尿の色が教えてくれること

まだいくつかネタは転がっている排泄関連の話、しばらく大きな方メインでしたし、今回はどの記事で貼られていたのかはもう定かではないけれど「その内触れてみよう」とタブを開いておいた記事、いわゆる小さい方、尿の色についての話を見てみようと思います(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

クリーブランド・クリニックは、お堅い医療機関かと思いきや、大便もstoolではなくpooがよく使われていたわけですが、尿に関しても、よりカチッとした、医療や科学の場面で使われるurineという語ではなく、俗語・幼児語といえる、日本語ではズバリ「尿」ではなく「おしっこ」にあたる、peeが使われがちな感じですね(もちろん文によってはどちらも使われていますが)。

 

記事のスクロールバーがかなり小さめ(=記事が縦に長い)で、長い記事かな…?と思いきや、大きな画像がバーンとあり、各色にもそれぞれ画像が貼られていてスペースを食っているだけの感じだったので、そこまで長すぎない中身の印象です。

 

尿も、誰しも毎日するものですから、これは気になりますね。早速参りましょう。

 

おしっこの色が伝えてくれること(What the Color of Your Pee Says About You)

尿の色が日によって多少異なるのは完全に正常なことですが、一定の範囲内の黄色に留まるべきと言えます

 

 

尿(おしっこ)は、医学の黎明期から、診断のための有用なツールであり続けてきました。尿は、水分補給の状態から尿路感染症(UTI)の有無まで、体内で起こっていることについて多くのことを教えてくれるものなのです。

今回は、泌尿器科医のペタル・バジッチMD(医師)が、尿から分かることのいくつかをご紹介くださいます。

 

尿の色はどうあるべき?

尿は水分、電解質、および、腎臓が血液からろ過して出てきた老廃物が混ざったものです。

健康で水分が足りているときは、尿は無色から、薄い麦わら色や蜂蜜色の中間のような色に落ち着くはずです。水分が不足すると、尿の濃度が高くなり、濃い黄色や琥珀色になります。

「尿の色が日によって多少違うのは、全く正常なことです」と語るのはバジッチ医師。「ただし、一定の範囲内の黄色に留まるべきものと言えます。」

しかし、色が変化してクレヨンボックスの他の部分に移動してしまった場合はどうなのでしょうか?まずは、落ち着いてください: 単純な説明が可能かもしれません。ある種の食品、抗生物質、下剤、着色料は、尿を一時的に違う色に変えることがあり得るものなのです。

もちろん、人目を引くその色は、もっと大きな問題の兆候かもしれません: 「何か本当に異常なものが見えたら、無視だけはしないようにしてくださいね」とバジッチ医師がアドバイスしています。

では、何が正常で、何が特別な注意を払うべきものなのか、以下探って行きましょう。

 

おしっこの色(以下の画像より)

尿の色は、あなたの体について多くのことを教えてくれます。以下のクレヨンを選んで詳細をご覧ください。

(※元画像では、クレヨンをクリックしたら各色のまとめが箇条書きで表示されましたが、以下でより詳しく触れられているので、箇条書き部は省略します。)

 

無色(透明)

クリア(透明)な尿は、クリア(明白)なメッセージを送っています: 水分を摂りすぎている可能性がある、というものです。

まず、水分量と適切な機能を維持するために、体が水を必要としているのは事実です。基本的な経験則としては、体機能を最高の効率で作動させるために、1日に64オンス(※約1.89リットル)の水分を摂ることが目標にされています。

この合計を超えて急増すると、尿がガブガブ飲んだ水と同じようになり始める可能性があります。(加えて、余分な水分を排出するために、トイレに何度も行くことになるでしょう。)

たまに透明なおしっこが出るのは大した問題ではありません。しかし、それが継続的に続くようであれば、塩分や電解質の濃度が体に必要なレベルより低くなっている可能性があります。

尿が透明で、コップ一杯の水を何杯も飲み干してはいない場合はどうでしょう?その場合、腎臓の問題や糖尿病が潜んでいる可能性があります。そういった場合は、医師の診断を受けて回答を得ることが一番です。

 

淡い麦わら色から濃い黄色

朗報です!これは、尿の色チャートの好ましいセクションに位置するものとなります。

淡い黄色の尿は、健康で水分が足りていることを示すものです、とバジッチ医師がおっしゃいます。ちなみにこの黄色っぽい色は、体内で生成されるウロクロームと呼ばれる色素によるものです。

 

琥珀色または蜂蜜色

濃い尿は、体が自分自身に何か話しかけているものになります。何と語りかけているのでしょうか?基本的には、水を飲みなさい、ということです、とバジッチ医師が語っています。

濃い色合いは軽い脱水症状のサインです。要するに、体内の水分レベルが必要以上に低いため、尿が濃縮されてしまっているわけですね。暑い日に外で汗をかいたり、運動を終えたばかりだったりすると、このような状態になることがあり得ます。

