電解質飲料(スポーツドリンク)はヘルシー?

それではまた少しずつ以前見ていた記事で取り上げられていた小ネタを見ていこうかなと思います。

 

前回の下痢を筆頭に、ノロウイルスなどによる悪影響に脱水症状があり、脱水症状がなぜ危ないかというと、水分はもちろん、電解質の喪失も大変危険なのです…という話で、電解質飲料についての話が触れられていました。

 

health.clevelandclinic.org

 

電解質」は英語でElectrolyte(エレクトロライト)であり、何となくカッコいい響きであるとともに、何度か具体的な商品名として、Pedialyte(ペディアライトというものも併記されていました。

 

「ped-」というのは、まぁカタカナ語でいうとやっぱり「ペドフィリア」が一番おなじみかと思いますけど、「小児」を意味する接頭辞であり(なので、Pediatricsで、学問体系を意味する「-ics」と組み合わさって「小児科」という意味ですね。「-philia」は医学用語で「偏愛」といった意味になるため、pedophiliaは小児性愛という意味ですが、「ペド」自体に変な意味はない感じですね(笑)。ちなみに、ped-には「足」という意味もあり(足の場合、「pod-」という形にもなる)、「ペダル」はもちろんのこと、「ペディキュア」なんかも、まさに足に塗るマニキュアですね)……

…長くなったので仕切り直すと、ペディアライトというのは幼児向けの電解質飲料のようで、僕も初耳でしたし日本人には全く馴染みがない気がするものの、アメリカでは育児の超定番・スーパーお役立ち便利アイテムだそうで、100パーセント誰でも絶対に知ってるし小さい頃飲んだことがあるもののようです。

(ちょうど、「ポカリ」と聞いてそれがどんな商品かをイメージできない日本人が絶対に存在しないと思われるのと、アメリカ人にとってのペディアライトというのは近い感じだと言えましょう。)

 

そんなペディアライトやポカリなど、いわゆるスポーツドリンクと呼ばれるものはヘルシーなのか、というのが今回取り上げるhealth essentials記事ですけど、まぁ電解質=ミネラルは本当に重要ですし、まだ1文も読んでいませんがほぼ確で、

電解質はとても身体に大切なものです、ただし、飲みやすくするために加糖してある商品もあり、そういうものは糖分の摂り過ぎに気を付けましょう」

…みたいな内容だろうな、と思えるものの、せっかくなので今回も丸っと解説記事を参考にさせていただこうと思います。

 

電解質配合のスポーツドリンクは健康的?(Are Electrolyte-Loaded Sports Drinks Healthy?)

スポーツドリンクは体にブーストをかけてくれますが、使い過ぎないことが重要です

 


店頭に並んでいるネオンカラーのスポーツドリンクや電解質ドリンクは品切れと無縁なほど豊富さに事欠きません。こういったボトルには、身体能力の上昇、トレーニング回復速度の向上、および疲労への軽減作用に対する保証が詰まっています。

しかし、電解質入り飲料をがぶ飲みすることは、実際に体に良いのでしょうか?適切なタイミングで飲むのであれば、それは良いものとなり得ます、とスポーツ健康栄養士のケイト・パットンMEd/RD/CCSD/LD(教育学修士/登録栄養士/認定スポーツ栄養スペシャリスト/管理栄養士)が話しています。

それでは、以下噛み砕いて見ていきましょう。

 

電解質とは何?

電解質とは、体のバランスを整えるのに役立つ必須ミネラルです。細胞は、体内システムを最高の効率で動かしてくれる電荷を伝導するために、電解質を利用しています。

こういったミネラルは、体液レベルを維持し、栄養素をエネルギーに変え、脳機能、心臓のリズム、および筋肉のコントロールをサポートする役割を担ってくれているのです。

つまり明らかに、電解質は物凄く重要なのです。ありがたいことに、電解質は食べたり飲んだりすることで補給可能です、とパットン栄養士がおっしゃっています。主要な電解質である3つのミネラルは以下の通りです:

 

