不倫について、どう思う?されたら許せる?自分自身は…?

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前回の記事では田島列島さんを取り上げていましたが、僕は田島さんの作品があまりにも好きすぎるので「よっしゃ、気合い入れて書いたろ」とか思っていたのに、ちょっと時間が足りなかったこともあり、どうも書きたかったことまでしっかり触れられなかったというか、他の記事と比べても自分の中の熱を上手く伝えられなかったな、とやや不本意な記事になってしまったんですけど…

(ってまぁ、「別に普段の他の記事とあんまり違わんかったけど?(笑)」って感じかもしれませんが、何となく自分の中では、本当に時間不足で焦って書いたこともあり、ちょっと納得いく文章にならなかった感が強い感じでした)

…まぁ恒例の女性キャラ評とか、好きなセリフやシーンについてもうちょい触れたかったな、っていう点と、あと田島さんの良さについてもうちょい深く考察してみたかった部分なんかがあった感じですけど、やっぱりその辺はもう本当に多くの方が凄まじい熱量で書かれたレビューがネット上に沢山ありますし、前回書いた通りそれなりに短めでバシッとまとまってる作品なので、中身に触れるのもアレだしな…ってことで、その辺はまた新作が出たときとか、別の機会に取っておこうかな、と思います。


そして、田島さんの作品を受けて、またちょうど関連ネタを広げて次の作者さん&作品の紹介をしようと思ったんですけど、1点、その関連する「つながり」のネタで、まぁ語ったら結構それなりのボリュームになりそうかなというものがあったので、今回は幕間・脱線的に、前回の田島さんと次回の作品とで共通する部分、ズバリ「不倫」について語ってみようかと思います。


そう、前回はそこにすら触れられませんでしたが、田島さんの作品は、『子供はわかってあげない』には出てこないものの、意外と不倫というのがコアなテーマとなっている話が目立ちまして、違ってたら失礼極まりないんですけど、田島さんご自身が、もしかしたら身近で不倫や浮気というものに(多分未成年やまだ幼い頃に)触れることがあったのかな、なんて邪推もしてしまえるのですが、まぁ、全然勝手な予想ですし、「そうだとして、だから何だよ」って話でしかないんですけどね。
(ただ、そういう経験が、あれほどまでに繊細な表現の機微や深い心情描写につながってるのかな……みたいな、まぁこれもマジで余計なお世話というか勝手な感想ですね)。


いうまでもなく、その辺のネタはかなりセンシティブな話で、ちょうど志村貴子さんの『娘の家出』にPちゃんというお母さんキャラが出てくるのですが、彼女は不倫とかについて考えることすら「ものすごい拒絶感があるの。もしそうなるなら、あなたと縁を切らなきゃいけないぐらい、そのネタは私にとって地雷なわけ…」と語る場面があってめっちゃ印象に残ってるんですけど、恐らく現実的にもこの辺はあんまりネタにするのを控えて欲しいという方が相当数いらっしゃる話ではないかと思います。

ですがやっぱり一応婚活ブログですし、これまでそういうネタに全然触れてこなかったこともありますから、決して茶化すことはせず真面目に、自分のスタンス・考えの紹介的なものも兼ねて、ちょっと触れさせていただこうと思った次第です。


(関係ないですが、前回貼った田島さんのインタビュー記事で、田島さんが「わたし青い花が好きなんですけど、ユリを描こうと思ったときに…」とおっしゃられていて、特にその部分に引用・注釈はついていなかったんですけど、これって志村さんの『青い花』のことですよね…?
 両者が大好きな僕はその文面が嬉しかったんですけど、あれ、でももしかしてこれ、一般名詞の青い花の可能性もあり…??流石に文脈的に作品のことかと思いますが、仮に違っても、ファンパワーで、そっちに言及されたと勝手に読み替えて満足しておこうと思います(笑)。)


