続×7・英語スラングシリーズ:カラカラに渇いてる人の取る行動は?

前回TBHとTeaのわずか2語で終わってしまったイマドキ英語スラングを見ていこうのコーナーですが、今回は「いつ使うんだよ(笑)」と思える雑魚スラングもちらほら目につきますし、サクっと終えられそうな気がしています(気がしてるだけかも(笑))。


改めて、特に許可も得ずに勝手に参考にさせていただいておりますvery well familyのナイス記事(↓)から、続きを見ていきましょう。

 

www.verywellfamily.com

ついにあと4語となったGeneral(一般)スラングですが、また順番に見ていく形ですね。

  • Thirsty - 注目を集めようとする様(※直訳は「渇いている」)

  • Yassify - 写真に複数の加工フィルターをかけて、その人が全く分からなくなるようにすること

  • Yeet - 何かを投げること

  • YOLO - 「You Only Live Once」(人生は一度きり)(しばしば皮肉の形で使われる)


今回最初はthirsty、これは↑でも併記した通り、直訳的な意味としては「のどが渇いた」という意味の単語ですけど、スラングとして出てきている以上、より若者的な、別の意味でも使われているということですね。


それがズバリ、Trying to get attention、つまり「注目を得ようとすること」という意味とのことで、これはSNS時代の今、正直めちゃくちゃ分かりやすい使い方だといえましょう。

カラカラに渇いているから、人からの注目という潤いを求めて躍起になっている様子を表しているのではないか……と、これは自然に推測できる使い方ですね。

(というか、日本語でも「渇望している」と言いますし、由来とかは考えるまでもなく、渇いていると人は何かを求めがちというのは自然の道理ですから、SNS世代ではそれが他者からの注目・視線・イイネなんかを希求している意味になる…といえそうです。)


例文がないので何ともいえませんが、まぁ常識的に考えて、「He's very thirsty...」という形で、「あいつは承認欲求の塊だね…」というニュアンスのことを言いたげなような、若干ネガティブな文脈で使うことが多いんじゃないかなと思えますが、まぁ開き直って「私、今渇いてます。注目して~」みたいな文脈であえて使われることもあるかもしれませんね。


こういう場合はぜひ例文を見てみよう、ということで、例によってSlang.net先生の力を借りてみた所……あっと!

https://slang.net/meaning/thirstyより

またしても、こちらのページでは「注目を得んとす」とはちょっと違う意味が紹介されていましたね!

こちらは、「Desiring a person」とあるように、「人を欲すること」…で、さらに解説文の最初にもあるように、特にロマンチックな関係の……と書くと何だか気品高い表現にも思えるものの、英語のromanticというのは単純に「恋愛の・性愛的な」という意味が強い単語であり、これはまぁぶっちゃけて書けば「肉体を欲すること」と書かれているのと同義だということですね。


説明2文目にある通り、この手の欲求は時に人間が水を欲するのと同じぐらい強いものになるということで、その感覚からこの言葉が生まれました…とのことです。

流石は三大欲求の1つ、性欲だぜ!

(ちなみに全然関係ないですが、個人的にはこの三大欲求、やっぱり食欲・睡眠欲という、欠けると即生命の死につながるものと比較すると、「性欲ってその2つと同じレベルに並べてえぇのんか?場違い感がスゲェ気がするけど…」とどうしても思えてしまうものの、まぁ古来より偉い人がそう決めたのならきっとそうなのでしょう。

 個人的には、ずっと前にどこかで見た「あらゆる欲求を全て凌駕する最強の欲は、実は排泄欲である。どんなに眠くても他にやることがあっても、極限まで尿を我慢してそれを無視できる人間は存在しない」というのが、なるほどそうだよなと思えたのですが、元同僚で仲の良かったアサカさんに、とある冬の冷え込んだ日、近場のお祭りというかパレードを見に徒歩で行った帰り道、油断したらマジでいきなり尿意が限界に達してしまい、トイレのあるお店へと超早足で急いでいた道すがらそんなことを話してみたら、「まぁそうかもしれないけど、生理現象の一つを欲とみなすのはちょっと違うんじゃない?」と言われて、あぁ日本語だと「排泄欲」とはいうけど、英語だと特にそういう風には言わないのかな…なんて思った記憶もあります。

