That's itとThat's all

ありがたいことに色々ネタが溜まっていますが、まずは大元の派生ネタ提供者であるアンさんからまた追加でいただいたコメントの内、これまた話が広がりそうな部分に触れる所から始めさせていただきましょう。

 

This is it.」は、これとそれが何を指すのか、、考えちゃダメなんですね笑

紺助さんがそのシチュエーションでそれを初めて聞いた時、お決まりのイディオムだっていうことは知ってたけど耳で聞いたことにプチ感動っていうことなんですよね?


「これやで」的に使うっていうことですが、「どれなん?」くらいの質問に対する答えだとして、他にどんなケースがあるのかって思ったんですけど…「これやで」って指を差すとしたら「This one」になりそうな気がするし、、指を差さずに「これやで」って答えるシチュが思い浮かばないんですけど…

まぁそんなことを考えるのも、その謎フレーズを使うこともない初級者ならではの日本人的思考なんでしょうね笑

ちなみに、そのラボのシチュエーションで、「This one」はダメなんですか?


→お決まりのフレーズであるとともに、やはりこれは、かのマイケル・ジャクソンさんの映画(最後の自伝的ドキュメンタリー)、そしてその他派生作品にも使われていたタイトルである「THIS IS IT」が思い浮かぶともいえるでしょうか。

まぁ僕は映画は完全にモグリなため、映画作品の方は未見ではありますが、CDアルバムはもちろん手にしていたので、その意味でも身近な表現ではありました(手に取らなくても、急逝されたニュースとかで、当時かなり話題になってましたもんね)。

なので、「おっ、あの有名なフレーズ、やっぱり日常会話でもこういう場面で咄嗟に出てくるんだなぁ~」という感慨があったという形ですね。


…と、ネタとしてマイコーを出しましたが、この作品の場合の「THIS IS IT」は、「これで最後だ」という意味になるわけですけど、それでも一応、「まさにこれだ!」「これこそが必見のアレでっせ~!」という形で、一応話に出していた「これやで」的なニュアンスは保たれているとはいえるでしょうか。


「他にどんなケースがあるか?」というご質問については、まぁ別に限定せずとも似たような例ならいくらでもあるというかいけると思うので(何かを尋ねられて、まさに目の前にブツがあるような状況)、あえて特定の状況を言葉にするのは若干難しい気もしますが、「いくつか選択肢があるし、質問者のあなたは全く想定していなかっただろうけど、実は、まさにこれなのです!」という、何というか「やったね、探していたのはまさしく目の前のこれだったのさ!」みたいな、何ちゅーか「楽しい感じ」というか臨場感・生き生きした感じのあるアメリカ人らしい表現というか、そんなニュアンスも若干含んでいる…ってのがそれなりに的を射た説明ではないかな、って気がしますけど、そんな感じで通じますかね…?


もちろん「This one.」と返しても通じるし全く何の問題もないわけですけど(実際、僕はやっぱり「This is it.」は、咄嗟に出ないので、僕もそう言うと思います)、やはり例のこの場面でネイティブの人が親しげに答えてくれる返事としては、間違いなく「This is it!」の方が、(自然かはともかく(This oneとかも不自然ではないと思うので))圧倒的によく耳にすることになる表現ではないかと思います。

(とはいえこの辺はあくまで非ネイティブの僕が何となく感じているニュアンスであり、そもそも言うほどそんな特別でもない非常に日常的なフレーズであるため、「臨場感」とか、そこまで大それた言葉ではないともいえるかもしれませんが…。)

 

一方、「That's it!!」は私も耳にしたことあります。使ったことはないですが…「あれはそれです」ではないことは知ってました笑

「おしまい」の意味で言うと、「That's all.」を「以上!」みたいな意味で、、これは私も使ったことがありますが、「それで全て」っていう感じで、文法的にもいけそうですよね。


同じような意味に思えますが、やっぱり直訳でOKっぽい「That's all.」は使えても、「That's it!!」はなんとなく素人は使えないかもしれないですね。


→そう、「That's all.」もほぼ同じ意味で大変よく使われますし、日本人的には「それが全部」から素直に「おしまい」の意味に思えるので、こっちの方が分かり良いためありがたい表現ともいえますね(笑)。


この2つの表現の違いに関しては……正直ほぼ一緒で、あえて言うなら「何か複数のものをやり終えた後なんかによりしっくり来るのが『That's all.』で、そうじゃなくても使えそうなのが『That's it.』かな…?」って気はしますが、いやでも特にそうとも限らない気もしますねぇ…。


せっかくなので改めて、検索したらWordreference.comのフォーラムが出てきたので、今回はこちら(↓)を参考にさせていただきましょう!

forum.wordreference.com
以下、上記スレッドの翻訳紹介です。

Learnathon(質問者:カリフォルニア在住・英語話者・日系アメリカ人):

質問は、「that's it」と「that's all」の違いについて…

ドライブスルーで注文を済ませたときなんかは、どちらを言うべきなんだろう?

私なら「that's all」と言うんだけど。

サンキュー!

 

Procolボルドー在住・イギリス英語話者):ほとんど違いはないけど、「thank you」をつけるのを忘れないでね:):)🙂

 

long619ベトナム北部):

"That's it" は「終わった」「捕まえた」みたいな意味だね。


例:

「ふぅ、やっと仕事が終わったよ。That's it.(おしまい!)」

「That's it(もう沢山だ)、最初から分かってたんだ、お前は俺と一緒に来たくなかったんだ!」


一方、"That's all"は、何も言うことがない、何もすることがない、という意味かな。


例:

「聞いてくれてありがとう、that's all I want to say.(言いたいことはそれだけになります)。」

 

Learnathon(2つ目のProcolさんへの返信):

マジで?!

