水遊びで病気にならないようにしよう

それでは今回も、こないだ見ていた歯ブラシの雑菌に関する短い記事から、前々回の「唾液の健康リスク」、前回の「エコバッグの雑菌対策」に続き、もう一つ挙げられていた興味深い話、「水遊びで罹る病気対策」という記事を見ていこうと思います。

 

health.clevelandclinic.org

 

これはやっぱり、子供時代に罹ってしまいがちなものだといえますね。

僕も子供の頃は、よく「水疱瘡・水いぼ」で休みになる子がいたり自分が罹ったりもしていた記憶がありますけど(ただ、当時は「水ボーソー」はもちろん、水いぼもそれと仲間の「水イボー」みたいな謎の病名だと思ってましたが(笑))、こればっかりは、子供が感染対策をバッチリなんて出来るわけもありませんから、どんなに親側が気を付けていても罹っちゃうものじゃないかなぁ、と思えます。

 

大人になったらあまり水遊びなんてするお年頃でもないわけですが、実際全くしないわけでも絶対に罹らないわけでもありませんし、世界最高峰の医療機関クリーブランド・クリニックによる、気を付けるべきポイントをチェックしておくといたしましょう。

 

レクリエーションによる水媒介疾患から身を守る方法(How To Stay Safe From Recreational Waterborne Diseases)

水を飲み込まないこと、そして泳いだ前後にシャワーを浴びることで、リスクを減らすことが可能です

 


泳いだ後に目が赤くなるのは、塩素の刺激によるものだと思っていませんか?間違いです。専門家によれば、実際の犯人は、尿と汗だとのことです。そう、読み間違いではありません。尿や汗は塩素と結合し、化学的な刺激物質を作り出すのです。

この化学反応物が目を焼いたり、あるいは屋内プールでは肺を刺激して咳き込んだりさせるわけです。これは不快なことではありますが、塩素が本来の役割を果たし、細菌の繁殖を防いでいるのも事実と言えます。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、プール、ウォーターパーク、あるいは湖などで細菌が野放しになると、大腸菌感染症クリプトスポリジウム症のような、レクリエーション型水関連疾患(RWI)を引き起こす可能性があるそうです。

これは、プールや湖で泳いだ後、インフルエンザのような症状につながり得るものとなっています。水泳後に下痢をしたり、腹痛、発熱、食欲不振などの汚染水による症状が出たりすることもあるかもしれません。

こういったリスクはあるわけですが、水泳のメリットはそれ以上に軍配が上がるものとなっています。水泳は最高の運動であり、また楽しいものでもあります。関節に負担をかけずに有酸素運動ができ、暑い気候の時にはリラックス可能です。また、一日の終わりに、子供たちが良い疲れ方をしてくれるものとなっています。

感染症専門医のジェシカ・ラムMD(医師)が、汚染された湖やプールから感染する可能性のあるレクリエーション型水媒介疾患の種類と、安全に過ごすための簡単な予防策を説明してくださいます。

 

レクリエーションによる水媒介疾患の一般的なタイプ

RWIには、消化器系、呼吸器系、神経系、皮膚系、耳系、眼系の病気が含まれ得ます。以下、最も一般的なものをいくつか紹介します:

 

クリプトスポリジウム

感染性を持つクリプトスポリジウムという寄生虫から、クリプトスポリジウム症に感染することがあります。これは一般的に、ウンチを含んだ汚染された水を誤って飲み込んだ場合に起こります。

さらに加えて: 「クリプトスポリジウムの感染拡大を防ぐために、オムツを替えた後、トイレを使用した後、または食事の準備や食べた後は、石鹸と水で手を洗いましょう」とラム医師が強調しています。

クリプトスポリジウムに感染すると、水様性の下痢、腹痛やけいれん、吐き気や嘔吐、それから微熱や食欲不振が起こり得ます。症状は通常、感染してから2~10日以内に始まります。

免疫系が健康であれば治療の必要はないかもしれませんが、水分補給を怠らないようにしてください。人によっては、特に他の持病がある方や免疫力が低下している方は、止瀉薬(=下痢止めの薬)が必要になることがあるかもしれません。

 

大腸菌

クリプトスポリジウム症と同様、大腸菌感染症は下痢、腹痛、けいれん、食欲不振、微熱を引き起こす可能性があり―また、感染力があります。そしてクリプトスポリジウム症と同様に、糞・口接触によって大腸菌に感染し得ます。

大腸菌には様々な菌株があり、ほとんどの場合は自力で回復可能です。しかし、抗生物質や経口水分補給が必要な方もいらっしゃるかもしれません。菌株にもよりますが、感染後1時間以内に症状が出始める場合もあれば、10日ほどで症状が出る場合もあり得ます。

 

ジアルジア症

アメリカで最も一般的な寄生虫感染症として知られるジアルジア症は、ジアルジアの嚢胞を誤って摂取した際に感染が引き起こされ得るものです。ジアルジアは小腸に定着すると孵化し、腸の中にある栄養を摂取して成長していきます。

この伝染性寄生虫の症状は、水様性の下痢、脂肪分や油分が多くて浮くタイプのウンチ、腹痛やけいれん、ガスや腹部膨満感、それと共に吐き気、食欲不振、疲労感を伴い得るものとなっています。

