青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その42:付録4・レビュー

今回は、英語圏で記名付きで投稿されている『青い花』レビューの紹介の章ですね。

まぁこの傑作が低評価なわけがなく、むしろ低評価をつけるヤツがもしいたとしたらそいつはセンスがないので、そんなヤツの言葉に価値はないし耳を貸す必要は一切ないという無敵理論が炸裂するというか、むしろ無意味なレビュアーということが一目で分かって助かるまであるといえるぐらいの、レビューなんて正直「高評価が当たり前すぎて見るまでもない」といえるものではあるんですけど(笑)、せっかくなのでどんな海外レビューがあるのか、目を通させていただきましょう。

 

記事トップ画像は、英語版『放浪息子』の続き、前述の通り3巻はAmazonの「Look Inside」になかったので、4巻から使わせていただきましょう。

我らがニトリン!

素晴らしい…!!

英語版『放浪息子』4巻裏表紙、https://www.amazon.com/dp/1606996053より

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That Type of Girl(そっち系のひと)
志村貴子青い花』に関する考察

著/フランク・へッカー 訳/紺助

 

(翻訳第42回:245ページから251ページまで)

付録4:レビュー

青い花』に関する私のコメントが終わった所で、今回は、他の人がどのような感想を持ったのかを見ていこう。この付録では、VIZ Media版の第一巻から第四巻までのレビューを、動画レビュー並びにネット書店や書評サイトに投稿された読者レビューを省いた、網羅的とはいえない形で掲載している。

(※訳注:以下本節の『青い花』は、特記する場合を除き、全てVIZ Media版(英語版)『Sweet Blue Flowers』を指す。)

第一巻

Anime News Network(ANN)のローズ・ブリッジズのレビュー。ANNは最も著名なアニメニュースとレビューサイトである;そしてかなりの数の漫画レビューも行っている。ブリッジズは『青い花』に総合評価B+、ストーリーB、芸術性Aの評価を付けた。「全体として、この作品は、他とは一線を画す百合漫画に飛び込む上で最適な作品だ。『青い花』は確かにこのジャンルの特徴を沢山備えているが、より現実的なものを求める人にも十分な噛み応えがあるといえる。」*1

 Experiments in Mangaのアッシュ・ブラウンのレビュー。志村の芸術性とその舞台演劇への関連性、そして登場人物の行動と相互作用の現実性などを強調した、概ね好意的なレビューである。「『青い花』は素晴らしい作品だ。この漫画は、他の女性を愛する若い女性の経験をリアルに描いており、感情の共鳴が引き起こされる。」*2

 Adventures in Poor Tasteのアレックス・クラインのレビュー。ポップ・カルチャーに焦点を当てたウェブサイトで、概ね好意的なレビューがなされている。クラインは登場人物とその動かし方を気に入っており、芸術性も際立っていると語った。批判としては、いくつかの場面で、誰が話しているのか、それが全体の時系列のどこに位置するのかが明確ではなかったことを挙げている。「全体として、『青い花』第一巻は、この連載のスタートとしては堅実なものである。登場人物は好感が持てるし、上手く紹介されているし、絵も全体を通して美しい。とはいえ、この巻における感情的な場面は、どれもあまり印象には残らない。次巻を期待させ、興味を持たせるには十分だが、このままでは偉大な作品にまでは達しない。お勧めはするが、熱烈にお勧めまではしない。」*3

 Otaku USAアメリア・クックによるレビュー。Otaku USAは、アニメや漫画を扱う、紙媒体かつオンライン雑誌である;またクックはアニメ・フェミニストというサイトの創設者でもある。彼女のレビューは好意的だ。特に、四人の主人公(あきら、ふみ、恭己、京子)の描写がリアルで雰囲気に富んでいると評価している。彼女は『青い花』を「オススメ」と評価した。「『青い花』 は、重要な形成期を経験している、複雑な若い女性たちの日常生活を(描いている)。400ページのボリュームで、登場人物たちがハッピーエンドを迎えられるよう応援しながら読み終えることができる。」*4

