引き続き、こないだの塩素記事から派生して、前々回の「目の痒みや充血は、アレルギー反応か、感染応答か」、そして前回の「結膜炎が冬に多くなる理由」という短めな記事を経て、今回も気になる興味深いお話を見ていこうと思います。
それが、記事タイトルにもしました、化粧の目への影響!(↓)
まぁ僕は化粧をしたことは人生で一度もないですけど、まさにタイトルやサムネイル画像にもなっているアイライナーとか、あとは粉が舞うルースタイプのパウダーとか、
「いやそれ大丈夫なん?何か体に悪そうだけど…」
と思えてしまうものなんですけれども、まぁ直接的な健康被害を産むものがこんなに大手を振って売られているわけがないので大丈夫だとも思えるんですが、とはいえ目は敏感な器官ですし、アイライナーが眼球に触れ…はせずとも色素成分が入ったりしないのかヒヤヒヤもんですし、パウダーはやっぱり、炭鉱で働く人の肺なんて真っ黒と言いますしね、「粉塵の威力をなめてはアカンぜよ」とも思えますから、個人的に大変気になるトピックではあります。
まぁ今回は呼吸器ではなく目ですから、パウダーを吸い込むことなんかは特に触れられてはいないでしょうけど、世界最高峰の呼び声高いクリーブランド・クリニックによる「安全な化粧のススメ」、マジで僕自身は全然関係ないですが(笑)、しっかり確認しておこうと思います。
アイライナーは目に悪い?化粧によって健康が害されてしまうことを防ぎましょう(Is Eyeliner Bad for Your Eyes? Keep Makeup From Harming Your Health)
感染症や目の怪我のリスクの減らし方
マスカラやアイライナーを塗っているとき、お気に入りの美容製品がもたらす有害な影響について考えるなんてことはまずないことでしょう。しかし、ペンシルや筆の中には、有害な細菌やカビが潜んでいる可能性があるのです。眼科医のシャリニ・スード・メンディラッタMD(医師)が、目に汚れが入らないようにするための、アイメイクの安全性に関する7つのポイント411(※アメリカの電話番号案内の局番で、「情報」を意味する俗語)をまとめてくださいました。
1. アイメイクは3ヶ月経ったら捨てる。
お気に入りの色のアイシャドウをいつから使っていたかは分からなくなりがちですが、化粧品には使用期限が存在するのです―全ての製品が同じ期限ではありませんが。アイメイク用品は3ヶ月以上保管しないようにと、スード・メンディラッタ医師がアドバイスしています。
「マスカラやアイライナーが古いと、細菌やカビに汚染されている可能性が高くなります。これが直接目に入ると、深刻な眼感染症になる可能性があるんですよ」とスード・メンディラッタ医師がおっしゃっています。
古いメイク用品を処分するのを忘れないための、超簡単な方法とは?購入した日付または捨てるべき日付をマジックペンで直接書くか、シールを貼ることですね。
2. ラベルを読み、有害な成分を避ける。
化粧品の成分表示に注意を払うことは重要です。例えば、アメリカ以外の国でアイメイクを引き立てるために使用されることのあるコールは、子供に鉛中毒を引き起こすことが知られています。その他、タルク(※滑石をパウダー状にしたもの)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、尿素、硫酸塩(サルフェート)、フタル酸エステル(フタレート)も避けるべきだとスード・メンディラッタ医師が話しています。こういった成分の中には、防腐剤、安定剤、または固化防止剤として作用するものもありますが、同時に皮膚を刺激したり、多量に摂取すると発がんリスクにつながり得るものもあるのです。
3. まつ毛の生え際より内側にメイクをしない。
まぶたの内側に沿ってアイラインを引くのがお好きですか?このテクニック(「ウォーターライニング」と呼ばれることもあります)がお好きな方は、角膜を保護する油分を分泌する脂腺を塞いでしまうことを知っておく必要があります。また、細菌を直接目に取り込んでしまう可能性もあります。
小規模な試験的研究で、まぶたの内側に塗ったアイライナーの粒子は、目を汚染する可能性があることが判明しました。この場合でも、混入した粒子は数時間以内に目から取り除かれますが、研究者は、コンタクトレンズ着用者やドライアイ症候群の方、あるいは目が敏感な方には問題を引き起こす可能性があると結論付けています。