That's allで、「That's all I want to order.(以上、注文でした)」みたいな感じなんだと思っていたよ。


That's itは、何か不自然に聞こえる…。

分かんないしハッキリはしないけど!

 

Kunioアメリカ英語話者、一つ上のコメントに返信):君自身が暗示している全文で、両方の単語を使おうとしているようだね。

「That's it I want to order.」では意味をなさないわけだけど、「That's it」と言うときは、もっと他の文を暗示しているんだ。

「That's it. That's all my order.(以上です。それが注文の全てです)」 というような意味になるってこっちゃな。


ただ単に「That's it.」や「That's all.」と言うだけなら、Procolさんが言ったように、どちらも同じ意味になるといえるよ。

 

Learnathon(一つ上のコメントに返信):

That's itは、ハンバーガーを1つだけ注文する場合は正しいように聞こえるけど、2つ以上の商品を注文する場合は、that's all(allはグループのもの)を選ぶような気がするなぁ。


誰か教えて?

 

PaulQ(イギリス在住・イギリス英語話者):

あなた:ベーコンチーズバーガー3つと7-Upを3つお願いします。

店員: 他に何かございますか?

あなた: "No thanks, that's it." <- That is the total order.
(結構です、以上です。←「それが注文全体です」ということ)


あるいは、こうも言える。

あなた: ベーコンチーズバーガー3つと7-Upを3つお願いします。

店員:他に何かございますか?

あなた: "No thanks, that's all." <- That is the full extent of order.
(結構です、以上です。←「それが注文の全てです」ということ)

 

e2efour(イギリス在住・79歳・イギリス英語話者):もちろん、That's it, thanks とも That's all, thanks とも、どちらで言うことも可能だよ。

ここでの thanks は、もしかしたらアメリカ英語だとあんまり使わないのかもしれないがね。

 

…ってことで、「違い」についてはぶっちゃけ、あんまよく分っがんね(笑)。


割と、質問者さんの書いていた「ハンバーガー1つでThat's all.は違和感が…」というのが僕の当初思ったのに近かったですけど、回答者の感じ的には、それも別に全く問題ないというような雰囲気ですね(1つだろうと何だろうと、「それが注文の全て」という感じで)。


多分、厳密な使い分け・言語学者による解説なんかを聞けば当然微妙な違いはあるんでしょうけど、実用的には、完全にいつどの場面でもどっちを使ってもいいといえるように思います。

(ただもちろん、Kunioさんの発言にもあった通り、一文で表したような場合、「That's it I want to order.」だと意味を成す英文にはなっていないけれど、「That's all I want to order.」であれば完璧に意味が通る…みたいなことはありますけどね。

 単独で使う場合は、ほぼ同じと考えて問題ないでしょう。そもそもネイティブですらハッキリ断定できずに質問をするぐらいなわけですし。)

 

一方、関連して、前回の記事アップ直後に自分で読み返していて思ったんですけど、「That's it.」以外にも(もちろん「That's all.」以外にも)、そういえばこっちもめっちゃんこ耳にするよな、特に銀行で手続きを終わったときとか、むしろ前回書いてた、事務で試薬の注文手続きを終えた瞬間なんかも、自分は「That's it?」とよく尋ねるけど、事務員さんからはこっちの方がよく聞く気がする……という表現が、また一つ別にありました。

 

…と、記事タイトルでもそう書いた通り、今回は「That's it/all」のネタだけでいい分量になったこともあり、ちょっと時間もなかったので(既にこの記事のアップも、普段よりちょっと遅くなってしまいました)、そちらのまた一つ別の「以上、おしまい!」表現と、さらに例の「It's me」のフォーラムに関して、それからFrankさんにいただいた質問への回答(迅速に、もう返事自体はいただいています…!)なんかも、また次回以降にまわさせていただこうと思います。

「どんだけ延ばすねん(笑)」って話ですが、まぁこんなの急いで語るようなネタでも何でもないですしね、のんびりといきましょう。

 

アイキャッチ用に「電話」でいらすとや検索をしていたわけですが、前々回使った「鳴ってる状態の黒電話」ではなく、「鳴ってない普通の黒電話」も実は検索ページを進めた先にあったのでそっちの方が良かったと思えたとともに、相変わらずいらすとやの絵はめっちゃネタが豊富で面白いのも多くて、よりどりみどりですね。

一つ微妙に笑えたのがあったので、今回はそれにしようかなとも思ってたんですが、電話とは全く関係ない記事になったので、ドライブスルーうんぬんの会話例もありましたし、今回はこちらをお借りしましょう。


なお、本当は質問原文では「ドライブイン」だったのですが、「ドライブイン」という単語はあまり日本だと聞かないので、勝手に「ドライブスルー」に変更してたんですけどね(笑)。

(ちなみに「ドライブイン」は、注文を車でする所まではドライブスルーと同じですが、受け取りを、駐車場に車を停めて待つタイプのようです。
 古いアメリカ映画とかで、ローラースケートを履いた兄ちゃん姉ちゃんがお店から車まで届けてくれる場面を見たことがある方もいらっしゃるのではないかと思いますけど、それが典型的なドライブインですね。
 今はシステムが進化したのか、わざわざ駐車場で待たずとも即受け取れるタイプであるドライブスルーの方がメジャーですし、ドライブインはやや古いシステムともいえるようです。)

また、「ドライブスルー」自体は、和製英語ではなく、普通に海外でも通じる英語なので、安心して使える言葉ですね(この辺、めっちゃ日本限定っぽい響きもありますが、いらすとや画像でもそうなっているように、ThroughをThruと短縮表記する点も含め、普通に自然なアメリカ文化って感じですね)。

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