それでは前回の歯茎ネタを踏まえ…る程の話でもなかったものの、「デンタルの健康はメンタルの健康」記事ともうひとつ、「Gum diseases=歯周病と、心臓病との関係」という記事(↓)を見ていこうと思います。
メンタル記事でも書いていた通り、口なんて全ての食べ物=命のもとの入り口であり、ここの衛生具合があらゆる健康に直結しているというのはさほど驚きに値するものでもない気はするわけですけど、今回は口腔衛生の中でも特に歯茎周りの病気=歯周病と心臓病との関連についてということで、興味深く……も正直、アメリカ人はやたら心臓の健康を気にしているようですが、個人的には「まぁ心臓は別に気にならんかな」ってレベルなのでそこまで鼻息荒くして知りたい話でもないものの(笑)、もちろん重要といえば重要と言えましょう、今回も上記health essentials記事を参考にさせていただく形です。
歯周病と心臓病は関係があるの?(Are Gum Disease and Heart Disease Connected?)
歯茎の健康と心血管疾患との関連を指摘している研究結果があります
心臓を守るための道具は、間違いなく今、洗面所のカウンターに置かれているはずです―そして恐らく、そのことには気付いていらっしゃらない可能性が高いのではないでしょうか。何しろ、歯ブラシとデンタルフロスについて話しているのですから。
驚きましたか?無理もありません。この関係はかなり…そう、奇妙で異常なものに思えます。しかし、研究では一貫して、歯周病と心臓病のリスク増加との関連性が示されているのです。
しかし、はっきりさせておくこととして、これは、毎日の歯磨きとデンタルフロスだけで心臓発作や脳卒中を予防できるということを意味しているのではありません。良好な口腔衛生習慣は、遺伝の影響や脂っこいダブルチーズバーガーの危険性を一生消し去ってくれることまではできないのです。
しかし、歯茎の健康と心臓の健康には、完全には解明されていないにせよ、確実なつながりが存在しています。心臓病専門医のクリスティン・ジェリスMD(医師)と、歯科医のアン・クレモンズDMD(歯科医師)に詳しく話をお聞きしてみましょう。
炎症: 共通のつながり
炎症は、怪我、細菌、または病気に対処するために備わった、身体の自然な反応です。足首の捻挫でも、切り傷でも、風邪でも、身体がこれによって治癒のプロセスを発進させています。
こういった「良い」炎症は、問題を解決し終えたら、通常、すぐに消えます。
しかし時折、炎症がそのまま治まらないこともあります。炎症が長引くと、体にストレスを与えます。慢性炎症は、多くの健康状態―歯周病や心臓病を含む―に共通する要因です。
「口腔疾患と心臓疾患はどちらも慢性炎症と関連し得るものであり、そのため、この2つには関連性があるのではないかという疑いが常に生じているのです」とジェリス医師が付記しています。
アメリカ心臓協会(AHA)の報告によると、慢性的な歯茎の炎症は、血圧上昇や冠動脈疾患と関連している可能性があるとのことです。
さらに、口腔内感染や歯科処置に関連した出血がある場合、細菌が血流に乗って心臓弁やその他の心臓構造物に移動し、心内膜炎を引き起こすことがあり得ます。(人工心臓弁を使用している方はこのリスクが最も高いため、歯科治療の前に予防的な抗生物質を服用することが推奨されています。)
関連する健康要因
歯周病と心臓病の重なりは、両疾患に拍車をかける、あまり良くない生活習慣によって説明できるかもしれません、とジェリス医師がおっしゃっています。そのリストには以下が含まれます:
- 不健康な食事。高糖分や高脂肪の食べ物でお皿をいっぱいにすると、長い時間をかけて、歯茎や心臓に大打撃を与えていきかねません。一方、より栄養価の高いものを選択することで、そういった問題のリスクを下げることができます。
- アルコールの摂取。過度な飲酒どころか通常量の定期的な飲酒でさえ、心臓にも歯茎にも有害であることが研究で明らかになっています。
- 喫煙。タバコに含まれる有毒な化学物質は、心臓や口腔を含む体のあらゆる部分に害を及ぼします。研究により、喫煙は心臓病と歯周病の両方の主要な危険因子であることが示されています。
何ができる?
(※ここには、クレモンズ歯科医が歯茎の健康の重要性を説いているポッドキャスト動画が挿入されていましたが、アメリカの歯科医なだけあってすこぶる綺麗な歯でしたけど、見所はそこだけで(笑)、特に面白い情報があるわけでもなさそうだったため、今回も動画は省略します。)
歯茎を通して心臓を守るためには、良い口腔衛生習慣を保つことから始めるのが良いでしょう。
つまり、1日2回、そして1回につき2分間歯を磨くことです、とクレモンズ歯科医がおっしゃっています。そんなに長く磨くことの意義が必要ですか?この話を意識してみてください: それ以下の時間しか歯を磨かないと、心臓病のリスクが3倍になることが研究で判明したのです。
1日1回のフロスも、細菌、歯石、および歯垢が歯茎のラインに沿って蓄積し、感染を招くのを防ぐために極めて重要です。
歯科医による定期検診と専門的なクリーニングもお忘れなく。歯と歯茎の状態を把握するために、年に1~2回の受診が一般的に推奨されています。
また、以下のような方法も、歯周病や心臓病を予防することになり得ます:
- 禁煙
- 適度な飲酒(または全く飲まない)
- 果物や野菜を多く摂り、高糖質、高脂肪の食品は控える
- もっと運動する。(心臓のためには言うまでもなく、運動は歯周病のリスクをも下げるという研究結果があります。)
- 健康的な体重の維持
心臓に問題がある場合は、検診時に歯科医に相談してみてください。
「体内では、本当に多くのことが、驚くほどつながっています―そして、それには口と心臓が含まれているんです」と語るのはクレモンズ歯科医。「片方をケアすることで、もう片方もケアできるかもしれませんよ。」
…まぁ、ポジティブサプライズはなく、いかにも当然の極みのような話が繰り広げられるだけだった気もしますが、そういう当たり前のことが、心身の健康には重要なのかもしれませんね。
誰でもちょっとの手間でできることですし、ちょっと歯磨き・フロスをするだけで人生で健康でいられる時間が圧倒的に長くなるというのもお得な話ですから、ここは費用対効果的にもやらない手はないレベルだと言えましょう(とか言って、僕はフロスにはまだ手を出してませんし、あんま偉そうには言えないのですが(笑))。
しかし「歯磨き2分」というのも、「長すぎますか?」なんて記事では書かれてましたけど、むしろ「3分以内に3分間」と子供の頃からよく言われてきていた気がする日本人的には、「いや短くない?それでいいの??」と思えるレベルですけど…
…ただこないだも書いていた通り、子供の時には「歯を磨いた」という実績解除のためだけに、実際「ブラシを口に突っ込んで終わり」とかそんなレベルだった気もしますし(笑)、これまたこないだも書きましたが、電動歯ブラシが振動でお知らせしてくれる「30秒×4で、左上・右上・左下・右下を順番に重点的に磨いていく」というのは非常にいいシステムに思えますし、逆に無駄に長々と「お前いつまで磨いとんねん」って形でテレビやネット見ながらとか惰性でやってますと案外適っ当~なブラッシングになりがちですから、「2分間、集中して」というのはいいスローガンなのかもしれませんね。
大切なオーラル・ケア、どなた様もバッチリお気をつけください。
