黄色い舌にも(一応)ご用心

白い舌の話からしばらく色々脱線していましたが、久々に保留中のネタに戻っていくといたしましょう。

もうすっかり前になる色々な色をした舌についてのまとめ記事で挙げられていたカラフルな舌色の中で個別のHEALTH LIBRARY記事がまとめられていたのが他にもいくつかあり、今回まずは黄色舌の方から見てみようかと思います。

 

my.clevelandclinic.org

 

まぁ白も黄色もあんまり大差ない気がするというか、実際原因やらはほぼ似たような感じだった記憶がありますけど、とはいえ明らかにイエローと思える感じで色付いているようだと、ちょっとおかしいというか、より不健康な気もしちゃいますね。

 

正直恐らく大した話もなく、「記事水増しのための記事」になる気はしますが(笑)、今回もクリーブランド・クリニックによるまとめ記事を丸っと翻訳引用させていただこうと思います。

 

黄色い舌(Yellow Tongue)

黄色い舌は、死んだ皮膚細胞(角質)の蓄積による舌の変色です。ほとんどの場合、口腔内の不衛生が原因です。タバコ製品を使用している方や特定の薬を服用している方は、黄色い舌になりやすいと言われています。ほとんどの場合、黄色い舌は無害です。口腔内の衛生状態を改善することで、通常問題は解決します。

 

概要

黄色い舌は、喫煙、口腔内の不衛生、またはその他の原因によるものの可能性があり得ます。しかし、自己免疫疾患といった基礎疾患を示している可能性もあるかもしれません。

 (※各原因および関連するかもしれない基礎疾患に関しては以下で触れられており、キーワードには英語も併記しておいたので、日本語はそちらをご参照ください。)

 

舌が黄色いのはなぜ?

黄色舌とは、舌が黄色く変色している状態です。ほとんどの場合、この症状は無害で一時的なものです。通常、古い角質が舌乳頭(舌にある、小さな毛状の突起)に詰まることで起こります。古い角質が舌乳頭に蓄積され、食べ物やタバコなどの影響で色が着くわけです。

黄色舌は、ほとんどの方が完治します。セルフケアと口腔衛生に気を付けることで、通常、問題は解決していきます。

 

黄色っぽい舌は何を意味しているの?

様々な要因が、舌の変色を引き起こし得ます。上述したように、舌の変色は通常、舌に蓄積した古い角質によるものです。稀に、黄色い舌苔が黄疸や特定の自己免疫疾患といった基礎疾患(※様々な疾患の原因となる慢性的な病気のこと)を示唆している場合もあります。

 

黄色舌になるのはどんな人?

誰でも黄色舌になる可能性があります。タバコ製品を使用している方や特定の薬を服用している方は、舌が変色する可能性がより高くなります。

 

症状と原因

何が黄色い舌につながるの?

黄色い舌は、黒毛舌症と呼ばれる症状を示唆している可能性があります。この症候群は、タンパク質の一種であるケラチンが舌の表面に蓄積することで起こります。この蓄積により、舌が毛羽立っているように見えるのです。

その他の黄色い舌の原因には、以下が含まれ得ます:

  • 口腔内の不衛生(Poor oral hygiene)
  • 喫煙(Smoking)
  • 噛みタバコ(Chewing tobacco)
  • 舌表面における細菌の過剰繁殖(Overgrowth of bacteria on the surface of your tongue)
  • 特定の食品(Certain foods)
  • クロルヘキシジン、アルコール、およびメントールといった、特定のマウスウォッシュ成分(Certain mouthwash ingredients, such as chlorhexidine, alcohol and menthol)

黄色い舌が、以下のような基礎疾患を示唆している場合もあります:

  • 自己免疫疾患(Autoimmune diseases)。自己免疫疾患のある方は免疫力が低下しています。自己免疫疾患を患っている場合、黄色い舌になる可能性がより高くなります。
  • 胃炎(Gastritis)。胃内壁の炎症は黄色い舌につながり得ます―ヘリコバクター・ピロリ菌が炎症の原因となっている場合は特にです。
  • 乾癬(Psoriasis)。この疾患は、フレーク状の、うろこのような皮膚を引き起こします。舌の表面に黄色い斑点ができることもあるかもしれません。
  • 黄疸(Jaundice)。稀に、黄疸と呼ばれる基礎疾患の症状として舌が黄色くなることがあります。黄疸になると、ビリルビンと呼ばれる黄色い化学物質が血液中に蓄積されます。それにより、黄色い皮膚(舌の皮膚も含む)や、白目の黄色化が引き起こされ得ます。この蓄積は、肝臓の損傷や機能障害を示している可能性があります。

 

黄色舌の症状は何?