 脱線ついでにもうちょい雑談をしてみると、上では「性欲」と「渇きに抗う欲求」が同列に書かれていましたけど、まぁ僕は何度か書いたことがあった通り性欲は人並み以上に強いと思いますがそれはともかく(笑)、特に子供の頃から、とにかくのどの渇きと戦い続けたというか、「渇くことほど苦しいことはない」とずっと思い続けていましたねぇ~。

 まだ学校で水を飲むことは悪とされていた時代でもあり、僕は結構ミズミズしい少年だったからか人より水分を欲するタイプだったように思うんですけど、とにかくのど渇くのが本当に苦痛であり恐怖で、餓え・お腹空くのは全然余裕だけど渇きは本当に我慢ができないと思えますし、今思い出してもよく熱中症とかで倒れずにやり過ごせたな…と思えてなりません。

 一度、防災訓練だったか、真夏の炎天下で長時間、どこかのだだっ広い広場に全校児童が集められ、何時間かぞろぞろと整列なりの練習をする行事があったのですが(まぁ防災の日・9/1で、新学期早々だったと思います)、一応水筒持参可だったものの、渇キングである僕は手持ちのものでは全然足らず、途中から水が尽きて「やばい、これは終わった、このまま夏のアスファルトのミミズのように、干からびて死んでししまう可能性が微粒子レベルで存在…?」とか思う事態に陥ったのですが、優等生である僕はギリギリ根性でそれを乗り切ることに成功したものの、家に帰って冷蔵庫の冷えたお茶を飲んでみてビックリ!

 「え?満タン2リットル近く入ってたお茶を全部飲み干しても、まだ渇いたまんまなんだけど!おいおい、もしかしたらこれ、マジで無限に飲めちゃうのでは?!」

…と思い、本当にどれだけ飲んでも「飲み足りない!」と思える状況に陥ったのですが(今考えると、完全に熱中症の初期症状で、かなり危険な状態ですね)、同じく防災行事帰りの姉に「ちょっと、飲みすぎ!もう冷たいのがないじゃん!ふざけてるの!?」と怒られ、「どれだけ飲めるかチャレンジ」はペットボトル1本程度であえなく頓挫してしまったものの、今でもあの苦痛な状況を覚えているぐらい、ミズミズしい少年の僕がミミズのように干上がっていたのではないかとさえ思える、強烈な印象の出来事でした。


 ちなみにいうまでもなく、夜中の渇きも恐怖そのもので、別に夕ご飯の後に何かを飲むのを禁止されてはいなかったものの、深く眠るタイプの僕は少年時代、寝る前に飲んだらほぼ確でおねしょをしてしまうのが目に見えていたため、クッソのどが渇いているのに自粛せざるを得ないという、改めて、今思い出しても子供時代はとにかく「渇き」がきつかった記憶が強いです。

 姉に、「紺助、また寝言で『のどかわいた…』って言ってたよ(笑)」と言われたことが複数回あった記憶がありますね(笑)。

(流石に大人になっておねしょはしなくなりましたが、油断して寝る前にグビグビ飲んでしまうと、トイレ行きたすぎて汚いトイレの夢を見ることがあるのは、最初期のトイレ記事で書いていた通りです(笑)↓)

con-cats.hatenablog.com

 そんなわけで、今でも食べ物の好みは、基本的に「水分が多いもの」が基本線な気がします。

 これまた超最初期に自己紹介がてら書いていた通り(↓)、好き嫌いは全くないんですけど、あえて比較したら、平均して、渇いたものより水分含有量の多いものの方が確実に好みなことが多い感じですね。

con-cats.hatenablog.com

おもむろに昔の記事をいくつか振り返りましたが、そういえば水についてはこの辺の記事(↓)でも触れていましたか。

con-cats.hatenablog.com

 ↑の記事では渇きうんぬんについては特に触れていなかったものの、今も水はゴクゴク飲んでいます。

 子供の頃よりミズミズしさは流石になくなってしまいましたが(笑)、今でも基本的に食べ物はなくてもとにかく水分が欲しい……というのは変わっていないように思えますね。


…と、今回「渇き」というテーマから、ついつい色々と脱線してしまいました。

 ようやく英語スラングに戻ります。クッソ長々とどうでもよすぎる雑談、恐縮の限りです(笑))

