おもむろに脱線していましたニキビに関する記事で、前回は「ニキビ跡の上手な消し方」についての情報を参考にさせていただいていたわけですが、登場していた各施術それぞれ、最近見ている〇〇医師が語ってくれるhealth essentials記事ではなく、久々にHEALTH LIBRARY記事が用意されていました。
ケミカルピーリングとかフィラーとか、何となく聞いたことのある技術がどんなもんかも見ていこうと思いましたが、LIBRARY記事は冒頭のデカデカとした画像もなく、基本的にessentials記事よりも中身が長いことも多いため、そちらは次回以降にまわすとして、今回はひとつ、health essentials記事で目に付いたチョイ記事から消化していこうかなと思います。
記事タイトルにもしました、ティーンエイジャー向けのベストなニキビ治療法についての話ですが…(↓)
…別にティーンだからって特別な治療法があるわけでもなくない…?と思えると言いますか、そもそも僕は思春期のティーンどころか、老年期のカンレキの方がもう近いぐらいなので、最早全く1ミリも関係ないんですけど(笑)、まぁほぼ間違いなく似たような話になるとはいえ、まだ見ぬ将来の子供のために、何か気になる情報はないかチェックだけしてみるといたしましょう。
今さらですが、ティーンエイジャーってのは、英語で数字の読みが「-teen」となる、サーティーンからナインティーンまで、13-19歳の青少年を指す言葉ですね。
まさに人生で最も変化に富んだ、最もハツラツとしている時代ですけど、地味に成長痛で節々が痛かったり、朝早い学校のせいで眠かったり、身体の変化やそういったストレスでニキビができやすかったりと、案外大変な時期でもあるように思えます。
何かいい対処法はないのか、早速見ていきましょう。
ティーンエイジャーにベストなニキビ治療法(The Best Acne Treatments for Teens)
ティーンエイジャーのニキビを治療するのに役立つOTC(市販薬)と、スキンケアのルーティンをしっかり確立することは、大きな意味をもち得るのです
思春期には、ホルモンの変化により皮脂の分泌が増えるため、ティーンの頃にニキビができてしまうのはよくあることです。その皮脂が、死んだ皮膚細胞(角質)と混ざると、毛穴を詰まらせて細菌を閉じ込めてしまいます。そして、パッ!ニキビの登場です。
ティーンの中には、軽い出来物程度で済む子もいれば、身体的―時には精神的なものさえ―傷跡が残るほど酷いニキビに悩まされる子もいます。
「ダメージを最小限に抑えるために、ティーンのニキビはできる限り早めに対処するようにしましょう」と、皮膚科を専門とする家庭医、ヴィッキー・ベイカーMD(医師)がアドバイスをくださっています。
ティーンエイジャーのニキビ: 始まりの場所
ニキビは、早ければ9歳か10歳で始まり、成人してからもずっと続くことがあり得るものです。多くの場合、炎症を起こすことで小さな隆起物として現れる、額や鼻の毛穴の詰まり(コメドと呼ばれます)から始まります。
「ニキビに対するティーンの反応は、人によって異なります。ほとんど気づかない子もいれば、人目を気にするまで感じる子もいます」とベイカー医師がおっしゃっています。「いずれにせよ、親はニキビを真剣に受け止め、肌をきれいにし、瘢痕を防ぎ、精神的苦痛を避けることができる治療法を見つけてあげることが大切ですね。」
何から始めるべきかは、ティーンエイジャーのニキビのタイプによります。嚢胞のような深いニキビが沢山でき、かつ痛みを伴う場合は、医師の診察を受けましょう。しかし、ティーンのお子様が黒ニキビや白ニキビを含むその他のタイプの出来物と格闘しているような場合、市販薬の選択は治療に向けて大いに役に立ち得ます。
市販のニキビ治療薬
始まりとして最もいい方法の一つは、ティーンのお子様にスキンケアを習慣づけてあげることです。
「多くのティーンエイジャーは、毎晩歯を磨くように、スキンケアも規則正しく行わなければならないことを理解していません」とベイカー医師が説明しています。「顔を洗ったら、ニキビに効く薬でケアすることになりますから、朝と夜に顔を洗う必要があるわけですね。」
ルーティンに含まれるべきものは以下の通りです:
ベイカー医師によると、こういった対処法が効果を発揮するためには、ティーンのお子様は約3ヶ月間定期的に行う必要があるとのことです。