 The Comic Book Binの、リロイ・ドゥールソーによるレビュー。一般コミック枠の中で高い評価(10点満点で8点)。「百合と少女ロマンスのファンは、『青い花』の香りを嗅ぎたくなるだろう。」*5

 The Geekly GrindのEyeSpyeAlex(アレクサンドラ・ナッティング)によるレビュー。アニメ、漫画、ゲームに特化したサイトで、好意的な評価である。「一日の終わりに、『青い花』を本当に楽しんでいる。登場人物はリアルで、彼女らの人生には深みと複雑さを感じる。ビジュアルはもう少し印象的であってもいいと思うが、この漫画の地に足の着いた趣に合っている。」*6

 Okazuのエリカ・フリードマンによるレビュー。フリードマンは、百合漫画とアニメの最も著名な推奨人・批評家の一人で、彼女のサイトは百合関連のニュースを扱う英語サイトとしては際立って最も権威のあるものである。彼女は、『青い花』日本語版のレビューを投稿したこともある。このレビューでは、第一巻を10点満点中総合8点、絵と登場人物を8点、ストーリーと「百合」を7点と評価した。「オープニングとエンディングは―個人的な意見では―非常に弱いと思うが、それ以外の部分は素晴らしい。驚くほどの深みと広がりがある。ふみとあきらを取り巻くキャラクターも、二人に負けず劣らずよく練られていて、面白い。」*7

 A Case Suitable for Treatmentのショーン・ガフニーによるレビュー。漫画に特化したサイトからの好意的なレビューである。ガフニーは、『青い花』の公式翻訳完全版が出るのがかなり遅れたため、『やがて君になる』や『あの娘にキスと白百合を』といった最近の作品と比べると、あまり特徴がない点は認めざるを得ないとしながらも、「『青い花』は、百合が好きな人も、志村貴子が好きな人も、絶対に手に取って読む価値のある作品だ。全4巻なので、本棚を圧迫することもないだろう。」と書いている。*8

 TheOASGのヘレンによるレビュー。このアニメと漫画のグループブログでは、百合作品のお約束の使用、クィアベイティング(クィアという立場を利用して注目を浴びるなどの搾取)の可能性、そして恭己とふみの関係における恭己の家族の反応が非現実的であるという懸念も表されているものの、概ね好意的なレビューである。ヘレンは『青い花』を5点満点中3点で評価した。「『青い花』は…(中略)…読者の視線のために作られたキャラクターではなく、高校といういつだって複雑すぎる世界に対処している本物のティーンの女の子たちを描いており、登場人物を人間として扱っている。しかし、彼女たちが卒業するまでに何度失恋し、そして修復されていくかは、まだ分からない。」*9

 School Library Journalのチャック・ホジンによるレビュー。二箇所のオンライン書店における『青い花』特設ページで紹介されていた、非常に好意的なレビューである。「志村による漫画作品の合本であるこの第一巻は、ゲイやバイセクシャル若い女性たちの喜びや苦しみ、そして愛について、正直でかつ痛烈な物語を紡ぎ出している。…(中略)…百合(レズビアン・ロマンスに焦点を当てた漫画)ファンには間違いないのみならず、恋愛ものが好きな読者や一般の漫画愛好家にもお勧めできるほど強力な作品である。」*10

 More Bedside Booksのlivresdechevetによるレビュー。翻訳の問題や以前刊行されていた第一巻のデジタル版からの変更点などを中心に、概ね好意的なレビューとなっている。「要するに、『青い花』は、少女が少女に恋をし、成長していく姿を描いた不朽の名作であり、ついに英語で出版されることとなった。…(中略)…このジャンルや歴史に詳しい人もそうでない人も、ティーンエイジャーだけでなく年配の読者にも届くようなキャラクターが登場する物語である。」*11