 

…どこまで話が進んでいたかというと、渇いているという意味の英単語thirsty(今さらですが、発音はそのまま「サースティー」ですね)、伝統的なスラングでは「肉体関係に餓えている」という意味で使われるという話でした(多分、very well family記事の方の意味は、より新しい、SNS時代特有の意味合いな気がします)。

要は、日本語でいえば「ガツガツ肉食系」という感じなのがこのthirstyで、英語だと肉欲まみれの人は「ゴクゴク水飲み系」となるということで、この違いは面白いですね(笑)。


いうまでもなく、解説文の2段落目にもあった通りこの意味でのスラングはややネガティブな意味合いで用いられるもので、その辺も「がっつきすぎ」という表現と似ているといえましょう。

 

スクショにも収めたチャット型例文だけおさらいしておくと…

He asked for yo digits?
(あいつに電話番号聞かれたん?)
 
Yeah.
(うん、そだよ)

Gurl, u gotta pump those breaks, that boy's thirsty!
(あなた、気を付けなくちゃダメよ、あいつ、マジで女の子にめっちゃ餓えてるから!)


例によって他にもスラングが豊富に使われた、若い子同士の会話っぽい例文ですね。

まず、「your digits」のyourをyoとだけ書くのも、これも「それで通じるからそれで十分」というある種略語みたいなもので、また、「Did he ask...?」とせず肯定文のまま疑問文にするのも、正式ではないもののカジュアルな場面では普通に使われる表現だといえましょう。

(この辺の疑問(=肯定文に「?」をつけるだけで疑問文にするのはあり?)、実はもうずーっと前にフランクさんに質問して(ちょうど、「青い花で学ぶ英語」シリーズの一環ですね)、回答までいただいていたはずなのにその話に戻る前にあれよあれよと別のネタに逸れ続けて今に至るため、いつか1つずつ戻っていき、必ずそこまで辿り着きたい限りです。)


一方digitsというのは、これは日本人的には「digital」の方が馴染みが深いわけですけど、その名詞形であり、「デジタル」という言葉から我々が推測するのとは少し違う、「数字」という意味での使われ方が一番多い感じですが…

(他にも「指」という意味もありますが、日常生活では「数字」の意味で「digits」と見ることの方が多いかな、って気がします(「4 digits」で「4桁の数字」など))

…ここではそれから派生して、電話番号を意味するスラングですね。


3つ目の台詞、gurlもu gottaもこないだも出てきており、既に見ていた通りgurlはgirlの別スペル、u gottaは「You have to」のことで、一方pump those breaksは、これは別にスラングということもなく、普通にイディオム的な表現だと思いますけど、「ブレーキを踏む」ということから、「スピードを落とす」という意味で、この場合は「気をつける」辺りの意味合いだといえましょう。

ま、肉食野獣に気を付けるには、スピードを落とすのではなくアクセルを踏んで逃げるべきにも思えますが(笑)、逆に、のめり込んでしまいそうな子には、「ちょっと落ち着いて、あいつは危ないよ!」というアドバイスも、全然自然とはいえそうですね。

 

…といった所で、 クッソしょうもなさすぎる僕の少年時代の渇きエピソードなんぞで大分スペースを食ってしまい、まさかの1語で時間切れとなってしまいました。

残り3つは、本当にしょうもない語しか残っていなさそうなので、次回でGeneralスラングは終えられそうですね(本当に毎回そう言ってる気もしますが(笑))。

一気に3語終えちゃって、次のセクションにも入っていく予定です(あくまで予定(笑))。

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