洗顔
ティーンのお子様は、朝と寝る前の1日2回洗顔する必要があります―朝1回と寝る前に1回です―そして、残念ながら、メイク落としの拭き取り紙はカウントしません。
スキンケアの成分とその働きについて理解するのに苦労していませんか?ベイカー医師は、ニキビと闘う薬が入っていて、「ノンコメドジェニック」(黒ニキビや白ニキビの原因にならないという意味です)と表示されている、肌に優しい洗顔料を手に取ってみることをお勧めしています。
「細菌を殺し、毛穴の余分な油を取り除く過酸化ベンゾイルか、毛穴の角質を取り除くのに良いサリチル酸を探してみてください」とベイカー医師がアドバイスしています。それぞれの使用量は、お子様の肌質によって異なります。
- ティーンのお子様が脂性肌な場合は、過酸化ベンゾイルが5~10%配合されている洗顔料を探してみましょう。
- ティーンのお子様が敏感肌な場合は、サリチル酸と過酸化ベンゾイルの割合が低いものをお求めください。
ジェルとクリーム
新しいニキビができ始めてしまったら、一晩中ニキビを叩き続けてくれるスポット治療薬を使ってみましょう。朝までにニキビが消えるというわけではありませんが、肌にとっては大きなスタートダッシュとなります。以下が、求めたい成分のいくつかです:
- 過酸化ベンゾイルは消毒剤であり、細菌に立ち向かいます―ニキビとの闘いの重要な要素と言えるものですね。
- サリチル酸は、ベータヒドロキシ酸としても知られ、角質を取り除くのに役立ちます。他のスキンケア成分ほど刺激が強くないので、敏感肌の方にもお勧めです。
- ビタミンAから作られるレチノイドは、角質を剥がし、毛穴をきれいにしてくれるものです。「ニキビができやすいティーンに最適なレチノイド製品のひとつがアダパレンで、以前は処方箋のみの薬でしたが、2016年に市販されるようになりました」とベイカー医師がおっしゃっています。豆粒大の量を、洗顔後に顔全体に塗ってください(スポット治療として使うものではありません。)
皮膚科医はニキビをどう治療するの?
ティーンのお子様が正しいスキンケアルーティンを始めたのに、3ヶ月経っても出来物が治らないようでしたら、予約を取るタイミングとなります。
「多くの小児科医はニキビの治療に慣れているので、まずはそこから始めるのが一番でしょう」とベイカー医師が話しています。「必要であれば、小児科医がお子様を皮膚科医に紹介してくれますよ。」
どのような治療を勧められるかは、ティーンのお子様個々のニーズによって異なります―そして時には試行錯誤が必要になることもありましょう。
外用処方
痛みや炎症を伴う膿で満たされたニキビに対しては、ティーンのお子様のかかりつけ医が、外用抗生物質の処方を検討することでしょう。「この手の薬は皮膚に直接塗って、細菌と炎症をコントロールするものです」とベイカー医師が語っています。
担当医が、以下の薬を処方するかもしれません:
- ニキビの原因となる細菌を減らす外用抗生物質である、クリンダマイシン
- 細菌と炎症を抑える過酸化ベンゾイル
- 毛穴の塞がりを取り除く、アダパレン(ディフェリン®)やトレチノイン(レチンA®)のようなレチノイド
過酸化ベンゾイルとアダパレンを含む製品は市販されていますが、医師による処方箋が必要な強さを持つものも存在しています。一方、外用抗生物質とトレチノインは、処方箋がなければ入手できません。
そして、外用抗生物質は常に過酸化ベンゾイルと併用すべきです。この2つは、皮膚の健康のためにタッグを組むようなものなのです: どちらも細菌を殺しますが、その働きは異なるため、併用することで細菌が抗生物質耐性を持つ可能性を減らすことができるわけです。
処方薬
「最も深刻なケースでは、ティーンのお子様の担当皮膚科医が、より強力な処方薬を考慮することがあるかもしれません」とベイカー医師が話しています。可能性としては以下が含まれます:
- 避妊薬: 出生時に女性に割り当てられた(AFAB)ティーンでは、高いアンドロゲン(男性ホルモン)レベルが、ニキビ、顔の発毛、およびその他の問題を引き起こす可能性があります。低用量のエストロゲンとプロゲステロン配合の避妊薬が有効かもしれません。
