帯状疱疹ワクチンについて知っておこう

おもむろに水疱瘡(みずぼうそう)について見始めていた前々回から、前回は恐怖の疾患・帯状疱疹について見ていたわけですけど、今は素晴らしいワクチンが存在するということで、ワクチン記事もリンク付きで紹介されていました(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

画像が徐々にグロくなっているのが気になりますが(結構酷い画像だからか、↑のリンクカードのサムネイル画像は、別のものに置き換えられていますね。本当にちょっと閲覧注意レベルかもしれませんけど、それぐらい大変な疾患という注意喚起も込めて、この記事ではオリジナルの画像を貼ろうかと思います)、こちらのワクチンに関する詳しい説明記事の方を、今回は参考にさせていただくといたしましょう。

 

帯状疱疹ワクチンは打つ価値があるの?(Is the Shingles Vaccine Worthwhile?)

50~69歳までの方の97%に帯状疱疹予防の効果があります

 


注射を受けるのが好きな人はいません。特に、既に予防接種を受けたものであればなおさらですね。しかし、帯状疱疹ワクチンの新しめのバージョンは、腕を差し出す価値があります。

2020年以前に帯状疱疹の予防接種を受けた方は、Zostavax®(ゾスタバックス)を接種していたことになります。2020年以後は、Shingrix®(シングリックス)と呼ばれる2回接種の新しいワクチンが登場しました―そして、これはあまりにもより効果的であるため、アメリカでは実際にもうゾスタバックスを接種することはできません。シングリックスだけが、唯一の選択肢なのです。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、ゾスタバックスの接種を受けた方たちに切り替えを望んでいます。

シングリックスの方が優れたワクチンだと述べているのは、本気だからです。帯状疱疹の予防効果は、ゾスタバックスの50%に対し、シングリックスは90%を超える効果となっています。また、70歳以上の方でも85%を超える有効性を維持しています。

良いニュースばかりですが、疑問が一切湧かないわけではないことでしょう。そこで今回は、家庭医のマシュー・ゴールドマンMD(医師)に、シングリックスと帯状疱疹、そして水疱瘡(水痘)がこの話題にどう関わってくるのかについて、もう少し詳しく教えていただきました。

 

帯状疱疹にかかる危険性があるのはどんな人?

水痘に罹ったことのある方なら誰でも帯状疱疹にかかる可能性があります。アメリカでは、40歳以上の約99%の方がこれに該当します。水痘ウイルスがなぜゾンビのように10%の人々の体内で復活するのかについては、研究者でもはっきりしたことは言えませんが、どうやら帯状疱疹はストレス下にあるときに発症しやすいようです。

また、以下のような、不運な10%に入るリスクが高い方もいることが分かっています:

  • 免疫不全の方。これには、免疫不全を引き起こす疾患をお抱えの方、自己免疫疾患の方、および治療や処方箋によって免疫系が抑制されている方が含まれます。
  • 50歳以上の方。
  • 最近病気になった方、トラウマを経験した方、または極度のストレス下にある方。

念のために: 水痘に罹ったことがない方は、帯状疱疹には罹りません。しかし、帯状疱疹の方から水痘をうつされることはあり得ます。世界一痒い残念賞です。そしてもちろん、一度水痘にかかると、帯状疱疹の原因ウイルスは体内に留まり続けます。

 

帯状疱疹を予防する唯一の方法はワクチンなの?

その通りです!帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹にかかるリスクを減らすことができる唯一の方法となります。水痘ウイルスが再活性化する原因が分かっていないため、他の予防法が存在しないのです。

また、帯状疱疹後神経痛(PHN)のような、よくある帯状疱疹併発症から身を守るにも、シングリックスが唯一の方法であると覚えておくことが重要です。

では、どのような人がワクチンを接種すべきなのでしょうか?CDCは、以前に帯状疱疹に罹ったことがあるかどうかにかかわらず、50歳以上の全ての成人にワクチンの接種を推奨しています。また、病気や治療で免疫力が低下している19歳以上の方にも接種が推奨されています。

シングリックスの標準的な推奨は2回接種であり、2回目は1回目の接種から2~6ヶ月後に接種するものです、とゴールドマン医師が説明しています。

 

水痘ワクチンは帯状疱疹を予防するの?

私たちは興味深い時代に生きています。アメリカでは四半世紀前から、水痘の原因となるウイルスの予防接種が行われています。つまり、1995年以降にアメリカで生まれた方は、水痘を経験することなく一生を終える可能性が高いのです―そして、上述の通り、水痘は帯状疱疹に罹る前提条件なのです。

もちろん、どんな規則にも例外は常に存在します。

「水痘ワクチンを接種した後に帯状疱疹になる方も中にはいらっしゃいます」とゴールドマン医師が補足を続けます、「しかしそれは稀で、自然に水痘に感染した方に比べて、リスクは低くなっています。言い換えれば、水痘に罹った後に帯状疱疹になる可能性の方が遥かに高いということです。そんな訳で、ワクチン接種は重要なんですね。」

 

マスクは帯状疱疹を予防できるの?