相変わらず前置きが死ぬほど長くなりました。

毎度御託が長すぎるので、僕の不倫やひいては浮気みたいなものへのスタンスというか考え方について、結論から先に述べるといたしましょう。


ズバリ、浮気や不倫に関しては……

・自分がすることは、絶っっ対にない

・でも、相手(自分のパートナー)がするのは、それは自由だと思うというか、むしろ自分よりいい人が見つかったら、無理に我慢して欲しくないな、とすら思う

……という、ちょっとええかっこしいな風に聞こえるかもしれませんが、誇張抜きに僕はそう思うタイプの男なのです。


順番に掘り下げさせていただきましょう。

まず、「自分は絶対にしない」は、「そらクチだけなら何ぼでもいえるわな」と思われるかもしれませんが、これはもう絶対ですね。

まぁそんな世の中に絶対といえることなどなく、「そういうヤツほど裏ではコロッと…」という話かもしれないんですけど、これはもう本当に、割と女性キャラ評とかで「誰でも大好き」ムードを醸し出していながら、僕はマジで純愛主義なのです。

一人の人を愛し、その人が幸せであることを全ての中の最優先に据え置くタイプ……というと聞こえがいいですけど、ぶっちゃけ最早「そうである自分が好き」まであるので、ハニトラみたいな刺客を差し向けられても翻らない、ただの頑固者といえるまであるぐらいかもしれません。


そんなの何の保証にもならないかもですが、基本的に浮気性は遺伝しやすいといわれてますけど、親類縁者に離婚している人は1人もいませんし……
(もちろん、離婚=浮気・不倫では決してないので、離婚経験者が身近にいる方を悪くいってるわけでは全くなく、参考事実として、近親者を見ると、死ぬまで夫婦添い遂げてる家系である、ってだけですが…)

「『浮気しない』じゃなくて『できない』だけじゃねぇの?(笑)」という意見もまぁあるかもですけど、これも一応、この手の話はマジで苦手だし、クッソただの自慢になっちゃうからアレかもなんですが、以前この辺の記事で一度書いたことがある通り、僕は大学生の頃、意外と短い期間でしたが、塾で講師のアルバイトをしていたことがあるんですけど……

そこは、集団授業の他に個別授業もある所で、1対1で親身に見ることもあったんですが、まぁ当時若い頃の僕はちょうど漫画画像にある感じの通り、(自分でいうのもマジでなんですが)まあまあ見た目も良く、めっちゃ優しく分かりやすく面白く…という感じで、そのぐらいの年頃の女の子は年上のお兄さんに憧れるって面もありますし、そらもう人気だったわけです。

数の子に割と本気で惚れられて、猛烈にアタックしてきた子は2人だけでしたが(いやそれ以外の子は、単なるお前の勘違いじゃねぇの?ともいえるかもですが、やっぱりそういうのって、明らかに分かるものなんですよね……もちろん、「あっ、この子は全然そういうのがないね!むしろやりやすい!」という子も大勢いました)、当時、一応恋人がいたので、しっかり「ごめんね」と断りを入れたという話なんですが……

「モテアピうぜえぇ~」って話になっててマジで申し訳ないんですけど、本題はそこではなく、ピチピチの女子高生に言い寄られても毅然と対応する、筋の通った男なのですよ、ぼかぁ……ということを言いたかった次第でした。

(…って、先生と生徒なんだし、んなもん誇らしげにいわなくとも当たりめぇだろ、むしろそこをアピールポイントにする時点で、何か危うくない?…って話かもしれませんが……)


ま、こればっかりは証明みたいなものも不可能な話なわけですが、「浮気する人だけは絶対にイヤ」という方は、僕以上の優良物件は存在しないと断言して構わないといえましょう。

 

一方続いて「相手の浮気や不倫」についてですが……。

先ほど「自分は純愛主義者で、相手が幸せであることが何にも勝る」と書きましたが、そこから発展して、仮に自分よりも相手(=自分のパートナー)のことをずっと幸せにしてくれる第三者が見つかったら、パートナー自身の幸せのためにも、自分なんぞ捨ててその第三者の人を新しいパートナーに迎え入れてもらっても全く構わない、というぐらいな話になります。

