空想の存在だと思ってたぜぇ~

前回の記事でいただいていたコメントに、「あっ、書くの忘れてた!」と思えるポイントがいくつかあったため、今回はそちらに改めて触れていくといたしましょう。

毎度大変丁寧なコメントをいただけるアンさんには、重ね重ね、心よりお礼申し上げます。

寄生虫によってそれぞれ宿主がちゃんと決まってるのも不思議な感じがするわねぇ。(いや、普通と言えば普通なのかもだけど)

エキノコックスは宿主のキツネには悪さはしなくて、宿主でないネズミやヒトに感染すると悪さをするってことなんじゃろ?

ギョウチュウの記事を読んだんだが、ギョウチュウは人間の寄生虫なので、ペットには感染しない的なことが書いてあったけど…まぁ、いろんなケースがあるってことなんかな。


あー、イソギンチャクはクマノミだったか。

確か、ニモがカクレクマノミだったと思うけど…

tropical-fish.biz

無印とカクレは一応違うみたいじゃね。

同じ?え?違うのかなぁ…?ってわりとずっと思いつつも放置していたので、判明してスッキリしたぜぇ~笑


イソギンチャクも、よく考えたらキモいよねぇ。なぜ平気なのか、不思議じゃな。(いや、実際見たら、触れるはずもないし、キモいしかないんだろけど笑)

Wikipediaの画像は、もはや魔界の生き物でしょ笑

ちなみに、水族館なんかのふれあいコーナーみたいなとこにいるヒトデも、もちろん触れへんね。やっぱキモいな笑


英語の適当ネーミング…いろいろ出てくるもんじゃねぇ。

eggplantは聞いたことはあるけど、ナスのこととは思ってなかったっちゃね。白ナスは可愛いな!実際見たことはないけども…


seaシリーズ、、ウニが実験生物っていうのも謎だけどね笑…いやいや、きゅうりは勘弁してくれや!ナマコが食べ物って、ホントどうかしてる!!笑


seaで私が思いついたのは、seahorseだね!(シーホースっていうレストランが近くにあったから笑)

ウミネコはウミとネコだからまだマシな方で、、タツノオトシゴseahorseで、しかも日本語は更に難解な漢字表記があり、、海馬って…それは無理でしょ笑

あ、“Zebra seahorse”なんていうのもいるっぽいぜ!シマウマタツノオトシゴ?笑

やっぱり日本語はダントツだわね、いろんな意味で笑


マッシュルームといえば、もちろんあのマッシュルームだわな!

マッシュルームカットなるヘアスタイルも、あれのことだと思っとったけど…まぁ考えてみればキノコ全般カサの部分はあんな感じなのか…。

えのき茸はえのきだけど、椎茸はしいじゃないし…そんなキノコばっかり知らないので出て来ーへんけど、、あぁ、舞茸もまいじゃないか。しめじやエリンギも、しめじマッシュルームみたいな感じ??

なんか納得いかんね笑

 

寄生虫に関しては、動物の種類によっては完全に感染すらしないパターンもあるってことですね。

(例えば、鳥インフルエンザウイルスがヒトには伝染らないけれど、ブタには伝染り得る(ブタには鳥インフルエンザウイルス受容体が存在するので)…みたいな、種による受け取りやすさの違いがあるという感じだといえましょう(まぁウイルスと寄生虫はちょっと違いますけどね)。)

ペットにギョウチュウが伝染らないのは、ギョウチュウもちの人には朗報かもしれません。…って、まぁ今時いないわけですけど(笑)。


…と思いきや、一斉検査廃止のちょっと前、2013年の時点で小学生は0.2%のタマゴ保有率だったということで、ごく最近でも500人に1人の割合で虫もちキッズがいると考えると、意外と感染性のムシが完全にいなくなるってのは難しいことなのかもしれませんね。

(でも、医薬品管理センターによるこちらのデータ(https://www.toyaku.or.jp/center04/topics/gaityuu/99.html)によると、2001年の時点で約1%の保有率だったということで、確実に年々下がっているとはいえそうですから、根絶も本当に間もなくなのかもしれないですね。)