COVID-19の大流行のおかげで、人々はこれまで以上にマスクの着用に寛容になっています。特に呼吸器系疾患の季節には、恋人、友人、および隣人のためにマスクをするのは正しいことです。しかし、帯状疱疹の場合はあまり効果がありません。

帯状疱疹自体はウイルスではないからです: ウイルスによって引き起こされる症状なのです。これを他の人にうつすことはできません。感染させることが可能なのは、帯状疱疹の原因となるウイルス: 水痘です。水痘・帯状疱疹を呼吸器飛沫で感染させることは―完全に不可能というわけではありませんが―非常に起こりがたいこととなっています。

「水疱から滲み出る液体を通してウイルスを感染させる可能性の方が遥かに高いのです」とゴールドマン医師が説明しています。発疹が水疱の段階まで来ている場合は、水疱を覆い、水痘そのものや水痘ワクチンのどちらも経験していない方には近付かないようにすべきです。さらなる安全のために、発疹が消えるまでは、免疫力が低下している方との接触も避けるようにしてください。

 

帯状疱疹に何度も罹ることはあるの?

ご期待を裏切るようで申し訳ないのですが、一般に信じられているのとは異なり、帯状疱疹は実際に何度も発症する可能性があるものです。もしその不幸なグループに入ってしまうと、2回目(または3回目)には、体の違う部分に発疹が出ることがあり得ます、とゴールドマン医師がおっしゃっている通りです。

 

帯状疱疹に罹っている間に予防接種を受けることは可能?

自然の法則のようなものですね: 人間は病気になってから予防医学に最も熱心になる傾向があります。ワクチンも例外ではありません。

後悔先に立たずとはよく言ったものでしょうか。帯状疱疹が発症している場合、ワクチンを接種することはできません。既に発病している場合は、シングリックスは何の役にも立たないのです。これは予防的なものであり、治療用ではないということ、つまり、病気にならないようにする、あるいは―もしブレイクスルー感染で発病してしまったとしても―併発症を引き起こす可能性を減らすために存在しているものとなります。

「発疹が完全に治るまで待つ必要があります」とゴールドマン医師が言及しています。「しかし、元気になったら絶対にシングリックスワクチンを受けるべきです。誰も望んでいない、帯状疱疹の再発を防ぐ手助けとなりますよ。」

 

どのくらいの頻度でワクチンを接種する必要があるの?

帯状疱疹やPHNのリスクは、高齢になるほど高くなります。また、いくつかのワクチンとは異なり、シングリックスは生涯を通して守ってくれるわけではありません。そのため、予防接種歴を記録し、必要であればブースターを受けることが重要なのです。

ブースター注射には、一律に推奨される決まった方法はありません、とゴールドマン医師が説明しています。ブースター(あるいは数回)が必要かどうかは、個々の状況によって異なるわけです。

「かかりつけの医師に相談することをお勧めします」とゴールドマン医師が推奨しています。「かかりつけ医は、ご自身の個人的な健康歴や生活で起こっていることを見て、どのくらいの頻度で予防接種が必要かを判断してくれることでしょう。」

調査によれば、70歳以上の方のうち85%以上が、少なくとも4年間は帯状疱疹から保護されていると示されていますが、ご自身の健康状態やその他の危険因子によって、予防接種のスケジュールを少し調整する必要はあるかもしれません。

 

袖をまくりましょう!

シングリックスには、帯状疱疹やPHNのような併発症を予防する効果が約2倍あります。そのため、CDCはゾスタバックスの接種者にもう一度袖をまくることを強く推奨しています。既に帯状疱疹に罹ったことのある、かつ/または水痘ワクチンを接種したことのある50歳以上の方も同様です。接種資格について質問がある場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。

 

あれ、50歳じゃなくて60歳からが推奨じゃなかった…?とも思えましたが、まぁその辺は「中年以降の高齢者」ということで、そこまで厳密なものじゃないのかもしれませんね。

 

日本ではどうなのかと検索してみたら、ズバリ、偉大なるシングリックスを開発した偉大なるイギリスの製薬企業GSK(グラクソ・スミスクライン)公式の日本語ページがヒットしてきました。

 

jp.gsk.com

 

日本でも、50歳以上を対象としたワクチンは2018年に、免疫力が弱い若年層向けには2023年に、無事承認が下り、現在は公費助成のもと接種可能だということですね!

 

まぁ前回も書いていた通り、僕はまだ該当しないのでしばらくはパスしますが、特に、そういった湿疹的なものができやすい方(まぁ湿疹との関連性は述べられていなかったので、それは全く無関係かもしれないものの)は、受けて損はないので、受けてみるのも良いのではないでしょうか。

自治体の費用助成一覧も、全国保険医団体連合会がまとめてくれていたので(↓)…


帯状疱疹ワクチン接種費用助成自治体一覧 (2024年9月1日現在判明分】

https://hodanren.doc-net.or.jp/wp-content/uploads/2019/09/240901_hzv_list.pdf


…こちらのPDFファイルを参考に、助成の有無をチェックしておきたい所ですね。

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