「いやそれちょっとおかしくない?病的では?」と思われるかもしれませんが、もちろんそう思わない人が圧倒的多数というか、おかしいというのは自覚してますけど、カッコつけではなく、それぐらいに僕は相手の気持ちが全て・相手を立てることを良しとする性格といえる気がするのです。

ある意味それは相手にとって、勝手に崇拝されすぎてる感じで下手したら重いだけかもしれないんですけど、まぁ正直、「多分、自分よりいい人はそうそういないから、結局は自分が選ばれるのではないか」みたいな傲慢さもあるともいいますか、「相手を信頼している」というのもこれまた独りよがりな考えかもですが、この辺はもしかしたら浮気をされたことのない人間の浅い考えなのかもしれませんね。

でもこれは本当に本心から、「自分の好きな人が好きになる人」が悪い人とは絶対に思えないですし、「もし君に自分より断然好きな人ができてしまったら、自分は身を引くよ」(できればその新しい人含めて3人で仲良く遊べたらベストだけど、それが難しかったら、自分が引く)って感じですね、冗談抜きにマジで。

なお、そう書いていて意外かもですが、僕は、NTR(=「寝取られ」を意味する、漫画用語)趣味は一切ありません(笑)。

別にNTRが嫌いとまではいいませんけど、あえて自分から読みたいジャンルでもないですし、普通の恋愛話が一番好き、って感じですね。


ちょうど、吉田基已さんの『夏の前日』で、友人キャラの森くんが、親友青木くんと自分の恋人華海ちゃんが仲良くしている場面を見て、

「自分の好きなひと同士が仲良くしていると嬉しいものだね」

と語るシーンがあるのですが、この感覚、僕もマジで心から同意できるのです。


ただまぁもうちょい突っ込んでいうと、誰かが誰かを好きになるなんて、第三者がコントロールできるものじゃないですし、自分なんぞの存在で大切な相手の心を縛り付けることだけはしたくない…という気持ちもある感じですかね。

むしろ、「人間の気持ちや恋心は自由であるべきものなんだから、それを一方の都合で抑えつける方がむしろおかしくない?」とまで思えるかもしれません。

なので、その意味では、僕はやや不倫肯定派ともいえてしまうのかもしれませんが、あくまでそれは自分以外の相手の立場に立った話で、「自分は絶対にしない」という前提&考えなのは間違いないので、不倫絶対否定派の方にはご容赦いただければと存じます。


…あぁでも、さらに発展させると、しばしば「不倫は良くない。やるヤツはカス」ということが主張されますけど、多分、んなこたぁ誰でもそう思う当たり前すぎる話で、恐らく実際に不倫をされている方も「良くない。相手(本来のパートナー)を裏切っている」なんてことは理解しているんじゃないかと思うのです(もちろん、一部、とにかくスリルが好きで楽しんでやってる、みたいなパターンもあるかとは思いますが…)。

でも、それを分かっていても、それでもなお、どうしても気持ちが揺らいでしまった場合はどうすればいいのか…?

「不倫はダメ」なんてそんなのは当たり前で、誰だって普通はそう思うでしょう、でも実際結構多くの人がしているといわれている、であるならば、我々はそこまで踏み込んで考えなくてはいけないのではないでしょうか…?

「そこを理性で我慢するのが大人。それができないのは猿以下、動物だろ」という意見ももっともなんですけど、僕は、人間の感情は時に理性を凌駕すると思えるんですよ。


もちろん自分は持って生まれた性格上、そうはならない(=浮気はしない)自信があるんですけど(例によって自分だけえぇかっこしいかよ、って話かもですが)、少なくとももし自分の大切なパートナーがそこまでの感情を胸に抱いてしまった場合、僕はやっぱりそっちを大切にしてほしいなと思うタイプってことですね。

