てめえの胆汁はなに色だぁーっ!!

胆嚢胆道系、そして胆管と来て、今回はこれのために周りの臓器が頑張っているといえます、胆汁に参りましょう。

 

「胆管」が「Bile Duct」でしたが、これは「胆汁のダクト」という意味だったことからも明らかな通り、まさにbileというのが胆汁を意味する英単語ですね。

 

my.clevelandclinic.org

 

まぁ記事タイトルでは北斗の拳でおなじみのネタ(↓)をお借りしましたが…

 

dic.pixiv.net

 

…普通に胆汁の色が「黄色みがかった緑色」というのは有名な話で、HEALTH LIBRARY記事でも冒頭、まさに4単語目で触れられていましたけど(笑)、冷静に考えたら「人間が緑色を作ることってできるんだ、意外!」と思えたものの……

……しかしよく考えたら生物が作ることが難しいのは「青」で、より冷静に考えてみたら自分の身体に浮き上がってる血管とか緑ですし、体液でも普通に黄緑がかった痰が出ることとかもありますから(まぁあんまないですけど(笑)、幼少期、病気になりがちだった頃に、何かに感染していたのか、酷い咳や鼻水が出て、「うわっ黄緑だ、これは何かがおかしい!」と思ったことはあった気がしますし、どなたも「まぁあるね」と思っていただける話ではないでしょうか)、そんなに不思議でもなかったかもしれませんね。

 

(というかそもそもの「お前の血はなに色だーっ!」も、「普通に赤に決まってるし、仮に違った所でどういう罵倒なんだよ(笑)、血の色と冷酷さに何の関係もないだろ(笑)」とも思えたものの、まぁでもそういえば「冷血人間」と言いたいのかもしれませんし、ちょうど↑のピクシブ百科事典にもあった通り、ゴカイやミミズや軟体動物の類の血液は赤じゃないですから、「お前はミミズ同然だ―っ!」と罵倒しているのだと思えば、これは案外高級な煽りかもしれませんね……流石はシスコンのレイ(笑))

 

と、そんな与太話はともかく、今回も早速記事に参りましょう。

 

胆汁(Bile)

胆汁は、肝臓で生合成され、胆嚢に貯蔵される、黄色みのる緑色の消化液です。胆汁は、食べたものに含まれる脂肪の分解を助け、また消化酵素の働きを容易にします。胆汁についてあまり意識することはないかもしれませんが、胆汁は消化器系の重要な一部であり、胆汁を健康に保つ方法がいくつかあるのです。

 

概要

胆汁とは何?

胆汁とは、肝臓で合成されるネバネバして濃厚で緑がかった黄色い液体です。消化において重要な役割を果たし、特に食べたものに含まれる脂肪を分解する手助けをしています。

胆汁(bile)の別の名前はgallです(※日本語だとどちらも「胆汁」でしかなく、一般的な別名はない感じですね)。これは胆嚢(gallbladder)の名前の由来でもあります。胆嚢は肝臓のすぐ下にある小さな洋梨型の臓器で、胆汁を貯蔵しています。

 

機能

胆汁は何をしているの?

脂肪を含む食事をすると、特定のホルモンが胆嚢を収縮させ、小腸の最初の部分である十二指腸に胆汁を放出(分泌)させます。胆汁酸塩―胆汁の最も重要な成分―は次いで、食べ物に含まれる脂肪を乳化する、すなわち一緒くたに混ぜ合わせます。つまり、大きな脂肪の球体を、小さな粒子に分解するわけです。

脂肪が細かく分解されると、消化酵素がより仕事をしやすくなります。そして血流が脂肪酸を吸収し、体内でこの栄養素をエネルギーとして利用できるようになるのです。

脂肪の消化と栄養の吸収という役割に加え、胆汁はビリルビンのような老廃物を体外に排出する手助けもしています。ビリルビンは、赤血球が自然に分解される際にできる副産物です。胆汁はキャリアー(運び屋)として働き、うんちを通して排出するためにビリルビンを肝臓から腸に運んでいます。

 

解剖学的知見

胆汁はどこで作られるの?

