加齢に伴う男性の尿切れの悪さの原因について見ていた後、前回は女性の尿切れの悪さについての簡単な記事を参考にしていたのですが、過去一レベルで短かった割に、関連ネタのリンクに面白そうなものがありました。
記事タイトルにもした通り、くしゃみによる尿漏れについてですね(↓)。
特にタイトルに「女性の」とは書かれていないものの、これまた尿道の長さが主な原因で、くしゃみで尿漏れをしてしまうというのは、やはり圧倒的に女性に見られる症状として知られているものであり、実際僕も「はくしょん!(チョロリ)」という経験は幸いにして一度もないんですけれども、これは想像するだけで厄介な症状だといえましょう。
「その止め方」という話まであるようですし、まぁ何となく裏技的な方法ではなく、「普段から筋肉が衰えないように気を付けましょう」みたいなしょうもない話である予感はしてしまうものの、どんなものなのか、今回も早速health essentials記事の方を参考にさせていただこうと思います。
くしゃみをするとおしっこが出る理由と、その止め方(Why You Pee When You Sneeze and How To Stop It)
エクササイズと薬物治療が、膀胱コントロールに役立つかもしれません
鼻の奥がくすぐったいと、下へ下へと垂れてしまうですって?くしゃみと同時におしっこが出るのは、たとえ誰にも気付かれなかったとしても、恥ずかしく感じるものです。そして、この現象を初めて経験したときは、困惑させられてしまいますよね。なぜこのようなことが起こり、そしてそれに対して何ができるのでしょうか?
泌尿器科医のエイミー・パクMD(医師)が、この一般的な問題と、それに役立つかもしれないハックや治療法についてご説明くださいます。
くしゃみをした時におしっこが出るのは普通のこと?
くしゃみをしたり、咳をしたり、笑ったり、ジャンプしたりしたときにおしっこが出る場合、最も考えられる原因はストレス性失禁です。これは尿失禁の一種で、膀胱のコントロールが喪失してしまっていることを意味します。
ストレス性尿失禁の「ストレス」とは、骨盤底筋に力が加わることを意味しています―そしてこの症状はよくあるものですが、決して我慢しなければならないものではありません。
「骨盤底筋は骨盤内の臓器を固定しています」とパク医師が説明しています。「筋肉が伸びすぎたり、弱くなりすぎたりしてしまうと、膀胱や尿道をきちんと支えることができなくなってしまうんです。」
しかし、くしゃみと何か関係があるのでしょうか?「くしゃみ、咳、ジャンプやそれに類する動作は、骨盤底に急激な圧力をかけるのです」とパク医師が説明しています。「下向きの圧力が骨盤底筋に打ち勝ってしまうと、膀胱と尿道が下向きに押され―そして、尿が出てしまうわけです。」
妊娠、出産、および更年期のホルモン変化は全て骨盤底筋に負担をかけます。神経の損傷や骨盤の手術も、この症状を引き起こすことがあり得ます。ストレス性尿失禁は男女ともに起こりますが、女性により多く見られます。
くしゃみでおしっこが出るのはどう止められる?