 BookDragonのテリー・ホンによるレビュー。スミソニアン・アジア太平洋アメリカセンター主催のブログで、高評価を記している。「せっかちな読者のために、2009年に全11話のアニメ化が果たされた。紙面の上の華麗な絵を好む漫画純粋主義者にとっては、志村は決して期待を裏切らない。」*12

第二巻

The Fandom Postのメリーナ・ダーギスによるレビュー。ややぬるめの評価から好意的なレビューまでを含み、彼女は、内容B、芸術性B、パッケージA、テキスト・翻訳Aという評価を下している。「この漫画の第二巻を読んでいる間、少しストーリーに迷い続けてしまった。場面のジャンプや、行間を読ませることが多かったように思うが、私がそれを苦手としているのかもしれない。本筋は通っているのだが、これだけ登場人物が多いと、みんなの心の中を追うのが大変だった。その雑然とした感じが、評価を少し下げた理由である。…(中略)…それでも、もっと良くできたかもしれないあらゆる点を超えて、この物語は、漫画だけでなく、読書全般のメインストリームに絶対に必要な物語である。」*13

 The Comic Book Binの、リロイ・ドゥールソーによる、好意的なレビュー:グレードA、10点満点中8点。*14

 The Geekly GrindのEyeSpyeAlex(アレクサンドラ・ナッティング)によるレビュー。非常に好意的な評価で、第二巻は総合10点満点中9点、ストーリー8.6点、芸術性9.5点、登場人物9点としている。「時々ストーリー構成が不明瞭に思えたにもかかわらず、『青い花』を本当に楽しんでいる。各巻が通常の漫画より長いのは、続きが気になって終わることが少ないことを意味し、とても良いことだと思う。柔らかい画風とシンプルな台詞が、この漫画に落ち着きを与えている。『青い花』は決してページをめくる手が止まらなくなるようなスリラー作品ではないのだが、それこそが評価できる。リラックスして読める漫画があるのは喜ばしいことだ。」*15

 Okazuのエリカ・フリードマンによるレビュー。フリードマンは、第二巻を10点満点中8点(一巻と同じ)、絵と登場人物を8点、ストーリーを7点、「レズビアン」を4点と評価した。(フリードマンは、第一巻のときと同様、作品に「百合」の点数をつけるのが常である。恐らく、『青い花』は典型的な百合作品ではないと判断し、この項目を「レズビアン」に切り替えたのだろう。)「これは素晴らしい英語翻訳版であり、このクオリティを保ったまま、続きが刊行されていくことを期待している。…(中略)…20世紀初頭の文学史の深みを持ちながら、現在にも通じるこの百合の『新古典』を、まだ手に取っていない方にはぜひお勧めしたい限りである。」*16

 A Case Suitable for Treatmentのショーン・ガフニーによるレビュー。第一巻ほどではないが、概ね好意的なレビューである。「『青い花』は良いシリーズだ。とはいえ、消耗するともいえるので、一気に読む―残り二冊の合本が出るのを待って―か、少量ずつ、例えば半分だけ読んでまた戻ってくるなどの形で楽しむのが良いのではないだろうか。また、ふみが好きな私にとっても、ふみはやや取り上げられすぎなきらいもある。(そして、公平に言えば、あきらの出番も多いが、そちらの方が若干ゴリ押し感は少ない。)」*17

第三巻

The Fandom Postのメリーナ・ダーギスによるレビュー。ダーギスは第三巻の評価を、内容B、芸術性B-、パッケージA-、テキスト・翻訳をAとした。「レビュアーの立場からすると、この物語は内容を要約するのが難しい。一つのエピソードに、数ページの短いシーンが五つくらいは簡単に出てくる。これは、一つの章が特定の人物や状況に絞って描かれることが多い他の漫画とは大きく異なる。しかし、これは読む上では良いことだ。また、このスタイルの語り口の良さは、物語を読むというより、物語を見るような感覚になることにもある。加えて更に、ストーリーを面白く、感動的で、より深くすることにもなるが、人によっては気が散って混乱するかもしれない。」*18