電解質の喪失

日常的に食事で電解質を補給していても、体内の必須ミネラルの在庫が不足し、バランスが崩れてしまうことは大変よく起こりがちです。

例えば、きつい運動をすると、電解質は汗が一滴また一滴と垂れていくごとに奪われていきかねません。特に発熱、下痢、嘔吐を経験している場合はなおのこと、病気でも電解質レベルは数段階下がることがあり得ます。

特に上記のような例では、脱水が電解質の喪失と密接に関係していることが多いです。「運動による発汗であれ、発熱による発汗であれ、電解質と水分が失われているのです―そして時間が経つにつれて、脱水症状が引き起こされます」とパットン栄養士が話している通りです。

その結果、筋肉痛、頭痛、ブレインフォグ(※脳に霧がかかったようにモヤモヤする状態)、そして全体的な気分の悪さにつながり得ます。

 

スポーツドリンクのメリット

(※ここには「電解質入門」と題するPodcast動画が貼られていましたが、例によってYouTube以外の動画の埋め込みは難しいため、本文中で書かれていることとほぼ同じ内容でしょうし、省略します。

 ちなみになぜかパットン栄養士ではなく、同じく他の記事でもおなじみのズンパノ栄養士が語っていました(笑)。)

 

スポーツドリンクは、失われた電解質を素早く補給し、体内のバランスを整えるため―特に筋トレセッション後―に作られています。

多くのスポーツドリンクには、体内で最も多く含まれる電解質であるナトリウムが250ミリグラム以上含まれています。このナトリウムの打撃は相当大きいです。実際、一般的に推奨されている1日のナトリウム摂取量の10%以上となります。(スポーツドリンクに含まれるナトリウムについてより詳しくはこちら。)

カリウムマグネシウム、および塩化物といった電解質も、一般的にスポーツドリンクの栄養ラベルや成分リストに記載されています。

 

スポーツドリンクを利用すべきタイミング

全てのトレーニングの最後にスポーツドリンクで仕上げる必要はありません、とパットン栄養士が警鐘を鳴らしています。

通常の天候下で、中程度の強度による1時間以内のトレーニングであれば、水分補給は通常水だけで十分です。「ほとんどの場合、H2Oが十分仕事をしてくれますよ」とパットン栄養士が語っています。

しかし、以下のような場合は、運動後または運動中に電解質強化スポーツドリンクを検討した方が良いかもしれません:

  • 1時間以上運動したり、運動強度が高い場合(持久力や超持久力を要するアスリートのために、電解質を高濃度に配合した特別なドリンクもあります。)
  • 外がとても暑く、汗腺を蛇口に変えてしまい得るような場合
  • 立っているだけで自然と水溜まりができるような、汗っかきな方

スポーツドリンクは、水分補給と電解質レベルを必要な状態に保つために、病気のときにも効果的になり得ます。(糖分は体の自然な感染防御プロセスに逆らう可能性がありますから、その摂取を最小限にするため、病気の時はゼロまたは低カロリーのものを検討するようにしてください。)

 

子供にスポーツドリンクを飲ませるべき?

子供には、スポーツドリンクをお気に入りの定番選択肢にはさせないのが最善です。

アメリカ小児科学会によると、運動をしている子供たちは、通常、スポーツドリンクによる余分な栄養補給は必要ないとのことです。大抵の場合、水を飲むだけで潜在的な脱水症状への対処は十分なことが多いです。

(しかし、持久力を要するスポーツや強度の高いスポーツに定期的に参加しているお子様の場合は、そのルールを曲げることが可能です。ただし、ハードルは高く設定するようにしましょう。)

一般的に、子供はスポーツドリンクを飲み過ぎます。調査によると、多くの子供たちは、栄養補給を目的とするのではなく、基本的な気分転換を目的として、カラフルで非常によくマーケティングされている飲料を選ぶことが多いとのことです。

加糖されたスポーツドリンクを常用として飲むと、毎日の食事に不必要なカロリーが加わり、肥満の原因になりかねません。(多くの人が、若い世代の体重増加は、公衆衛生の危機だと考えています。)