肝臓が胆汁を合成しています。毎日、約800~1000ミリリットル(約27~34液量オンス)の胆汁が作られています。

 

胆汁はどこに貯蔵されるの?

胆汁は肝臓で作られた後、胆管を通って分泌され、胆嚢に貯蔵されます。胆嚢は肝臓の隣にある小さな貯蔵タンクであり、必要な時まで胆汁を貯蔵している部位だと考えて良いでしょう。胆嚢には通常、約30~80ミリリットル(約1~2.7液量オンス)の液体が溜まっています。

 

胆汁は何からできているの?

胆汁は以下を含む様々な化合物から成り立っています:

胆汁塩、あるいは胆汁酸は、胆汁の最も重要な成分です。消化中の脂肪の分解を助けています。

 

症状と疾患

胆汁と関わりのある一般的な症状や疾患は何?

胆汁の問題は、何かによって胆汁の流れや産生が妨げられたときに生じ得ます。胆汁に関連する疾患には以下が含まれます:

  • 胆石: 胆嚢内に形成される、コレステロールビリルビン、またはその両方から成る硬い沈着物です。
  • 胆嚢炎: 胆嚢の炎症で、しばしば胆石が胆管を塞ぐことによって引き起こされます。
  • 胆管炎: 胆管内の感染症です。胆嚢から胆管に移動した胆石が引き起こす可能性があります。
  • 胆石症: 肝臓と胆嚢から、小腸に向かって胆汁を運ぶ管である総胆管(上記の胆管炎のカテゴリーで言及されたもの)に胆石が存在する状態です。
  • 胆管閉塞: 胆石、瘢痕組織、腫瘍、あるいは他の問題が胆管閉塞を引き起こす可能性があります。胆汁の適切な流れを妨害し、消化や栄養吸収に問題が生じさせてしまうものです。

 

胆汁疾患の一般的な徴候や症状

胆汁の問題は様々な症状を引き起こし得ますが、最も一般的な症状には以下が含まれます:

  • 右上または中央上部のおなか(腹部)の痛み: 胆汁の問題でしばしば最も目立つ症状です。この痛みは鋭かったり鈍かったりし、特に脂肪分の多い食事をした後に出たり消えたりします。背中や右肩甲骨に向かって、痛みが放射状に広がることもあるかもしれません。
  • 吐き気と嘔吐: これも胆汁障害の一般的な症状で、腹痛とともに起こることがあり得ます。
  • 消化不良: 胸の痛み、食後の満腹感や膨満感、または上腹部の不快感などがあるかもしれません。
  • 発熱や悪寒: これは感染の徴候たり得るもので、胆嚢炎(胆嚢が炎症を起こしている状態)のような、胆汁の問題とともに時折起こる可能性があるものです。
  • 黄疸: 皮膚や白目が黄色くなる症例です。ビリルビンが血液中に蓄積することで起こります。これは胆管が詰まっていることを示唆しています。
  • うんちの色の変化:胆管閉塞とともに、うんちの色が薄くなったり、粘土色になったりすることがあるかもしれません。

他の病気でもこういった症状が出ることはあることを覚えておくことが重要です。こういった症状の内のいずれか一つでもある場合、特に症状が重いまたは持続する場合は、医療機関を受診して診断を受け、治療法について相談してください。

 

消化器系の健康状態をチェックするための一般的な検査

医療従事者が、胆汁の特定の側面をチェックするために、以下の血液検査を行うことがあるかもしれません:

  • 肝機能検査: 血液中の肝酵素、タンパク質、ビリルビンのレベルを調べます。異常値が出た場合、肝臓、胆嚢、または胆管に問題があることを示している可能性があります。
  • ビリルビン検査: 血液中のビリルビン濃度を特異的に測定します。ビリルビンの上昇は、胆管閉塞やその他の問題の徴候である可能性があります。

 