(いうまでもなく、そうならないことが自分にとっては一番いいんですけど、もしそうなったら、絶対に責めたりしないので、無理に塞いだり我慢したりせず、パートナー自身の素直な感情を優先して欲しい、って感じですね。
 自分が捨てられることより、自分の存在が重荷になる方が辛く感じる…ともいえる形でしょうか。)


…うーん、何か、書いてて自分自身、「君はちょっと子供だね」と思えてくる節も若干ありますが…(結局理解あるフリして、ある意味、相手の「一度は自分のことを好きだった」という気持ちとかを完全に無視してるともいえるし、気持ちが離れたら捨てようとしているともいえる?(そんなつもりはないんですけどね…。)  あるいは「それは相手のことを大切に思ってないことの裏返しなんじゃないの?」的な…)、まぁ僕はぶっちゃけ自虐抜きに結構精神が幼いので、この辺はかなり子供な思考なのかもしれません。


なお、「不倫は、自分は絶っっ対にしません」と書いておいてアレなんですが、これは正確には「自分がパートナーを裏切るような不倫は決してしない」であり、実は、危うく不倫しかけたことは、実は経験としてあるのです。

…いやぁ~、こんなの書かない方がいいかなぁ…。

まぁあくまで匿名ブログですし、せっかくだから包み隠さず書いちゃいますと、実は、何度かブログ記事で登場している、一番仲良くしている中国人の元同僚とのお話なのです。


その元同僚は、MD(医師免許)もちのドチャクソ優秀な人なんですけど、基礎研究の経験は皆無で、技官として研究室に入ってきた時は全く生命科学実験・研究の知識がゼロで、僕がつきっきりで一から全て教えていたのです。

生命系の実験は待ち時間が長く、夜遅くまで実験することも多かったのですが、マジで「今まで出会った誰よりも優秀」レベルに有能で、グングン吸収するし教えていて楽しかったんですけど、1-2ヶ月ぐらい経ったある日、夜23時過ぎに2人で研究室を後にして、「ちょっと飲みに行こうよ」と誘われた日がありました。

「えぇ~、もう遅いし、帰ろうぜぇ~」と思ったものの、「まぁいいじゃん」ということで軽く飲み食いをしたんですけど(本人はちょっとお酒も飲み多少酔っ払っていましたけど、空気を読まない僕は水しか飲まなかった気がしますが(笑))、店を出て(ちなみに我々はどちらも大学の近くに住んでいたので、徒歩で通勤でしたが、同じ方向だけど彼女の家の方が若干遠かったので、いつも僕が家まで送って、その後自分の家に戻る形で帰る感じでした)、彼女の家へ向かう途中、暗い路地でいきなり抱きつかれまして、拙い日本語で(あぁ情報が小出しですが、日本文化も好きな人で(キムタクが一番好き(笑))、アニメとかドラマをよく見て、多少日本語にも(あいさつを知ってる・ゆっくりだけど平仮名も認識できる、程度ですけど)親しみがある人です)「好き」といわれまして、全くそんな感じは予想だにしていなかった僕としては、衝撃的な驚き!


先述の通り、この同僚は既に結婚しており、この時点でもう何度か家にも遊びに行って、旦那さんとも友達になってるぐらいでしたし、「えぇ~?!」としか思えなかったのです。

「いや、でも君は結婚してるじゃない」と拙い英語で僕は伝えましたが、もうマジ泣きで「でももう我慢できない…」と、どう考えてもふざけているわけではなく、決して茶化したりぞんざいに扱ったりしてはいけない、本気のガチ惚れであることが伝わってきたわけです。


正直、僕自身は………と、まだもうちょい続くんですが、割といい所でぶった切って申し訳ないんですけど、ちょっと最近結構忙しくて、終わりまで書く時間がない……!

ってことで、こんなしょうもないネタ(いかに自分が女性に好かれやすいかとかいういけ好かないネタ(笑))で引っ張って恐縮ですが、続きは次回にまわそうかと思います…。

マジで大したことは起きない話ですけど、続く……!!

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