あぁ、根絶・いなくなるといえば、ちょうど最近話題になってましたけど、コロナ禍以降、インフルエンザ感染者数が激減しており、「来年あたり、インフルエンザウイルス絶滅するんちゃう?(笑)」と笑い話にされるぐらい、本当にあり得ないレベルで爆減している感じですね。

我らが厚労省の公開されている定点観測データから、4週(約1ヶ月)ごとにまとめた値(過去6年分)をグラフにしてみました。

f:id:hit-us_con-cats:20211223064513p:plain

https://www.mhlw.go.jp/content/000867485.xlsxのデータからグラフ作成

まま、夏は当然いつも感染が少ないので、どの年も似たようなもんだから若干インパクトに欠けるとはいえ、グラフ両端、冬の流行期を見ると明らか、2020年の頭を境に、マジで激減していることが見て取れると思います。

2021年のグラフはどこ?と思われるかもしれませんが、まさかのまさか、完全に地べたを這いつくばっており、最早グラフ内に視認できないぐらいなんですね!


…まぁ正直、ここまでいくとグラフより実数値の方が圧倒的にインパクトが大きいかもしれません。

f:id:hit-us_con-cats:20211223064545p:plain

https://www.mhlw.go.jp/content/000867485.xlsxより

6桁は当たり前だった流行期の感染者数、今では、衝撃の、2桁!

コロナ前の真夏のインフルエンザ感染者数よりむしろ少ないレベルということで、マジで、インフルさん、絶滅間近…?

むしろ感染した人はどこからもらってきたんだ…?とも思えるレア度ですが、感染力という点に関しては、インフルエンザウイルスは実はザコもいいとこだった、ってことでしょうか。

まぁそれだけ以前が不潔だった…とはいいませんが、人々の衛生観念が劇的にアップしたともいえるかもしれませんね。


あぁあと、これも前回触れようと思って忘れていた…というか書き終わった後に思い出していたけれどもう記事が長すぎたのでボツにしていた話として、あのギョウチュウのペタンシール、どんな特殊な素材なんだろう、あの表面にムシの成分が反応して、特殊な試薬とかで検出できるのかな…?と思いきや、実はアレ、ただのセロハンテープとのことです(笑)。

検出も、セロハンテープをただ顕微鏡で見て、テープにタマゴがくっついていれば「タマゴ発見!」というあまりにも古典的なやり方が、あのギョウチュウ検査だったんですね。

一応、普通のテープとは違い青く着色されたセロハンテープが用いられているのが特徴でしたが、顕微鏡の仕組み的に、特に青である必要は皆無でしょう。

セロテープペタン&顕微鏡でチェックすれば誰でもできるのが、あの検査なのでした(まぁ顕微鏡なんて普通はもってませんけどね)。


しかし、検索してヒットした、寄生虫の専門家の方による寄稿文、無料では概要部しか見られませんでしたが、面白いですね。

(↓リンクカードには詳細が表示されていませんが、鈴鹿医療科学大・東京医科歯科大の太田さんによる、「セロファンテープの効能を考える—蟯虫」という記事ですね)

webview.isho.jp

思い出してみれば確かにそうだったかも、と思える、2日連続で行われるギョウチュウ検査ですが、やはり偽陰性(本当は陽性=タマゴもちなのに、ナシと判定される)の確率が非常に高く、2日にわたって検査しても、偽陰性率はまさかの半数にも及ぶそうです。

半分も見逃すとか、検査として意味ある…?!

正直、ペタンとする(確か親にやってもらった)中で「これ、マジで意味あんの?!」とか思ってましたが、実際マジで実はあんまり意味なかったとのことで、ますます「何やねんあの検査(笑)」っていいたくなってしまいますね(笑)。

より精度の高い測定には5日連続の検査が必要だそうですが、流石に平日1週間毎日ペタンとする「お尻週間~親子のふれあい」みたいな期間を設置するのは、感染率の高かった昔でも難しかったのかもしれません(笑)。


また、実際のセロハンと謎の天使画像(丸和太郎くんとのこと(笑))、廃止報告のときに画像をアップしてくださっていた方が多数いらっしゃいましたが、僕も記念に保存して、消え行く運命にあるギョウチュウ検査がどんなだったかを将来の子供たちにも残すべく、微力ながら自記事にもアップして文化遺産保持に協力しておくといたしましょう。