胆汁関連の問題に対する一般的な治療法

胆汁関連の症状に対する治療は、特定の問題に応じて異なります。胆汁の問題に対する一般的な治療法には、以下が含まれます:

  • 抗生物質感染症による炎症がある場合は、かかりつけの医療従事者が炎症を治すために抗生物質を処方してくれるかもしれません。
  • 胆嚢摘出術:胆石や胆嚢炎に対する最も一般的な治療法です。外科的に胆嚢を取り除きます。ほとんどの場合、低侵襲の腹腔鏡手術が行われます。
  • 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP): これは肝臓、胆嚢、胆管、および膵臓の問題を診断し、そして治療するための処置です。例えば、胆管内の結石を特殊なスコープを使って―手術をせずに―取り除くことが可能です。
  • 手術: 重症の場合、閉塞や炎症の原因に対処するために手術が必要になることがあるかもしれません。

 

ケアする

胆汁を健康に保つために何ができる?

胆汁を健康に保つためのヒントには、以下が含まれます:

  • 健康的な体重を維持すること: 肥満は胆石の危険因子です。徐々に体重を減らすことで、将来の問題のリスクを減らすことができます。しかし、急激な体重減少は、実は胆石発生の危険因子になっているため注意してください。
  • 低脂肪の食事計画: 脂肪分、特に不健康な脂肪分の少ない食事は胆石の予防に役立ち、治療後にも有益なものとなってくれるかもしれません。
  • 食物繊維: 食事に十分な食物繊維を摂ることは、健康的な消化を促進し、コレステロール値を調整するのにも役立つかもしれません。

 

クリーブランド・クリニックからのメモ

朝食に含まれる脂肪が体内でどのように分解されているのかついて、一日を過ごす中で意識することはあまりないことでしょう。摂取した脂肪の分解は、体が代わりにやってくれるので、私たち自身は他のことに集中することができるのです。消化器系の問題や胆汁のトラブルは―苦虫を噛み潰すようなイライラするものになり得ます(※胆汁=gallという単語は、「イライラさせられる」という意味の動詞でもあるようで、ここではこの語が使われていました。日本語の「苦汁を舐める」に近い感じですね)。消化器系の問題は、健康と幸福に大いなる影響を与える可能性があるものだと言えましょう。腹部右または中央上部の痛み、吐き気および嘔吐といった症状がある場合は、医療機関を受診してください。こういった症状の原因には種々異なる疾患が考えられますが、胆汁と消化器系の健康を維持するためには、正しい診断と治療を受けることが肝心です。

 

今回も、比較的非常に短めの記事でありがたい限りでした。

 

画像がなかったので、黄緑といわれる胆汁、流石に実物は見たことがなかったのでどんなもんじゃいと調べてみたら、そんなにグロくはないはずですが、やはり医療的なもので案外画像はなかったものの、「新生児の嘔吐物に含まれる胆汁の色の調査」という医学論文が見つかりました(↓)。

 

www.bmj.com

 

まぁ、赤ちゃんのものとはいえ、「色を調べて紹介させてもらいますねぇー」とはやはり中々倫理的にもできないのか、何気に「お医者さんや両親に、色についてのアンケートを取る」という論文ではありましたけど、一枚だけ、「低い位置で腸閉塞が起こって、胃の内容物が混ざったタイプの胆汁」の写真がありました。

https://www.bmj.com/content/332/7554/1363より

これは間違いなく緑ですけど、この論文のポイントは「赤ちゃんの吐瀉物に胆汁が含まれているか?」を見極めるというものであり、吐瀉物の場合、色を尋ねられた過半数のお医者さんや親は、緑ではなくむしろ黄色のカラーコードを選択しており、「統一見解はないけれど、黄色い嘔吐でも腸閉塞の可能性は十分あるため、注意が必要」という旨も語られていた感じですね。

 

緑色のものが体から出てきたら、気を付けたい限りです(まぁ、胆汁が完全に漏れていて自覚症状がないことはまずないので、成人の場合は色が重要な場面もほとんどないと思いますが…)。

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