 The Geekly GrindのEyeSpyeAlex(アレクサンドラ・ナッティング)によるレビュー。非常に好意的である:総合評価10点満点中9.1点、ストーリー8.8点、芸術性9.2点、登場人物9.3点と評価。「面白くて、愛おしくて、ちょっとセクシー。それが『青い花』最新巻を表現する言葉だ。」*19

 Okazuのエリカ・フリードマンによるレビュー。フリードマンは、第三巻を10点満点中8点(一、二巻と同じ点)、絵と登場人物は8点、ストーリーは7点、「レズビアン」は6点、そして「サービス」に1点の評価。「この巻は、個人的に、Vizが全四巻として刊行するものの中では最も強いと思う。恋愛ものの要件を満たすために物語がそれ自身に戻る前に、若い女性たちの人間としての進歩が見て取れる。」*20

 A Case Suitable for Treatmentのショーン・ガフニーによるレビュー。一部制限ありの、概ね好意的なレビュー。「『青い花』は、もちろん、これまでと同じような問題も抱えている。…(中略)…とはいえ、これはなお非常に良い巻であり、次の第四巻で終わると思われるので、もう一度若い恋の苦しみに浸るために、本書を手に入れない理由はないだろう。」*21

第四巻

The Geekly GrindのEyeSpyeAlex(アレクサンドラ・ナッティング)によるレビュー。非常に好意的なレビューであった:総合評価10点満点中9.5点、ストーリー9.0点、芸術性9.5点、登場人物9.0点である。「最終回へと進む中において、『青い花』は完全に上手く決めた作品となった。この最新巻は、ドラマと解決策のバランスが完璧だった。テンポも素晴らしく、本当にずっと見ていられた。」*22

 Okazuのエリカ・フリードマンによるレビュー。フリードマンは、第四巻を10点満点中総合9点(これまでの巻よりやや高い点数)、芸術性、登場人物、ストーリーはどれも9点、「サービス」は3点、「LGBTQ」は10点と評価した。「『青い花』の凄い所―それは、2005年に連載を開始した所だ。13年前の作品である。10年以上前は、これは百合の道標であった。2018年現在では、我々の今いる所に至る重要な足がかりとなり、ついに英語での決定版ができたことで、今まさに成熟したジャンルに進む瞬間を迎えているのである。」*23

 A Case Suitable for Treatmentのショーン・ガフニーによるレビュー。概ね好意的なレビューだが、若干の制限がある。「『青い花』最終巻はこの特別な作品の強みと弱みを全て見せつけている。…(中略)…個人的には、まさしくちょうどいい長さで終わったと思う―あと3~4巻続けるのは、疲れ切ってしまうだろうから。『青い花』には甘くほろ苦い瞬間があったが、甘さが勝つこともあるのだと教えてくれる終わり方であった。」*24

 Yuri Stargirlのハイメによるレビュー。翻訳と他言語化の問題点の指摘を含む、好意的なレビューである。彼女は第四巻を、10点満点中8点(「強くオススメ」)、作品全体を10点満点中9点(「必須作品」)と評価した。「(『青い花』は)私の大好きなアニメの一つであるだけでなく、私の大好きな漫画の一つでもある。ついに完結し、おかげでとても良い週となった。…(中略)…ストーリーも、当然、素晴らしく…(後略)…。」*25

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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やはり記事内でも度々取り上げられていた、英語百合界の大御所、エリカ・フリードマンさんの評価が気になりましたが、おいおいエリカ、四冊それぞれの総合評価が8・8・8・9点って、それマジき…?

低すぎない…?

え、こんな見る目のないヤツが大御所って、もしかして英語百合界って終わってるのでは…??


じゃあ10点満点の作品にはどんなもんがあるんだよ、見せてもらおーじゃねーか!

