとやりすぎですが(笑))不完全さを示す洒落のある表現が使われていました)。しかしだからといって、それは、今後より良くすることができないということを意味しているわけではありません。
では、何らかのダメージを与えることなく目の不快感を和らげるにはどうしたらいいのでしょうか?チューテン医師は、冷たく湿らせた湿布か目薬の使用を勧めています。
「使う前に目薬を冷やしておくと、より快適になりますよ」とチューテン医師が提案しています。「防腐剤フリーの人工涙液も、冷やすことでより快適さをもたらしてくれますね。」
アレルギーが犯人であれば、処方タイプでも市販の目薬でも、どちらでも必要な緩和を得ることが可能です、とチューテン医師が付け加えています。
定期的に目の炎症に悩まされている場合は、以下のようなことも考慮してみるとよいでしょう:
- 読書、執筆、ゲーム、あるいはその他集中力を要する作業をするときは、定期的に休憩を取り、目を休ませる。
- 重度のアレルギーや慢性的なドライアイの場合は、眼科医に相談してみる。処方レベルの強さの薬が必要かもしれません。
- 寝室、オフィス、およびその他の人の出入りが多い場所には、加湿器を置く。
- 特に花粉の飛散量が多く、季節性アレルギーが猛威を振るっているときは、ドアや窓を閉めておく。
- アレルギーに悩まされているときは、衣服を頻繁に着替え、夜はシャワーを浴び、ベッド・リネンをより頻繁に取り替えるようにする。
- 外出時にはよく合ったサングラスで目を保護する。
- 眼精疲労を防ぐため、画面を見るときはブルーライトフィルター付きのメガネを使う。
- フィジェット・トイ(手持ち無沙汰な際の暇つぶしおもちゃ)や、気晴らし用のアイテムで両手をふさぐ。
- 目をこすりたくなったら手袋やミトンをする。
便利な知見
目をこすると気持ちがいいです。涙の分泌を促進すると同時に、心拍数と血圧を下げてくれます。リラックス効果もあり、場合によっては一時的な違和感から解放されることもあり得ます。しかし、その効果は一時的なものに過ぎません。
長期的に見れば、目を掻きむしることは目にとって良いことでは全くないのです。衝動が強くて我慢できない、代替療法が効かない、あるいは基礎疾患が疑われる場合は、医療機関を受診してください―手を離すための方法を見つける手助けをしてくれますよ。
「掻いた方が気持ちいいし、そうしたいってことは体が必要としているってことだろ?」とか前回書いていましたが、冒頭からいきなり「そんなことはお見通しさ」と言わんばかりに論破されてしまっていましたね(笑)(見直してみたらそこまで冒頭でもありませんでしたが)。
目をこすると気持ちいい医学的なメカニズムまで説明してもらえていた良記事でしたが、実際にリラックス効果があるなら、やっぱり多少は掻いてもいいんじゃない?…なんて思えますけど(笑)、まぁやっぱり、リスク・リターン的に、目の組織を傷つけてしまうことは何があっても避けたいことですから、「やめた方がいいよ」という偉い病院からのアドバイスは素直に聞いた方がいいのかもしれません。
実際冷静に考えたら、目なんて脳と直接つながっている大事な器官ですし、剥き出しの脳をゴシゴシするとか正気の沙汰ではありませんから、控えた方がいいのは間違いないと言える感じでしょうか。
時期的に、まだまだ花粉症も猛威を振るっていますし、なるべく目を労わって、目にダメージを与えないように過ごすよう、気を付けたいものですね。
