便秘が危険な領域になるのはどんな場合?

それでは引き続き今回も、最近見ていた排泄関連記事内でリンク付きであがっていた興味深いネタを見ていこうかなと思います。

 

今回は、排泄ができない状態……言うまでもなく便秘というものについてですね。

 

便秘関連も複数ネタがあったので順に見ていきたいですが、まずは、「便秘がエマージェンシーになるのはどんな時か」について!

 

health.clevelandclinic.org

 

基本的に健康にいいわけはない便秘ですが、緊急事態とみなされるのはどんな場合なのか、今回も早速参りましょう。

 

便秘が緊急事態になるのはどんな時なのかを知る方法(How To Know When Constipation Is an Emergency)

ナンバーツー(※排便を意味する英語のスラング)に関する411(※情報・知識を意味するスラング)がこちら―そして消化経路を渋滞から守る3つの方法

 

 

膨らんだお腹は嘘をつきません。最後の排便から数日が経ち、何だかとっても…そう、詰まっているように感じます。

たまに便秘になるのは普通のことですが、便秘というのはどんな時により大きな問題の警鐘を鳴らすのでしょうか?結腸直腸外科医のマサラット・ズッシMD(医師)が、No.2についての411を教えてくださいます。

 

Q: 何が便秘を引き起こすの?

A: 便秘は、排便の回数が減ったり、通常より負担がかかったりすることで起こります。ズッシ医師によると、便秘には3つの種類があるとのことです:

  • 大腸通過正常型便秘
  • 結腸通過遅延型便秘
  • 出口排便困難症候群(ODS)、これは少なくとも週に1回、6ヶ月にわたって便が硬くなり、排出ができなくなる慢性便秘の一種です

大腸通過正常型と結腸通過遅延型は、どちらも運動性障害とみなされます。運動性を理解するには、朝の通勤時間を考えてみるとよいでしょう。

運動性とは、道路―つまりこの場合は、消化管(GI)の筋肉―がどれだけうまく動いているかということなのです。

  • 大腸通過正常型は、出口で道路工事が行われ、到着予定時刻が狂うまでは、制限速度を守って運転しているようなものです。便は正常に消化器官を通過しますが、硬い便といった問題があることにより、排泄が困難になります。
  • 結腸通過遅延型は、ずっと車が数珠つなぎの交通渋滞です。消化器系の筋肉がゆっくりと収縮するため、便が最終目的地に到着するまでに長い時間がかかります。排便の回数が減り、より力が必要で、便が硬くなります。

そして、渋滞する道路には多くの原因があるように、体内の道路が詰まってしまう理由も様々であり、例えば以下の不足が挙げられます:

  • 食物繊維
  • 水分
  • 運動

以下のようなその他の便秘の原因は、自分でコントロールすることが困難です:

 

Q: じゃあ、便秘かどうかはどうすれば分かるの?正常なのはどんな状態?

A:Everyone Poops(みんなうんちをする)」という絵本は今でも真実なわけですが、その頻度はまた別の話です。

「真の正常というものはありません。男性は女性と違います。年齢によっても変わります。妊娠によっても変わってきます」とズッシ医師が付け加えています。「定期的に排便があり―1週間に少なすぎることはなく―また硬さも一定であれば、問題ありません。」

でも、「少なすぎない」ってどういうこと?とお尋ねになるかもしれません。「便秘は1週間に3回以下と定義されています。」うーんなるほど。では、次は何でしょうか?

 

Q: 長すぎる便秘というのはどれくらいの期間なの?

A: ズッシ医師が説明します: 定期的に規則正しさがあるかどうかによるのです。

「よく便秘になる方は、便秘に襲われた時にどうすればいいのかを知っています。2~3週間便通がない間は、家庭療法を試してみることでしょう。そして、何も効果がなければ、医者にかかるのです」とズッシ医師がおっしゃいます。

しかし、普段便秘を経験しない方は、早めに医者に診てもらいましょう。ズッシ医師は、便秘が1週間以上続く場合は、受診予約を入れることを推奨しています。

 

Q: 便秘が緊急事態になることはある?

A: なる場合もありますが、ほとんどの場合はなりません。

「長期間排便がなく、大きな腹部膨満感や激しい腹痛があれば、緊急事態です」とズッシ医師が付記しています。

軽い症状では救急救命室(ER)には行けません。症状が重篤な場合に、救急外来を受診してください。

その他の注意すべき兆候は以下の通りです:

  • 嘔吐
  • 血便
  • 原因不明の体重減少

 

Q: 便秘を予防または解消するにはどうすれば良い?

A: ズッシ医師が、3大要素を強調しています: まず水、次に食物繊維、そして3番目に運動です。

  • : たくさん飲みましょう。ジュース、水、お茶、およびコーヒーは水分摂取量にカウントされます。便通が正常な方は、毎日少なくとも64~80オンス(コップ8~10杯)の水を目標にしてください。便秘がちな方は、それよりもっと飲むべきです。
  • 食物繊維: 食物繊維を食事から十分に摂取できない場合は、サプリメントについてかかりつけの医師に相談しましょう。試してみるのに良いサプリには、メタムシル(Metamucil®)、シトルセル(Citrucel®)、ベネファイバー(Benefiber®)などが含まれます。
  • 運動: 運動量を増やすには、単純に歩く量を増やすだけでよいのです。筋金入りのアスリートになる必要はありません。

ズッシ医師は、便秘で困っている方に対して、先を見越した積極的な行動を取ることをアドバイスしています。

「胃腸科の専門医に診てもらい、問題がないかどうか調べてもらいましょう。また、大腸内視鏡検査を受けたことがなく、50歳を過ぎているのであれば、そろそろ受けるべきタイミングですね。」

 

…えぇ~、「長期間便秘が続き過ぎており、痛かったら、エマージェンシーかもしれません」とか、全然素人でも考えつきそうな話しかなかったとは若干ガッカリでしたが(そんなしょうもない結論でしかないなら、記事のタイトルにしないでくれよ(笑))、しかし、便秘には3タイプあるというのは興味深かったですね。

 

あまり深入りはされていませんでしたが、タイプごとに原因は違うので、対策も異なるものがある…のかと思いきや、結局は「水、繊維、運動!」でしかないのかもしれません(笑)。

 

もう少し実益と言いますか実際に役立ちそうな情報があることを期待して、次回も便秘記事を見ていこうかと思います。

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