…と思って、Okazuブログ内を"Overall – 10"で検索してみたら、ほとんど知ってるタイトルはなかったものの(まぁ僕自身あまり百合作品に詳しくないので当然とはいえ)、ほぼ一番最後に近いぐらいで、アッーー!!

okazu.yuricon.com

青い花アニメのブルーレイボックスが、総合10点満点中10点の、最高評価になってるじゃあないですか!

まさかの、エリカさんはアニ豚だった…??

…と思ったら、そのすぐ下に、ぬわーーっっ!!

okazu.yuricon.com
日本語版『青い花』最終8巻のレビューも別個で記事が存在しており(Frankさんも記事内でその旨語っていましたが)、気になるレーティングは……

Ratings:

Story – 10

Characters – 10

Art – 10

Lesbian Life – 10

Service – 3

Overall – 10

…と、サービスとかいうどうでもいい項目を除き、ストーリー・キャラ・芸術・レズビアンライフ・総合の全てが10点満点!!


いやぁ~、僕は最初っから、フリードマン先生は見る目しかない、英語百合界の超大御所だと思ってましたよぉ~、ハハハ!(笑)


…とまぁ冗談は抜きにしても、なぜか英語版は若干点数が低かったものの、日本語も読めると思しきエリカ先生は、 やはり青い花を完全満点評価してくれていた感じですね。


…良かった お前の事 軽蔑しないですんだ (ニッコリ)
(別作品の台詞ですが(笑))


なお、由緒正しき歴史も長いOkazuブログで、総合評価10点はこの青い花日本語版最終巻が3作目のようで、ほぼ全項目満点は、史上初だった感じですね(他のはほとんど全く見ていませんが、多分唯一?)。


俄然信憑性も高まったということで、同ブログ最新のレビューを見てみると、直近の総合満点で挙がっていたのはこちら……

okazu.yuricon.com
ここ最近、エリカさんはこの、日本語タイトル『羽山先生と寺野先生は付き合っている』にハマってらっしゃるようですね。

満点評価記事検索で、英語版日本語版それぞれが、ほぼ全巻出てくる勢いでヒットしてきましたけど、軽くお試し読みで眺めてみた限り、こちらは徹底的にリアルな『青い花』とは違って、百合好きの方向けの、ややフィクション的百合要素が強い感じがしたものの、せっかくの機会なのでまたぜひ手に取って読んでみようと思います。


とにかくやはりいうまでもなく満点評価だった青い花……正直、他のレビュアーの評価(数字の点数)はむしろ、やや低すぎでは…?と感じたものの、英語圏でも多くの方に好意的に受け止められているというのは喜ばしい限りですね。

大変面白いレビュー紹介でした。

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*1:Rose Bridges, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, Anime News Network, October 20, 2017, https://www.animenewsnetwork.com/review/sweet-blue-flowers-2-in-1-edition/gn-1/.122727

*2:Ash Brown, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, Experiments in Manga (blog), October 27, 2017, http://experimentsinmanga.mangabookshelf.com/2017/10/sweet-blue-flowers-omnibus-1

*3:Alex Cline, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1.

*4:Amelia Cook, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, Otaku USA, December 9, 2017, http://www.otakuusamagazine.com/sweet-blue-flowers-review

*5:Leroy Douresseaux, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, The Comic Book Bin, October 3, 2017, http://www.comicbookbin.com/sweetblueflowers001.html

*6:EyeSpyeAlex [Alexandra Nutting], reviewof Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, The Geekly Grind, October 7, 2017, http://www.thegeeklygrind.com/sweet-blue-flowers-part-one

*7:Erica Friedman, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1.