- 経口抗生物質: 外用抗生物質と同様、錠剤の抗生物質は細菌を殺し、腫れを最小限に抑えることが可能です。ただし、抗生物質の特に長期服用にはリスクが伴います。
- イソトレチノイン: 以前はアキュテイン®として知られていたイソトレチノインは、皮脂腺を縮小させる経口レチノイドです。しかし、イソトレチノインにも健康上のリスクが伴うため、通常、他の治療法に効き目がなかった場合にのみ処方されます。
ティーンのニキビに対処するためのポイント
ティーンのお子様が透明感のある肌を手に入れる(維持する)ための良い習慣やライフスタイルの変え所をお探しですか?ベイカー医師が、それに役立ち得るいくつかの見解を共有してくださいます。
1. スキンケアの習慣をつける
ティーンのお子様が定期的なスキンケア法をまだ習得していないのであれば、始める手助けをしてあげる時間です―また、なぜそれ程までに重要なのかも説明してあげてください。
「多くの場合、ティーンエイジャーは、朝、夜、および運動後に顔を洗う習慣ができていません」とベイカー医師が注を加えています。「時には、良いルーティンを身につけるだけで、ニキビがきれいになることもあるんですよ。」
2. 問題箇所をいじらない
手を離して!ニキビを潰すと、問題が長引いたり、感染や瘢痕化につながったりして、事態を悪化させてしまう可能性があります。しかし、スポット治療薬やニキビパッチは、ピークを迎えようとしているニキビを抑えるのに役に立つことでしょう。
3. 運動後はシャワーを浴びる
良い衛生習慣は肌の悩みを防いでくれますから、ティーンのお子様には、汗をかいた練習、試合、およびその他の運動後、体を洗うように奨励してあげましょう。汗は皮脂の分泌を促し、毛穴を詰まらせることで、顔の吹き出物やバクニ(back(背中)+acne(ニキビ)=バクニ、背中の吹き出物)の原因になります。
4. 清潔を保つ
細菌はあらゆる所に潜んでいます―ティーンのお子様の顔に触れるもの、例えば携帯電話、スポーツヘルメット、サングラス、メイクブラシ、枕カバーといった製品上などですね。定期的にこういった製品を掃除して、細菌を最小限に抑え、肌の安全を保ちましょう。
5. ティーンのストレス管理を助けてあげる
大事なイベントの直前に必ずニキビができるのを不思議に思ったことはありませんか?それは一言で表されるものなのです: ストレスですね。
「ストレスや不安は、毛穴を詰まらせてニキビにつながってしまう皮脂の分泌を増やす原因にもなり得る、コルチゾールというホルモンの分泌を促してしまうんです」とベイカー医師が説明しています。
ティーンのお子様に健康的な対処法(瞑想を行うなど)を教え、メンタルヘルスの管理をサポートしてあげましょう。ストレス管理が上手になれば、肌がきれいになるだけではありません―でも、間違いなくそれは素晴らしいボーナスのひとつですね!
非常に重要なポイントで、知らなければぜひ教えてあげたい話ではありましたが、まぁでも正直、言うて体質が一番ですよね…。
特に何にもしなくてもすこぶる肌の綺麗な人もいれば、しっかり気を付けているのに肌がボコボコになってしまう人もいるなど、同じ対処をしても結果が全く違うことは、やっぱり間違いなくあると思います。
とはいえ、他人と比べても仕方ないですし、清潔にすることが悪化させないことにつながるのは100%絶対的な事実ですから、とにかく清潔さと、あとはやっぱりストレスを抱えないことを心がけるのも大切と言えましょう。
…まぁ、ストレスなんて「抱えない方がいいよ」なんて全員知ってる話ですし、そう言われた所で「そうなんだ、じゃあストレス抱えるのやめよ」なんて行くわけでもないですから正直あんまり意味ない話にも思えますけど、ストレスフリーの権化を自称している僕から言わせてもらえば、「あんまり考えすぎないこと」が古今東西万人に当てはまるいい心がけなんじゃないかな、と思います。
「こうすべき・ああすべき」ってのはあんまり真剣に捉えず、適っ当~に楽しく生きることを、本当にオススメしたい限りですね…!
(まぁ、これもやっぱり、「『適当でいいよ』って言われても、それもムズくない…?」って話かもしれませんし、そもそもこれ自身が「べき論」(=適当に生きるべき)になってる気もしますけど(笑)、まぁそういう所すら「細けぇこたぁいいんだよ」で流す癖をつけるのがいいと、適当先生からの課題アドバイス、ってことにしといてください(笑)。)