水分を補給すれば、色は正常に戻るはずです。


 

シロップ色またはブラウンエール(※イギリスのビール)色

脱水レベルが一線を越えて、より危惧すべき状態になってしまっています。早急に水分を補給しましょう。

濃い茶色のおしっこは、胆汁が尿に混じっている可能性もあり、これは肝臓疾患のサインです。また、錆び色や茶色のおしっこも、皮膚や神経系に影響を及ぼす稀な疾患である、ポルフィリン症の症状となります。

水分を補給しても尿が薄くならない場合は、医療機関を受診するようにしてください。


 

ピンクから赤っぽい色

この予期しないタイプの色調の変化について、バジッチ医師は、単に何を食べたかに帰着するものかもしれません、と指摘しています。もしもビーツ、ブルーベリー、またはルバーブ(※食用大黄(だいおう))などをここ1日かそこらで口にしたのであれば、その結果が出ている可能性があります。

しかし、そのようなものを食べていない場合は…そうですね、何か心配する理由があるかもしれません。ピンクや赤っぽい尿は、以下の兆候たり得ます:

  • 尿に血が混じっている
  • 腎臓病
  • 腎臓や膀胱のガン
  • 腎臓結石
  • 尿路感染症
  • 前立腺の問題
  • 鉛または水銀中毒

色が黄色に戻らない場合は、できるだけ早く医療機関に連絡してください。

 

 

オレンジ色

おしっこがオレンジ色に見える場合は、水分を十分に摂っていない可能性があります。または、肝臓や胆管の疾患かもしれません。あるいは、食物の色素や薬の可能性もあり得ます。

まず水分を補給し、オレンジ色が消えない場合は医療機関に連絡してください。



 

青色または緑色

OK…これは明らかに違うものですね。

ほとんどの場合、食べたもの(色素が非常に濃い食品を想像してみましょう)か薬のせいだとバジッチ医師が話しています。しかし、高カルシウム血症を伴う稀な遺伝病でも、尿が青や緑になることがあり得ます。尿路に感染する細菌も同様です。

このような色の尿が続く場合は、医療機関を受診してください。

 

濁った尿

尿路感染症(UTI)や腎臓結石が原因で尿が濁ることがあります。改めて、この場合も脱水状態が犯人である可能性があります。

水をたくさん飲み、症状が続くようなら医師に連絡しましょう。

 

 

泡立つまたは発泡性の尿

ここでの説明は、基本的な流体力学になるかもしれません、とバジッチ医師がおっしゃいます。基本的には、膀胱からたくさんの尿を出し、トイレの水をいつもより少しかき混ぜ、重く激しい流れを生み出しているのです。

しかし、泡立ちや発泡は、食事でのタンパク質の過剰摂取や腎臓の問題を示している可能性もあり得ます。

このようなことが何度も起こる場合は、医師の診察を受けましょう。

 

結言

自分の尿を見るだけで、多くのことが分かります。しかし、医療専門家は、通常の健康診断で尿検査をする際になされるような高度な分析を行うことで、更にずっと多くのことを知ることが可能です。

診察の際に、ただ尿をコップに入れているだけではないのです。尿によって情報を提供しているのであり―それはご自身の健康のためにできる、最善のことのひとつなのです。

 

まぁ、薄い黄色がベストで、他は水分不足や食べたものが原因、ただし続くなら病気の可能性もあるから、お医者さんに診てもらいましょう…という、小学生でも直感的に気付いているような内容だったかもしれません(笑)。

 

全く大したことない小話ですが、途中(というか最後に)挙がっていた泡立つ尿、これは、完全に水溜まりの中に放水する洋式トイレではなく、一時的に尿だけが溜まる形になることが多い、小便器に放つ男性の方が目にしやすい事象じゃないかと思うんですけど、これに関してずーっと前に見た掲示板の書き込みネタが僕は好きで、今でも週2ぐらいで思い出しては笑ってるぐらいです(いやそれは嘘ですけど(笑))。

 

どういうものかというと、

「小便が泡立ったらヤバイって聞いて以来、泡まみれの小便見たらマジで焦る

 いつも慌てて爪楊枝で潰すようにしてるわ」

というような書き込みで、まぁ「面白いよ」といって出すネタはどんなに面白くても面白くなくなるといいますか、わざわざ解説するのも野暮というかアホくさいわけですけど(笑)、出し終えて泡立った尿の泡を潰した所で全く何の意味もなさすぎますし(もちろん冗談なわけですけどね)、そもそも爪楊枝でアワアワ慌てながら泡を一つ一つ潰しているというその絵面が想像したら面白すぎて、これは個人的に殿堂入りの面白コピペに思えますねぇ~。

 

まぁそんなネタはともかく、過剰に泡立つ尿は混ざり物が多すぎるキライがありますし、検査した方がいいような気はします。

色もですが、やはり一般的には濁りや泡の方がよくある異常だと思いますし、見逃さないようにしたい限りですね。

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