*8:Sean Gaffney, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, A Case Suitable for Treatment (blog), September 30, 2017, http://suitablefortreatment.mangabookshelf.com/2017/09/30/sweet-blue-flowers-omnibus-1

*9:Helen, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, TheOASG, December 7, 2017, https://www.theoasg.com/reviews/manga/sweet-blue-flowers-volume-1-review

*10:Chuck Hodgin, reviewof Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, in Kent Turner, “25 LGBTQAI+ Titles for Pride Month—and Onward,” School Library Journal, June 12, 2018, https://www.slj.com/?detailStory=25-lgbtqai-titles-celebrate-pride

*11:livresdechevet [pseud.], review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, More Bedside Books (blog), accessed February 12, 2022, https://morebedsidebooks.tumblr.com/post/166815771350/sweet-blue-flowers-1-english-viz

*12:Terry Hong, review of Sweet Blue Flowers, vol. 1, by Takako Shimura, BookDragon (blog), December 22, 2017, http://smithsonianapa.org/bookdragon/sweet-blue-flowers-vol-1-takako-shimura-translated-adapted-john-werry

*13:Melina Dargis, review of Sweet Blue Flowers, vol. 2, by Takako Shimura, The Fandom Post, April 11, 2018, https://www.fandompost.com/2018/04/11/sweet-blue-flowers-vol-02-manga-review

*14:Leroy Douresseaux, review of Sweet Blue Flowers, vol. 2, by Takako Shimura, The Comic Book Bin, January 8, 2018, http://www.comicbookbin.com/sweetblueflowers002.html

*15:EyeSpyeAlex [Alexandra Nutting], reviewof Sweet Blue Flowers, vol. 2, by Takako Shimura, The Geekly Grind, January 5, 2018, http://www.thegeeklygrind.com/sweet-blue-flowers-part-two

*16:Erica Friedman, review of Sweet Blue Flowers, vol. 2, by Takako Shimura, Okazu (blog), January 8, 2018, http://okazu.yuricon.com/2018/01/08/yuri-manga-sweet-blue-flowers-volume-2-english

*17:Sean Gaffney, review of Sweet Blue Flowers, vol. 2, by Takako Shimura, A Case Suitable for Treatment (blog), December 22, 2017, http://suitablefortreatment.mangabookshelf.com/2017/12/22/sweet-blue-flowers-omnibus-2

*18:Melina Dargis, review of Sweet Blue Flowers, vol. 3, by Takako Shimura, The Fandom Post, April 11, 2018, https://www.fandompost.com/2018/12/08/sweet-blue-flowers-vol-03-manga-review

*19:EyeSpyeAlex [Alexandra Nutting], reviewof Sweet Blue Flowers, vol. 3, by Takako Shimura, The Geekly Grind, March 25, 2018, http://www.thegeeklygrind.com/sweet-blue-flowers-volume-4-review (原文まま).

*20:Erica Friedman, review of Sweet Blue Flowers, vol. 3, by Takako Shimura, Okazu (blog), April 11, 2018, http://okazu.yuricon.com/2018/04/11/yuri-manga-sweet-blue-flowers-volume-3-english

*21:Sean Gaffney, review of Sweet Blue Flowers, vol. 3, by Takako Shimura, A Case Suitable for Treatment (blog), March 20, 2018, http://suitablefortreatment.mangabookshelf.com/2018/03/20/sweet-blue-flowers-omnibus-3

*22:EyeSpyeAlex [AlexandraNutting], reviewof Sweet Blue Flowers, vol. 4, by Takako Shimura, The Geekly Grind, July 2, 2018, http://www.thegeeklygrind.com/sweet-blue-flowers-volume-4-review-2

*23:Erica Friedman, review of Sweet Blue Flowers, vol. 4.

*24:Sean Gaffney, review of Sweet Blue Flowers, vol. 4, by Takako Shimura, A Case Suitable for Treatment (blog), July 3, 2018, http://suitablefortreatment.mangabookshelf.com/2018/07/03/sweet-blue-flowers-omnibus-4

*25:Jaime, reviewof Sweet Blue Flowers, vol. 4, by Takako Shimura, Yuri Stargirl (blog), June 22, 2018, https://www.yuristargirl.com/2018/06/sweet-blue-flowers-aoi-hana-vol-4.html