コメ返信や補足その1-21:「日本人・日本人・外国人」という状況で、どう話す?

引き続きいただいていたコメントに触れていくシリーズを続けて参りましょう。

今回は、また少し遡って、こちらの記事(↓)にいただいていたコメになります。

(改めて、アンさんよりのメッセージです。毎度本当にありがとうございます!)

 

con-cats.hatenablog.com


今回も、段落(トピック)ごとに触れていきましょう。

 

「つたない英語かもしれんが、こっちは何年も勉強して、頑張って英語で話しかけとるわけよ。したがって、理解できないのはお前らネイティブの怠慢だ、キミたちには我々の英語を汲み取って理解する義務がある!」

これ、めっちゃわかります〜!!

義務とまでは言わなくても、それくらいしてくれてよくね?と思いますよね笑

なので、私もなるべく「ゴニョゴニョ…」とならないように、自信がなくても(たとえ間違っていても笑)大きな声で堂々と言うようにしてます。

ただ、ネイティブの人になんて思われようと平気なんですが(まぁ正確には平気ではないですけど笑)、そのめちゃくちゃな英語を聞いている日本人がいたとしたら、その方がもの凄く気になるかもしれないですね。


⇒こちらはご質問が含まれているわけではありませんでしたが、面白いポイントというか広げてみたくなったネタだったため、触れさせていただきました。


そうそう、周りに日本人の方がいるときに英語を話すのって、めっちゃ苦痛なんですよね(笑)。

……いや、自分の英語が下手っぴなのは自覚しているし、「同じ日本人に聞かれるのが嫌」みたいな自分勝手な羞恥心よりもむしろ、正確には、「日本人を含む複数人での会話をしている際、非日本語話者がいるために、日本人に対しても英語で話をしなければいけない」という状況、この場合において、「どう考えても日本語での意思疎通をすれば10万倍スムーズに行くのに、なぜこんな拙い英語のやり取りをしているんだ我々は(笑)」と思えて、何というか苦痛というよりその謎状況に笑えてしまう……って方がより自分の感じる感覚に近かったかもしれません。

(まぁアンさんのコメントは、「自分がどう感じる」とかより、「相手(周りの日本人)に違和感や恥ずかしさ(ミスのある英語を話す日本人、みたいな感じで)を感じさせてしまっては申し訳ない」という気持ちに関して言及している、いわば周りへの気遣いからの懸念について書かれていた話だったのかもしれないですが…。)


なお、そういう理由から、僕は隣近所の日本人研究者の方に話しかける際は、少なくともその方のみに話しかける場合、周りに誰がいようと、絶対に日本語で話しかけています。

これ、「周りの人が(たとえその人達に全く関係ない話であっても)理解できない言語を使うことで、何を話し合っているか分からないのは失礼だ。周囲への礼儀として、非日本語話者の耳に入る状況ならば、英語で話すべき」と思われる方もいらっしゃるかもしれないんですけど、実際マジで大したことない小用or雑談程度だと、やっぱり僕には日本人に対してクソみたいな英語で話しかけるってのは無理ですねぇ~。

もちろん急ぎの用じゃなければ、なるべく周りに人がいない時を選ぶとは思いますが、「ちょっとこの試薬を借りたいんですけど…」みたいな場面であれば、普っ通~に日本語で話しかけています。


ちなみに、研究室には中国人の学生・スタッフもたくさんいますけど、彼らも普通に中国語で話し合ってることがめちゃ多いですが、僕は(別に自分も同じことしてるから、ってわけでもなく)全く気になりませんしねぇ。

(ただ、教授レベルになると、学生と一対一の場面でも絶対に英語しか使わない人が多い印象です。)

まぁでも、「異国にいるなら、なるべくその国の言葉を使いましょう。礼儀です」という意見も分からなくはない話といいますか、それを徹底できる人の方が例によって英語は伸びるのかな、とも思えますけど、自分に限らず、少なくともこれまで出会った日本人研究者の方は、パーソナルな会話であれば、日本語で話しかけてくれる人しかいなかったかな、って気もします。

冷静に考えると、あえて母国語以外で話しかけてコミュニケーションのクオリティを下げる&会話にストレスを加えるのは、相手の人自身に失礼に当たるじゃん、ともいえますしね、トータルでいえば、合計「失礼ポイント」は「相手にかける不便>周りが自分たちの会話を理解できない不安」みたいな図式が成り立つ気がするので、普通の人なら日本人同士なら(周りに多少外国人の同僚とかがいても)日本語で話すのが普通じゃないかなぁ、と、自分の英語レベルの低さを棚に上げて日本語で会話することを正当化してるだけかもしれませんけどね(笑)。