4. ラメは使わない。
そう、メイクにラメを使うと目に輝きを与えることが可能ですが、キラキラが剥がれて目の中に入ることがあり―これにより、充血や炎症が引き起こされる可能性があるのです。
「ラメ入りのアイメイクは慢性的なドライアイを悪化させるだけでなく、ラメは角膜の炎症や感染症の一般的な原因のひとつともなっています」とスード・メンディラッタ医師が語っている通りです。
5. 敏感な目には低刺激の化粧品が必要。
アレルギーの既往歴がある方や、特別に敏感な目をお持ちの方は、低刺激性のアイメイクを使うのが良いでしょう、とスード・メンディラッタ医師が話しています。ラベルをよく見て、敏感な目のためにデザインされた製品を見つけましょう。それらは刺激がより少ないです。全て天然素材でアレルゲンフリーの化粧品も、大きなドラッグストアやデパートで見つけることができますよ。
6. マスカラを塗る前にまつ毛をカールさせる。
まつ毛カーラーを使う場合は、マスカラを塗る前に、清潔で乾いたまつ毛にカーラーをかけるようにしてください。また、カーラーのゴムが柔らかい状態であり、硬くなってひび割れていないこともしっかり確認しましょう。
「ニッケルアレルギーの方は、少し高くてもニッケルフリーのまつ毛カーラーを購入するようにしてください」とスード・メンディラッタ医師がアドバイスしています。
7. 運転中や車に乗っている間は、マスカラを塗らないように。
通勤中や友人との待ち合わせに急いでいるときは、信号待ちの間にマスカラを塗って時間を節約したくなる衝動に駆られるかもしれません。しかし、急ブレーキを踏んだり、道路がデコボコだったりすると、大変なことになってしまいます。
「マスカラのスティック部やブラシで目を傷つけて角膜擦過傷を起こしてしまう可能性があり、こうなると眼科医による診断と治療が必要です」とスード・メンディラッタ医師がおっしゃっています。
目を突いたり引っ掻いてしまっりするリスク―あるいはもっと悪いこと―を冒すよりも、朝、ほんの数分早く起きて(難しいのは分かりますが!)、メイクをする時間を十分に確保するのがベストです。
メイクが目に入ってしまった場合は、以下のステップを
- きれいな水道水か洗眼液で、マスカラ、アイライナー、メイクくずを全て洗い流すまで目をよく洗う。(コンタクトレンズを使用している場合は、コンタクトレンズを外してから洗い流してください)。
- メイクを洗い流した後、患部に保湿効果のある目薬をさす。
- コンタクトを装着している場合は、洗浄液でレンズを丁寧に洗浄する。
- 目に違和感が残っている間は、コンタクトを再度装着しないようにする。
問題が続く場合はどうすれば?
以下のような症状が続く場合は、かかりつけの眼科医の診察を予約してください:
- 目の痛み
- 光がまぶしく感じる
- 目のかすみが続く
- 腫れ
- 充血
治療が必要となる、角膜の擦過傷や感染症があるかもしれません、とスード・メンディラッタ医師がおっしゃっています。
正直、どれも当たり前すぎて、特に「へぇ~それは意外っ!知らなかった!!タメになった!!」という話はこれと言って全くなかったですけど(毎度、勝手に参考にしておいて酷い言い草ですが(笑))、逆に「3ヶ月で捨てろ」は、物持ちがいいというかもったいない症である僕であれば、まぁアイメイクがどんだけ腐りやすいのか分からないので何とも言えないものの、絶対できない気がしますねぇ~。
あんまり減らなさそうなものだけに、3ヶ月は流石にもったいなさ過ぎない?という気がすると言いますか、まぁ更に言えば正直、そもそもアイシャドウとかアイライナーみたいなアイメイクなんてしないでいいよ、別に全然いいと思わんから(笑)…と言いたくなる気もしちゃいますけど、それは流石に、
「別にオメェに好かれようと思ってしてるわけじゃねぇから!気分上げるために好きでやっとんじゃ、野郎は黙っとれ」
と袋叩きに遭いそうな気もするので、やめておきましょう。
(いや書いてますけど(笑)、実際に現実で言うこたぁしない、ってことですね(笑))
いずれにせよ、やはり内部で繁殖した微生物のみならず、化学物質も目にいっぱい入ってしまったら悪さをする可能性はあるということなので、アイメイクには十分ご注意ください、というお話でした。