 

f:id:hit-us_con-cats:20211223064618p:plain

https://dailyportalz.jp/kiji/150520193597より、こちら(←)、普通にめっちゃ面白い記事でした(笑)

 

f:id:hit-us_con-cats:20211223064653p:plain

https://middle-edge.jp/articles/FkO3a?page=2より


…この太郎君を紹介されていた同じ記事の別ページを見ると、なんと、東京の小学校はあの青いセロハンではなく、渦巻状のものだったとのことで、これは知りませんでしたね!

f:id:hit-us_con-cats:20211223064737p:plain

https://middle-edge.jp/articles/FkO3aより

東京出身の方にとっては、これが思い出のペタンシール…?


…とまぁギョウチュウはその辺りにしまして、コメント続き、へぇ~、あの画像、ニモに似てると思ったら、やっぱりニモは一応別物とはいえクマノミの仲間といえるやつだったんですねぇ。

イソギンチャクといえば、ヒトデとともに、サンゴも何となく似てる雰囲気のある「謎枠」ですけど、流石にサンゴが動物っておかしくない?って気がしちゃいますねぇ~。


あぁ、seahorse、こいつがまさに触れようと思っていたのに完全に忘れていたやつでした!

思い出すことができて何よりでした、どうもありがとうございます。

そうそう、確かに直訳すりゃウミウマだけど、漢字で書いて海馬って、いやそれ記憶を司るアレじゃん!としか思えませんけど、何気に、これらは実は全く無関係でもないってんだから驚きです。

脳の海馬はhippocampusで、これ自体はギリシャ神話ポセイドンの乗る半馬半魚の架空生物ですけど、タツノオトシゴの学名もなんとHippocampusということで、まぁ確かに形が似てなくはないけど…と思える感じでビックリですね。

f:id:hit-us_con-cats:20211223064807p:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/海馬体より

f:id:hit-us_con-cats:20211223064830p:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/タツノオトシゴより

そして、挙げられていたZebra seahorse、調べてみたら、あまりにもシマウマすぎて笑っちゃいましたね。

f:id:hit-us_con-cats:20211223064859p:plain

Zebra seahorseでのGoogle検索結果より

こんなにシマウマなことある?

まるでシマの靴下じゃん!(いやシマウマじゃなかったのかよ(笑))

これは凄いっすね!


しかし、ゼブラに限らずそもそもこのタツノオトシゴですが、星型のヒトデやサンゴが動物だという謎枠生物以上に、名前からも、形状からも、「実在する生き物だったんかワレ!」と思えてやまない神秘的な生物に思えてしまいますねぇ~。

いやこんなのが実在するなら、ドラゴンも実はいるんとちゃいます?とすら思えてしまいますが、西洋の竜(トカゲタイプのドラゴン)ではなく、よりカッチョいいイメージのある東洋の龍(ヘビタイプのドラゴン)を彷彿とさせるのも、何とも「良きかな」って感じといえましょう。


しかし、僕はタツノオトシゴを生で見たことはなかった気がするかなぁ…。水族館とかにいるんですかね…?

日本各地の沿岸部どこにでも生息しているということで、野生のタツノオトシゴなんかにもいつか出会ってみたいものですね。


なお、タツノオトシゴという名前もカッコいいですが、アンさんも挙げてくれていた通り別名としては海馬というものもあり、Wikipediaによるとさらに…

別名はウミウマ(海馬)、カイバ(海馬)、ウマノコ(馬の子、日本各地)、ウマノカオ(馬の顔、富山)、リュウノコマ(竜の駒、神奈川県三崎)、ウマヒキ(馬引き)、リュウグウノコマ(竜宮の馬、和歌山)、ウマウオ(馬魚)、タツノコ(竜の子、高知)などがある

海馬と書いてウミウマと読むんかい!…って点のみならず、ウマノコとかウマノカオとか、もうそれただの馬じゃん(笑)と思えるしゃあもない名前が多いので、タツノオトシゴという神秘的な名前をメジャーネームにした昔の偉い人はいい仕事をしたといえましょう。