トイレに行くきっかけになってしまうと、大親友のジョークも面白くなくなってしまいますね。朗報です: この事故に終止符を打つのに役立ち得る、家庭用の解決策が複数存在しています。
瞬間おしっこストッパー: ナック(=技・コツ)
「ナック」とは、今日からできる筋肉テクニックです。この方法は、くしゃみ、咳、ジャンプ―あるいは話のオチでさえ―の直前に骨盤底筋を収縮させる(絞る)ものです。
「通常、骨盤底筋は圧力を感じると勝手に収縮します」とパク医師が語っています。「しかし、ストレス性尿失禁の場合、筋肉は自動的に収縮しません。『ナック』を使うことで、くしゃみなどによる尿漏れを防いだり、減らしたりすることができるのです。」
ナックは3つの動作を同時に行うものになります。座っていても立っていても実行可能です:
- ケーゲル体操をするように骨盤底筋を内側に引き上げる。
- 片脚をもう片方の脚の前で組む。
- 腰を回す。
このテクニックを信じていいのか自信がないですって?無理やり咳き込んだり、少しジャンプしたりして、ぜひ自宅で実践してみてください。
長期的なコントロール: ケーゲル
一般的にケーゲル体操と呼ばれる骨盤底筋療法を定期的に行うことが、尿漏れを止める解決策になるかもしれません。即効性はありませんが、自宅でできる簡単で効果的なエクササイズです。
「定期的にケーゲルを行うことで、骨盤底を持ち上げて保持することを再学習するのに役立ちますよ」とパク医師がおっしゃっている通りです。
今まで一度もケーゲルをしたことがなくても心配ありません。骨盤底筋体操のやり方は、わずか1日数分でマスター可能です。一度テクニックを身につければ、車の中でも、デスクワーク中でも、都合のいいときであればいつでも、誰にも知られずにケーゲルを行うことができますよ。
ストレス性尿失禁のその他の治療法
エクササイズだけでは乾いた状態を保てない場合は、さらにいくつかの選択肢があります。
理学療法
他の運動療法と同様、これも自宅で行うことは有効です―が、プロに相談することで、さらにレベルアップすることができます。骨盤底筋理学療法(PT)(※physical therapyで「理学療法」のこと)は、骨盤底にパーソナルトレーナーをつけるようなものなのです。
骨盤底筋PTは、骨盤底障害を専門とする、訓練を受けたセラピストと一緒に実施していきます。セラピストは、骨盤底筋をよりコントロールできるようにするエクササイズやテクニックを教えてくれます。
「骨盤底筋PTの完全な結果を得るには数週間かかりますが、時間と労力をかける価値は十分にありますよ」とパク医師が語っています。「多くの方は、PTだけで尿漏れを止めることが可能です。しかし、筋力を維持するためには、ご自身でエクササイズを続ける必要があります。」
ペッサリー
膣ペッサリーはシリコン製のドーナツ型の器具で、膣に入れて尿道を支えるものです。ペッサリーを単独で使うことも、ケーゲルと組み合わせて使うことも、必要性に応じてどちらも可能です。
「ペッサリーには様々な形や大きさがあるので、ご自身に合ったものを見つけるには医療従事者の協力が必要です」とパク医師が説明しています。「多くの方がペッサリーで良い結果を得ていますし、これは低リスクで簡単に使えるものなんですよ。」
尿道拡張剤
ケーゲル体操やペッサリーが合わない、あるいは効果がない場合、かかりつけの医療従事者が、もっと有効な選択肢を紹介してくれます。
「尿道拡張剤は、ストレス性尿失禁を治療する非外科的な方法です」とパク医師が話しています。「拡張剤は尿道に注入され、尿道の壁を膨らませることで充填剤のように作用します。尿道壁が厚くなることで尿の流れは止まりますが、もちろん排尿は正常に行えるままとなっています。」
手術
手術ももう一つの選択肢であり、今日の低侵襲手術では、その日の内に帰宅することが可能です。
「スリング手術は、骨盤の筋肉では支えることができない状態の膀胱と尿道を支えてくれるものです」と語るのはパク医師。「手術は小さな切開で、回復も早いです。熟練した外科医が行えば、スリング手術は安全で極めて効果的なものとなっていますよ。」
尿漏れで悩まないで
ストレス性尿失禁は、単に不便なだけではありません。くしゃみしたり、咳をしたり、笑ったり、運動したりするときに漏れてしまうと、生活の質(QOL)に支障をきたします。事故が心配で、社交イベントやトレーニングなどの活動に参加できない方も少なくありません。
尿漏れについて話したくないかも知れませんが、どうか覚えておいてください: かかりつけ医は、そういった話を確実に以前どこかで聞いたことがあります。そのために医療従事者がいるのです!
「ストレス性尿失禁は医学的な症状ですから、どうか怖がらずにお話しください」とパク医師が奨励しています。「どなたも、膀胱のことを心配せずに人生を楽しむ権利があるんですよ。」
やはり、前回も貼っていたケーゲル体操(↓)が基本でしたが…
「ナック」と名付けられた3ステップの方法、これは、簡単にできそうな裏技的な響きもありますし、意外と面白いネタの詰まった良記事でしたね。
最悪、尿道拡張剤といった何だか凄そうな薬剤に頼ることも可能だということで、地味に本当にQOLが削られそうな症状ですし、お悩みの方はぜひ最新医学の力を借りるのがベストではないかと思えてなりません。
では引き続き次回も排尿関連の話を見ていこうと思います。
