前々回の塩素記事から派生して、「目にまつわる話を見ていこう」シリーズを始めており、前回は「目の痒みや充血は、アレルギー反応か、感染応答か」というちょっとした記事を見ていたわけですけど、今回も似たようなチョイネタをチョイスしてみまして、ピンクアイこと結膜炎について!
まぁ「こと」っつっても日本語ではピンクアイなんて呼ばれませんし、別に言うほどピンクでもなく普通の充血じゃん、って気しかしないわけですけど、これが、「冬になるとより発症しやすいと言われているのはなぜか?」ってお話ですね。
理由は正直明白に思えますし、記事も短めなのであっさりした話になりそうですけど、冬もほぼ終わりに近づいたこの時期に(とはいえ、列島はすさまじい気温の乱高下で、まさに今日は、先日の真夏日から一気に冬日になる勢いの所もあるようですけど)チェックしておこうと思います。
ピンクアイ(結膜炎)はなぜ冬に多いのか?(Why is Pink Eye More Common In Winter?)
眼科医が、冬に手洗いを増やすべき理由を説明します
結膜炎とも呼ばれるピンクアイは、結膜―まぶたの内側にあり、まぶたと眼球の潤いを保つ組織―に炎症を起こす、一般的な目の感染症です。この症状の名前は、眼球を覆っている膜の血管が刺激を受けたり炎症を起こしたりして、眼球がピンク色に見えることに由来しています。眼科医のリシ・P・シンMD(医師)によると、結膜炎は、ウイルス(COVID-19を引き起こすコロナウイルスを含む)や細菌によって引き起こされることが最も一般的とのことです。また、アレルゲンや、煙、塩素、もしくは汚れといった刺激物によって引き起こされることもあり得ます。
しかし、結膜炎が冬に多いのには理由があるのです。「結膜炎は直接的な接触により感染するため、風邪やインフルエンザのように、細菌やウイルス性の疾患を抱えている人を介して容易にうつってしまうのです―これは、より寒い季節に、大変起こりやすくなることですね。感染している人(またはその人が触ったもの)に触れた後、手を洗わない―そして目に触れる―ことで感染し得るものとなっています。
感染した場合、感染済みの片方の目からもう片方の目にうつることもあり得ますし、鼻をかんだ後(ここには細菌やウイルスが集まっています)、手を洗わずに目を触ることでも感染が拡がり得ます。
また、寒い季節には日光を浴びる機会が少なくなってしまうこと(これは、ビタミンDの体内合成を助けるものです)もお忘れなく。このビタミンDの減少は、時に免疫力を低下させることがあります。病気に罹りやすくなりますし、それは他の人々も同様です。ですから、公共の場所や、ドアノブやエレベーターのボタンといった共有物の表面には気を付けましょう。また、飛行機やホテルの枕など、あまり人目につかない場所にも、ウイルスが潜んでいる可能性があるため注意が必要です。
冬でも結膜炎を予防できる?
シン医師によると、結膜炎に感染したり他の人にうつしたりするのを防ぐためにできる最も重要なことは、石鹸で頻繁に手を洗い、手指消毒剤を使うことだそうです―風邪、インフルエンザ、あるいは同様の病気を避けるための方法と完全に同じものと言えますね。そして、目を触ることを避けましょう。
結膜炎の感染は10日から2週間続き得ます。「しかし、炎症があったり、充血、目やに、涙目、もしくは痛みなどの症状がなかなか治まらない場合は、眼科医―目の病気を治療する専門医―やかかりつけ医に診てもらう必要があります」とシン医師が付記しています。
原因や重症度によって、結膜炎には多くの治療法が存在します。軽症や中等症の場合、医師は冷湿布と防腐剤フリーの人工涙液を勧めてくることでしょう、とシン医師がおっしゃっています。重症の場合は、ステロイドや抗炎症点眼薬の処方が有効になり得ます。
「もしお子様をお持ちで、お子様が細菌やウイルス性の結膜炎に罹ったら、伝染の危険がなくなるまで、学校や保育園、または友達との集まりから遠ざけるのが一番です」とシン医師が補足しています。
ということで、結膜炎は基本的にウイルス感染によって発症しますから、風邪やインフル同様、乾燥して、ウイルスにとって過ごしやすい環境になる冬はより罹りやすくなってしまうという、至極当たり前のお話でした。
目に関する気になるネタはまだいくつかあるので、次回以降もまた順に見て行く予定です。