お子様が病気になった場合は、スポーツドリンクではなく、子供用の経口補水液ペディアライト®など)を選ぶのがベストです。こういった商品は通常、糖分が少なく、電解質が多く含まれています。

 

最後に

スポーツドリンクには明確な目的があります。きつい運動の後、スポーツドリンクを一口(または一気飲み)すれば、体内の電解質レベルを回復させ、脱水症状を食い止めることが可能となります。

しかし、スポーツドリンクは特殊な飲み物であることを忘れてはいけません。ただ喉が渇いたようなときに飲むものではないのえす。(それに、飲み過ぎて電解質を摂り過ぎることもあります―そして、それは良いことではありません。)

「長時間のトレーニングの最中や後には、最大のパフォーマンスと回復のための適切な水分補給を確保するために、スポーツドリンクが素晴らしい選択になります」とパットン栄養士がおっしゃいます。「それこそが求めたいメリットなわけですね。」

 

今回も正直「まぁ、でしょうね」としか言えない話のオンパレードでしたが…

(一応、「糖分は感染防御系に良くないことがあるため、病気の時は低カロリーまたはゼロカロリーを」というのは、「マジで?病気の時こそカロリーが必要だから、普通に加糖のものを飲んでもいい気がするけどなぁ」と思えましたが、ここはやはり世界トップの医療機関であるクリーブランド・クリニックを信じた方がいい気もします)

…やっぱり、あの典型的な、まさにアメリカを象徴するようなカラフルなスポドリ、子供たちには良くなさそうなのは、そんな気がしますね(笑)。

 

というか昔から思ってたんですが、「熱中症対策には、塩飴を舐めることもお忘れなく」なんて最近よく聞きますけど、「この塩分過剰な時代にあって、塩分不足になることなんてあるかぁ?少なくとも僕は水さえ飲めれば十分だし、多くの人はお茶とかスポドリを飲むことが多いだろうから、塩飴なんて要らんくないか…?!」って気がするわけですが……

…まぁこれも、近年の信じられないぐらいの暑さで本当に滝&水溜まりレベルで汗をかくような極限状況であれば、急性電解質ショックになる可能性もなくはないかもしれないので、ミネラル分まで考えた方が一応安全とは言える感じでしょうか。

(というか、「本気で真夏に運動したことがない人なんだろうな」と思われる話かもしれませんね(笑)。

…ただやっぱり、よっぽど長時間真夏の炎天下を駆け回るとかしないなら、やはり何より水分で、逆に糖分余計な成分やらが過剰にならないように、水がベストな気もしちゃいますね…もちろん素人意見なので、鵜呑みにされない方がいいとは思えますが……)

 

昔書いたことがありましたが(というか、このブログ一番最初の「脱線しっぱなし」なのがその「飲み物ネタ」で、そっからアミノ酸やら有機化学やら色んな話に逸れて今に至るのでした(笑))、僕は学生時代はDAKARAを筆頭に、色んなスポドリ・お茶・充実野菜なんかを冷蔵庫に常備して飲みまくってましたけど、いつの頃からか(日本にいた頃には既に)完全に水オンリーになってましたねぇ~。

 

実際スポドリは美味しいですし、上記クリ・クリ記事では「子供はダメ!」などと言ってましたが、子供からしたら「うるせぇやい、何が肥満だ何が最先端医療機関だ、オ↑レ↓は飲むぞグビー」と、逆らって飲みたくなっちゃいたくなるものかもしれませんね、特に子供心をくすぐりそうなあんな色鮮やかなものがいっぱいあったら、それもしゃあないってものです(まぁ、緑とか紫とかは、ホントに飲食物として魅力的か?と思えるものの(笑))。

僕みたいにいつか自然と「あんまそんな甘い飲み物はもう要らないかな」と気付くこともあると思うので、飲みたい内は飲んでもいいんじゃないかな、って気が個人的にはします。

(とはいえこれも、特にアメリカは児童の肥満が社会問題になってるみたいですし、誰しもが健康を意識できるわけでもないので、早期からの啓蒙も重要な気はしますけどね…!)

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