(ただ、「自分が非日本人と会話している(当然英語で)」ときに、日本人の方が割って入ってくる場合、それは流石に英語で話しかけてくる方もいたかな、という気はします。
 ちなみに僕なら、日本人の方と非日本人の方が会話していた場合、あえて割って入ることはせず、背後にぬぼーっと立って会話が終わるのを待つ気がしますね(…って、そんな会話してる人の間に立たれたらどう考えても気になりますし、プレッシャーを与えて会話を終わらせにかかっている…という一番卑怯なタイプかもしれません(笑))。)

 

とはいえまぁ、ずーっと前(最初期の記事…この辺ですね→英語の上達が早い人(→改め、まずは「遅い人」から))にも書いた通り、研究者は英語を話すことが商売ではなく研究をするための存在といえますし、こう書くのも失礼ですがほぼ全員自分と同レベルのカタカナ英語であることがほとんどなため、そういう特殊な事情(お互いの英語力が高くないので、英語で話すと意思疎通レベルが激減する)もあるかもしれず、明らかに英語を話すことが好きそう&めちゃくちゃ得意な方に対してであれば、僕も頑張って、少なくとも周りに非日本人がいる場合であれば、日本人の方であっても英語で話しかけることもあるかな?…とも思えます(でも、周りに全く誰もいない一対一の状況で話しかける場合、どんなに英語が得意でも日本語ネイティブの方であれば、英語で話しかけるのはやっぱり滑稽に思えてしまうので、日本語で話しかけちゃうと思いますけどね)。

結局はやはり、「自分にとって、日本語の方が桁違いで楽・扱いやすい」というのが根底にある話ともいえてしまいそうです。

 

なお、誰か別の日本人の人が英語で話しているのを聞いた場合、正直「うはっ、分かりやすい(笑)。何を考えているかも手に取るように分かるし、発音もバッチリ何言ってるか完璧に入ってくるぜぇ~」と、むしろ嬉しくなる感じといえるかもしれません。

…ってそれだと何かバカにしてるっぽい書き方かもですがこれはバカにしてるわけでは一切なく、「マジで自分もそうだから、本当によく分かります。同じ日本人として、完全にスラスラペラペラとはいかないもどかしさ、心から理解できますよ…!実家のような安心感があって、ネイティブ英語よりも心地良いです(ニッコリ」という意味での笑いであって、本当にポジティブな嬉しさみたいな感じですね。


ちなみに、自分含め、日本語訛りの英語であっても意思疎通は案外マジで全く問題なくできますから、恥ずかしさとかそういうのを感じる必要は一切ないと思います。

コメント冒頭でも触れていただいていた例の意見、「いや英語を話してやってる時点で最大限の親切ってなもんだろ?あとは頑張ってネイティブの君が上手いこと解釈してね」というのが、特に日本国内なら間違いなくいえることですし、その勢いで、仮に英会話に自信がなかったとしても、堂々と話すのがベストといえそうな気がします。

 

…と、全然大したことない話なのに無駄にダラダラ語ってしまいましたが、(最近の記事比だと短めですけど)割といい分量になったので、より文法チックな英語ネタのご質問続きは、また次回見ていく形にさせていただきましょう。

 

記事タイトルにもした「日本人・日本人・外国人」という状況のイラスト、幸いにして通訳のいらすとがそれに相当したので(正確には、今回話題にしていた状況とは若干違いますけどね)、アイキャッチ画像にはこちらをお借りしました。

この画像を見て思いましたが、逆に、「日本語を多少話せる非日本語ネイティブの方と話すときは、どっちで話すのがいいんだろう問題」もあるかもしれませんね。

話しかけられた場合はもちろん先方が話しかけてきた言語に合わせるのが自然ですけど、自分から話しかけるときは……まぁこの場合は、流石の僕でも、相手の母国語に合わせる方が正しいと思えるので、英語で話しかける気がします。

そこで相手が日本語で返して来たら、当然日本語に切り替えますが(特に日本国内であれば、「日本語を学びたい!」という方も多くいるかもしれませんしね)、どんなにカタコトの日本語であってもそれもまた嬉しく、なるべくサポートしてあげたくなりますし、それを考えると、やっぱりカタコトでも相手の言語で話しかけるってのはとても良いことなのかもしれませんね。

改めて、ちょっとの間違いや拙い発音は気にせず、堂々と話すのが絶対に一番だと思います、というお話でした(とか言いつつ、自分はアメリカというアウェイの地、かつ周りに日本人以外がいる状況であっても、日本人同士なら日本語を優先しちゃうダブスタ野郎なんですけどね(笑))。

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