ついでに、あんまり関係ないですけど、あといくつか「架空の存在じゃなかったのか!」と思える生物を挙げて今回はおしまいとしましょう。

まずは、僕が子供の頃に日本中で流行っていた(僕が物心つく頃にはもうブームも下火だったかもしれませんが、まさに物心ついたばかりぐらいの頃、TV CMで砂漠を走るこいつを見て、「作り物?こんな不思議な生物がこの世にはいるのか!こいつぁ人生面白そうだぜ!!」とか思えた記憶がありますねぇ~)、エリマキトカゲ

f:id:hit-us_con-cats:20211223065024p:plain

https://en.wikipedia.org/wiki/Chlamydosaurusより

日本語版トップ画像はエリを広げていないクソ写真で、英語版の方もあんまりいい写真じゃなかったですが、まぁこんな変なヤツが南方にはいるのか、面白い…と思える、エラが張っているというかエリマキのようなやつをバッと広げることのある、愉快なヤツですね。

英語名はFrilled Lizardで、「フリルつきのトカゲ」ってそのまんまじゃん、相変わらずテキトー(笑)って笑おうかと思ったら、エリマキトカゲもよぉ考えたら(考えなくても)そのまんますぎて笑っちゃいました。

 

あとは、むしろ「空想と思っていた」を通り越してネットで見るまで存在することすら知らなかったぐらいですが、タツノオトシゴよりさらに名前も見た目も神秘的な、リュウグウノツカイ

f:id:hit-us_con-cats:20211223065153p:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/リュウグウノツカイより

ひぇ~、アメージングウ~!

釣りをする方にはごくごく稀にお目にかかるものらしいですが、僕は釣りもしませんし、当然、生でも施設内に飼われたものでも(Wikipediaによると2018年、沖縄で人工授精・孵化に初めて成功したそうで、当然、飼育も難しそうですね)実際に見たことはありませんけれど、見るだけで幸運になりそうな、まさに神からの使いに思える神々しさですね。

英語はGiant oarfishとかいう冴えない感じで、こちらのネーミングセンスも日本の圧勝といえましょう。

同じくWikipediaには、「人魚伝説の多くはこいつ由来ではないか」といった考察もあり、まさにその通りだろうなぁと思える、とても不思議な生物ですね。


あと生物学的に謎枠といえばカモノハシとかもいますが…

f:id:hit-us_con-cats:20211223065334p:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/カモノハシより

これはまぁ、クチバシが面白いだけで、あとは平々凡々な、しょうもない生き物といえましょう。

写真も冴えませんねぇ。

一応、英語版の方が、よりカモノハシ感はありますかね?

f:id:hit-us_con-cats:20211223065403p:plain

https://en.wikipedia.org/wiki/Platypusより

まぁやはり、こいつは学術的な興味が惹かれるという所が売りで、水棲可能でしかも水かきや強固なクチバシまであり、さらには卵まで産むというのに哺乳類というのが、面白いポイントですね。

なお、哺乳類というのは俗語というか正式な呼び方ではなく、哺乳動物の分類は、例の種・属・科・目・綱・門・界(今更ですが、これは恐らく多くの学生が「しゅぞく・かもく・こーもんかい」というノリで覚えたのではないかと思われます(笑)。僕も狭い順にそう覚えました)という枠組みでいうと、綱(こう)、つまり正しくは哺乳綱なんですね。

高校生物の試験で問われがちな、重要項目といえましょう。

ちなみに生物分類の英語の方は、「種」のspeciesと一番広い「界」のkingdomはなじみがありましたが、その他の用語はあまりそれぞれの対応付けができてない、なじみのない語でした。

でも科がfamilyとか、哺乳綱の綱がclass(哺乳類は英語でmammal、いかにもお母さんにお乳をもらう感じで、ピッタリの語に思います)というのは、分かりやすいですね。


…という所で、「君、実在したんか」生物3選(プラス丸和太郎くん(笑))にも触れてみましたが、やはり生き物ってのは面白いもんですね。

僕の専門は分子生物学なので、個体の動物植物や生態系にはとんと疎いですが、今回コメント最後にいただいていたキノコ、こちらも当初触れようと思っていたんですけど、スペースの都合でこちらは次回にまわすといたしましょう。

次回、キノコの神秘に迫ろう!(ただキモイだけの可能性もあり(笑))

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村