しかし、ジアルジア症に罹った人の約半数は、何の症状も現れません。症状が出るまでには1~2週間かかり、その症状は2~6週間続くこともあります。症状がある場合は、医療機関から抗寄生虫薬を勧められることがあるかもしれません。

 

赤痢

赤痢症または桿菌性赤痢とも呼ばれるこの感染症は、赤痢菌によって引き起こされ、糞・口感染によって広がります。

赤痢感染症の症状には、水様性で血様性の下痢(場合によっては、下痢に粘液や膿が含まれることもあります)、腹痛やけいれん、嘔吐、並びに発熱が含まれます。これらの症状は、感染後1~3日で自覚し始める可能性があるものとなっています。

症状が軽い場合は、安静と水分補給を心がけることで自力で回復できる可能性があります。症状が重い場合や免疫力が低下している場合は、医療機関抗生物質を処方されることもあります。

 

サルモネラ

サルモネラ菌に感染するのは、加熱が不十分だったり、調理法が不適切だったりした食品からだけだと思われるかもしれません。しかし、未処理の水からもこの伝染性の細菌感染症にかかる可能性があるのです。

症状は通常、感染してから数時間から数日以内に現れます。下痢、発熱、腹痛やけいれん、吐き気や嘔吐、並びに頭痛があり得る症状です。

多くのRWIと同様、サルモネラも水分補給を心がけることで自宅で治療することが可能となっています―数日で気分が良くなり始めるはずです。症状が酷い場合は、抗生物質が必要になることもあるかもしれません。

 

水泳を安全に楽しむためのポイント

では、湖、プール、ウォーターパークを楽しみながら安全に過ごし、水を媒介とする病気を避けるにはどうすれば良いのでしょうか?ラム医師がいくつかアドバイスを共有してくれています。

 

水を飲み込まない

「最も重要なことは、水を飲み込まないことです」とラム医師がおっしゃっています。

塩素が全ての細菌を瞬時に殺すわけではないことを覚えておくことが肝要です。汚染された水の中で泳いでいる可能性は、常に存在しています。プール、ウォーターパーク、温水浴槽は、すべてリスクに曝されるものなのです。

汚染された水を少しでも飲み込むと、病気になる可能性があります。

 

水泳の前後にシャワーを浴びる

これはどなたも以前に聞いたことがある話でしょう。しかし、多くの人は、市民プールに入る前(そして入った後)に、本当にシャワーで洗い流しているでしょうか?

どんな人も、一人あたり0.14グラムの糞便をプールに持ち込んでいます。だからこそ、泳ぐ前と泳いだ後にシャワーを浴びることが重要なのです。

「終わった後は、シャワーを浴び、きれいに洗い流しましょう」とラム医師がアドバイスしています。「手に付着した細菌は、口や食べ物に触れると飲み込んでしまう可能性がありますから、手洗いにはより大きな注意を払うようにしてください。」

ラム医師はまた、60分ごとにトイレ休憩を取ること、そして30分ごとに子供を連れてトイレ休憩を取り、パンツやオムツをチェックすることも勧めています。

 

天気をチェックする

天候が湖、川、小川の細菌レベルにどのような影響を与えているのか、多くの方は十分に注意を払っていません。本当に暑い日や大雨の後などは、どちらも細菌の数が増えるので注意が必要です。

ほとんどの州では、湖、川、小川の細菌レベルをモニターしており、ウェブサイトやアプリで最新の水質や注意報を確認することが可能な場合もあります。

 

結論は?

では、湖で泳ぐのは安全なのでしょうか?プールの水で病気になることはあり得るのしょうか?

湖、プール、ウォーターパークを避ける必要はありません。いくつかの簡単な注意事項を守れば、水泳のあらゆるメリットを安全に享受することができます。ただ、このことをお忘れなく: 水が汚染されている懸念がある場合は、必ず保健省のガイドライン/勧告通知に従うようにしてください。

また、RWIに罹ってしまったと思っても、自力で回復できる可能性があります。水分補給を怠らず、カフェインやアルコールのような、下痢を悪化させる食べ物や飲み物は避けることをしっかりとお心がけください。

水分が摂れず、華氏103度(摂氏39.44度)以上の高熱と、脱力感や無気力感があり、かつ錯乱状態にある場合は、迷わず医師に連絡するか、緊急治療室に向かうよう、ラム医師が話しています。

「淡水域で泳いだ後は、下痢症状を監視してください」とラム医師が強調しています。「症状が治まらなかったり、発熱や脱水の徴候があったりする場合は、診断を受けるべきです。免疫不全の方の場合は、直ちに担当医の診断を受ける必要があります。」

 

意外なことに、水疱瘡や水いぼの原因であるウイルスに関しては一言も触れられておらず、細菌性の疾患のみが取り上げられていましたが、病名だけ見ると確かに、赤痢やらサルモネラやら、こちらの方が恐ろしい気もしますね。

 

「水を飲まないように」というのも、「いやぁ子供は飲んじゃうでしょう、どんなに言い聞かせても無意識的に…」と思えますけど、「飲んじゃダメだよ、キレイに見えても、バイ菌がうようよいて、めちゃくちゃ怖い病気になっちゃうからね」と言い聞かせるのが重要かもしれませんね(とはいえ、あまり怖がらせると、水恐怖症になる可能性も爆上がりするため、難しさがある気もしますが…)。

 

水疱瘡関連にはどんな記事があるかも気になりますし、もし短めのがあったら、追って見てみようかなと思います。

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