ほとんどの場合、舌の変色以外に症状はありません。舌が黄色い場合、以下のような症状も現れることはあり得ます:

  • 口臭
  • 口内での嫌な風味
  • 舌の突起
  • 灼熱感
  • 味覚障害
  • ドライマウス
  • 口の中の粘膜に影響を及ぼす白い斑点
  • 発熱
  • 喉の痛み
  • 口の痛み

 

診断と検査

黄色舌はどう診断されるの?

医療従事者が、口腔内の検査を行った後に黄色舌と診断します。しばしば、歯科医が定期的な歯科検診で黄色舌の症状を発見します。

 

管理と治療

黄色舌はどう取り除くの?

ほとんどの場合、適切な口腔内衛生習慣によって黄色舌は完全に治ります。歯ブラシや舌磨き用具(スクレイパー)が、舌の表面に付着した細菌やその他の蓄積を除去する一助となり得るでしょう。

 

予防

黄色い舌は予防できるの?

適切な口腔衛生が、黄色舌を予防する最善の方法です。最良の結果を得るためには、以下をお心がけください:

  • 柔らかい歯ブラシと研磨剤不使用のフッ素入り歯磨き粉を使い、1日2~3回歯を磨く。
  • デンタルフロスや歯間ブラシを使って、1日1回、歯と歯の間を磨く。
  • 歯ブラシや舌用スクレイパーを使って、舌の表面から古い角質や細菌を取り除く。
  • アルコールフリーの抗菌マウスウォッシュを1日2回使用する。
  • 歯科医を訪れ、定期検査とクリーニングを受ける(6ヶ月ごと、または歯科医が推奨するスケジュールに従って)。
  • 喫煙している場合は、禁煙の方法についてかかりつけの医療従事者に相談する。

それに加えて、病気や特定の薬の服用によって舌が黄色くなっている場合は、かかりつけの医療機関を受診するようにしてください。黄色舌のリスクを減らす方法を見つける手助けをしてくれることでしょう。

 

見通し/予後

黄色い舌の人の見通しは?

ほとんどの場合、黄色舌は無害であり、良い口腔衛生により大抵は治ります。しかし、黄疸やその他の重篤な疾患の症状として黄色舌を発症した場合は、直ちに医療機関を受診して治療を受ける必要があります。

 

受け入れる

いつ医療機関を受診すべき?

以下のような場合は、直ちに医療機関に連絡してください:

  • 舌が黄色い、白目が黄色い、皮膚が黄色いといった、黄疸の症状がある。
  • 生活習慣の改善(口腔衛生の改善や禁煙など)を行っても、まだ舌が黄色い。
  • 明らかな理由なしに症状が悪化する。
  • 舌に毛や毛皮のような乳頭が目立つなど、黒毛舌症の症状が現れる。
  • 口や舌に痛みがある。

 

担当医にはどんな質問をするべき?

舌が黄色い場合、かかりつけの医療従事者に以下のようなことを尋ねると良いでしょう:

  • なぜ私の舌は黄色いのですか?
  • 私の舌が黄色く覆われているのは、口腔衛生が欠けているのか、それとも別のことが理由ですか?
  • 将来、舌が黄色くなるリスクを減らすために何かできることはありますか?
  • 舌の変色は基礎疾患のせいですか?
  • さらなる検査や評価が必要でしょうか?
  • 治療が必要ですか?

 

クリーブランド・クリニックからのメモ

舌が黄色く変色するのは、古い角質の蓄積によるものです。見た目は警告を鳴らしているように思えるかもしれませんが、通常は危険ではありません。ほとんどの場合、適切な口腔衛生習慣を身につければ治ります。しかし、生活習慣を改善してもまだ舌が黄色い場合は、かかりつけの医療機関に予約を入れてください。担当医が、なぜ黄色い舌になったのかを調べ、適切な治療を勧めてくれますよ。

 

やはり、基本的には不衛生なことが原因とのことですけど、タバコを吸っていると黄色くなりそうなのは、確かにそんな気もしますね。

 

また、黄疸やその他自己免疫疾患など、怖い病気のサインの可能性も無きにしも非ずとのことなので、突然舌が黄色くなった場合、かき氷レモン味を食べたのでないならば(笑)、注意したい限りです。

 

では次回は、色舌ラスト、黒い舌を見ていこうかなと思っています。

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